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すめらぎいやさか
二〇一六年霜月廿九日
宗教原理主義国家アメリカのポリティカル・コレクトネス真理教
(見出し)
(私のコメント)
今はキャビンアテンダントと言葉を変えたが、昔はスチュワードとスチュワーデスと言っていた。
ポリティカルコレクトネスも可愛いものだったが、今は異端審問のように猛威を振るっている。
対応を誤ると大企業も訴訟を起こされ、数十億円の賠償金を払わせられる。
上記の航空会社の呼称変更は会社防衛としてはとても大事なことだったのだ。
こういうことにアメリカの司法は容赦なく加担しているから、大変だ。
名前が変わったからと言って内容は同じだし、意味がないのにどうしてこんなことするんだろう、と思っていたが、訴訟対策だったのだ。
下記の記事にある通り、ポリコレは一神教的な異端審問となっている。
「ユダヤ教系一神教原理主義」同士の戦いになっているようだ。
この見方はブログ主の卓見だと思うが、つまり、アメリカの現状は宗教戦争だ、ということだろう。
南軍のリー将軍の銅像が引き倒されているばかりでなく、今日のニュースではコロンブスの像も倒されている。
これは、アメリカ建国の原理原則つまり、ピューリタンの「マニフェストディスティニー」(明白なる運命)否定にもつながってくる。
この言葉は西部開拓を正当化するために使われたもので、神様が「この土地はお前のものだ」と言った、というのを根拠にしている。
これを否定するとなると、アメリカの否定だから大変なことだ。
もっとも、今のところ表だってそこまでは行っていないようだけど。
マニフェストディスティニーの先頭に立つのが白人ピューリタンだったわけで、本来これこそがユダヤ教系一神教に繋がっている。
それを、今度はポリコレのユダヤ教的一神教が戦いを挑んでいる構図だ。
下記のニュースにある通り、地方の行政組織や司法がこれに加担しているから、破壊力は抜群だ。
スチュワーデスを別の言葉に言い換えて平等になったような気分になっているのとはだいぶ違う深刻な事態になってきた。
(私のコメント終)
(引用開始)
(見出し)
すめらぎいやさか
二〇一六年霜月廿九日
宗教原理主義国家アメリカのポリティカル・コレクトネス真理教
***
米国の保守系の人々はオバマ政権の州の自治を連邦政府が犯して価値観を押し付けて来るやり方に不満を持っていました。
権力が、この様に考えよと押し付けて来る、本来ならリベラルが一番嫌うべき事をリベラルなオバマ政権は推し進めていました。
自由な論議をする機会すら与えず、議会で自由に論議して決めた法でもないのに、異端者とみなされたら社会的に抹殺されるのは中世の魔女狩りと同じです。
聖書に書いてある(魔女の事なんか書いてないわけですが)から火あぶり、心の中で悪い事を考えたから(どうやって知った?)異端と決めつけて拷問と言う思考パターンと変わりません。
過激な政教分離やポリティカル・コレクトネスの乱用による言葉狩りや思想統制は、やっている本人達は自覚はありませんが、
キリスト教原理主義者と同じ思考パターンで結論が裏返っただけと言うことです。
共産主義が宗教を否定する宗教なのと同じです。
アメリカの場合、本国にはいられなかったような過激なカルト集団が渡って来て建国された経緯から、
神の御意志に叶う為に異教徒や黒人やLGBTなどのマイノリティを善意で全否定するガチに狂信的なキリスト教原理主義が力を持っています。
その命の危険レベルのマジ基地差別に対抗するために、米国の人権運動、公民権運動は過激にならざるを得ませんでした。
現代米国のポリティカル・コレクトネスのファシズムが過激なのは過激なキリスト教原理主義の双子の裏返しです。
だから他の要素は全て無視して、ポリコレと言う教義に違反して者は全否定、ポリコレと言う唯一神と違うものを信じる事は許さないのです。
過激なポリコレや潔癖症の政教分離はユダヤ教系一神教原理主義の亜種の宗教だと見れば、だいたいの彼等の行動の説明が付きます。
トランプ次期大統領は、差別的「であるにもかかわらず」大統領になったのであって、差別的「だから」大統領になったわけではありません。
トランプ次期大統領の発言は、マスメディアが前後を切り取って煽った面も多々ありますが、それだけでは説明が付かないものもあり、マスコミが煽るほど差別的ではありませんが、差別的である事は否定できません。
しかしながら、差別的「であるにもかかわらず」大統領になれた事のインパクトは差別的「ではない」から大統領になれた場合よりも大きいのです。
ポリティカルコレクトネスは数ある諸問題のうちの一つに過ぎないと相対化してしまったからです。
相対化される事は一神教原理主義者にとっては許しがたい事です。
だから米国の法や投票結果を全く尊重しないNot my presidentと言う民主主義否定を絶叫してデモをしています。
法治主義よりも民主主義よりも優先すべきものがあると考えているのはアメリカを宗教原理主義国家に戻したいと言う事です。
(引用終了)
(要約引用開始)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3137084.htm
tbsnews
白人至上主義への抗議、各地のコロンブス像も矛先に
アメリカでは、白人至上主義への抗議から南北戦争で奴隷制を擁護した南軍の記念碑を撤去する動きがあの人物にまで波及しています。
「こちらはセントラルパークの近くの広場なんですけれども、あちらの柱の上に立っているあの像、あれがコロンブスです。マンハッタンのシンボルの1つですが、こちらにも記念碑撤去の波が押し寄せようとしています」(記者)
全米では、バージニア州の白人至上主義者などの集会で衝突が起きたあと、南北戦争で奴隷制度の存続を訴えた南軍の指導者の銅像などを自治体が撤去する動きが広がっています。
さらに最近は、先住民の土地を奪い虐殺したなどとして、歴史的評価が分かれるコロンブスにも矛先が向かっています。メリーランド州のコロンブスの記念碑が何者かによってハンマーで破壊される様子の動画が公開されたほか、テキサス州ではコロンブス像に赤い塗料がかけられる事件が起きています。
そんな中、ニューヨークでは、市の当局者が記者会見で、コロンブス像を撤去すべきかどうかを検討する必要があるとの考えを示したのです。
「彼は残虐なのに通りや広場に名前がある。撤去すべき」(広場を訪れた人)
「どの銅像も誰かを怒らせる。全部壊すことになる。きりがない」(広場を訪れた人)
人種差別などの象徴として像を排除するのか、それとも歴史の一部として捉えるのか、一連の記念碑撤去の動きは古くて新しいコロンブス論争にも火をつけた形です。
(要約引用終了)