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「変なホテル」の仕掛け人が語る「生産性を上げるロボットの使い方」
澤田秀雄氏インタビュー(HIS代表取締役会長兼社長、ハウステンボス代表取締役社長)
伊藤 悟 (Wedge編集部)

http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12266963259.html
新世紀のビッグブラザー
三橋貴明

完全自動レジの時代が訪れる
 明るいニュース。

(私のコメント)
最初の記事はホテルのロボット化で、後の記事はコンビニのレジの自動化だ。
現在の日本は人手不足を解消するのに、ロボットや自動化を進めている。
今後の社会はこの方向に進むのだろう。
自動車運転も自動化が研究されているし、鉄道もモノレールなど運転手が居ないものが増えている。
一番自動化無人化が進むのは危険な仕事で、その中でも一番は軍隊だ。
世界の歴史から見ても軍事が最先端の科学技術を開発し、その技術が民間にスピンアウトする事例はとても多い。
鉄道が急速に普及し世界中でレールが競争のように敷設されたのも国家がそれに自らの生存をかけたからだ。
鉄道によって軍隊を大量に早く遠くに運べるようになるし、そうなればアメリカののような広い国でも軍隊を少なくできる。
飛行機も自動車もコンピュータも戦争のたびに飛躍的に発展した。
今回の北朝鮮の動向も地上軍としての歩兵の動向はシナの瀋陽軍区で動いているのを別として、あまり動向が伝えられない。
それよりも、ミサイルや空母、核兵器化学兵器、の動向の方が報道される。
戦争が飛び道具を使って無人化される方向だからだろう。
こういう軍事技術が又民間に応用されて無人化が進むと思われる。
そうした無人化社会が住みやすいかどうか、必ずしも良いばかりではないだろうが、ちょっと想像がつかない面もある。
但し、三橋さんの記事の通り、人手不足に困っている地方は生産性が向上し、便利になることは確かだ。
例えば、自動車が自動運転になればお年寄りでも簡単に外出できるし、過疎の村でも無人コンビニが作れる。
年寄りが自分の故郷を離れずに暮らせるなら幸せだ。
また、自動化が進むと、移民が不要になるから、国家も安定するだろう。
高田馬場に向かって歩くと、すれ違う人の8割は外国人だ。
恐らく移民問題は将来社会の不安材料になるだろうから、今から無人化ロボット化を大いに進める必要がある。
余談だが、一度ハウステンボス行ってみたいです。

(私のコメント終)

 

(引用開始)

(見出し)
「変なホテル」の仕掛け人が語る「生産性を上げるロボットの使い方」
澤田秀雄氏インタビュー(HIS代表取締役会長兼社長、ハウステンボス代表取締役社長)
伊藤 悟 (Wedge編集部)

接客や掃除など多数のロボットが働く「変なホテル」を考案したハウステンボス代表取締役社長の澤田秀雄氏。長崎県佐世保市で始まった「サービス業のロボット革命」の影響は、ホテル業界にとどまらず、国内外の様々な方面に波及していきそうな予感を漂わせている。
WEDGE・以下同)

編集部(以下、──)ロボットを活用し、人の手を極力使わない「変なホテル」が開業から1年半が経った。


澤田秀雄(HIS代表取締役会長兼社長、ハウステンボス代表取締役社長) 1951年大阪府生まれ。73年に旧西ドイツ・マインツ大学経済学部に留学。80年旅行会社(現エイチ・アイ・エス)を開業。96年スカイマークエアラインズを設立。99年エイチ・アイ・エス協立証券(現エイチ・エス証券)の代表取締役社長に就任。10年4月ハウステンボス代表取締役社長に就任
澤田秀雄:2015年7月の開業から1年半が経過した。ロボットは当初6種82台導入していたものが、現在では25種218台に、それにあわせて従業員は30人から7人にまで減らすことができた。3月中には6人になる予定。日中は2人、夜間は1人の勤務体制で、それをローテーションで回している。次は従業員を3人にまで減らすチャレンジをしたい。「変わり続けるホテル」を目指して「変なホテル」と名付けた。

──「変なホテル」では、どんなロボットが働いているのか?

