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140406-3
チャンネル桜日本よ今闘論倒論討論
「アメリカはどうなっているか」
出席者
片桐勇治
田村秀男
西尾幹二
馬渕睦夫
三橋貴明
渡邉哲也
水島聡
(引用開始)
三時間目;

 

トヨタはアメリカ司法省に対し制裁金1,200億円支払って四年越しの問題を解決した。
2011年にブレーキなどの問題はなかったと米国運輸省が発表しているにもかかわらず、
制裁金を支払った。
電子部品に欠陥はなく、無実なのに支払った。
GMは本物の欠陥でたくさんの人が死んでいる。
GMを叩く前にトヨタを叩いたのだろう。
今度の中間選挙は今のところ民主党優勢だがGMが問題になるとわからなくなる。
共和党が上下両院を制するとオバマは何もできなくなる。
今後2年間任期が残っているが無力化したらかなり危険だ。
日本にも影響大きいだろう。

・TPPの背景にGM問題がある。
下院の民主党は交渉権限をオバマに与えていない。
民主党の背後に自動車労連がある。
自動車労連はすなわちGMだと言って良い。
アメリカの自動車の業界は大型車を作ることで保たれてきた。
SUV(四輪駆動車)をトラックに分類して関税率25%にしている
TPPで関税率を0にすると自動車産業が潰れてしまう。

・TPPは民主党である与党は反対し、野党である共和党は賛成だ。
リーガルサービスなどは共和党系が推進している。

中間選挙の結果でオバマは無力化するかもしれない。
唯でさえ無能だといわれるオバマが無力になったらシナの暴走が心配だ。
経済も弥縫策を続けている。

・当面は経済面で補完関係にある中国に対しては強い態度に出ないだろう。
尖閣諸島に対しても運命共同体であるシナに対して、
せいぜい「引き上げろ」くらいしか言わないだろう。
そうするとその周辺は紛争地域ということになる。
紛争地域になると日米安保条約の適用外になるだろう。

・世界中で反ナショナリストキャンペーンが起こっている。
ドイツの新聞は反日の記事をかいている。

・アメリカはアメリカの国益で動いている。
アメリカが日本のために動いてくれるという事は無い。
トヨタの問題はトヨタが和解に動いたので欠陥を認めたような形になった。
何の問題もないということで決着していたのに、
叩けば引っ込むパターンが出来てしまった。

・アメリカの選挙はテレビコマーシャルを使えるのが大きい。
そこで非常にお金がかかる。
献金は無制限に出来るからどうしても金の力で結果が決まる。
これを資本主義的民主主義という。

・アメリカが70年かけて作った日本の体制に対抗するのはかなり辛いことだ。
軍事基地もたくさんあるし言論では無力だがそれでも少しづつ変わっていく。
具体的に行動していかなければならないが、
その時に言論活動で正しい方針を決めて行くのは非常に重要だ。

・今の日本の体制はかなり絶望的なものであることは確かだ。
しかしアメリカの軍事基地は空洞化してるし、
レジュームチェンジも少しずつ起きている。
日本の国富は3,500兆円ある。
こういう有利な点を計算していかに日本を有利な方向に持ってくか、
考えるべきだ。
今問題なのは日本のビジョンが安倍政権の中にも政治家にもいない。
言論界の役割は重要だ。

・アメリカの軍事基地はすでにアリューシャン列島、ハワイ、
オーストラリアの線に後退している。
アメリカは沖縄基地問題にも日本の集団的自衛権問題にも関心がない。
防衛線を下げてるから日本に対して興味がなくなっている。

・武器輸出3原則を撤廃すること、非核三原則を撤廃すること、
自衛隊をネガティブリスト化すること、防衛費の1%枠を撤廃すること、
憲法改正しないでもこれらをやれば自主防衛ができる。
それを政治家も一般国民の知らなければならないが、知ってる人が少ない。

・昔は韓国の悪口を言ったらテレビに出られなかった。
今は韓国の悪口は大いに売れている。
時代はどんどん変わっていくから絶望する必要はない。

ルーズベルトの戦争責任はアメリカの歴史学界にも通念になっている。
昔日の観がある。
日米戦争前夜の状況認識が戦勝国であるアメリカと敗戦国である日本と一致してきた。
これは非常に大きな現象だ。
ぴったり一致したという事ではないが方向として大体同じ向きになってきた。
我々敗戦国は教育や法律や言論界で抑え込まれてきたが、
それが胡散臭いものだということがわかってきた。
この認識がまだオバマなどには無い。
ドイツとアメリカの間ではこういうことは起きない。
ドイツは絶対悪だが日本に対するアメリカの戦争目的が曖昧だと言う考えがある。
アメリカは日本に何か不当なことをやったのでは無いかと言う気持ちがある。
そこはアメリカ人にドイツと日本は違うという認識の元になっている。

