1709-1-1329-9/1メルマガブログ転送人工知能新職業

中身が濃くて面白い備忘メルマガブログ紹介
http://www.mag2.com/p/money/288319?l=xyp0997ee9

マネーボイス

(見出し)
AIに奪われるだけじゃない!技術革新で生まれてきた「新しい職業」5選=東条雅彦

2017年8月29日

 

(私のコメント)
人工知能はこれからの社会を劇的に変えるだろう。
例えば、弁護士のような職業は無くなるのではないか、と言われる。
弁護士は過去の判例データが重要な作業の道具になるが、こういうものは人工知能の方が勝っている。
また、医師の診断なんかもすでに人工知能の方が勝っている分野もでてきたそうだ。
つまり、記憶力が物を言うような職業は今後すたれてくるだろう。
つまり、記憶力で勝る人が東大を出て出世したが、これが通用しなくなる、ということだ。
学校の先生もただ知識を黒板に書くだけだったり、毎年同じノートを繰り返して読み上げるような大学教授はお払い箱になるだろう。
それにつけて、余談になるが、23日前にツウィッターで炎上した話を思い出した。
法政大学の教授が「日本の迎撃ミサイルなんて役に立たない、それに使うカネを北朝鮮の金さんに上げて止めてもらうほうがいい」とツウィッターに書いたのだ。
バカバカしい話で、この教授がいかにバカな男か、はっきりわかる。
また、東大教授でJアラートで朝起こされた、と怒っているツウィッターもあり、これも炎上した。
大学教授がいかに劣化しているか、よく分かる事例で、恐らくこれらの先生は人工知能に負けるだろう。
これからの人間は人工知能に使われるか、使うかで違ってくるのだろう。
ただ、人工知能にも限界があるような気がする。
というのは、人間は越えられるかもしれないが、神は越えられないだろう。
と、えらそうに言ってみたが、ここのところはよくわからないが、そんな気がする。
どうして越えられないかというと、完全な未来予想はやはりできないからだ。
過去の事例の蓄積に基づいて未来予想するのだから人間よりは正確な未来予想が出来るだろうが、過去に事例の無い事態は予測できない。
その意味で神は越えられない、と言ったのだが、ここら辺は注目点として興味深い。
もしかすると、人工知能を教祖とする新興宗教が誕生するかもしれない。
世の中は速いテンポで変化してゆくようだ。


(私のコメント終)


(引用開始)


(見出し)
「新しい職業」とは何か? それはここ5年ぐらいで新しく生まれてきた職業のことです。最も目につくようになったのは「YouTuber」ですが、それ以外にも多くの新しい職業が生まれつつあります。今回はその代表的な職業を5つ、紹介します。

あと、10年もすれば、AI革命によって今の既存の職業の半数はなくなると言われています。「将来は○○になりたい!」と思って勉強してきた子どもたちが、いざ就職する時には目指していた職業がなくなっている…という事態に直面してしまうのです。こういう状況を踏まえると、現在の「学校教育」は、完全に空振りに終わってしまう可能性が高いと感じます。

失われていく職業に目を向けるのではなく、これから生まれてくる職業に目を向けて、人生を切り抜けていきましょう!(『ウォーレン・バフェットに学ぶ!1分でわかる株式投資~雪ダルマ式に資産が増える52の教え~』東条雅彦)

ロボットに仕事を奪われても、次の新しい仕事はどんどん生まれる

オズボーン准教授「今後10~20年程度で47%の仕事が自動化」

AI革命は2020年代の中盤ぐらいから急速に始まるとされています。そして、AI革命が始まると、今、存在している職業の50%程度はなくなってしまうと言われています。

その予言をしているのは、英オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授です。米国労働省のデータに基づいて、702の職種が今後どれだけコンピューター技術によって自動化されるかを分析しました。

その結果、今後10~20年程度で、米国の総雇用者の約47%の仕事が自動化されるリスクが高いという結論に至りました。この研究結果は2014年に発表されたものなので、ターゲットになっている年は2024年~2034年となります。AI革命が始まると予想されている時期とピッタリと一致しています。

2017年の現在はまだ本格的に「仕事が自動化されてなくなる」という段階ではないのですが、既にその兆候が少しずつ出てきています。

「YouTuber」が小学生の将来の夢、第3位に?

