1812-10-1401-12/13メルマガブログ転送日本の没落

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(見出し)

「没落について」中野 剛志氏(評論家)グローバル資本主義を超えてII

(私のコメント)
(要約)
没落とは、何か。
没落へのスパイラルから逃れられない状態のこと。
一旦このスパイラルに入ると、もう取り返しがつかず、手の施しようもない。

英国がEUから離れることは大した問題でないし、むしろ良いことだ。
英国は離脱により、民主主義を取り戻し、移民を制限することで英国の労働者は賃金の低下や失業を防げる。
英国の離脱の問題点は、離脱作業のプロセスにある。
EU離脱は非常にコストがかかる、ということが分かれば他の国は離脱出来なくなる。
社会学に「ロックインの理論」「囲い込みの理論」というものがある。
一つの選択の結果、それを止めることはスィッチングコストの為に他の選択が出来なくなる現象を言う。
英国の離脱はコストが高いために事実上出来ないことは、ロックインが完成した、ということだ。
ロックインが完成すると、もう手遅れだ。
すでに日本は「取り返しがつかない」状況だ。
日本の移民拡大は日本滅亡のロックインで取り返しがつかない。
世の中には社会や個人の意思ではどうにもならない流れというものがあり、それを先人は運命とか宿命とか言った。
それがロックインだ。
マキャベリオルテガ、マーガレットサッチャーその他賢人たちも、これを言っている。
どう考えても、どうあがいても没落の道しかない、それが完成されたロックオンだ。
我々は没落の時代をどう生きるか。
「どこで幸運が来るか分からないから頑張るしかない」
「滅亡に立ち向かって日々の責任を果たし、滅亡するなら滅亡するしかない」

(要約終)
私の見解では、この話は運命論や決定論のような話だ。
この人は、頭の良い人だから、皮肉を込めてわざと問題提起の為にこういう言い方をしている。
私の考えでは、コストがかかっても何でも逃げ出すときは理屈抜きで逃げ出すのが人間だ。
「ゆでガエル理論」というのがあるが、段々熱くなるふろ桶にいる、カエルは気が付かずにゆでガエルになって死んでしまう、というものだ。
だが、人間は耐えられなくなると、風呂から飛び出す。
これは株の世界でも言われていることで「損切り」が嫌で難平を繰り返し、更に下がって損が膨らみどうしようもなくなることがある。
これも一種のロックオン現象だ。
人はこれによって破産したり自殺したりするのだが、やはり誰でも「投げ場」というものがある。
どこかで問答無用で、どんなに損が大きくても投げるときがある。
昔を振り返っても日米戦争の終戦も、明治維新も同じで、そこ結果どうなるか、というより兎に角投げないといけない決断だった。
滅亡しても地球が無くなるわけでなく、滅亡の先にどんな世界が待っているか、人間は分からない。
立ち向かい、生き残り、子孫を残していくしかないのだ。

 

 

(私のコメント終)