一日一冊紹介1407-13-475-7/22メルマガブログ転送

メルマガ【一日一冊】

(私のコメント)

前回も紹介した通り、このメルマガは毎日一冊本を要約して紹介してくれるものだ。
本を毎日一冊読むというのはなかなか大変だ。
本は読むと残念ながら大概忘れてしまう。
せいぜい印象に残ったフレーズやキーワードが残るくらいだ。
しかしそれでも沢山本を読む事は大切だ。
人の受け売りだが人生をどれだけ濃く生きたかと言う事は、
どれだけ本も読んだかということに比例する。
たくさん考えられるように沢山読む、わけだ。
そこで、このメルマガのように要点だけ紹介してくれるのは有難い。
結果的にフレーズなどが残れば、その本を読んだと同じような効果だ。
そして、もっと知りたい、と感じた本だけ買って読めばいい。
また、著者が優れた人だと思ったらその人を追いかけて何冊も読んでもいい。
自分だけの了見で闇雲に乱読してもたかが知れている。
その点で読書するのに助かっているメルマガだ。
以下は要約から更に自分が興味を引いた部分だけピックアップしたものだ。
これを覚えておけば殆ど読んだも同然になるだろう。
簡単なメモなのでいまいち内容が分からないかもしれない。
その時は本の題名で検索して下さい。
アマゾンで検索すると書評などが出ているからそれを読めば大体わかります。
便利な世の中になったが、こっちのアタマがついて行けないだけが困りモノだ。
なお「」はほんの題名、()内は私の感想コメントです。


(私のコメント終)


(引用開始)

1.本の題名「疲れる相手の話をきちんと聞く49のコツ」


(精神科医が書いた本。
精神科医は患者の話を聞くことから始めるので話を聞くプロと言える。
ただし、精神分析は効果が無いか悪くなる、と言われているから注意。
精神科も薬で治す様になってきたようで、その方が対話より良いだろう。)

 

・ 相手が楽しそうであれば、楽しそうに聞く。
 相手が深刻であれば、深刻に聞く。
 共感する、傾聴する・・・ なんだかコーチングのようですね。
・コミュニケーションは聴き始めが命
・表情・姿勢・声量で共感を示す
・話を早く切り上げない

・あなたに興味を持っていますを相手に伝える

・否定の接続詞は使わない、言訳をしない。

・相手の話は親身になって聴く、アイコンタクトは取り過ぎない。

・カウンセラーを目指さない。

・うかつな前置き、余談、体験談はしない。

・相手が楽しい話をしていれば自分も楽しい顔をする。
 深刻な話をしている時には深刻な顔をする。・・・
 基本的には鏡のように振る舞っていれば 問題はありません(p20)

・皆さんは、後輩や部下から不平不満をぶつけられた 経験はあるでしょうか。
彼らも、誰にでも見境なく 文句を言っているわけではありません。・・・
 不満をぶつけられたら、むじろ「選ばれた」と 思いましょう(p168)


・話を聞き終わった後に、念押しで
 「他に話していないことはありませんか?」 と確認することは重要なポイントです(p30)


・「自己開示」で会話を滑らかに・・・
 出身地や趣味、苦手なものなど自分に関する情報を オープンにすることで、
相手が同じ土俵に上がってくる可能性があります(p77)


2.本の題名「日本自立のためのプーチン最強講義」

(この本は外交官として長くモスクワに駐在していた人の本。
外交評論家は大体アメリカで勉強してくるから、アメリカ視点が多い。
同じようなことをいうのであまりおもしろくない。
だが、この著者のようにロシアからの視点で解説するからユニークで面白い。)

・『戦わない』のが一番いい。
 それでも戦う羽目になったら、仲間をたくさん集めて、相手にあたる。
 『孤立=破滅』と心得るべし。(p62)

