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2015年09月11日 公開

小林弘幸(順天堂大学医学部教授)

(見出し)
健康管理の決め手は自律神経と腸内環境

(引用開始)

(前略)
・身体の疲れを防ぐ2つのポイントとは
とりわけ重要なのが、睡眠のとり方。できれば毎晩七時間、少なくとも六時間は眠らなければ、何らかの不調が出てくるという。
 
「良い睡眠をとる秘訣は、起床後すぐに日の光をあびることです。人体を形成する60兆個の細胞には、一つひとつ『時計遺伝子』というものが組み込まれています。光を浴びることによって、この遺伝子のスイッチが入り、目が覚めるのです」
 
このスイッチは、入ってから約16時間後、つまり夜になると眠気が出てくるというしくみも持っている。従って、毎日同じ時間に朝の光を浴びることが、起床と就寝の自然なリズムを作ることにつながる。
 
「なお、朝食も時計遺伝子のスイッチを入れるのに有効です。少量でも何か口にすることで胃腸も動き出します」
・腸内環境を劇的に改善するためには?
もう1つのポイント「腸内環境」は、体内を巡る血液の質と深くかかわっている。
 
「腸内環境が悪くなると、老廃物や毒素が血液に入り込み、ドロドロの状態で流れることに。そうなると細胞に栄養がいきわたらず、疲労感や倦怠感の元になりますし、血管障害や脳卒中心筋梗塞などのリスクも高まります。
さらには、メンタル面での悪影響も。胃腸の具合が悪いとストレスレベルが上がり、睡眠の質も悪くなります。食生活を整えることで、弊害を元から絶つことが必要ですね」
 
 腸の状態を改善するには、何よりも食物繊維を摂ることが決め手、と小林氏。
 
「人体には1日25gの食物繊維が必要ですが、現代の日本人の摂取量は10g未満と、非常に不足しています。
 根菜や海藻類、キノコ類などを積極的にメニューに取り入れ、ときにはサプリメントを活用するのもいいでしょう。もちろん、水分をこまめに取ることも忘れてはいけません」


・35~45歳の過ごし方が重要となる
 
体質変化の時期には個人差があるが、誰にも共通する「節目」もある。
 
「体力や体調の変化を考える際、30代・40代という区切り方をすることが一般的ですね。しかし本当は、『5のつく年』で区切ったほうがいいのです。
 『30代に入っても元気でバリバリ働けている!』という人は珍しくありませんが、そうした人たちも35を過ぎると、次第に無理が利かなくなってきたのを感じるはず。なぜなら本当の曲がり角は35歳だからです。
 同じく45歳も節目のタイミングです。さらに疲れが出やすくなり、メタボや生活習慣病に悩む人も増えてくるでしょう」
 
35歳から45歳という年齢は、いわゆる「働き盛り」の時期にもあたる。
 
「仕事上の責任ややりがいが増していく一方で、体力は低下していくのが難しいところです。
 衰えをいかに食い止め、どのような働き方をしていくか――この10年のライフスタイルをどう構築するかがその後の人生を決める、と言っても過言ではないでしょう」
 
そのライフスタイルには、主に2種類あるという。
 
「35歳から45歳にピークを置いて全力投球するか、45歳以降にピークを置いて今は知識を高めたり人脈を築いたりする準備期間と捉えるか。どちらを選ぶべきかは、職種によっても違ってくるでしょう。
 公務員や研究職、大企業の社員など、大きな組織に属する人は後ろにピークを置くケースが多数派です。しかしIT企業なら、30代の経営者も珍しくありません。目まぐるしく趨勢の変わる分野に身を置いているなら、早々と動く必要があります。
いずれの場合も、年とともに衰える身体を視野に入れ、負荷の少ない生活スタイルを確立することが必須です」

 
(中略)

・メンタルの充実もまずは身体から
 
身体の状態や日中の行動を記録して検証し、トータルに改善・向上させていく――という方法は、精神状態にも好影響を与える。
 
「身体とメンタルは深くつながっています。身体が不調なら心も不調に、身体が健康になれば心も健康になります。ここで注意すべきなのはこの「身体→心」の順番です。決して「心が不調だから身体が不調になる」のではありません。
 失敗したり、逆境に苦しんだりしても、体調が整っていれば大丈夫。気力も保ち続けることができるはずです」
 
多くのビジネスマンがメンタルの問題を抱える昨今、その解決策として、もっと「体」に注目すべきだと強調する。
 
「メンタルトレーニングをするより、まずは大元である身体へのアプローチが得策。まず体力をつけて、行動の検証によって仕事のパフォーマンスを上げる。すると、心も力を取り戻すのです。『心技体』ならぬ『体技心』の順番で、心身ともに元気を取り戻しましょう」

 


(引用終了)

(私のコメント)
この先生は睡眠と便通が大事だと言っているが、これに加えて運動の3つを心がけたらいいと思う。
その為にはあたりまえのことだが、規則正しい毎日を過ごすことを心がける事になる。
しかし、このアタリマエのことが難しい。
規則正しく生活しようと思っても、逆に30代はいろいろ多忙でムリしないといけない場面や不規則を強いられたりすることが多い。

なるべく努力するしか無いのだが、ここでしっかり頑張っておくとそれが50代以降の健康にも影響するとこの先生は言っている。
これは正しくて、その証拠に30代40代は厄年が男女とも集中している。
40歳以上は無理が効かなくなる。
将来40代50代で健康でいたかったら、睡眠、便通、運動を規則正しくすることだ。
一日で出来ないなら3日とか一週間で調整することもよいだろう。

(私のコメント終)