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広瀬隆雄2016年11月20日 03:39イヴァンカを…私物化したい! したい! したい! したい!
(私のコメント)
共和党大会の直前6月にトランプの支持率が大きく下がったことがある。
この時、それまでの選挙を仕切っていた選挙総括責任者を首にしたのだが、相当混乱したようだ。
こういうごたごたが本選挙直前にあってはダメだろう、と思ったが見事立て直した。
新しい選挙責任者には共和党のベテランを起用したのがよかったのだろう。
また、それまでトランプはスピーチプロンプターを使わないことを売りにしていたが、これ以降つかうよになった。
これで失言やマスゴミの揚げ足取りが少なくなり、失点が少なくなった。
歴史的に見てもどんな英雄にも優れた参謀がいる。
下記のブログのビアンカや夫のクシュナーはこの参謀としての資質を持っている。
この二人が安部トランプ会談に同席したというから、トランプ政権は日本を重視している、と見ていいだろう。
日本を重視する、ということはシナを敵対視するということだ。
敵対視というのは言い過ぎで、対抗するというか、仲良くしながら喧嘩する、というような関係だ。
少なくとも、今までのオバマのようなべったりではないだろう。
アメリカから見て、シナと日本は天秤秤の二つの皿のようなものだ。
アメリカはその国益で天秤をどちらかに傾けるのだが、今後は日本を使ってシナをけん制するのではないか。
結局アメリカは世界の覇権国だったが、真の味方になってくれる国はなかったのだ。
つまり、理想や理念は得にならず、それならもうけ主義はいいかというと、それもダメなのだ。
トランプの賢明な参謀である二人はそれに気づいたのではないのか。
トランプはビジネスマンだから、実務的なバランス感覚を使って国益を最大化する戦略をとるだろう。
これまでのアメリカ外交を見てみよう。
シナについては、アメリカの特にリベラルはシナをに可哀そうな国で助けてやったと思っている。
奴隷に施しをしたから感謝して味方になってくれる、思っていたのではないか。
中東もイラクを開放し、アフガンを民主化し、イランと関係改善しようとしているが、独り相撲に終わっている。
イスラムはあくまでイスラムでそれ以外の物でない。
アメリカのリベラルは日本で日本固有の文化を破壊し、第二アメリカを作ったから、他国の文化は簡単に壊せるものと錯覚している。
また、東南アジアはトランプ大統領になってもう軍事的に助けてくれない、と分かってどの国もシナになびこうとしている。
ロシアと欧州もアメリカがウクライナなどにちょっかいを出さなければ、仲良くなって、アメリカに対抗するだろう。
そうすると、アメリカは今まで何をやっていたのか、ということになる。
グローバル企業がアメリカを利用して跳梁跋扈するだけで、あとはなにもない。
トランプに投票した人々は、こう言うばかげたことばかりするエリートどもにうんざりしたのだろう。
なお、クシュナーはユダヤ人で、恐らくそういう観点からの政治、つまりグローバリズム思想は今後も続き、影響するだろう。
シナの主導するAIIBにどういう態度をとるかでその辺の影響度が分かるだろう。
長くなるのでここまでにするが、もう一つ指摘したい。
それは今度の選挙で、アメリカという国はWASP「ホワイト・アングロサクソン・プロテスタント(英語: White Anglo-Saxon Protestant)」
の国だ、ということにWASP本人が気づいたことだ。
これが今後の世界の潮流の大きな変化につながって行くだろう。
(私のコメント終)
(引用開始)
小股の切れ上がるような、美人じゃあござんせんか!
