1703-20-1204-3/21メルマガブログ転送米中外交北核兵器問題

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(見出し)


(私のコメント)
北朝鮮の動向は、動乱に向かって、かなり危険度が増してきた印象だ。
戦争というのは、普通のありふれた日常の上に突然やってくる。
この間の「片隅」という映画でも突然山の向こうから大量のb29爆撃機が現れるシーンがあった。
戦争はああして始まるのだ。
第一次世界大戦の英国とドイツも開戦数週間前英国の艦隊はドイツに親善訪問していた。
非常に親密友好だったのに両国は戦争に突入し、最初は数か月で収束すると考えられていたが3年以上の悲惨な戦争となった。
アメリカは今シナに屈服しているように見えるが、実はアメリカはそんな甘い国でない。
アメリカは戦争によって国を発展させてきた歴史がある。
トランプ大統領はこれからどう出るだろうか。

下記の別記事によれば、彼の支持率は低下傾向にあるようだ。
こうなると、人気回復のために軍事的強硬路線を取ることもあるだろう。
ある日突然北朝鮮のミサイルが飛んでくることがあるかもしれません。
それは9条平和教で太平の惰眠をむさぼっていた日本人を一挙に叩き起こして丁度幕末黒船来襲の大混乱の再現となるでしょう。
その先は分からないが、我々は「片隅」のすずさんのように「それでも生きるんじゃ」と突っ走るしかないでしょう。

(私のコメント終)
(引用開始)


     ロシア政治経済ジャーナルNo.1522


                    2017/3/21

北京を訪問したティラーソン国務長官

中国には、北朝鮮問題を解決する気が「全然ない」ことを
思い知らされました。

 

★中国は、北朝鮮問題を解決する気が全然ないという現実


全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!

北野です。


アメリカのティラーソン国務長官が、日本、韓国、中国を訪問
しました。

最重要課題は、「北朝鮮問題」です。

やる気満々だったティラーソンさんですが、北京へ行き、


「中国には、北朝鮮問題を解決する意欲がゼロ」


であることを、思い知ることになりました。

 

▼ティラーソン「軍事行動」に言及

 

3月17日、ティラーソンさんはソウルにいました。

そして、「忍耐の時代は終わった」とし、「軍事行動の可能性」
に言及します。

 

<米国務長官北朝鮮対応で軍事行動も「選択肢」

CNN.co.jp 3/18(土) 13:40配信

ソウル(CNN) 東アジアを歴訪中のティラーソン米国務長官
は17日、韓国の首都ソウルで尹炳世(ユンビョンセ)外相との
共同記者会見を行い、挑発行為があれば北朝鮮に対する軍事行動
も検討するとの方針を明らかにした。

米政府が採用していた「戦略的忍耐」の政策は終わったと言明し
た。>

 

ところが、実際に「軍事行動」について考えると、「簡単ではな
い」ことが見えてきます。

まず、北朝鮮は、明らかに「核」を保有している。

それだけでなく「化学兵器」も保有している。

もし、アメリカが北朝鮮を攻めれば、アメリカ本土は無傷でいら
れても、韓国は火の海になる可能性が高い。

日本本土にもミサイルが飛んでくる可能性が高い。

金正恩は、韓国や日本にむけて発射するミサイルに、「核」を搭
載しないでしょうか?

少なくとも北朝鮮は、「小型化できている」としています。


アメリカは、「北がアメリカ本土を核攻撃できる大陸間弾道ミサ
イルを獲得する前に、叩いてしまえ!

韓国は、仕方ない。犠牲になってもらおう」と考えるでしょうか?

実は、「考えてもおかしくない」のが、アメリカです。


しかし、もう一つ、超巨大なファクターがある。

そう、中国。

アメリカが北朝鮮を攻撃した際、(朝鮮戦争時のように)中国が
北朝鮮側に立って戦えば????

