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新世紀のビッグブラザー三橋貴明ブログ
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/

(見出し)
朝日新聞と自虐主義」

(引用開始)

 

(前略)
 朝日新聞と「その周囲」が引き起こした「いわゆる従軍慰安婦問題」は、そもそもなぜ生じたのでしょうか。
 

 植村隆元記者は1991年8月11日の記事で、なぜ金学順の証言について、
 「いかにも、日本軍に強制連行された風に」
  書き、彼女が元々売春婦だったこと、義父に連れてこられたことを書かなかったのででしょうか。
 

 あるいは、吉田清治が「私の戦争犯罪朝鮮人強制連行」(83年)において、なぜ、
 「43年に軍の命令で済州島で挺身隊として慰安婦を強制的に狩り出した」
  などと、嘘八百を書き、その後、様々なメディア、講演で証言をしまくったのでしょうか。
 

 植村隆は、韓国の太平洋戦争犠牲者遺族会の幹部の娘婿でした。つまり、妻が韓国人でした。太平洋戦争犠牲者遺族会遺族会は1991年(1991年!)12月6日に慰安婦3名を含む原告35人で東京地裁に「補償」を求めて日本政府を提訴。2次原告(92年4月13日)として、元慰安婦6名が参加しました。
 

 ちなみに、上記遺族会の裁判で訴訟原告代理人を務めた弁護士の一人が、福島瑞穂です。
  上記裁判は、04年に原告の敗訴が確定しています。
 

 吉田清治は、慰安婦の強制連行という「嘘」をでっち上げたおかげで、様々なところから講演に呼ばれるようになります。すなわち、「強制連行された可哀想な朝鮮人慰安婦(実際には一人もいないのですが)」に対する謝罪ビジネスを始めたのです。吉田は韓国でも大変人気を呼び、訪韓時の講演にはたくさんの人が集まり、本も翻訳され、ドラマも作られます。
 

 上記の通り、植村隆にせよ、吉田清治にせよ、別に慰安婦の方々を気の毒に思っていたわけではなく、単なる「政治目的」「補償目的」「ビジネス目的」で虚偽情報の拡散をしたのではないか、という疑惑をもたれても仕方がないほどの胡散臭さなのです。
それはそれとして、そもそも彼らが、
 「なぜ日本を貶める(しかも、無実の罪で)情報を拡散できるのか?」
  という点について、突っ込んで考えてみたいのです。
 

 それはまあ、戦後の自虐教育により、「日本が悪い」という誤った固定観念を植え付けられたためなのでしょう。そして、なぜ戦後の教育が「日本が悪い」という自虐教育を推進したかといえば、日教組というよりは、その後ろにいる(いた)GHQ、ソ連中共等にとって都合が良かったためだと思うのです。
 

 何しろ、日本人は人が良いので、
 「お前が悪いんだ!」
  と、言われると、勝手に罪悪感、加害者意識を持ってしまいます。この罪悪感、加害者意識というのは厄介で、一度頭にインプットされてしまうと、その後は相手の理不尽な要求に抗えなくなってしまいます。
 

 日本国民が「日本が悪いことをした」と思い込むと、外国が多少(自国の国益のために)無理難題を押し付けようとしたところで、逆らえません。あるいは、逆らおうとすると、
 「日本だって●●したじゃないかっ!」
  と反撃され、恐らく日本人側は口をつぐみます。これでは「国益のための外交」も何もあったものではありません。(人権侵害救済法案等も同じ構図です)
 

 そして、戦後の自虐教育を受けた日本人の一部は、むしろ「日本が悪いと主張することが快感」になるような心理状態に至ったと思うのです。植村にせよ、吉田にせよ、嘘情報で日本を貶めるとき、恐らく「快感」を感じていたのではないでしょうか(さすがに、この部分は想像)。
 

 自国について悪く言うことに快感を覚えるような国民が多数派になった国。
外国にとって、これほど扱いやすい国は無いでしょう。

***(中略)
上記、自虐主義という「病」を治すには、どうしたらいいでしょうか。簡単です。
  とりあえず、先入観を消し去り、
 「日本国は2000年を超える素晴らしい歴史を持つ」
 「日本の国民経済は成長し、国家は繁栄することができる」
  との「仮説」を設定することです。その上で、仮説を検証する情報を少しずつ集めようとすればいいのです。すると、「逆の仮説」を裏付ける情報が、恐ろしく歪んでいることに気が付くでしょう。
 

 というわけで、わたくしはブログや著作、講演、メディア出演等で、「日本は悪い国」「日本はダメな国」という「逆の仮説」をひっくり返す「正しい仮説」を提示して差し上げているのでございます。わたくしの著書等を読むのみで、自虐主義から解き放たれるとは言いません。それでも、新たな「仮説」(もしかして、○○なのか・・・・?)を設定することにより、人間は自虐主義という思考停止状態から解き放たれる可能性が生じるのでございます。
 