澤田:フロント、床掃除、窓拭き、芝刈り、クローク出し入れ、客室への荷物運びなどのロボットがいる。
──実際にホテルを見てみると、フロントにいる女性と恐竜のロボットはインパクトがあるが、あとはロボット掃除機のルンバのような一般家庭にあっても違和感のないロボットが多い印象を受けた。

澤田:実は開業前、どのロボットを導入するか決めるため、かなりの種類のロボットを使ってみたが、9割方は使えなかった。動かす場合は常に隣に人がいて「介護」しないといけなかったり、3時間でバッテリーが切れたりするなど、実戦向きではないロボットばかりであった。

 そもそもロボットに従業員が行っているすべての作業を担当させるのは無理だ。技術面でのハードルが高いうえ、コストがかかって採算がとれない。人が行う作業の7~8割をロボットに担わせ、残りを人がやる、という思想が重要で、この考えに基づいて運営すると従業員が10人必要なところを2~3人にすることができる。
──ロボットの導入費用とメンテナンス費用は。

澤田:細かな数値は公表していないが、開業後ロボットを積極的に導入しているホテルだということが広まり、以降はメーカー側が「是非うちのロボットを使ってくれ」と無償で提供してくれる場合がほとんど。定期的なメンテナンス費用が必要なロボットはコストがかかるため、はじめから導入しておらず、丈夫で長持ちするロボットを使用している。

 例えば、ロボットの導入に500万~800万円ほどかかったとしても、これは従業員1人を1年雇ったらかかる人件費と同程度のため、単純計算で2年目以降は黒字となる。「変なホテル」では需要が多くある時期に無理に値下げすることはしない。閑散期には価格を下げるが、ロボットを使用すると低価格でも勝負できるため、閑散期でも利益は出やすい。損益分岐点などは企業秘密だが(笑)。

 「変なホテル」の売上高、利益などの数値は公表していないが、これまで経営的にも順調にきている。稼働率は閑散期でも80%超、繁忙期は満室状態が続いている。
──見た目にもインパクトのあるロボットが多ければ、テーマパークのような面白みがある一方、店舗数を増やすことは難しいと思うが、「変なホテル」のロボットは実用的だからこそ、今後の店舗拡大が可能だと感じたが。


客室の様子。中央にいる「ちゅーりーロボ」に声で指示すると、照明のON/OFF、目覚ましアラームのセット、天気情報の取得などをしてくれる
澤田:3月15日に千葉県浦安市に2店舗目を開業し、その後も愛知県蒲郡市、大阪、東京などで開業していく。海外からの引き合いも強く、台北と上海への展開も計画している。3~5年ほどで100店舗の展開を目指している。

 都市部の「変なホテル」はビジネス仕様にするなど、店舗ごとにまったく異なるイメージにしようと考えている。フランチャイズやノウハウ提供といった形態も視野に入れている。将来的には1000店舗を目指す。

──ホテル以外の業態でもロボットの導入を検討しているのか。

澤田:例えばの話だが、スターバックスよりおしゃれな内装の居心地のよいカフェをつくることもできる。

 ロボットに頑張ってもらえば、1杯80円でも利益が出るだろう。年内には、「変なホテル」のなかに「変なバー」とでも呼ぶべきロボットバーを設ける予定だ。

──今年1月から本格的に動き始めた新会社「hapi-robo st(ハピロボ)」では何をしていく予定なのか。

澤田:生産性向上のためにロボットをどのように導入することができるかといったコンサルタント業務のほか、将来的には本格的なロボットを製作していく予定だ。シャープにいたエンジニアやIT企業の社長経験者を複数人採用した。今後、ロボットは事業の大きな柱になると考えている。


──コンサルタント業の想定クライアントは。

澤田:サービス業を中心に考えている。「変なホテル」もそうだが、ロボットを使うことの物珍しさでお客さんを集めるつもりはなく、実用的なロボットを使っていかに生産性を上げていくかということにこだわっていきたい。日本のサービス業の生産性は、ロボットを使うことでまだまだ上げることができる。

 

 


(引用終了)
(引用開始)
(見出し)
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12266963259.html
新世紀のビッグブラザー
三橋貴明