2016年3月22日付の毎日新聞(大阪朝刊)に、大阪府内のある小学校が調査した4年生男子の将来の夢が掲載されました。

<将来の夢(小4男子)>

第1位:サッカー選手
第2位:医者
第3位:YouTuber
第4位:公務員

第3位にYouTuberがランクインしたことが大きな話題になっていました。子どもの方が大人よりも感受性が高いためか、世の中の変化を敏感に感じ取っているように感じます。

YouTuberという職業はここ近年に新しく生まれた仕事です。YouTubeという自分専用のテレビ局でイキナリ世界中の人々に映像を配信できる時代になりました。

この変化はテクノロジーの進化によって引き起こされています。その要因は次の3つです。

インターネット回線速度の高速化
スマホの普及率の向上
マスメディア離れ
本稿では、5つの新職業を紹介していきます。

【新職業その1】プロブロガー

トップバッターは「プロブロガー」です。「最近、新しく生まれた仕事」と呼ぶには少し説得力が欠けると感じた人もいるかもしれません。

なぜなら、ブログだけで生計を立てている人は10年以上前から存在していたためです。しかしながら、10年前よりも近年の方がインターネット広告市場の成長率が高くなってきています。

<インターネット広告費(2008年~2016年)>

出典:電通日本の広告費
出典:電通日本の広告費
2016年のインターネット広告費は1兆3,100億円で、年間成長率は13%です。2014年~2016年の成長率は3年連続で10%を超えています。年率10%のペースで成長する場合、市場規模は7年で2倍になります。インターネット広告費が大きく伸びてきているという市場の拡大が、プロブロガーの生活を支えています。

ただ、インターネット広告費が永久に伸びていくかと問われれば、その答えはノーです。なぜなら、広告費全体が伸びているわけではないからです。

こちらのグラフをご覧ください。

<各メディア広告費(2008年~2016年)>

出典:電通日本の広告費
出典:電通日本の広告費
インターネット広告費は毎年10%程度のペースで伸びていますが、総広告費は6兆前後で概ね横ばいで推移しています。

つまり、新聞、テレビ、DM等の旧メディアの広告費がインターネット広告費に振り替えられているだけなのです。

とはいえ、インターネット広告費が占める割合はまだ20%程度なので、引き続き市場規模は拡大していくと思われます。

「新しい職業」を生み出している根本的な構造が、旧メディア(新聞、テレビ、DM等)からインターネットへのシフトです。
【新職業その2】YouTuber(実写系)

今、新しい職業として、最も世間の注目を集めているのがYouTuberです。

私の近所には小学校があって、家の前の道路は通学路になっています。最近、子どもたちが下校の途中で友達同士で「バイバーイ」と言って別れる時に「スカイピース」(人気YouTuberの名前)と叫びながら、バイバイをしていたのには本当に衝撃を受けました。

見た感じ小学校3年生ぐらいでした。子どもたちは一体、どんな機器を使ってYouTubeを視聴しているのかがとても気になりました。

内閣府が2016年11~12月に満10~17歳の5000人を対象として実施した調査(最新)では、インターネット利用率が80.2%という非常に高い値になっていました。

利用機器はスマホ(47.2%)でトップです。以下、携帯ゲーム機(21.7%)、タブレット(20.9%)、ノートパソコン(17.3%)と続きます。

明らかにテレビからYouTubeに人が移動してきています。この流れは今後も強化されていくでしょう。

【新職業その3】ゲーム実況者

YouTuberと被るところがあるのですが、ゲーム実況という分野は、YouTubeの中でも巨大市場になっているので、敢えて分けて区分しました。

世界で最もYouTubeのチャンネル登録者数が多いのが、ピューディパイ(PewDiePie)さんというスウェーデン人のゲーム実況者です。現在はイギリスに住んでいます。ゲームの実況から動画の編集までほぼ1人で作業をしているそうです。

