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くらえもんの気ままに独り言
(見出し)
くらえもん的ドラえもん解説・第44回『ヘソリンガスでしあわせに』
(引用開始)
(前略)
冒頭、1ページかけてのび太に色んな災難が襲い掛かります。
(先生に怒られ、しずかちゃんは出木杉くんと一緒に帰り、ジャイスネには殴られ、ママにも怒られます。犬にかまれるとかもあってもよさそうですが、今回はありませんでした(^_^;))
そこで、ドラえもんが一瞬ためらいつつも「ヘソリンスタンド」という道具を出します。
(へそからヘソリンガスというガスを送り込み、心や体の痛みを消すのだと。)
ヘソリンガスを注入されたのび太は気分が晴れ、ママに怒られても転んだりしても何も感じなくなりました。
(ちなみにガスの効き目は30分間とのこと。)
何も不安や痛みも感じなくなったのび太は外出先でジャイスネにぼこられるも笑顔のままです。
(このあとで犬にかまれました。さらには車にもはねられています( ̄Д ̄;;)
しかし、30分経ってガスの効果が切れた途端、全身の痛みが出現し、のび太は帰宅し再びヘソリンガスを注入。
(依存性が強いガスのようです。ある意味、離脱症状ありですね(;^_^A)
そこに、現れたジャイスネは「ヘソリンスタンド」を強奪。
(のび太はガスの影響かニコニコして嫌がりません(笑)。)
ヘソリンガスを注入したジャイスネはバットで殴り合いを始めます。
(ニコニコしながら殴り合う…って、頭のおかしいヤツに見えますね。)
一方、のび太は色んな人たちにヘソリンガスを注入し、みんなの悩みを解消します。
(効果は30分だけですが。)
そして、ジャイスネは評判を聞いて集まった人たちからお金をとってヘソリンガスを注入し始めます。
(もちろん、のび太はニコニコして了承。)
一人帰宅したのび太の前にドラえもんが現れ、「ヘソリンスタンド」の所在を聞きます。
(ポケットの中になおしてから行けよ。まったく、いつもいつも…。)
のび太から「ヘソリンスタンド」が貸されたことを聞いたドラえもんはビックリ。
ドラえもん「あれはおそろしいガスなんだぞ!!」
(じゃあ、最初から出すんじゃねぇよヽ(`Д´)ノ。)
痛みに鈍感なのは危機管理上問題があると言うドラえもんですが、のび太はなんとも思いません。
(ガスの効果で不安を一切感じることはありません。)
しかし、ガスの効果が切れた途端、恐怖に青ざめるのび太。
(ガスの効果が切れる瞬間が本人にとっては一番嫌な瞬間かもしれませんね(笑)。)
空き地へ向かうドラえもんとのび太。道路上では新幹線にはねられても痛くない、東京タワーから飛び降りても大丈夫だ、ママのさいふ持ってきちゃったなんてセリフが飛び交っていました。
(良心すらも吹き飛ばすヘソリンガス、おそるべし…。)
空き地では女の子のスカートの中身を見て喜ぶジャイスネと、見せても何とも思わない女の子。
(何やってんだよ、おまえら…。)
ドラえもんとのび太は「ヘソリンスタンド」を返してもらおうとしますが、怖いもの知らずのジャイスネにはかないません。
(ジャイアンのかあちゃん、スネ夫のママ、学校の先生を呼んでも無駄でした。)
しかし、その時ガスが切れます。
(ナイスタイミングです。)
ドラえもんはガスを補充すると見せかけ、おおげさに感じるガスを代わりに注入します。
(ほう、そんなことができるんですね。)
最後に雨が降り始め、ジャイスネが雨の粒に対して、かなり痛がりながら逃げ回るところで終了です。
(ヘソリンガスより役に立たないんじゃないでしょうかね(^_^;))
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えーーと、なんていうか…
麻薬じゃんヽ(`Д´)ノ
ましく、こんな感じ↓
(マンガあり)
(これは『のろのろ、じたばた』の回の絵ですが(;^_^A)
ヘソリンスタンドのネーミングはもちろんガソリンスタンドが由来でしょうね。
不感症というか…ここまで来ると廃人というか…。
このガスが普及してしまったら、人類は絶滅してしまいかねませんな( ̄Д ̄;;
ある意味、何の恐怖も感じることなく絶滅してしまえば、それはそれで幸せなのかもしれませんが…。私はまっぴらごめんです(`ε´)
TPPとか消費税増税とか移民政策etc.に何の不安も抱かない日本国民を見ていると、この話の中で展開されているドタバタ劇も笑い事ではないのかもしれませんが…orz
(引用終了)
(私のコメント)
