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中身が濃くて面白いメルマガブログ紹介

       ロシア政治経済ジャーナル No.1492


               2017/1/24

 

(見出し)

トランプは、大統領就任演説で何を語ったのでしょうか?

 

(私のコメント)
このメルマガの内容は同じ様なことをいう人が多いから正しいのだろう。
例えば次のブログもそうだ。
http://tameike.net/comments.htm#new
かんべえの不規則発言
(引用)
トランプ氏はよく「忘れられた人々」(The forgotten man and woman)という言い方をしますけど、だったら誰がその人たちのことを忘れていたんだ、ということになる。それこそ、ワシントンのインサイダーたち、それは政治家のみならず、メディアやさまざまな分野の専門家も同罪と考えるべきです。その中には、当然、エコノミストも含まれます。

○アメリカ経済は良くなっている、ということですべてを片づけてきた。でも、よくよくデータを見ていれば、ラストベルトの白人高卒男性の4人に1人は仕事がないとか、白人中高年の死亡率が上昇しているとか、特に薬物中毒による死亡が急増しているとか、アメリカ社会が「病んでいる」兆候はいっぱいあったのです。ただし、そういう問題意識は広く共有されていなかったし、ましてや政治課題として浮上することもなかった。ドナルド・トランプ氏が共和党予備選挙に登場するまでは。

○もっと言うと、そういう人たちに同情することは「イケてない」ことであった。逆にマイノリティやLGBTに肩入れすることはカッコいいこととされていた。ヒラリーは、「トランプ支持者の半分は嘆かわしい人たちの集まり」と呼んだ。オバマも以前、「田舎で失業に苦しんでいる人たちが、社会に怒りを持つようになり、銃や宗教に執着している」と言ったことがある。今回のトランプ政権を誕生させたのは、まさしくそういう人たちでありましょう。でもホンネの話、今でもメディアや専門家たちは、彼らのことを腹の底で馬鹿にしていると思う。

○「忘れられた人々」が怒っていることはたくさんあった。イラク戦争とはなんだったのか。戦場でひどい目に遭った人は少なくない。2008年金融危機では多くの人が家を失った。大学を出た時に就職が全くなかった、もしくはローンだけが残った、なんて若者も多かった。途中で政権交代があったから、過去はケジメがついたというのはさすがに甘い。だってワシントンに居るような人たちは、攻守を入れ替えただけで「哀れ」とは程遠い状態ではないか。「アイツら全員総とっかえだ!」という怒りが、2016年選挙の原動力となったのではないだろうか。

(後略)
日本も表には出ないが、先に送ったニュースレターチャイナのメルマガ記事の通り、次の選挙では自民党は相当議席を減らすのではないか。
日本の忘れられた人、生まれてくることのできなかった人、相当怨念が溜まっている。
安倍さんが政策転換すれば別だが、そうでないと政変になるね。


(私のコメント終)

(引用開始)
(前略)
今回は、トランプの「大統領就任演説」を読んでみましょう。

何がわかるのでしょうか?
演説は、「現状認識」からはじまりました。


<For too long, a small group in our nation's capital has
reaped the rewards of government while the people have
borne the cost.

今まであまりに長いこと、この国の首都の少数の人たちが政府の
恩恵にあずかり、国民がその負担を担ってきました。

Washington flourished - but the people did not share in
its wealth.

ワシントンは栄えたが、国民はその富を共有しなかった。

Politicians prospered - but the jobs left, and the
factories closed.

政治家たちは豊かになったが、仕事はなくなり、工場は閉鎖した。

The establishment protected itself, but not the citizens of
our country.

国の主流派は自分たちを守ったが、この国の市民は守らなかった。

Their victories have not been your victories; their triumphs
have not been your triumphs; and while they celebrated in
our nation's capital, there was little to celebrate for
struggling families all across our land.

彼らの勝利はあなたたちの勝利ではなかった。

彼らの成功はあなたたちの成功ではなかった。

彼らはこの国の首都で祝っていたものの、国中各地で苦しむ家族
たちにとって祝うに値することはほとんどありませんでした。>

 

ここまででトランプは、

「アメリカは一部のエリートに支配され、搾取されている」とい
っています。

彼が勝利したということは、同じ認識をもつ人が多いのでしょう。

では、トランプは、その現状をどう変えるのでしょうか?

 

<That all changes - starting right here, and right now,
because this moment is your moment: it belongs to you.