チャンネル登録者数はなんと5,600万人です。日本の人口1億2700万人の約半数に当たる人たちが、ピューディパイさんのゲーム実況を視聴していることになります。

そして、ピューディパイさんの年収はなんと17億円です。今でもチャンネル登録者数は年率20%のペースで伸びているので、年収も連動して増えていっているはずです。

ピューディパイさんは英語で実況しているので、全世界の人たちにアプローチできます。さらにゲームという分野は世界中の人たちに好まれている分野で、国と国の壁がほとんどありません。

その点、実写チャンネルの方が言葉やその国の文化等に引っ張られてしまい、商圏が狭くなるという欠点があります。

一昔前までは「ゲームの実況」で億万長者になる人が出てくるなんて、完全に想定外だったと思います。とても大きな変化が起きています。

先程のYouTuber(実写系)とゲーム実況者が儲かっている根本は、動画広告市場の伸びにあります。

<動画広告市場規模推計・予想(デバイス別)「2015年~2022年」>

出典:オンラインビデオ総研/デジタルインファクト調べ
出典:オンラインビデオ総研/デジタルインファクト調べ
インターネット広告の中でも「動画広告」は1番、熱い分野です。2015年には535億円だった市場が、7年後の2022年には2,918億円と約5.4倍に増加する予定です。

YouTuberとゲーム実況者の収入は、まだまだ右肩上がりで推移していくことが予想されます。

【新職業その4】ドローン操縦士

近年、プロのドローン(小型無人飛行機)操縦士として活躍する人も出てきました。

高額なケースでは空撮1本で報酬が50万円、場合によっては100万円に達する場合もあるそうです。年収ベースで、1000万円~数千万円を稼ぐドローン操縦士もいます。

これは実際にドローンを操縦したことのある人なら、なんとなくイメージが湧くかと思います。ちょっと練習したぐらいでは、なかなか思い通りに飛ばせません。ドローンを思い通りに飛ばせるだけでも、とても市場価値があるのです。

農林水産省では、2016年6月から、「農薬を散布する小型無人飛行機(ドローン)操作の認定制度(公的資格)」の運用を開始しています。

以下の写真はドローンを使って農薬を散布している様子です。

出典:農林水産省
出典:農林水産省
ドローンのことを単なるおもちゃのように捉えている人は、見方を変えなければいけません。

<ドローンビジネスの市場規模(国内)>

出典:インプレス総合研究所
出典:インプレス総合研究所
ドローンビジネスの市場規模は、2022年度には2,116億円に達すると予想されています。2017年度が533億円なので、あと5年で市場規模が約4倍になります。

今は需要の割に供給が足りていない状況なので、手に職を付けたい人には狙い目の仕事になると思います。

【新職業その5】VR作家

最後に紹介するのはVR作家という、まだ完全には確立されていない職業となります。しかしながら、近い将来において、「VR作家」という仕事ができるのではないかと期待されています。

VRとは、バーチャルリアリティの略です。ヘッドマウントディスプレイと呼ばれるゴーグル型の端末を頭からかぶって使い、コンピューターの中に作られた仮想的な世界をあたかもそこが現実であるかのように体験させる技術や概念のことです。

個人VR作家『KA0RU』は、360°VR作品「博士と万有引力のりんご」を制作しました。その映像がYouTubeで公開されているので紹介します。

<博士と万有引力のりんご>

 

<ストーリー(約9分間)>
ある日、博士は1つの美しいりんごを見つけました。博士はあの手この手でりんごを手に入れようとしますが、なかなか手に入りません。途方に暮れていた博士が最後に見つけた1つの真理とは!?