第2次朝鮮戦争が、米中戦争に発展する可能性が出てくる。

これは、米中共に回避したいことでしょう。

ティラーソンさんは、「中国の協力」を求め、北京に向かいました。

 

▼中国は、「北朝鮮問題」を解決する気がゼロ

 

ティラーソンさんは18日、楊潔チ・国務委員、王毅外相と会談
しました。

中国側の反応はどうだったのでしょうか?


<王氏は米国に対して、北朝鮮との緊張には「冷静」に対処し、
核ミサイル開発問題の外交的解決を図るよう呼び掛けた。>

(CNN.co.jp 3/19)

 

要するに、「今までどおりにやれ!」といっている。

しかし、今までどおりではうまくいかないこと、明らかです。

アメリカは、アフガン戦争、イラク戦争で忙しく、北朝鮮の核開
発を事実上放置した。

そうこうしているうちに06年、はじめての核実験が行われた。

その後北は、核の小型化も実現し、ミサイルの飛距離もますます
延ばすことに成功しています。


そして、王さんは、決定的な言葉を口にします。


<また、本来これは米国と北朝鮮の間の問題だと強調した。>(同上)


要するに、「中国は、関係ないよ」と。


<中国国営の英字紙「環球時報」も17日の社説で、米韓の対北朝
鮮戦略に巻き込まれれば中国と北朝鮮が敵対することになると懸念
を示し、

北朝鮮の核問題は米国との対立が原因であり、中国が全責任を負
う義務は全くない」

と主張していた。>(同上)


なぜ、中国は、「北朝鮮問題は関係ない!」と主張するのでしょう
か?

「実際、その通り」だからです。

考えてみてください。

北朝鮮は、核兵器をもっている。

ターゲットはどの国ですか?

そう、日本、アメリカ、韓国です。

北朝鮮が、中国やロシアに核ミサイルを撃つなど考えられません。

だから、中国やロシアは、「気楽」なのです。


それに、北朝鮮の存在は、中国にとても役立っています。

金正恩は、確かにわがままで中国のいうことを聞かない。

しかし、韓国中心に朝鮮半島が統一され、北朝鮮に米軍が駐留
するよりマシです。


さて、ティラーソンさんは19日、習近平と会談しました。


<習主席はティラーソン国務長官に対し、ドナルド・トランプ
Donald Trump米大統領との先月の電話会談で「中国と米国の
協力推進に共同で取り組む」方針を固めたことを明らかにした上
で、

「(両国の)関係を新たな時代に、建設的に進めていく形にでき
ると確信している」

「それができる限り、関係が正しい方向に向かうのは間違いない」

と述べた。>(AFP=時事 3月19日)


習近平との会談でも、北朝鮮問題「進展なし」だったようです。

 

▼現状を整理してみると

 

もう一度北朝鮮問題を整理しておきましょう。


1、北朝鮮は、近い将来、アメリカ本土を核攻撃できる能力
を手に入れる可能性が高い。

北は、核兵器保有している。

ミサイルに搭載できるほど小型化もできている。

アメリカ本土に届く「大陸間弾道ミサイル」も、間もなく
完成すると宣言している。


2、アメリカは、北が同国本土を「核攻撃」できる能力を
手に入れる前に、問題を解決したい。

3、経験上「話し合い」は効果がないので、「軍事力行使」
も検討中。

4、しかし、北を攻撃すると、韓国は火の海になる可能性が
高く、日本にもミサイルが飛んでくる可能性がある。

5、そして、中国が北側について参戦すると米中戦争になっ
てしまう。

6、困ったアメリカは、中国に協力を求めるも、中国はまっ
たくやる気なし。

7、「対話を継続しろ!」「米韓は演習による挑発をやめろ
!」「これはアメリカと北の問題であり、中国は関係ない」

などといい、まったく動かない。


皆さん、一体この難問、どうやって解けばいいのでしょうか?

