討論アメリカ2


140406
チャンネル桜日本よ今闘論倒論討論
「アメリカはどうなっているか」
出席者
片桐勇治
田村秀男
西尾幹二
馬渕睦夫
三橋貴明
渡邉哲也
水島聡


(引用開始)
二時間目;

・アメリカ景気は好景気に向かってるように見えるが実際はどうなのか。
見た目は確かに良い。
住宅価格は上がっているし、株価はFRBの発行したドルの行き場が無いので上っている。
だが、FRB次第で暴落も有り得る。
暴落した後はドル高円高になり、日本の株価は下がる。
日本の今は97年の消費税増税の時とよく似ている。
今後はまたデフレに戻ってしまうだろう。

・アメリカに次の手はあるのか。
構造的な改革が出来なければ世界に騒乱を起こして解決しようとするのではないか。

・ 2007年サブプライム以降は米中バブル同盟だ。
FRBはそれ以降3兆ドル刷っている。
人民元は3兆ドルのドルの裏付けでそれに合わせて刷っている。
ドルの裏付で人民元を刷っているから、アメリカと中国は運命共同体だ。
これから中国はバブル崩壊を食い止めなればいけない。
GMは中国で売れている。
アメリカの経済パートナーは中国だ。
もし米国債が暴落するようなことがあったら中国のダメージも大きいから、
中国はアメリカを裏切れない。
この米中経済関係を抜きにして尖閣問題など語れない。
共同関係がないのはアメリカとロシアだ。

・アメリカに害を及ぼす人物の財産を凍結できる法律がある。
これはロシアにも中国にも適用できる。
ロシアはヨーロッパにガスを供給している。
日銭が入るから強い。
しかし中国はそれがないからアメリカの方が1枚上手だ。
ヨーロッパはロシアからガスを輸入しているから経済制裁が効かない。
中国に対しては経済制裁は有効だ。
中国の持っている米国債は電子的なものなので簡単にリセットできる。

・日本と中国の間に紛争が生じた場合アメリカは決断を迫られる。
アメリカは核保有国である中国と絶対に紛争を起こしたくない。
紛争が起きれば、日米安保条約はその時点で終了する。
と同時にパックスアメリカーナも終了する。
だからこそアメリカは今日本に対して現状維持を要求している。

・中国に対するアメリカの弱点はビジネスだ。
中国で作られた安い製品をアメリカで売るビジネスモデルが成立している。

・中国の要人たちの金が大量にアメリカに入っている。
その金がアメリカの政治家に流れている。
キッシンジャーなどは中国ビジネスで儲けている。

・中国の最大の弱みは情報だ。
中国の要人たちはアメリカに数十兆円の金を持ち込んでいる。
その情報をCIAは抑えている。
日本の政治家官僚財界の金の動きも把握している。
この情報力が非常に大きい。
平時では問題ないがいざとなったら中国は大変困ることになる。

・アメリカ国内の製造業は回復していない。

財務省国防省国務省それぞれで言ってることが違う。
財務省は金融から、国防省は敵対的に、国務省はビジネス面から発言する。
オバマは指導力がないからバラバラでアメリカがよくわからない原因だ。

オバマの奥さんであるミシェル夫人は中国を1週間訪問した。
人質に出したようなもので通常考えられない。
核サミットの日程とリンクしている。
北朝鮮核兵器の問題が背後にあるのではないか。

プーチンはロシアが復活したのは核兵器ロシア正教だと言っている。
オバマの行動はロシアの核兵器についても考えに入れているのではないか。

・日本が核兵器保有国の北朝鮮やロシアと関係を持つのを恐れているのではないか。

6カ国協議でロシア北朝鮮を取り込めば三対三になる。
アメリカはそれも警戒している。

・ただしアメリカには同盟国日本を核武装して独立自尊をやってほしい、
と考える勢力もある。

・気になる動きがある。
アメリカの議員がかなり日本を訪れている。
日本に来て反中親日的な言動をしている。
アメリカ議会に戦後初めて日本議連ができた。
今年は選挙の年だから議員としてはカネの問題があるだろう。
オバマは4月に来日するがどういう話し合いが行われるか。
アメリカはヒスパニックが勢力を伸ばしてきた。
これを日本のために取り組むことが良いのではないか。
今まで日本に欠けていたのは議員外交だろう。

