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1703-16-1200-3/14メルマガブログ転送伊藤貫米衰退

中身が濃くて面白いメルマガブログ紹介

(見出し)
https://www.youtube.com/watch?v=Y_oD0ZWfWz4&t=23s
2017/02/12 伊藤貫氏(国際政治アナリスト,著述家) 「The World with President Trump」

https://www.youtube.com/watch?v=eu6nk0s4ltM&t=54s
2017/02/12 講師2人と参加者による集中討議

(私のコメント;サミングアップ)

アメリカは衰退し、日米関係はふあんていになるだろう。
2030年ころは東アジアから撤退するだろう。
アメリカが欧州、中東、東アジアを支配したのは1945年でその頃はアメリカの経済力が世界の5割だった。
アメリカは分裂して行く。
アメリカの白人は少数民族に転落してゆく。
アメリカの民主主義、自由主義、資本主義を世界に普遍化させようとしたが、失敗した。
アメリカの財力トップ0.1%が問題でここから政治家にカネが出ている。
この0.1%資産家は皆サラリーでなくキャピタルゲインでその税金は少なくなっていて格差が広がっている。
彼らにやとわれたロビイストが彼らに有利なように行動する。
それもヘッジファンドのトップが金持ちになり、製造業などのトップはそれに比べば少ない。
ヘッジファンドは企業を買収し、社員の首を切るか賃金を最小限にし、設備投資を止めて利益を最大化し株主配当を増やす。
こうして短期に儲ける。
だから0.1%はドンドン儲け、それ以外は増えないか没落する。

1947-1973年まで労働生産性は97%、平均所得は95%上がりこれはフェアだといえるだろう。
ところが、1973-2013年で労働生産性は80%上昇、平均所得は4%しか上がっていない。
残りの76%は株主、経営者、銀行に行ってしまった。
1980年代は企業の50%が株主、残りは設備投資と従業員だった。
2000年代は90%が株主になった。
最近2年は大企業500社の利益は100%株主で労働者への配分はゼロだった。
失業率は下がって完全雇用を達成したように見える。
だからアメリカは現在好景気だ、というが、実態は違う。
まず、67%の人が働いていたが、これが62%に落ちた。
就職をあきらめた人たちが増えただけだ。
職が増えたわけでない。
オバマ政権で増えた職業は6か月くらいの最低賃金のパートタイマー臨時雇いだけだ。
2008年から2009年の不況で失われた職の6割が中間層で2割が最低クラスの職だった。
最近7年で増えた職の6割が非正規雇用だ。
一旦中間層から失業したら元に戻れない。
数字の上では良いが、実際に見るとそんなに良くない。
共和党民主党もアンチの人が出てアメリカ人はアンチエスタブリッシュメントを嫌っている。
ワシントンの現場でもアンフェアに感じる。

アメリカの白人が苦しんでいるデータがある。
40-55歳白人1999-2013年14年間死亡率が22%も上がった。
こんなことは先進諸国で起こりえない。
死亡率が上がったおかげで50万人の白人が余計に死んでいる。
その内訳は自殺、アル中、麻薬で病気でない。
どれだけ白人が追い詰められているか。
1985-2015年に国民の6割は所得がさがったが、医療費は3倍に上がり、大学授業料は5倍以上になっている。
大学で博士号をとっても45%は高校レベルの仕事しかなかった。
こういう人たちはこの国はアンフェアだ、と実感している。

ウォール街の人々が世界を動かしている。
彼らの政治資金が政治をゆがめている。
議員はやめた後皆ロビイストになる。
議員よりロビイストの方が数倍数十倍収入が多い。
だから0.1%には議員時代に絶対逆らわず、気に入るようにする。

政治資金は一応規制があるが、金持ちや法人は個別の政治家にスーパーパックという別枠で寄付できる。
民主党共和党献金したカネの全体の半分は130家族から来ている。
献金されたカネの40%はアメリカの50人から来ている、というデータもある。
権力が集中していて、アメリカの政治がおかしくなっていることが分かる。
民主党労働組合が背景だったが、労働者に嫌われた。
アメリカで地方選挙の政治資金はチャリティー匿名が25%だった。
ヘッジファンドが匿名でチャリティーに寄付し、それがトンネルとなって個人のスーパーパックにカネが流れる。
このダークマネーが40倍以上となり、誰が出しているか分からない。
アメリカの政治がいかにカネまみれで腐敗しているかがわかる。

これを言っちゃいけない、という人種構成の話をする。
1960年アメリカの人口は85%が白人、10%が黒人、2.6%がヒスパニックだった。
2017年白人が60%、黒人が13%、ヒスパニックは18%だが不正規を含めると20%だ。
このままでいくと白人は半分以下になる。
白人は不安と不満がある。
白人は人種差別の被害者だ、と考えている。
6-7年後には白人と黒人ピスパニックの間に解決不能な壁が出来るだろう。


2042以降白人は半分以下になる。
現在引退した人の8割は白人で600万円ヒスパニックは400万円、黒人は300万円程度。
白人の豊かなリタイアした人が貧乏なヒスパニック黒人によってケアされる、という状態になるだろう。
これは問題になる。
昔はアメリカの移民の80%がヨーロッパの白人だったが、今は17%位だ。
8割以上がノンホワイトだ。
白人の本音は白人以外は入れるな、ということだろう。
アメリカ人の共通の価値判断は無くなるだろう。
アメリカは分裂する方向に進む。

 

 


(私のコメント終)

 

(引用終了)