それは一切変わります。

まさに今、ここで。

なぜならこの瞬間は

皆さんの瞬間だからです。

これはあなたたちのものです。

It belongs to everyone gathered here today and everyone
watching all across America.

今日ここに集まった全員のもの、アメリカ全土で見守っている
すべての人のものです。

This is your day. This is your celebration.

今日はあなたの日です。これはあなたのお祝いです。

And this, the United States of America, is your country.

そしてこの、アメリカ合衆国は、あなたの国なのです。

What truly matters is not which party controls our
government, but whether our government is controlled by
the people.

本当に大事なのは、どちらの党が私たちの政府を仕切っているか
ではなく、私たちの政府を国民が仕切っているかどうかです。

January 20th, 2017, will be remembered as the day the people
became the rulers of this nation again.

2017年1月20日は、国民が再びこの国の指導者となった日として
記憶されるでしょう。>

 

つまりトランプは、「エリート支配を終わらせ、国民が再びア
メリカを支配できるようにする」といった。

要するに、「真の民主主義にする」と。

 

【●ポイント1】

トランプは、「エリート支配」を終わらせ、「国民による支配」
を実現すると宣言した。

 

▼アメリカは、外国支援を減らす

 

ワシントンの政治エリートを批判したトランプ。

今度は、「アメリカが貧しくなった理由」を解説します。

 

<For many decades, we've enriched foreign industry at the
expense of American industry;

何十年も前から私たちは、アメリカの産業を犠牲にして外国の産
業を豊かにしてきました。

Subsidised the armies of other countries while allowing for
the very sad depletion of our military;

この国の軍隊が悲しくも消耗していくのを許しながら、外国の軍
隊を援助してきました。

We've defended other nations' borders while refusing to
defend our own;

自分たちの国境防衛を拒否しつつも、外国の国境を守ってき
ました。

And spent trillions and trillions of dollars overseas
while America's infrastructure has fallen into disrepair
and decay.

そしてアメリカのインフラが荒廃し衰退する一方で、海外では
何兆も何兆もの金を使ってきました。

We've made other countries rich while the wealth,
strength, and confidence of our country has dissipated
over the horizon.

我々は、この国の富と力と自信が地平線の向こうで衰退してい
く間に、よその国々を金持ちにしてきたのです。

One by one, the factories shuttered and left our shores,
with not even a thought about the millions and millions
of American workers that were left behind.

工場はひとつひとつ、次々と閉鎖し、この国を出て行きました。

取り残された何百万人ものアメリカの労働者のことなど、何ひ
とつ考えないまま。

The wealth of our middle class has been ripped from their
homes and then redistributed all across the world.

この国の中産階級の富は無理やり奪い取られ、世界中に再配分
されていきました。>

 

ここでは、要するに、

「アメリカが貧しくなったのは、経済面と軍事面で外国を支援
しすぎたからだ」

といっている。


【●ポイント2】

トランプは、「アメリカが貧しくなったのは、経済面と軍事面で
外国を支援しすぎたから、と考えている。


▼トランプのビジョンは、「アメリカ第1主義」

 

では、今後トランプ・アメリカはどうするのでしょうか?


<From this day forward, a new vision will govern our land.

今日から今後は、新しいビジョンがこの国を統治します。

From this day forward, it's going to be only America First,
America First.

今日から今後は、ただひたすら「アメリカ第一、アメリカ第一」
です。>

 

解決策は、「アメリカ第1!」だそうです。

トランプは、「アメリカ第1主義」です。


【●ポイント3】

トランプは、「アメリカ第1主義」。

 

<Every decision on trade, on taxes, on immigration, on
foreign affairs, will be made to benefit American workers
and American families.

貿易、税金、移民、外交に関するすべての決断は、アメリカの有権
者とアメリカの家族の利益となるよう行われます。

We must protect our borders from the ravages of other
countries making our products, stealing our companies, and
destroying our jobs. Protection will lead to great prosperity
and strength.

私たちは、私たちの製品を作り、私たちの企業から盗み、私たちの
職を破壊する外国の侵害から、この国の国境を守らなくてはならない。

保護によって、繁栄と力は拡大します。>

 

ここで、また重要な発言をしています。

「保護によって、繁栄と力は拡大します」と。


【●ポイント4】

トランプは、「保護主義者」。


(後略)

 


(引用終了)