トランプさんの決断に注目ですね。

 

 

(引用終了)

(引用開始)
http://tameike.net/comments.htm#new
かんべえの不規則発言

<3月20日>(月)

○トランプ政権の支持率がちょっと変わってきている。世論調査の数字を素直に信じると、昨年の大統領選挙のように痛い目を見ることがあるので、われわれも少しは用心をしなければならない。ということで、数字の裏側に思いをはせて世論調査を「読んで」みましょう。

○いつも愛用しているRCPで見ると、だいたい「支持45%、不支持50%」前後で安定している。問題はその中身である。RCPは各社世論調査の平均値を出してくれるのだが、2月まではその内容にバラつきがあった。端的に言えば、世論調査の名門たるギャラップでは、いつも不支持が支持よりも10ポイント以上多くなる。そして直近の3月18日分を見ると、支持37%、不支持58%と、とうとう2割も差が空いてしまった。つまりトランプ支持が低めに出るのである。

○なぜそんなことになるかといえば、老舗であるギャラップでは電話調査の聞き取りが非常に丁寧であるからだと思う。つまり調査員とのコミュニケーションが濃密になると、聴かれた人は「俺はトランプ支持だ」とは答えにくくなる。従って、支持の数値は低めに出る。これは別に非難されるべき問題ではなくて、そういうバイアスがあるということである。

○今回、注目すべきはラスムッセンのデータだと思う。ここはトランプ支持が強めに出る。少なくとも2月初旬まではずっとStrongly ApproveがStrongly Disapproveを上回っていた。ここだけは数少ない「トランプ支持がプラス」の調査結果が出ていたのである。同社はネットと電話の両方で調査しているので、有権者の本音が出やすいのではないか。こんな風に調査機関によってバラつきが多い時は、まだ世論が練れていないということ。だから「支持率を単純に45%だと考えるべきではない」と自らに言い聞かせてきたのであります。

○ところがここへきて、ラスムッセンの数値も悪化してきて、とうとうTotal ApproveよりもTotal Disapproveの方が上回るようになってきている。だいたい3月初旬に逆転していますね。「頑固なトランプ支持者」はあいかわらず3分の1以上を占めているけれども、「緩いトランプ支持者」がどんどん離れつつあるのではないか。政権発足から今日で2か月。これは重要な変化だと思います。

○かくしてRCPの集計においても、直近の数字の元となっている10社のうち「トランプ支持」が不支持を上回っているのはUSA Todayの1社だけとなっている。さすがに2か月もたつと、世論調査の数字が収れんしてきているのではないか。などと、試行錯誤を続けながらアメリカ政治を見ていくことになります。

 

(引用終了)

(引用開始)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170321-00000003-jij-n_ame
トランプ陣営の共謀疑惑捜査=ロシア選挙介入、政権に打撃―FBI

【ワシントン時事】昨年11月投票の米大統領選でトランプ大統領の当選を後押しするため、ロシア政府が米国内でサイバー攻撃などの工作を行っていたとされる問題をめぐり、米下院情報特別委員会は20日、初めて公開の場で公聴会を開いた。

 米連邦捜査局(FBI)のコミー長官はトランプ陣営とロシアが共謀していた疑惑を含め、捜査を進めていることを明らかにした。

 FBIが進行中の捜査に言及するのは極めて異例。トランプ氏は疑惑を「フェイク(偽)ニュースだ」と真っ向から否定しているが、政権運営への新たな打撃となりそうだ。

 コミー長官は、異例の対応を取る理由に世論の関心の高さを挙げつつ「FBIがロシアの大統領選干渉を捜査していることを確認する」と断言。捜査着手は昨年7月だと明かした上で、捜査では「トランプ陣営の関係者とロシアが協調していたかどうか」と「犯罪行為があったかどうか」も解明すると説明した。

 ロシアのプーチン大統領が工作を指示した理由に関しては「プーチン氏はクリントン国務長官を憎んでいた」と指摘。「その裏返しで明らかに対抗馬(のトランプ氏の当選)を望んでいた」と強調した。 


(引用終了)