完全自動レジの時代が訪れる
 明るいニュース。
『国内コンビニ全店舗に「無人レジ」 使い方や防犯対策に懸念の声相次ぐ 
http://top.tsite.jp/news/buzz/o/35181095/?sc_int=tcore_news_recent  
 もはや私達の生活から切り離せない存在となっている「コンビニエンスストア」。
 そんなコンビニ大手5社が、深刻化している人手不足の解消や流通業の効率化を図るため、揃って「ある革新的なシステム」を導入すると発表。
 ネットでは賛否両論、さまざまな意見が飛び交っている。(後略)』


 あえて書きます。キタ――♪ o(゚∀゚o) (o゚∀゚o) (o゚∀゚)o キタ――♪、であると。
 2月14日に、パナソニックとローソンが、電子タグICタグ)を利用した完全自動レジの実験を公開しました。電子タグから価格情報をレジが読み取り、自動計算するシステムですが、完全自動レジ導入により、コンビニ店員の労働時間の約四分の一を占めるレジ対応を省力化できます。

 そして、ついに昨日、コンビニ五社が電子タグを利用した完全自動レジ導入を宣言したのです。

 地方はよくわかりませんが、東京のコンビニは「外国人だらけ」です。もちろん、日本はコンビニにおける外国人労働者の雇用について、技能実習生としても禁止しています。

 それでは、なぜコンビニに外国人店員が多いかと言えば、「留学生のアルバイト」制度が悪用(あえて「悪用」と書きます)されてしまっているのです。

 少子化により、定員割れになる大学が増えてきた。同時に、コンビニの時給が据え置かれ、安い時給で働くアルバイトが減ってきた。
 正しい対処法は、さっさと完全自動レジを導入し、
「コンビニの省力化を時給の引き上げを実現し、アルバイトを呼び込む」
 だったはずなのですが、現実には「留学生で大学の定員を埋め、彼らを外国人労働者としてコンビニが雇う」という道が選択されてしまったのです。

 本来であれば、コンビニ業界は五年以上も前に、完全自動レジの導入を始めるべきだったと思います。そして、生産性を高めることで時給アップを可能とし、日本の潜在労働力を呼び込むのです。
 何しろ、.就業を希望しているものの、求職活動を行っていないため非労働力人口とされている、いわゆる潜在的労働人口は、我が国は2016年の数字で380万人に及ぶのです。ある意味で、日本は人手不足ではありません。厳密には、
「生産性向上により実質賃金を高め、潜在労働力を活用することで人手不足を解消する」
 という正しい道が存在しているにも関わらず、生産性向上のための技術投資や設備投資に踏み切らず、賃金の引き上げも拒否した結果、生産年齢人口比率低下の影響をまともに受け、ひたすら人手不足が深刻化していっているわけでございます。

 特に、若年層が相変わらず東京に流出する地方は、人手不足が顕著になっていっています。米沢の経営者の方々が言っていた、
「もはや給料の問題ではなく、労働市場に失業者がいない」
 という言葉が印象的でした。

 無論、地方においても潜在的労働人口労働市場への流入を促進する必要がありますが、同時に日本の地方こそが「生産性向上のための投資」を牽引するという事実を理解して欲しいのです。
 世界における生産性向上を、日本の地方が牽引する時代が訪れたのです。理由は簡単。日本の地方こそが、世界の中でも突出して人手不足が深刻化していっている地域であるためです。

 上記を理解したとき、日本の人口減少や地方からの人口流出を、
「このままでは日本が衰退する~っ!」
 といった、ナイーブ(幼稚)な文脈で理解してはならないことが分かるはずです。
 日本国(特に地方)に必要なのは、人手不足を解消する生産性向上のための投資、実質賃金の引き上げ、潜在労働力の活用、この三つ以外にはないのです。

 日本の経営者が、あるいは日本国民が、「人口減少で衰退する~っ!」といった幼稚な理論から脱却し、
「人手不足を埋めるために、いかに生産性を上げるべきか」について真剣に考え始めたとき、
我が国は再び経済成長の黄金循環に乗ることができるのです。

 

 

 

(引用終了)