ニュートン万有引力の法則を発見したエピソードになぞらえたファンタジーです。本作品はフルCGで作成されたVR絵本となっています。

このVR(仮想現実)と並んで、よく話題になるのが、AR(拡張現実)という概念です。ARとは「現実にデジタル情報を付与して、CG等で作った仮想現実を現実世界に反映する」ことです。

最もわかりやすい例が「ポケモンGO」となります。ポケモンGOスマホで現実の世界を映すと、ポケモンが現れるという架空のデジタル情報を付加しています。

VR=現実世界とは切り離された仮想世界に入り込む
AR=現実世界が主体になって、そこに付加情報を加える

このVRとARの市場予想は次のようになっています。

<国内AR・VRコンテンツ/VR HMDの市場規模(~2021年度)>

170829tojo_7

ARコンテンツ:59億円(2016年度)→ 355億円(2021年度)
VRコンテンツ:27億円(2016年度)→ 710億円(2021年度)
VR HMD:55億円(2016年度)→ 1,046億円(2021年度)
VRコンテンツの市場規模が今の20倍以上に増えるので、「VR作家」という職業が確立されることが予想されます。これらの市場もドローンビジネスと同様に急速に拡大していきます。

消えゆく仕事ではなく、新しく生まれてくる仕事に目を向けよう!

7~17年後の2024年~2034年の間に、いま存在している仕事がAIによって自動化されるという話を聞くと、不安に感じる人も多いと思います。

しかしながら、仕事がなくなる一方で「新しい仕事」が生まれてきています。

「消えゆく仕事」に焦点を当てると、どうしても後ろ向きな考えになりがちです。そうではなく、新しく生まれてくる仕事に目を向けるようにしましょう。

小学生がYouTuberに憧れる理由はおそらく、自分の得意なこと・やりたいことに繋がっているからでしょう。

ちなみに、私は小学生時代、友達から「ファミキチ」というあだ名で呼ばれていました(まるで気が狂ったように毎日、ファミコンをしていたためです)。もし、私が今の環境で子どもの時に「将来の夢は何?」と聞かれたら、「ゲーム実況者」と答えていたと思います。

一昔前なら、親が「それはお金にならない」「生活ができない」等といろいろ理由をつけて子どもの夢を潰すことができましたが、今はその論理は通用しません。ある意味、チャンスが多い時代だともいえます。

まだ、AI革命が本格的に始まっていない今の段階でも、大きな変化が生じて、新しい職業が生まれてきています。

大切なことは消えゆく仕事を悔やむことではなく、新しい仕事が生まれてくることをもっと喜ぶことです。変化のない世の中よりも変化のある世界で生きていた方が、断然に人生が面白くなるはずです。


(引用終了)


(要約引用開始)


http://www.mag2.com/p/money/248660/2?l=xyp0997ee9

「機械に仕事を奪われる」私たちが向かうべき、たった1つの冴えた未来=山田健彦
(前略)
ブラックボックス化」する未来

筆者がむしろ怖いと感じるのは、「ディープラーニング(深層学習)」というメカニズムです。

プロの将棋棋士囲碁棋士たちは、「AIがどうしてこんな手を出してくるのか、後から振り返っても理解できないことが多々ある」と言っています。

人間同士の戦いならば「ああ、この手は今後、こうするための布石かな」と想像がつくらしいのですが、AIの打つ手は「意図が読めない場面が多い」のだそうです。これはAIが、過去の人間同士の戦いの譜面を学習するだけでなく、囲碁や将棋以外の他の何かと独自に関連性などを結びつけて、新たな手を考案するからです。

つまり、AIは独自に学習し、その学習内容は人間からはブラックボックス化してしまうのです。これが「ディープラーニング」です。

例えば、AIが自動運転する車が「赤信号で止まる」という選択をせずに、場合によっては「そのまま交差点を突っ切ってしまうことがベストだ」と勝手に判断してしまうかもしれず、その思考過程を人は修正することができないということがあり得るのです。

ここのところをどのように制御するのか、まだ解を出した人はいないそうです。ちょっと怖い話ですね。

 


(要約引用終)