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宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成28年(2016)11月11日(金曜日)弐
         通算第5082号  <前日発行>


(見出し)
痛ましいほどに的外れ、各紙のトランプ勝利分析
  歴史的な流れという文脈で捉えた解説は皆無に近かった

(私のコメント)
トランプ大統領当選はマスゴミの敗北でもある。
多額の金でいくらテレビコマーシャルをやっても、新聞テレビが徹底的なネガキャンペーンをしてもダメだったのだ。
この背景には白人貧困層の背に腹は代えられない事情もあっただろうが、それでも大変な歴史的h転換だ。
何しろ、第一次世界大戦及び第二次世界大戦は新聞ラジオのマスメディアの扇動がなければそれほどのことはなかった。
共産党ナチスドイツも宣伝プロパガンダのうまさで支配を確立させた。
戦後の日本もGHQの宣伝謀略の先兵として活躍してきた。
おごれるもの久しからず、こういう広告宣伝の限界が今回露呈されたのだ。
日本でも下記の新聞記事の要約を見ると、マスゴミは現実とかい離しているばかりか、国民大衆ともかい離している。
かい離というよりも一般大衆を見下している。
マスゴミエリートは日本人一般大衆よりもアメリカマスゴミのエリートに共感を持っている。
つまり、日本人でなく世界エリート国のマスゴミ国民と考えると分かりやすいだろう。
グローバリズムというのは国民国家を破壊することを目標とするのだが、
破壊された後の世界はエリート同士の世界、富裕層同士の世界、イデオロギー同士の世界、そんな風な国家を輪切りにした階層同士の繋がりになるのかも知れない。
そして圧倒的多数の貧困層一般大衆はどの国も取り残されてエリート層の収奪に喘ぐことになる。
私はトランプが指名した副大統領のマイクペンスという人に注目している。
インディアナ州の知事だった人で、同性愛の会合に会場を貸さないで拒否できる権利をホテルなどに承認する州の条例を承認して全米から非難された人物だ。
インディアナやその南のケンタッキーなどは本当のアメリカと言われる。
正確に言うと、アパラチア山脈からロッキー山脈の内側がアメリカだ、と言われる。
今度の大統領選挙ではこの内側にあるすべての州でトランプが勝った。(1州だか負けた州あり)
つまり、グローバリズムやポリティカルコレクトネスに一番痛めつけられている本当のアメリカ人土着白人層が政権を奪還したのだ。
これから国家を再構築し、国家大衆をを第一と考える反知性主義的な政治が行われることを期待したい。
それはとりもなおさず日本の再生にも影響を与えるだろうし、世界のナショナリズムにも正当性を与えることになることだ。
それにつけても、マスゴミはバカバカしい。
こんな新聞をカネ出して買っている人たちは本当に哀れだね。
マスゴミは早く潰れないと皆のためにならない。

(引用)
http://mogura101.cocolog-nifty.com/blog/
うずらのブログ
(前略)
今回の大統領選の結果は、多くのマスコミが驚愕と落胆を以って報じているが、報道の中身は
サイレントマジョリティーの躍動を軸とする勝因分析に始まり、
②人種差別発言を繰り返し、アメリカを孤立主義へと導く(とレッテル貼りして)トランプ氏の姿勢に対して強い懸念を示す
といったワンパターンな内容ばかりで呆れている。
(中略)
グローバリズムと財政緊縮主義に蝕まれた米国社会は、産業の空洞化と雇用・所得の不安定化が常態化し、中間層だけでなく移民を含む低所得者層も過酷な労働環境と未来を見通せない失望感に苛まれ続けてきた。

これは、アメリカだけの問題ではなく、欧州や我が国にも共通する深刻な病なのだが、既存の政治家や官僚、識者、マスコミの連中は、こうした病魔を退治するどころか、「旧弊を打破するために避けられぬ改革だ」、「変革のために我慢すべき試練だ」と大嘘をつき、国民を騙し続けてきた。(率先して騙されるのを好むバカな国民も多くいるのだが…)

北海道新聞のコラムは、“トランプ氏が米国民の分断と孤立主義を招いた”と、単に批判するばかりで、全米の政治地図を塗り替えるだけの強烈なパワーを秘めた米国民のやり場のない憤りとエスタブリッシュメントたちへの計り知れぬ憎悪を癒し、改善しようとする姿勢はまったく見受けられない。
貧困化していく国民に向かって、ただただ我慢と忍耐を強いるしか能がない連中ばかりではないか。

(後略)
(引用終)

上記のブログ主が言うが、マスゴミが的外れなのは
「・欧米のバカマスコミは、冷静な分析よりも願望を優先させがちであり、彼らの選挙予想はまったく当てにならない。」
ということだ。
これは、共産主義礼賛で20世紀に1億人以上の虐殺を産んだプロパガンダのパターンと同じものなのだ。


(私のコメント終)

