(優秀メルマガブログ紹介)
http://totb.hatenablog.com/entry/2014/08/12/001739

Think outside the box
MAKE JAPAN GREAT AGAIN

(見出し)

2014-08-12
日本を滅ぼすリベラリズム

(私のコメント)
一つ目の記事は、現在の日本の会社が信奉する「株主資本主義」「株主至上主義」は不公平で非効率だ、と言っている。
では、株主でなく、何を優先すべきか、というと、国民(従業員労働者)だ。
会社には、国民は労働者として参加しているから、その雇用と賃金を優先させ得ることで国全体が繁栄し、結果として会社も栄える、という循環だ。
そうしないと、企業さかえて国滅ぶ、今のような日本になってシナの餌食になってしまう。
(私注;記事の中に「今井宮内論争」というのが出てくるが、宮内の思想は当時の新しいアメリカの経営思想を取り入れたものだ。
だが、それは18世紀以前の資本主義が勃興した時の資本家と労働者との関係に戻っただけのことなのだ。
なお、今井は製造業、宮内は金融業、という違いに注目。)
二つ目の記事は、統計からい今の日本経済の停滞は明らかで、その原因は企業が「人件費を減らして利益を増やす」行動だ。
この株主重視の考え方は、白人の植民地支配と同じで、国民労働者を奴隷としてこき使い、収奪しているのと変わらないのだ。
三つ目の記事は、この思想の歴史的な経緯を説明しています。
第二次世界大戦で国民が一丸となって戦わなければならなかったために国民平等主義が当然とされていたのが背景だ。
そこで、企業の経営者資本家株主も労働者を大事にしたのだ。
ところが、1970年代以降経済の行き詰まり(私注;共産主義の敗退もある)から「会社は株主のもの」という思想が蔓延してしまった。
これは、キリスト教が異端者をドンドン殺して心に何の咎めを感じない中世と同じに祖先帰りしたと同じだ。
(私注;労働者は会社株主からすれば機械と同じコストで人間ではない、という考えだ。)
四つ目の記事は、こういう間違った方向に向かってしまった原因は経済学者の「狂信的な発想」がある、と指摘している。
案外経済学者の影響は大きい。
企業の行動様式が従業員から株主重視に転換し、格差拡大に向かったのはフリードマンという有名な経済学者の言説が大きく影響しているのだ。

(私注;"The World's Dumbest Idea"(世界のばかげた考え、の意味、但し、フリードマンの本はバイブルのように信奉された。)


(私のコメント終)

(引用開始)


(前略)
人口減少、少子高齢化ワーキングプアの増加など、経済社会が激変する現在の日本は、システム全体の大改革を必要としています。

大東亜戦争では、陸軍と海軍など各組織がそれぞれの都合で行動したことが惨敗の一因であると言われていますが、
現代日本も同じ轍を踏みかねません。

「企業栄えて国滅ぶ」ことになるのでしょうか。

(後略)

 

(引用終了)

(要約引用開始)

http://totb.hatenablog.com/entry/2015/09/13/002251
Think outside the box
MAKE JAPAN GREAT AGAIN
2015-09-13
日本経済の植民地化

2014年度の日本の名目GDPは491兆円で、1997年度のピーク521兆円を6%下回り、1992・93年度とほぼ同水準です。
グラフにすると、日本経済の「大停滞」が一目瞭然です。*1
ヨーロッパ人の植民地支配に当てはめて、

外国人株主―植民地に投資するヨーロッパの資本家(支配層)
経営者―ヨーロッパ人に取り入った現地の有力者あるいは異民族(白人の手先)
労働者―搾取される現地人あるいは奴隷
とすると、現状が理解できそうです。

 


(要約引用終了)

 

(要約引用開始)

http://totb.hatenablog.com/entry/2014/02/14/072259
Think outside the box
MAKE JAPAN GREAT AGAIN
2014-02-14
アメリカの文化大革命「株主価値の最大化」

***
【米金融業界の荒稼ぎは正当か】に示したように、アメリカで金融業界や企業経営者の報酬が高騰を始めたのは1980年頃からであり、
それ以前の格差は今日よりもはるかに小さいものでした。

とはいえ、成就してしまった文化大革命をひっくり返すことは容易とは思えません(そのために第三次大戦を起こすわけにはいかないので)。
やはり事実上の寡頭制に向かうのでしょうか。

(要約引用終了)

 

(要約引用開始)
http://totb.hatenablog.com/entry/2014/09/21/191239
Think outside the box
MAKE JAPAN GREAT AGAIN
2014-09-21
株主価値最大化と「狂信的な発想」
***
一部の経済学者が考えた「狂信的な発想」が世界を支配していることが、経済の諸問題の原因ではないかということです。
ケインズ『一般理論』第24章 (YAMAGATA Hiroo)

バブル崩壊後、1980年代にこの思想にかぶれた人たちによって、
"The World's Dumbest Idea"に基づく「改革」が推進されたことが、日本経済の迷走の一因のように思えます。未だに推進中のようですが。

(要約引用終了)