 そして、歴史にせよ、経済にせよ、この「自虐主義」こそが真の意味における戦後レジームの正体なのだと思います。日本国民が戦後レジームから解き放たれるのは、いつのことになるでしょうか。もしかしたら、わたくし達が生きている間は来ないかも知れません。
 

「それでも、やれるのか?」
  ということを、現代に生きる日本国民は問われているのだと思います。わたくし達のご先祖様や、これから生まれてくる未来の日本国民に。
  
 


 


 

 

 


***(後略)

 

(引用終了)

 

(私のコメント)

>日本国と我々の祖先の名誉は回復されません。…(昨日)
>「自虐主義」こそが真の意味における戦後レジームの正体…

田原総一朗はアカヒ捏造嘘聞を批判してはいけない、それはナショナリズムだから、という。
つまりアカヒの捏造反日よりナショナリズムの方が悪い、と言っている。
彼にとってナショナリズムほど悪いものはない、それさえなければ良い世の中だ、という考えだ。

このナショナリズム悪玉論と三橋さんがおっしゃる自虐主義は同じものであり、
これが是正されない限り日本はダメだろうと私も同感だ。

更に田原の言い分を聞いてみると、ナショナリズムがいけないのは、
それを使って大東亜戦争をやって負けたからだ、という。
負ける戦争をやったから我々の祖先は悪、それを殺したアメリカは正義、というわけだ。
つまりアカヒの捏造行為は、「アメリカは正しい、日本人の父や祖父は悪」
と言う彼らの「正しい」思想の元では正当化されるのだ。
自虐主義、戦後レジーム、反ナショナリズム、等、言い方は変わるが
これらの根っこに敗戦を引きずって居るのではないのか。

ここを再吟味して整理しないと日本人は先に進めないように思われる。
長谷川三千子先生はここに切り込んでいる数少ない哲学者だ。
新刊著書の「神敗れ給わず」などを読んでみると推理小説を読むように面白い。
私なんかのアタマではよく分からない所もあるけどね。
「うまくいけば神様のおかげ、ダメなら自分のせい」と教えられたから神が負けるなんてピンと来ない。
さて、彼女の言うには世の中「勝ったり負けたり」は世の常のことで、
生きている限り負けるときも当然ある。
その時どうするかと言うと「次に勝てばいい」だけなのだ、という。
大山康晴将棋名人は「負けたら原因を徹底的に考える、そして忘れる」といった。
負けたことより次の勝負が大事なのだ。

「勝つぞ勝つぞ、今日は負けても明日は勝つぞ」が世の常識なのだが、
そうすると困るのはアメリカだ。
その常識でいけば戦勝国のアメリカは枕を高くして眠れない。
いつ何時「倍返しだ」と原爆が四発も飛んでくるかもしれないんだから戦々恐々だ。
そこで、徹底的に相手側の精神改造洗脳を行って自己否定を植え付け、永久敗戦を目指した。
彼女の話の受け売りだが、
実は第一次世界大戦では天文学的賠償で永久敗戦を固定化しようとして失敗した経緯がある。
その教訓から第二次大戦では日本に対し洗脳が行われた、という。
(ただ私見だがアメリカはチェロキー族の絶滅など征服民族の処理には何度もやって慣れているのだ)
そして日本は負けたトラウマをアメリカの洗脳に掛かったフリして寝返ることによってごまかそうとした。
この2つと戦前からのマルキシズムが重なったのが戦後レジームだ。
その戦後レジームが崩れるのをアメリカを始めとする戦勝国は心配そうにじっと見ているのを忘れるべきでない。
官房長官はアカヒを追求しない、というが背後のアメリカを見ているからだろう。
となると、戦後レジームを打破して田原の嫌うナショナリズムを確立させることは至難の業に思える。
だが、会沢正志斎が「新論」を書いた時もトーマス・ペインが「常識」を書いた時も
当時の状況や民心からすると至難の主張だった。
だが何十年後かに維新の大業は成り、アメリカも独立した。
それを思うと三橋さんがおっしゃることも「必ず出来る、日本人は自虐から解き放たれる」と断言できるのだ。
韓国朝鮮アカヒが日本を叩くが、あれは「日本よ目覚めよ」と叩いてくれていると思って、
「何を負けるもんか」と叩き返さないといけないのだ。
何も韓国とドンパチやれと言っているのではなく、時代は超限戦だから手段はいろいろだ。
それから先のことは先に行って考えればいい。
保守は漸進主義だから迂遠なようだが当面はアカヒ退治が目標ですね。


(私のコメント終)