イヴァンカが、アメリカ国民の前で、その才能を見せつけたのは、共和党大会におけるスピーチでした。
(画像あり)
大統領選挙中行われた数々のスピーチの中で、後世まで語り継がれるのは、このイヴァンカのスピーチだと思います。
その中でイヴァンカは、ドナルド・トランプが、アウトサイダーであり、ファイターであり、ビルダーであることを強調します。
そして自助努力の大切さを語ります。これは伝統的な共和党の価値観です。
自分の面倒は、自分でみる……この当たり前のことを、「結果の平等」ばかりに腐心する今日のアメリカでは、真っ向から主張しにくいムードになっています。
イヴァンカは、それをあっさりと言ってのけたわけです。
建設現場は実力主義の場所です。建設業では、いい加減な仕事をすると、すぐにバレます。
そう語ることで、イヴァンカは、めいろま風に言えば「パソコンでカタカタの金持ち」ではなく、肉体労働に従事する多くの庶民の共感を得ました。
イヴァンカは、選挙戦の大事な局面で、父ドナルドに的確なアドバイスを与えてきました。
たとえば「首席補佐官はラインス・プリーバスでないとだめ!」と強く父に迫ったのは、イヴァンカです。
この人事は、これまでに発表されているトランプ政権の閣僚の選択の中で最も称賛される決断です。
ドナルド・トランプは、家族からのアドバイスを最重要視しています。
そのイヴァンカちゃんは、残念ながら(笑)もう結婚しています。
イヴァンカの旦那さんはジェアード・クシュナーという人です。
ジェアードはトランプの選挙本部がカオス状態になっている様子を、見るに見かねて、義父の選挙戦に飛び込みました。
使えない選挙本部長をクビにし、選挙事務所のスタッフを雇い、デジタル戦略を立ち上げ、スピーチライターを雇い、副大統領候補にマイク・ペンスを選ぶ……まさに八面六臂の大活躍です。
つまり劣勢だったトランプ陣営の巻き返しを実現した男こそが、ジェアードなのです。
なおイヴァンカもジェアードもトランプ政権で直接、要職に就くことは、たぶんできないと思います。なぜなら米国には大統領が身内を閣僚のポストにつけてはいけない(Anti- nepotism)という法律があるからです。
さて、気になるのは、一体、ジェアードって、何者? ということです。
早い話、ジェアードは30年前のドナルド・トランプを彷彿とさせるような人物です。
クシュナー家は、トランプ家と同じような、不動産開発を生業としています。
トランプ家がマンハッタンの東、クイーンズ出身なのに対し、クシュナー家はマンハッタンの西側、ニュージャージーで大家さんをやっていました。
ジェアードは、トランプ同様、二代目のボンボンです。
ジェアードはリーマンショックの直前にニュージャージーの物件をきれいに売り払い、マンハッタンの五番街にある「666ビル」を購入します。666ビルはユニクロの旗艦店が入居しているビルです。
脱線しますがキリスト教では666というのは不吉な数字です。
新約聖書のいちばん後ろに「啓示(Book of Revelation)」、別名「ヨハネの黙示録」という章があり、そこに次のような記述が出てきます。
Solve a riddle: Put your heads together and figure out the meaning of the number of the Beast. It’s a human number: 666.
なぞなぞを解きたまえ。皆の頭を寄せ合い、この獣(けもの)の数字の意味を当ててみるべし。それは人間の数字で「666」
うちのワイフは、よく聖書を読むのですが、この「啓示」は「怖くて読めない!」とスキップします。
だから夜のマンハッタンに煌々と映える、赤い「666」の文字を見ただけで「悪寒が走る」とこぼします。
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この666ビルの斜め向かいはセントパトリック大聖堂であり、その向かいにはアトラスの像があるという、陰謀論者が喜びそうな、まことにシュールな取り合わせとなっているわけです。
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さて、話をトランプに戻せば、トランプはこれまでに数人の人事を発表しています。
その特徴を言えば、トランプが不案内な分野では、その道のベテランである大物を起用し、トランプが得意とするビジネスや経済に関する閣僚は、自分を押しのけて輝く可能性のある人物は避け、小物でお茶を濁すやり方をしているという点です。
国家安全保障補佐官にはアフガニスタンで主に戦った元陸軍大将、マイケル・フリンを起用しました。この人事で大事な点は、かれは民主党員だということ。つまりレーガン以降に共和党の中枢を牛耳った、ネオコンの一派とは違うのです。
フリンはオバマ政権の要職に就いたのですが、イラクの運営に関し批判的な態度を取ったカドでオバマ大統領からクビにされた経緯があります。
マイケル・フリンは「イスラムとの戦い」ということを前面に押し出しており、その意味では極東は後回しの人です。
司法長官にはジェフ・セッションズが起用されます。彼は共和党の中で最も移民政策に関してタカ派であり、「不法移民をアメリカから叩き出す!」というトランプの公約を実行に移す可能性は高いです。
CIA長官にはマイク・ポンペオが抜擢されました。彼は核兵器開発に関するイランとの取引に反対している人です。従って、現在進行中のイランとの和解にはブレーキがかかる可能性があります。
まとめるとトランプ政権は「ビジネスマン主導型」の政権であり、トランプに対して本当に影響力を行使するのはトランプの家族だということです。
(引用終了)