1608-19-1025-8/27メルマガブログ転送シナ政策転換

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ニュースレターチャイナ青木直人

(見出し)
李克強が一時休戦を口にした尖閣「戦争」
?これ以上対立できない中国側の事情

(私のコメント)
今回は音声ファイルなので、ipadで聞けるかどうかわかりませんが、パソコンなら聞けるでしょう。
要約すると、今回日中韓外相会談があって中国外相が来日したが、その背景にどんな問題があるか、という話だ。
つまり、シナで政策の転換があったようで尖閣紛争を棚上げし、経済で日本の協力を得ようとすり寄ってきたようだ。

なぜ政策の転換があったのか、私見を書いてみよう。
シナでは夏は昔から共産党幹部が避暑のため「北載河」というところに集まることになっている。
それを世間では「北催河会議」と言って重要な人事など党方針はここで決まることが多い。
今回の会議では習近平政権に対し、相当突き上げがあったのではないか。
外交も内政も相当行き詰まっているから、当然だ。
そこで、政策の転換があって尖閣諸島から撤退し日本との関係を改善し経済を立て直そうとしたのだろう。
それと、私の全くの憶測だが、アメリカが相当圧力をかけ、警告したのではないか。
なぜなら、シナに言うことを聞かせるためには「金(経済力)」「力(武力)」しかない。
この二つを押さえているのがアメリカだ。
今まではシナを自由に泳がせていたが、大統領選挙であまりシナに迎合するようなことはできない。
それと、中東情勢で今までの同盟国だったサウジ、イスラエル、トルコなどがみな離反している。
イランにすり寄ったが、今回ロシアの長距離爆撃機がイランから発進してシリアの反体制派を爆撃した。
シリアの反体制派はISと違い、アメリカが支援していたものだ。
つまり、アメリカの外交は失敗している。
アメリカはその上アジアで同盟国が離反すると、世界で孤立してしまい、大変なのだ。
そもそも、シナとは共存共栄で行きたいのがアメリカエスタブリッシュメント(共和民主両党の幹部、国務省ウォール街財界人など)の本音だ。
だから、南シナ海東シナ海の小さな島なんてどうでもいいのだが、ほっとくと周りの国がアメリカ頼れず、となって言うことを聞かなくなる。
本来地政学的に言えば、尖閣諸島がシナの物になると、太平洋はシナ潜水艦の天下となるからアメリカにとって安全保障に問題だ。
だが、アメリカは核兵器も通常兵器も優位にあるから気にしていないように見せているか、または本当に金儲けだけで馬鹿になっているかどちらかだ。
ところが、バカでも目が覚める事態が起きたのが、北朝鮮が潜水艦でミサイル発射実験をやり、成功させたことで、こうなると問題は別だ。
北朝鮮核兵器付きの潜水艦がカリフォルニア州沖に現れたら脅威だ。
こうなると、北朝鮮とシナは裏でつながっているから、アメリカはシナに甘い顔をしていられない。
こういう関係もあってアメリカはシナに圧力をかけたのではないか、と推測する。

シナという国をウォッチするとき「カネ」「力」の二つから分析すると分かりやすいのだ。
今後、日本の安倍政権は宗主国様のお墨付きもあるから、日中友好、日韓友好にかじを切るだろう。
だが、実は日本という国は政治家よりも世論が動かしている部分が大きい。
ここを安倍政権もシナ、アメリカも見落としている。
今までの経緯から国民は嫌中嫌韓になっている。
ここに注意しないと安倍政権は支持率を失い、下手すると倒れることもありうるだろう。