・国家自立の肝は、「経済」と「エネルギー」と「食料」です。

経済対策としては、 不況・デフレの脱出が必要。

食料については、自給が基本。

そして、エネルギーについても、 日本は、96%を輸入しており、 非常に脆弱です。

 そうした中での原子力発電所の事故で、 さらにエネルギーの価格が上昇してしまっている。

・ロシアの所得税は、12%、20%、30%の三段階でした。
 プーチンはこれを2001年から、一律13%に統一・・・
 なんと、個人所得税収は・・増加したのです・・・
 サッチャーはこれを、25%と40%にまで引き下げ・・・
 レーガン大統領も、二度の大減税を実施。・・・
 在任中に税収が76%も伸びました(p267)


・日本には今まで、二つの「史観」があった。

一つは、ご存知「自虐史観」。日本は悪い国、日本人は悪い民族である。

もう一つは、「脱自虐史観」。
日本は悪い国ではない、日本人は悪い民族ではない。
もっと自分の国、自分の民族に誇りをもとう!
そして最近、特に国難3.11後、「脱自虐史観」の人が急速に増えている。

しかし、「自虐史観をこえることは大事だが、それだけでは十分ではない!」


「戦前の日本人は、『自虐史観』をもっていなかった。
なぜなら、日本を『神の国』と信じていたからだ」
しかし・・・、

自虐史観をもっていなかった日本は、それで戦争に勝てましたか?」勝てなかった。

だから、「戦前の体制に戻せばいい!」というのは、愚かだ。

では、筆者の示す、「第3の道」「脱自虐史観後」とは何か?

それは、「第2次大戦で負けた理由を徹底的に分析しましょう」ということ。

まず、自虐史観を超越し、その後、敗戦理由を徹底的に分析する。

もちろんそれは、「過去」のためではない。

「現在」と「未来」のためである。


(戦前と戦後の歴史をつなぐ事は非常に重要だ。
この点でこの作者の言ってる事は共感が持てるし正しいと思う。
敗因を徹底的に分析してそこから教訓を学び次に活かしていく。
そうすれば歴史は繋がってくる。
戦後は日本人や日本の歴史は全て悪いと全否定してしまったから帰って無責任になった。

現在の日本は戦前と戦後が分断されているが、連続して考えることが重要だ。
戦前と戦後は繋がっているのだ。
今でも日本はシナ、ロシア、アメリカと大国に囲まれてそれらの国と戦う運命にある。
だから、戦前のように3カ国全部をまとめて相手にしてしまうような愚かなことは避けるべきだ。
まずアメリカとは同盟し、ロシアとは友好関係を結び、シナとは対決する、というような対策が必要だ。
こういう事は戦前の歴史を学べば簡単に分かることだ。
それを絶対平和主義などを極端に掲げてしまったから訳がわからなくなるのだ。)

 

3.本の題名「気まずくならない雑談力」

・会社で部下から慕われて「あの人についていきたい」
 と言われる上司は、仕事ができる人ではありません。
 単に、コミュニケーションが上手な人です

・相手が見ていることを ネタにする。
相手の興味のあることをネタにする。
相手の興味を見つけることが得意なのです。

・やはり、本音は雑談や、飲み会でしか出てこない。
飲み会ばかりはできませんから、
 雑談が大事になるのでしょう。

(雑談というのは非常に大切で、自分が上機嫌で害意がないことを知らせる意味でも必要。
何かの集まりで、気まずくさせないことも大事だ。
昔の人が礼儀をやかましく言ったのは人とのつながりをうまくやりたいためだ。
雑談するのが礼儀にかなっている場合もあるのだ。

大阪の人は電車の中でタマタマ乗り合わせた人と雑談で親しくなってしまう。
あれは雑談エネルギーと言うようなものであろう。
プライドが邪魔するような人とは程遠い気さくで明るい上機嫌の技だ。
話している内容は家族のこととかたわいない物だが意気投合している。

しかし雑談は何も長々とやる必要はない。
挨拶などもその意味で雑談に入る。
猿が毛づくろいでコミュニケーションを取って仲良くするのをグルーミングというが、
雑談というのはこれに当たる。
仲良くするための雑談は自然で心からでないとだめだから、技術として磨く必要がある。
貼り付けたような笑顔は見破られる。
技術、技として磨く点では上機嫌の修行とよく似ている。)