このマンガでは一種の麻酔薬のようなものが主役になっている。
麻酔薬のような強いものでなくても、我々の頭の中はそんな化学物質で成り立っている。
化学物質はお互い逆の効果を持っているものが互いに分泌してバランスを保っている。
先日脳科学と脳心理学の本を紹介したが、恐怖も気持ちよさも頭のなかの化学物質によるものだ。
1511-18-827-11/20メルマガブログ転送日本経済は心理学で4
広宮孝信著「日本経済のミステリーは心理学で解ける」
感情コントロール法は「ストレスを如何に肯定するか」
「脱同一化」「脱自動化」
「イライラなどのストレスを解消する方法ばかりでなく簡単により良い気分になるための方法も開発」
「老子の言う「徳」とは白と黒のような正反対の概念を両方とも上手く納めた状態」
上記の様にマンガのヘソリンガスのような状態を自然に作ろうとしているようなものだ。
例えば、怒りで心臓がドキドキしたら、それは怒りのホルモンが分泌されそれが血液に入って心臓を収縮させているのだ。
だから、そういう時はそれを抑えようとすると、却ってホルモンが多くでてしまい、ますますドキドキする。
アガったときも、それを何とか普通に振る舞おうとするとホルモンが増えて逆にどんどん上がってしまう。
こういう時は紹介の本の通り「ああ、今私は怒りのホルモンが出ているな」と客観視すると却って治まってくる。
上記のマンガのように人間は所詮脳の化学物質の量で喜んだり悲しんだり、30分位でクルクル変わっているに過ぎず、
それを偉そうに理性で賢く考えているように錯覚しているだけなのだ。
先日の新聞記事にも下記のようなものがあった。
(引用)
社会 > 指定記事
時事
「幸福度」右脳で分かる?=特定部分大きく-京大
自分は幸せだと感じている人ほど、右脳の「楔前部(けつぜんぶ)」と呼ばれる部分の体積が大きい傾向にあるとする研究結果を、
京都大の佐藤弥特定准教授(脳科学・心理学)らが発表した。
論文が英科学誌サイエンティフィック・リポーツに掲載された。
研究では、10代~30代の男女51人を対象に、脳の磁気共鳴画像装置(MRI)画像を撮影。
「自分はどのくらい幸せか」を7段階で評価する質問と、
「ほめられた時どう感じるか」「生きる目標や計画があるか」といった感情や人生の意味に関する数十項目の質問に答えてもらった。
2種類の質問から幸福度をそれぞれ数値化したところ、主観的な幸福度が高い人ほど、楔前部の体積が大きい傾向にあった。
楔前部は認知や判断、記憶など、高度な機能をつかさどる「連合野」の一部。
「楽しい」「うれしい」などの感情で血流量が増えることが知られているが、役割は未解明の部分が多い。(2015/11/21-05:05)
(引用終)
子供はほめて育てると頭の血流が増えて頭が良くなるだろうし、夫婦円満なら互いに頭を良くしあっていることになる。
怒ったり、叱ってばかりではダメだ。
逆に楔前部(側頭部)の体積を大きくするように訓練して血流を多くすればしあわせ感を持って人生を送れる。
「上機嫌、肯定思考、プラスの言葉」は脳科学的に言っても大変よいものだ。
脳のホルモンのバランスを取り、血流を増やせばしあわせ感を多かれ少なかれ持つことが出来る。
ヘソリンガスを使わないでもしあわせ感を持った人生を送れる。
落語を聞いたりして笑うのも脳の健康に良いのかもしれない。
別に次のような認知症に関する記事がある。
(引用)
現在、最も多い原因疾患はアルツハイマー型認知症であり、全認知症患者の約半数を占めるといわれている。
アルツハイマー型認知症の病態学的特徴は、海馬領域と側頭頭頂葉を含む大脳後方連合野に変性がみられることである。
(引用終)
アルツハイマー型認知症で脳に変性が見られるのは大脳後方連合野、つまり耳の前後辺りの部分だが、
それと最初の記事の「楔前部」は大体近いところだからしあわせ感と認知症は関係があるのではないか。
つまり、嬉しい、楽しい、と言う感情で血流が増えるのはアルツハイマー型認知症の予防にもなるわけだ。
なるべく人生はシンプルに楽しく過ごしたほうが良いのではないか。
「それがどうした、上機嫌」と笑い飛ばせば、良好なバランスでホルモンも活発化する。
そうすれば脳の血流が増えるし、知恵も湧いてくる。
知恵が湧けば人生の運命を良い方向に切り開いて行ける。
漫画的に言えば、ヘソリンガスと「大げさに感じるガス」のバランスを取ればいい。
脳科学的には人間はいろいろな化学物質で動くから、それを少ししあわせ感の方向に管理する練習をするわけだ。
(私のコメント終)