・言論人の役割として日本人は民度が高い。
日本国民の精神武装を助ける意味で言論人の役割は大きいのではないか。
迂遠なようでも力を発揮すると思う。
今国民は何かおかしいと考えている。
国民に対して訴えてく事は大変重要なことだ。

・状況は絶望的だが、勤勉で宗教心もある優秀な日本人がいることは非常に大きい。
アメリカもそれに気が付いているのではないか。
もし日本が自主独立して核兵器など持ったら大変だと思ってるだろう。

慰安婦問題に対するアメリカの対応も大分変わってきた。
アメリカ自身朝鮮戦争ベトナム戦争慰安婦問題の傷を持っている。
日本もベトナムなどで具体的事実を収拾すべきだ。

靖国神社参拝に対してアメリカは「失望した」といった。
これで日本国民は「なぜだ」と思った。
ウクライナ問題でも以前は一方的にロシアが悪いと言われただろう。
今はそうでは無い。
時代は今グローバリズムからナショナリズムに動く過渡期なのだろう。
あまり諦める必要は無い。
アメリカもチャンネル桜を嫌うのはそれが見えている人がいるからだろう。

・中国韓国アメリカから嫌われている事は良いことだ。
日本人はアメリカとも中国とも欧州ともキリスト教徒も違うのだ。
日本は孤立した文化でそれでいいじゃないか、ということだ。

・問題なのは日本の政治家や官僚がグローバリストで、
日本は内需大国であることを知らない。
特に今の官僚は国家観をなくしていて経産省国土交通省
グローバリズムで移民を受け入れようとしたりしている。

・日本は生産主義だがグローバルリズムはものを動かして金儲けしようとするものだ。
日本人の本質にある経済観、倫理観に合わない。

・外国はハンティング狩りの思想だ。
日本人は農耕民族だから育てましょうと言う考えだ。

シェールガスは典型的な焼畑農業だ。
3年位で枯渇するからどんどん移っていく。
アメリカ人はもともとやってるから平気だ。

外資を呼び込むと言ってる人がいるが根本的に間違いだ。
日本は22年連続純債権国だから外資を呼び込む意味がない

・そういうことを言う奴は外資の手先だ。
IMFの緊縮財政も同じだ。
緊縮財政と言うのは外資を入れろということだ。
これでやられたのは韓国だ。

・日本はヨーロッパのある部分では近いところがある。
イタリアやフランスの田舎文化に似たところがある。

・ヨーロッパも日本も自然国家だからだ。

・日本はそういう良いところが崩壊してきている。
いかに地元の商店街を進行させるか、
大きなスーパーができて地元の店が潰れてしまった。
田舎とか故郷というものを消そうとしてきた。
潰してのっぺりしたとした日本にしようとしている。

・安倍の成長戦略はよくない。

・ヨーロッパは規制がしっかりしてるからそういう良いものが残っている。

・各地のニュータウンは買い物が出来なくなって崩壊してしまっている。
あそこに移民などが住みついたら非常に危険だ。

・日本に対するグローバリズムにどう対抗するか。
グローバリズムはアメリカに言われてやってきたことだ。
いかにグローバルリズムを少なくするかということが大事なのだが、
安倍はそれを経済特区などで強力に推進しようとしている。
とんでなどないことだ。

経済特区発展途上国が行う政策だ。
日本でやるような政策でない。
問題なのはこのような政策は自民党の議員さん抜きで行われていることだ。
諮問会議の民間議員がやっている。
労働者の雇用の規制緩和はパソナの会長である竹中さんの利益のためにやるのではないか。
アメリカの資本家のロビー活動と同じだ。

審議会方式は令外の官の制度で民主主義では無い。
政治家は政治資金規正法で規制されている。
民間議員は外国からお金もらっててもわからない。
諮問会議の議事録を発表すべきだ。

・人材派遣会社の社長が人材派遣の事を議論する会議のメンバーになるべきでは無い。
李下に冠を正さずだ。

・今外交政策を仕切っているのは国家安全保障局の矢内さんだが、
価値観外交と称して日本とアメリカは価値観を共有しており中国は価値観が違うというが、
日本とアメリカが価値観が同じという幻想に囚われていては自立した外交はできないだろう。
制度的に資本主義や民主主義体制などを共有しているだけだ。
価値観は全然違う。自然観祖先感など全く違う。
日韓の価値観は同じだなどというのも間違っている。


三時間目終


(引用終了)