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1507-12-732-7/16メルマガブログ転送安保法案衆院可決

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超個人的美学

(見出し)
安保法案衆院で可決

(引用開始)

(前略)
私は、現在の集団的自衛権行使容認推進派の連中は、決定的な勘違いをしているなと思える点が二つほどあると思っています(本当はもっとたくさんあるのですがw)、一つはそもそもアメリカは自衛のために日本の軍事力なんて必要としていないという点です。かつては、「アメリカ以外の全ての国家の軍事力を足し合わせた戦力よりアメリカ一国の軍事力の方が強大だ」などと言われていた程で、そのような国家に対して総力戦を仕掛ける国家などあるワケがありません。

 そうなると、アメリカが日本に集団的自衛権の行使を認めさせようとする目的は、中東やら東アジア地域への介入のために日本に手伝ってもらうことであって、ならば、はっきり言ってアメリカの世界戦略のために日本が手を貸す必要なんてそもそも無いワケです。要は、イラク戦争のような世界で孤立するような戦いに日本を巻き込んで、「アメリカの単独の軍事行動ではないですよ」ということをアピールするために日本を巻き込むのが目的なのであり、こんなもんのために自衛隊の隊員の命をかけさせるなどというのは、全く馬鹿げているとしか言いようがありません。

 それから、もう一つは、別に日本が地球の裏側まで自衛隊を派遣してアメリカのご機嫌を取ったところで、そんなことと尖閣諸島武力衝突が起こった時にアメリカが日本と一緒に協力して尖閣を守ってくれるかは全然関係ないのだということ。

 その証拠に、日本はイラク戦争に協力してイラクまで自衛隊を派遣しましたが、だからといって、アメリカは今まで一度として尖閣で衝突が起こった時に防衛に協力するとは一度も言ったことはありませんし、それどころか尖閣における日本の領有権すら認めていません。

 集団的自衛権行使容認派の連中が好んで使うのが、「アメリカの危機の時に何もしなければ、もし日本が危機になった時にアメリカが助けてくれるはずがない!!」という一見もっともらしく聞こえる理屈ですが、少し考えてみれば、これも全くの詭弁であることが理解できます。

 尖閣武力衝突が起こった時に、アメリカが尖閣の防衛が自国の極東軍事戦略上重要であると判断すれば、共同で武力攻撃に対処するでしょうが、「あんな小さな無人島のために自国の海兵隊員の命を犠牲にすることは出来ない」と判断すれば何もしません。それは、日本がアメリカの戦争に協力して地球の裏側まで自衛隊を派遣したところで変わりません。

 最後にまとめると、集団的自衛権の基本は共通の脅威と自国の国益であるということです。それを勘違いして、あたかも小学生のお誕生日会か、クリスマスパーティーのプレゼント交換でもあるかのように、「この前はアメリカちゃんの戦争に協力してあげたんだから、こんど僕が戦争になった時には助けてね」なんて次元で考えているから、日本の自称保守派の連中はいつまでもレベルが低く、馬鹿にされ続けるんですよ、と。

 アメリカは、自国の国益で軍事力の行使の判断をします。ですので、当然日本も自国の国益のために軍事力を行使を決定するのだと考えるでしょう。そんな状況で、アメリカに媚を売る目的で、日本と直接的に関係のない戦争に恩着せがましく参加して、「じゃあ、今度困ったときは軍隊を派遣して助けてね♪」なんて言ったところで、相手にされるわけがありません。そもそも、アメリカはそのような行動原理で軍事力の行使の判断をしていないのですから。それを「私をやっつけようという不良が(一緒に下校中の)アソウさんに殴りかかれば私も対応する」などというお友達感覚で喋ってしまうバカバカしさと精神の幼稚さ、さらにそんな下らない説明を聞いて納得してしまうような脳みそが回転してないバカが大量にいることこそが安保の切れ目以上の日本の危機であるといえるでしょう。

 

(引用終了)
(私のコメント)

日米同盟というが、同盟というのは同じ目的や両者の敵が同じ場合に行われるのだ。
だが、日米同盟は両者の思惑がぜんぜん違う、というのが本質だ。
だから上記のような話が出てくる。
アメリカは日米同盟を日本が二度と逆らわないようにするために結んでいるだけだ。
日本は平和憲法を守るために結んでいる。
平和憲法日米安全保障条約は表裏一体のものだ。
ところが、アメリカの衰退とシナの勃興で日本の平和にほころびが出来た。
つまり、平和憲法をも守ろうとすると、どうしても衰退するアメリカを助けなければならなくなった。
そして気がついたらアメリカを助けたとしても平和憲法を守ることをアメリカにやってもらえない、
という疑いが出て来た。
平和憲法を守るためには積極的に戦争をしなくちゃなんない話になってきた。
戦後の日本がドップリ漬かって来た平和の池の水がなくなっていくようなものだ。
つまり、時代の変化に今遭遇しているのだ。
あるいは別の例えで言えば、動物園のオリの中で平和に暮らしていたら、オリが壊れて外敵が自由に入ってこれるようになった状態だ。
つまり、アメリカが作ったオリは中の動物が出て行かないようにするためのもので守るためのものでないのだ。
アメリカに取ってはオリの中で朽ちて死んでくれると良い、というほどのものだ。
別に助けてほしいとも思わない。
日米同盟と言っても両者の考えは全く違うのだが、日本人はそれを勘違いしている。

風雲急、面白い世の中になった。
(私のコメント終)