1712-22-1165-12/28メルマガブログ転送GDP消費と生産

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えい坊主の時事ネタ日記
政治・経済・その他時事ネタ。売国奴排撃!!(※右翼じゃないよ)

(見出し)

来年は「魔法の杖」に頼らない一年に
2017年12月25日(月)
(私のコメント)
この記事はGDPの計算方法を分かりやすく説明している。
日本の新聞テレビ、すなわちマスゴミフェイクニュース(噓ニュース)ばかりだから我々庶民も知識武装する必要がある。
こういう分かりやすい解説を読んでおくと、新聞テレビを読んでいても「なんか変だな」と気が付くことが出来る。
マスゴミも近頃は巧妙になって嘘を7分に混ぜたり、都合の悪いことは報道しなかったり、印象操作で示唆したりする。
こちらもかぎ分ける能力が求められる。
その為にはこのブログなどは体にフェイクニュースの免疫を付ける意味で大変良いブログだ。

 

(私のコメント終)

(引用開始)
(前略)
平成29年12月24日の朝、サンデーモーニングでデーブ寺島は「浪費を考え直すべき時」「議員は半分くらいに」「所得税改革が中途半端」など、バカの緊縮構造改革派がギュっとおいしく凝縮された壮絶なまでのバカさ加減を披露し、今年を見事に締めくくりました。

我々は、この国家が、この社会が、「労働で支えられている」と思っています。もちろん正解です。誰も働かない国なんぞはすぐ消滅します。
そして同時に、我々は、いみじくもデーブ寺島がサンデーモーニングで語ったとおりの認識を持ってしまいがちです。すなわち「消費」を時折「浪費」などと言い換え、それが自堕落で放漫で破滅への道なのだと。

たまの特別な旅行、特別な食事については、例えば「自分へのご褒美」「クリスマスだから」などとよく言うように、何らかの名目、場合によっては言い訳をつけて、ある意味での罪悪感を薄めるのが庶民というものです。そしてそれは、別に悪いことではない。
ではその罪悪感はどこから来るのか。簡単です。「道徳」でしょう。今を楽しむばかりで将来を考えないのは、無計画であり、非道徳的なのです。将来を見据えてコツコツと貯金するのは美談ですが、これも当然のことであり、個々人の財布という観点からは全く正しいものです。
しかし一方で、我々は、このブログにおいてマジ実測で30回は書いたと思われる、この絶対の真実を忘れるわけにはいきません。


生産 = 消費


生産は、消費なのです。
消費は、生産なのですよ。
繰り返しますが、我々はこの国家、社会が、労働によって支えられていることを知っています。それならば同時に、全く同じ重さとまでは言わない、せめて形式的にでも、消費によって支えられていることを知らねばなりません。
両者はイコールでありながら、サンデーモーニングの寺島のような経済を全く理解しない人々により、道徳と非道徳くらいまで、遠く、無慈悲に分断させられるのです。
私は今年、このブログで特に何度も強調したレトリックがあります。すなわち、

政府が「節約」するのは、国民に「働くな」「何もせずダラダラ遊んでろ」と言うのと全く変わらない


ということです。なぜでしょうか。
今年最後ですから、これも繰り返しておきましょう。


生産 = 消費 = ①民・公消費 + ②民・公投資 + ③純輸出


デーブ寺島は①②における「公の消費」や「公の投資」を減らせ、なぜなら自堕落だから、と主張しています。つまり右辺を減らせと言うのです。すると全体が減りますよね。小学校低学年で習う、単純な足し算です。この私ですら、少なくとも概要だけは理解してるんですよ。誰だって理解できるんです。難解な数学的な記号も関数も入っていないんです。
そうすると、右辺と左辺はイコールなのだから、生産が減るでしょう。これは因果式ではありません。定義です。消費が減るとぉ~色々な理由とぉ~様々な経路にぃ~波及してぇ~生産がぁ~減るぅ~、のではない。定義としてイコールなのです。消費が減れば、ダイレクトに生産は減るんです。

