1705-20-1258-5/29メルマガブログ転送日本人の理想

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 https://www.youtube.com/watch?v=9OfkU1XnF5I

(私のコメント)

(要約)
1.日本人が理想とする社会はどんな社会か。
嘘をつかず、暴力で人の物を奪わず、まともな人間がまともに努力して報われる世の中。
世界の常識は嘘をついてだまして他人の物を奪うことで、日本も同じ様なことがあったが、基本はそこにある。
2.この理想を具体化したのが日本書紀にある高天ヶ原における物語だ。
日本書紀にほんしょき』神代紀じんだいき
https://blogs.yahoo.co.jp/yoshimizushrine/62754929.html
日本書紀巻二天孫降臨章第二の一)

 「豊葦原の千五百秋(ちいほあき)の瑞穂の國は、これ吾が子孫(うみのこ)の王(きみ)たるべき地(くに)なり。爾(いまし)皇孫(すめみま)、就(ゆ)きて治(し)らせ。行矣(さきくませ)。寶祚(あまつひつぎ)の隆(さか)えまさむこと、當(まさ)に天壤と窮まりなかるべし」とあるのがこれである。

 これを現代國語に訳すと、「豊かな葦原で秋になると稲穂がたくさん稔る國は私の生みの子が統治すべき地である。なんじ皇孫よ、これから行って統治しなさい。元気で行きなさい。天の日の神の靈統を継ぐ者が栄えるであろうことは、天地と共に永遠で窮まりないであろう」というほどの意である。  
3.この物語は現実に起きたことを神話や伝説で残したもの。
この世で理想社会を実現しなさい、と神様から言われたのが日本人だ。
歴史とは民族の理想を追い求める苦難の道を歩む、その流れが歴史というものだ。
だから、そういう意味ではシナ朝鮮など理想の無い所には歴史がない。
教義やイデオロギーが少ないのも「この地上で豊かに暮らす」という現実重視からだろう。
4.この日本書紀の物語の理想社会は高天ヶ原だが、その理想社会の高天ヶ原から下って現実の地上社会であるこの世界を理想社会にせよ、と神が自分の孫に銘じている教え(神勅)なのだ。
これは他の宗教のように理想社会は空の向こうのあの世にあって死ねばその理想社会に行ける、というような話とは逆になる。
キリスト教の元宗教であるユダヤ教は奴隷になった者が何時か救世主が現れて苦しい奴隷状態から解放してくれる、という宗教だから全然根本的に違う。
キリスト教ローマ帝国の奴隷の間で広がり、支配者も奴隷に飲み込まれてキリスト教徒になった。
だから、キリスト教の上に築かれた西欧文明もこの現実の世の中に対する考え方は日本と全然違う。
社会を良くし、善行を積むのはあくまであの世が前提になっている。
そういう西欧白人社会と日本の違いを認識しておくことが大切だ。
5.その神の神勅の子孫が日本民族の総本家中の総本家であるこうしつであり、その当主である天皇ということになる。
日本の氏神様の総氏神伊勢神宮ということになる。
天皇には苗字がない。苗字があるとその苗字の総本家になるから日本全体の総本家である天皇には苗字がない。
各苗字にはそれぞれ氏神様がいるが、天皇総本家の氏神伊勢神宮になる。
6.日本列島において日本人は平和に暮らした。
その実現した平和とは、絶滅戦争をしない、他部族の神を殺さない、ということだ。
絶滅戦争というのは戦争をしても負けた相手を皆殺しにしないことだ。
負けた部族の神も否定されるから他部族は勝った部族の神を信仰することになり、完全に部族は消滅する。
日本は負けても神を存続させるから、神が増えて多神教になってゆく。
一神教は絶滅戦争と神を殺す戦いを繰り返してきた。
日本はアメリカの圧迫に耐えかねて大東亜戦争をおこしたが、絶滅戦争の観念がなかったので徹底的にやられてしまった。


(私のコメント終)

 

(引用開始)

(見出し)
https://www.youtube.com/watch?v=9OfkU1XnF5I

藤井厳喜日本民族の理想と天皇①【再】』AJER2017.4.15
ChannelAJER02


(引用終了)