1901-8-1416-1/13メルマガブログ転送トランプ大統領メキシコ国境演説

(優秀メルマガブログ紹介)
https://twitter.com/David_R_Stanton/status/1084030655137116160
Ricky_Elwood

(私のコメント)
このTwitterを見ると、唐突に結論を言うと、トランプ大統領は2020年の大統領選挙に勝つだろう。
リーダーが現場に行って現場の人と交流して意識を共有する、ということはとても大事だ。
トランプ大統領はこれをやっているから、プラグマティズムの伝統のあるアメリカ人は支持するだろう。
例えこれが宣伝でも有効な宣伝だ。

民主党が国境警備に反対するのは党利党略もあるが、国境のないグローバリズムを理想として潜在意識で支持しているからだ。
理想から現実を動かそうとするから、現実が見えず失敗する。
民主党も先日の下院議員選挙で勝ったし、マスゴミの支持もあるし行きがかり上引けないから平行線だろう。
そうなると、トランプ大統領は国家非常事態宣言まで行くかもしれない。
却ってその方が強い大統領を演出できるから、案外トランプ大統領はそれを狙っているかもしれない。(もしやったらシナがビビる効果もあるかも)

このニュースが大変重要なのは、日本に関係するからだ。
実は、これはグローバリズムナショナリズムの戦いの一環で、我々の周辺にも影響が大きいのだ。
実質的なアメリカの国境は現在朝鮮半島の38度線、沖縄尖閣諸島、台湾、フィリピンの列島線にある。
これをアメリカが守るかどうかは日本にとって死活的に重要だ。
アメリカが国境というものを大切に考えるかどうかは今後の世界の流れを見るうえで大事だ。
前の大統領のオバマ民主党でグローバリストだった。
つい最近までアメリカはずっとグローバリズムで、ネオコンなどが世界を引っ掻き回していた。
この間辞任したマチス国防長官も軍利権の親玉でグローバリストだ。
トランプ大統領は、こういういままで主流だった手ごわい勢力と戦って、国境の概念を復活させようとしている。

だから、トランプ大統領が戦っているのはこのニュースの民主党なんて手先のチンピラでなく、
国境を無くしてアメリカから中国まで地続きにしようとするグローバリズム勢力との戦いだ。
そういう国境の無い世界は金儲け主義者の理想の国で、つい先日まで世界の進むべき道としてもてはやされていた。
安倍さんなんかもがちがちのグローバリストだから注意が必要だ。

ところが、面白いことに一時代前は共産主義がグローバリストで、世界を共産主義にしようとしていた。
さらに、それ以前はイエズス会カトリックを世界に広めようと画策した。
つまり、国境を無くすグローバリズムは必ず何らかの宗教やイデオロギーに裏打ちさているのだ。
アメリカの民主党を中心とする勢力は、その背後に大きな宗教イデオロギー勢力が控えていると見た方がよい。
トランプ大統領はこれに、アメリカ伝統のプラグマティズム、リアリズム、反知性主義で戦いを挑んでいる。
そもそもニュースというのは表に出た現象だから、これをもとに隠れた背景も分析すべきで、そうすると将来どうなるか、少し分かってくる。
勿論それらは仮説だから、修正してゆく必要がある。
こういう将来を探る作業に必要なのが歴史という道具で、道具は磨いて手入れをする必要がある。
歴史の本を普段から読んで教養として身に付けておくべきなのだ。

このニュースは「国境は必要か」「なぜ国境があるのか」についてどう考えるか、皆に問題を投げかけるニュースなのだ。

 


(私のコメント終)

(見出し)
Ricky_Elwood


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その他
https://www.youtube.com/watch?v=ARRwg1YpgQQ&t=1452s
2019年1月10日、トランプ大統領を囲んで行われた不法移民問題についての驚くべき関係者ミーティング。
まずツカミとしてw印象に残った2人の言葉をご紹介。

●ジョン・コーナン(不法移民摘発執行機関の責任者)
「ワシントンで『これはでっちあげの危機だ』と言っている国会議員
は一体どこの惑星に住んでいるのか?」

テッド・クルーズ(テキサス選出上院議員共和党)
「テレビに出演して『国境は安全確保されていて危機的状況ではない』と言っている政治家がいる。
彼らは現実を無視しているし人の命を無視しているし毎日危険を放置しているんだ」