・今までは中国と議員外交をやってマージンを取るようなことをしていた。

キューバ南アメリカの国々との交際はある。

オバマのアジア訪問はどう見るか。
ニュースを見ると、中国を仮想敵国とは見ていない。

・ヒスパニックはカトリックだ。
ローマ法王は去年グローバリズムと戦え、といった。
世界的にグローバリズムと戦う構図が出来上がっているのではないか。
トリクルダウンと言われる新自由主義の前提となる思想は間違ってる、成立しない、
だからそれと戦え、という文章がカソリックの司教たちに配られた。

・それはプロテスタントユダヤ教もグローバリスト新自由主義者だからだ。
カソリックグローバリズムと戦うという事はそれらの宗教と戦うということだ。

ローマ法王フランチェスコイエズス会出身だ。
イエズス会出身のローマ法王は初めてだ。
これがどのような影響があるか。

ローマ法王庁の金の動きをアメリカは全部把握した。
前法王は任期の途中で退任した。
それに対する怒りがバチカンにあるのだろう。

・ウォールストリート・ジャーナルやNY timesの記事は日本の朝日新聞などが書いている。
それをアメリカの新聞に載せて、逆に「アメリカはこう言っている」と日本で紹介する。
こういうカラクリになっている。
NY timesは中国資本に買収される話もある。
ただしそれを国務省筋は容認してる。

・アメリカは安倍さんを恐れているのでなく
日本の思想界を怖れているのではないか。
日本で1番怖い政治家は田母神さんだ。
チャンネル桜も嫌われている。
それはアメリカが作ってきた何でも言うことを聞く日本を維持したいからだ。

親米保守は反共産党だったが、今はグローバリズムでアメリカと中国共産党が結託している。
少なくとも言えるのは保守は反共じゃなく反グローバリズムだ。
そしてアメリカ国内にも反グローバリズム勢力があるから、
アメリカが怖れているのではなく、アメリカのグローバリストが日本の保守を怖れているのだ。

オバマが変わればよくなるだろうと親米保守は言っているがそうはならないだろう。

・アメリカの国民の90%は日本に興味がない。
それが偏向した新聞記事を読んで本当だと思うのが問題だ。
日本は徹底した広報活動を始めないといけない。

自民党の広報担当者は謝罪派だからよくない。

・日本のメディアが安倍さんの発言をゆがめて世界に報道している。
あれから直さないといけない。

・インターネットの普及によって口コミ情報が広がるようになった。
メディアのユダヤ人支配や票とカネの問題が良い方向に変わるだろう。
金でメディアを動かして票を集めることが効かなくなってくる。
世界中でこのようなレジームチェンジが起きている。

・これからは情報が非常に重要だ。
日本は未だその点は遅れている。

共産党中国のモデルはアメリカだ。
徹底的にアメリカの真似をしている。
核兵器、海洋大国、宇宙開発、無人機など全部アメリカの後追いだ。

・アメリカはそれを大いに手伝っている。
シリコンバレーなど米中が結託して開発している。
中国市民に対するネット盗聴技術は全部アメリカから行っている。
中国通信技術会社は日本にも進出しており日本の情報は筒抜けになっている。
中国はアメリカ化しようとしている。

・中国のパソコン会社の製品を使うと全部情報が中国に流れる。
防衛省やミサイル技術は全部中国に流れている。

・アメリカの税収は増えており、経済は順調なようだ。
問題はインフレが起きないことだ。
米国債が暴落して金利が上がると大変だ。
アメリカが日本に要求することは米国債を買うことだ。
アメリカの金融市場を安定させドル安定させることに協力させられる。
中国も米国債を買っているが日本ほどの信頼感はない。
アメリカのファイナンスのlast resortは日本しかない。
いくら民主党政権でもそれははっきりわかっている。

・そういうことなら日本は経済的にno2であることが必要だ。

・日米同盟はアメリカに都合の悪い日本を起こさせない、というためのものだ。
軍隊を置いているのだから当然のことだ。
今後も日本は占領下に置かれる状況だろう。
中国とは軍事的に緊張関係がずっと続く状態だ。
こういう状態と世界のグローバリズムナショナリズムの戦いが重なって複雑になっている。

・今度ウクライナに必要以上の巨額のカネを出した。
最初は中立的立場と言っていたが、アメリカに脅かされて出したものだ。
日本はそういう国なのだ。
TPPの問題もそういう面がある。
軍事占領されておりメディアも全部向う側だ。
今後日本の軍事基地がすべて撤去されるようなことも考えておく必要がある。

二時間目終