年末ですね。街中はすごい人出です。
あなたは今月、普段より多めに「消費」しませんでしたか。

普段買わないような食料品を買いませんでしたか。
普段買わないような誰かへの御礼の品やプレゼントを買いませんでしたか。
普段しない自動車の洗車をしませんでしたか。
お正月に向けて、何かの準備のために買い物をしませんでしたか。
年末年始は、普段行かないところ(例えば旅行や実家など)へ行く予定はありませんか。

それらの消費対象は、全てが「誰かの労働の結晶」のはずです。当然でしょう。いくらお金を積もうが、誰も働かなければ、食料品も御礼の品もプレゼントも洗車もお正月の準備も旅行も実現しません。
消費は、生産なのです。自堕落だから政府は切り詰めろと主張することは、自堕落だから生産を減らせ(お前ら働くな)と主張することと同じです。
つまり寺島は国民に「何もせずダラダラ遊んでろ」と言っているのです。ここは注意してください。この「遊んでろ」は、例えばドライブに行ったりゲームセンターに行ったり居酒屋で飲み食いすることを指しません。文字通り何もせず、家の中で、最低限の飲み食いだけで、ダラダラするのです。取りあえず生きてるだけ。

今年、私が多用したレトリックのもう一つがこれでした。
つまり、寺島実郎という経済の専門家(自称)は、日本経済の立て直しのために魔法の杖を使おうとしているのです。マジックです。イリュージョンですよ。このイリュージョン経済を主張する人々は、


ダラダラ遊びながら経済を立て直せ


と言っているのです。生産をせずに、国民が働かずに、日本経済復活を目指せと。
宴会芸レベルの手品のネタが100円ショップにありますが、あなたは見たことがありますか。数百円程度とは言え、何も知らない相手には大した効果があります。私は、相手が筒の中に入れたサイコロの目を当てるという唯一のネタだけで善良な人々を延々と騙し続けた(笑)ことがありますが、一度ネタを知ったらもう呆れるほどバカバカしい話です。それでも9割以上の人は見事に面食らいます。

自分の消費は、誰かの労働なのです。マジックのネタ以下です。僅かにでもそちらに目を向ければ分かる話で、ある人の消費は「別の誰かの労働」とイコールです。
あなたは、仮に日本経済が今後復活するとして、国民が働いた方が復活に近づくと思いますか。ダラダラ遊んでいた方が復活に繋がると思いますか。

さて、経済のニュースを少し興味を持って見ている人なら出てくる疑問があると思います。「いま現在、日本の景気は良くなっているのでは?」。そうです。確かに様々な指標が上向きになっています。それもこの式で説明できます。


生産 = 消費 = ①民・公消費 + ②民・公投資 + ③純輸出


右辺①②③は「消費の内訳」です。よろしいですか、何度でも強調しますよ。すなわちそれは「生産する理由の内訳」であり「国民が労働する理由の内訳」でもあります。理由がなければ町の製造業の社長さんは生産などしません。とび職がいなければ足軽大将は作らないし、ランナーがいなければ陸王は作らないんですよ。
そこで、いま劇的に伸びているのが③です。純輸出とは「輸出-輸入」です。外国に売ればプラス、外国から買えばマイナス。簡単でしょう。
日本のGDPは、H29年7~9月期(実質・季調)において前期比0.34%伸びました。そのうち、純輸出は0.52%ほど引っ張っています。言い換えれば、純輸出の効果が無ければGDPはマイナス成長でした。

全てだとは言いませんが、これが実態を大きく示しています。(ちなみに前期比だけでなく、前年同期比、政権発足時比を見ても、純輸出は巨大な効果を示しています。)
日本の景気は、いま、まずまず良いのです。なぜでしょうか。この社会はイリュージョンではありません。魔法の杖など無い。つまり、国民が元気に働いているから景気が良いのです。
では、いま、なぜ国民は「元気に」「普段より多めに」働いているのでしょうか。その理由が次です。しつこいようですが、寺島のようなイリュージョンエコノミストに騙されないためにも、私の手品レベルの超くだらないネタは重々承知しておく必要があります。こんなクソしょうもない話には、経済学者による高度で崇高な議論などお呼びではない。義務教育を受けた我々なら誰もがざっくり理解すべき話です。