 

(引用開始)
Ricky_Elwood

このビデオ、今朝見つけて「こりゃまた随分地味な会場で大統領が喋ってるな」とボンヤリ見ている内にグイグイ惹き込まれ、大いに感動して最後まで見てしまいました。場所はDHS(Department of Homeland Security国土安全保障省)のテキサスのどこかの支部のミーティングルームの様です。
印象的なのは誰もが発言する度に「大統領、ここまで来て下さって有難うございます」と礼を申し述べるところ。大統領がこの不法移民問題最前線までやって来た事がどうも無いらしいんです。何人かが「政治家は誰もここまで来ない」と言ってます。

1時間オーバーのビデオですが以下、印象に残った部分
を拾って訳します。お時間のある方はお付き合いください。

●最初の挨拶部分
トランプ大統領からのスタッフに対する感謝の言葉。可能な限り個人名で呼びかけ、労をねぎらう姿勢が素晴らしい。

(1’10”)トランプ
私は今、テキサスの国境警備隊、ICE、警察(law enforcement=強制執行部隊という…
ニュアンス)のヒーロー達と席を共にして光栄だ。君達は君達が何をしているのかも知らない人々からの非難に耐え、暴言に対して口答えをしないでいる。私が言いたいのは君達は私の政権に友達(friends)を持っているという事だ。君達は私と共通の友人を持っているんだ。(拍手)君達以上に…
この仕事をうまくやれる人はいないんだ。(拍手)

(1’42”)トランプ
これは付け加えないといけないんだが、君達には私がどれだけ国民から愛されているか見当はつかないだろうね。フェイクニュースは多分愛されていないが(笑い)。だが君達は国民達に愛されているのだ。それは信じられない程さ。

我が友人のブランドン(Brandon Judd/国境警備隊の親分)、国境警備に励んでくれて有難う。壁でも鉄柵でもどちらでもいいんだ。我々はそれを実現しなきゃいけない。
(2’05”)トランプ
執行部隊(law enforcement)、ICE、国境警備隊のみんなは信じられない程の仕事をしてくれた。国民は君達を愛している。好き(like)じゃないんだ、愛してる(love)んだ。

(2’26”)トランプ
君達は我が国内で、そして国外でも強く尊敬されている。我々は知っているんだ。君達がMS-13(極悪
ギャング団)とどう戦ったか、ギャングとどう戦ったか、犯罪とどう戦ったかをね。そして国境線でどんな風に仕事しているかも知ってる。

※この後隊員たちが如何に苛酷な状況で任務をこなしてきたかを言葉にしつつ隊員たちに感謝の言葉を述べる。
(13’54”)トランプ
民主党国境警備隊の言うことを聞くのを拒否したな。そして彼らはテレビや国境壁反対のパーティとかでフェイクニュース・メディアも呼ばれててそこで(ナンシー・ペロシのマネ?をして) 「これはでっち上げられた危機なのよ」(This is a manufactured crisis)って言うんだ。
だが彼らは勝てない。だってこれ(国境が危機にある事)は常識だからだ。

(17’03”)男性
※トランプの向かって右側に座る男性(多分ICEか国境警備隊の一員)の談話。一家で正式な移民としてアメリカに居住。弟は勉強してアメリカの警官になったがその弟は比較的最近、クリスマスの日に不法移民ギャングに
殺害されたという。それはひどい殺され方で兄はその弟の遺体を引き取りに行った。「もう誰も決してこのような目にあってはならないと思う」と言ってます。

(18’30”)
この男性に全員スタンディングオベーション。トランプと抱擁。「見るのも聞くのも辛い話だ。全国民が辛い」とトランプが言う。

国境警備員をしていた24歳の息子を不法移民によって殺害された母ベガさんの談話。話した後涙ぐむベガさんをトランプ大統領がハグ。

(23’40”)トランプ
ワシントンの政治家。彼らは決してここには来ないのさ。

(24’17”)ジョン・コーナン(不法移民摘発執行機関の責任者)
※麻薬カルテルから押収したヘロイン、62,000ドルの現金、でっかいアサルト・ライフル銃などを示しながら言う。