 

(引用開始)
「悪夢」「衝撃」という語彙が頻出した。
 「異端」「大衆迎合」「怪物」「絶望」『保護主義』『市場が懸念』というタームが次の多用されている。日本の五大紙を読み比べてみたが、痛ましいほどに的外れである。

 「予想を覆したから衝撃だった」というのも、各社はヒラリーが勝つと見込んで予定原稿を用意していたからで、トランプ勝利の予定草稿がなかった。外務省高官は直前にも「接戦ですらない」と吐き捨てていたという。外務省が国連総会出席の安倍首相とクリントンとの会談しか設定していなかったのも、その現れである。つまり日本政府はトランプを無視していたことになる。

 それにしてもBREXIT(英国のEU離脱)の時も直前まで外務省は「離脱はない」と首相に進言していた。これで二回連続の大失敗。外務省の情報収集能力に致命的欠陥があるのではないか。

 ネタニヤフ(イスラエル首相)は、訪米時にちゃんと二人に会った。とくにネタニヤフとトランプは相性があう。理由はふたりとも「敵はジャーナリズム」という、本質を知っている。
そのうえで、この左翼ジャーナリズムとの戦いかたのコツも心得ている点で、不思議なほどに共通しているからだ。

 グローバリズムの信奉者の代表格は「日本経済新聞」。日経はこう書いた。
 「米国民は過激な異端児に核兵器のボタンを預け、経済と政治の変革を託した」(11月10日一面トップ、「トランプショック」コラム)。
 異端というのはグローバリズムから見ればそうでも、ナショナリストから見れば、グローバリズムそのものが異端であることには触れていない。
 グローバリズムを鼓吹し、その失敗が現れていることに同紙は無関心である。
 TPP反対を唱えるトランプの勝利はグローバリズムの破綻がはじまったことを意味するのだから。


 ▼アウトサイダーだから?

 読売は「大衆迎合では大国導けぬ」と書いた。トランプは大衆迎合と断じているあたりが皮相な分析ではないか。
 「選挙で撰ばれる公職か軍幹部のいずれの経験もない『アウトサイダー』が大統領選に勝利するのは米国史上初めて」(読売新聞、同日、一面トップ)。読売は続けて「こんなに怒りや不満を抱え、『疎外』されていた人が多かったのか、と驚くばかり」と書いた。
 チと気がつくのが遅かったのでは?

 朝日は「未知数」「不透明感」を語彙に多用しつつ「女性蔑視の発言などから、『資質』を問われてきた。政治経験もないうえ、外交政策に精通した側近も現状では見あたらない」。そのうえ共和党内の不協和音が残り、『同党主流派との対立が深刻で政権運営がスムースにいくかは不透明』と批判のオクターブを挙げる(同日一面)。
 懸念には及ばない。人材は山のようにあり、読売はいち早く、次期政権のキーパーソンを写真入りで伝えているのとは対照的である。

 毎日新聞は「拡散する大衆迎合、強まるエリートvs庶民」と解説する一方で、一面の分析では「反既成政治 世界のうねり」と世界同時発生的な反グローバリズムの流れに一言言及している。ただしナショナリズムへの回帰を単に「グローバリズムへの反動」と短絡的に総括している。
 それもこれも、グローバリズムの行き過ぎが破綻したという現実を正面から捉えていないのである。不思議である。

 こうしたなかで産経新聞は異色だった。
 『トランプ大統領でいいじゃないか』と編集局長の乾正人が大胆な発言に続けて、こう言う。
「いよいよ米軍が撤退するとなれば、その際は自前の空母も選択肢となり、内需拡大も期待できる。沖縄の基地問題だって解決に向かうかも知れない」

 また同紙三面には古森義久氏が、『保守の怒り、国内外で変革の波』として、『草の根保守勢力が、民主党リベラル派のオバマ政権と後継のクリントン氏の政治姿勢に対する強烈な否定を広めたことを意味し』云々と、トランプ勝利の第一義的意議がオバマ政治の否定であることを鮮明に指摘している。
 そうだ。トランプの勝利はオバマ政治への全否定なのである。

 さて、事前の世論調査を完全に覆してトランプが勝ったかという点で、意外な側面を分析したのは読売新聞だった。
つまり固定電話にアンケート対象が限られていたのに、現実には携帯電話しか持っていない人が43%もあり、『1970年代には世論調査に応じる人の割合が八割近かった』のだが、いまや「8%にまで下落しており、調査として信頼できるサンプル数が確保できていない」のである。
全体の民意を世論調査がくみ上げることが出来なかったからだというのは或る意味で的を得ている。

 つぎに識者のコメントを読むと、これまで皮相で的外れな解釈が山のように羅列されていたが、気がついたのは左翼、リベラル、体制保守のコメンティターばかりが紙面に登場している点で、やはり日本のマスコミには進歩がないと思った。


(引用終了)