生産 = 消費 = ①民・公消費 + ②民・公投資 + ③純輸出


右辺を見てください。いま国民が普段より多めに、元気に働いている理由は、①②③が答えです。すなわち「働く理由」です。小学校低学年の、生活だか総合だかの授業で習うレベルですよ。
日経新聞で一面全部使って「政府は一段の緊縮を」などと自説を述べている慶応大学の教授あたりの話を見てウンザリし、

「やっぱり経済は専門家じゃないと...」

などと考える必要は一切ありません。あれは無駄な権威付けによるイリュージョンです。子や孫がかわいければ、いい加減に目を覚ますべきです。こんなものはただの足し算なのだから。日本国民は今、働く理由を①や②よりも、③に求めているということなのです。
例えば①が前期比-1、②が前期比-2、③が前期比+5だったら、全部足せば+2です。ほらプラス成長じゃん。
つまりは外国相手の商売で成り立っている好景気です。アベノミクスがどうのではない。アベノミクスで外国の景気を良くしたのなら別ですが(笑)、そうではない。世界経済が好調だから、日本もその恩恵を一緒に受けているというだけの話です。そして言うまでもなく、外需頼みは、危ない。

2007年の上海ショックに始まり、サブプライム危機からリーマンショックまで、日本が単独で世界経済に向けて何か十分なことができましたか。外で起こることは基本的にどうしようもない。だから国民が働く理由は、①②を重視するのが安全なのです。
仄かな罪悪感を打ち消すために、個々人が「自分へのご褒美」「クリスマスだから」「お正月だから」などを名目にするのは理解できます。それは遙か昔から続く、倹約や計画性といった前向きな意味を持つ言葉、すなわち道徳への従属であり、社会通念であり、常識だからです。
しかし、それと同じ罪悪感を政府までもが感じてはならないし、その基盤の上に打ち出される政策を、我々国民は自分と同レベルの道徳で理解し、賛同してはならない。
なぜなら、政府と一般の個々人は存在意義が違うからです。

我々個々人は、誰かの仕事を作ってやろうと思いながら消費をする必要はありません。目の前の貧窮する店主に少しでも儲けさせてやろうという「道徳」は美談ですが、1億2千万人のために自分が犠牲になることなど到底できないし、また国家経済上はほとんど無意味です。
我々は、自分の満足感や人生の意味を考えて、社会通念や常識と相談しながら、自分のカネを有効に使えばそれでいいのです。

しかし政府には寿命がありません。個々人と違って、一度きりの人生だとか、その満足感や意味だとかを考える必要は一切ありません。政府は、国家全体が豊かで安全であれかしとの意図で振る舞いさえすれば、それでいいのであり、それこそが国家における道徳です。従って、場合によっては倹約こそ悪徳であり非道徳ともなる。
断言しますが、国家にとって、国全体を貧乏で危険にするという以上の非道徳はありません。その最低最悪の非道徳は「個々人の感覚における倹約」という美徳の結果から生まれたものかもしれないのです。
もう一度言いますが、個人と国家は存在意義が全く違います。同じ道徳を適用する時点で狂っているのです。野生のネコに譲り合いの精神を強要しながら「私は道徳的だ」と悦に入る時代は終わりにせねばなりません。

テレビを付ければ、どいつもこいつも揃って政府支出に罪悪感ばかりです。まるで「日本国氏」という個人に対して、将来のために節約し、倹約を美徳と考えなさいよ、との荒唐無稽な主張を繰り返しているかのようです。しかもこの日本国氏には、自分へのご褒美もクリスマスも無いのだから個人以下だ。
この完全に無用な「国家を擬人化した罪悪感」により、国民は消費の機会をを失い、すなわちイコールとして働く理由を失い、貧困化していきます。現に日本の中期的な成長率は、世界のほぼ全ての国の中でダントツ最下位です。
まさに、


どうしてこうなった


でしょう。その答えの相当の部分は明らかです。イリュージョン。イリュージョンというか、実態は私のサイコロ当て程度なのですが。
デブ寺島ごときが毎週のように宴会芸レベルで「国家というものの浪費というものや放漫財政というものによって破綻というものが近づいている」と何度繰り返そうが、騙されてはなりません。我々は、存在意義が全く異なる、生命体でないものに対して「倹約」「節制」を強要してはなりません。それは、まるで我々が、全く存在意義の異なる別のものから「大量殺人」や「強姦」を強要されているのと同じ、極限まで非道徳的なことなのかもしれないからです。
そしていま、現実には、「かもしれない」ではなく「確実にその通り」と言わねばならない状況にあります。

取りあえず来年は、国家的価値基盤においては、良い年に、なりません。
なぜなら、サイコロ当てレベルの手品に驚いている国民が、いまだに大多数だからです。

ここを読んでおられるあなたにおかれましては、一般の個々人が持つべき価値基盤の中において、良い年となりますよう、お祈り申し上げます。

 

 


(引用終了)


(要約引用開始)
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12329602219.html
新世紀のビッグブラザー
三橋貴明

(見出し)
2017-11-19 11:44:52
内需縮小型経済成長

(前略)
さて、2017年7-9月期の国民経済計算が発表になりました。


 GDPデフレータは、何とかプラスになったものの(対前年比+0.1%ですが)、内需は縮小。輸出の増加と、輸入の「減少」 により、経済成長率がプラス化するという「内需縮小型経済成長」という、大変情けない状況に陥っています。


(中略)
経済成長率(実質GDPの成長率)を見るときは、少なくとも二つ、注意点があります。


 一つ目は、総需要である名目GDPが縮小してしまったとしても、インフレ率であるGDPデフレータが大幅なマイナスになると、実質GDPはプラスになってしまうという点です。


 二つ目、GDPにおいて輸入は「控除項目」であるという点になります。


 内需が縮小し、輸入が急激に減ると、その分、GDPは「プラス」になり、経済成長しているように「見えてしまう」のでございます。


 一つ目の「デフレ型経済成長」に陥っていたのが、今年の1-3月期。
 二つ目の「内需縮小型経済成長」に陥ったのが、今年の7-9月期でございます。

 17年7-9月期のGDPは以下の通り。(数値は全て対前期比)
● 民間最終消費支出 ▲0.5%
● 民間住宅 ▲0.9%
● 民間企業設備 0.2%
● 政府最終消費支出 ▲0.1%
● 公的固定資本形成 ▲2.5%
● 輸出 1.5%
● 輸入 ▲1.6%


 上記の通り、設備投資(辛うじて+0.2%)を除く内需が総崩れ状態に陥り、「輸入が減った」結果、実質GDPが対前期比+0.3%になったというのが、17年7-9月期でした。


 要するに、日本経済は成長していません。

(中略)

このグラフを見てなお、第二次安倍政権以降が「いざなぎ超え」だ何だと口にできますか。


 何と、情けない・・・・。
 最近の安倍政権は、デフレ型経済成長や内需縮小型経済成長で、だらだらと実質GDPのプラスが続いていることを、
「経済政策の成果だ!」
 などと謳い、自分を誤魔化そうとする、見事な認●知●的●不●協●和に陥っているように見えます。


 結果的に、「経済成長している」と思い込んでいる政権により、緊縮財政が進められ、国民経済はデフレ化が進む。


 現在の「見た目の経済成長」は、日本国の「国難」を一層、深刻化させているように見えてならないのです。
 安倍政権はいい加減に「現実」を見るべきです。

 

(後略)

(要約引用終了)