「その武器を見て下さい。麻薬取引においてどんな暴力が行われているかご想像がつく事と思います」

(25’12”)ジョン・コーナン
「ワシントンで『これはでっちあげの危機だ』と言っている国会議員は一体どこの惑星に住んでいるのか?」

※原文は"manufactured crisis"。捏造された危機とでも言いますか。この人の言葉はかなり決定的な一言ですね。南部国境線で日夜不法移民と戦っているチームの偉い人が
「この状況に対して『これは作られた危機なんだ』と言ってるのは一体どこの惑星に住んでいるのか?」と言ってます。これはリアルな現実なんだ、一体お前は何を見ているんだ?くらいの感じでしょうか。

(26’12”)
「テッド、一言頼む」とトランプ大統領。ここで今まで黙っていたテッド・クルーズ
まずは隊員たちに最大級の賛辞を述べ、彼らの言っている事は正しいと述べます。そして思いの丈をブチまけます。

※個人的にはこのテッド・クルーズの言葉が本ビデオの白眉だったと思います。さすがのトランプ大統領も真面目にテッドの言葉に聞き入っています。


(27’05”)テッド・クルーズ(共和党上院議員)
不法移民は毎日悲劇を作り出しています。人さらい、薬物密輸、子供の虐待、女性の性的虐待などです。
合成麻薬の吸入によって72,000人が麻薬過摂取で命を落としています。これはこの国の交通事故死者数より多いんです。そしてこの薬物の大半がこの南部国境からアメリカ国内に広がっているんです。

私は貴方(トランプ大統領)には立ち上がってこの戦いを戦い抜いていただきたい。ワシントンに無いものは…
気骨(backbone)です。私が貴方に望むのはワシントンに気骨を注入してほしいという事です。これはテキサスの人々の戦いです。そしてアメリカ国民は国境の安全保障を求めています。人々は連邦政府がこの部屋にいる人々の後ろをしっかり支えてほしいと思っているんです。
彼らは私達の安全を守るために日々人の命を救っているんです。

大統領、この危機に光を当ててくれて感謝します。政治家達はテレビに出演して「国境は安全確保されていて危機的状況ではない」と言っています。彼らは現実を無視しているし人の命を無視しているし毎日危険を放置しているんです。…
この戦いを先導してくださって有難うございます。(テッドおわり)

(38’23”)役職名不明のおじさん・いい事言ってます
大統領、ここから国境の向こう(メキシコ)側に人口100万人の都市があってそこには警察力が無いんです(注・多分犯罪過多で無力化しているんでしょう)。毎晩、メキシコ人達がストリート…

でガン・ファイトで銃撃しあってるんです。ここから僅か8マイル先ですよ?「我々には国境壁や障壁は必要じゃないし執行部隊もいらない」と言ってる人々はみなアメリカ国民を欺いているんです!だから大統領、あなたは正しいんです。我々は貴方と共にあります。…

(55’00”)地域の牧師さん
牧師として私は貴方に敬意を捧げます。南部国境の語られる事の無かった苦しみを取り上げて下さって有難うございます。大統領、有難うございます。
(1h02’28)トランプ
そしてだな、これ(国境問題)をやらなければそりゃ自分は楽だったよ。何もしなくてそのままにしておけば本当に楽だったろうな。これは本当は30年前、20年前、10年前に誰かがやってなきゃいけなかったんだ。(私の動機は)やはりこの国の国民に対する思いやりと言うのかな。

(1h04’59”)トランプ
だから我々は必死で働いている。これをやり遂げようとしているんだ。実際我々(共和党)はこの問題に関しては正しい立場にいるんだ。実際のところ、みんなにはそう思えないかも知れないがオレはちょっと状況について感じるところがある。間違ってるかも知れないが、向こう側…
(民主党側)が(国境で)何が起きているか理解し始めていると信じているんだ。彼らはこの超重要な問題に関して間違った立場にいる。彼らと協議するつもりさ。みんな、今日は有難う!
(訳おわり)…

●感想
ビデオ全般を通してのトランプを取り囲む関係者の真剣さに息を呑む思いでした。人員不足、予算不足、押し寄せる圧倒的な数の不法移民と日々戦っている最前線の人達です。大統領に現状を理解して欲しいという気持ちがヒシヒシと伝わってきます。

またトランプ大統領も物凄く事情がわかって…
いる。手元の資料をチラチラと見はするものの、大事な部分は全部自分の頭で考えて自分の言葉で喋っています。また国境警備隊のボス、ブランドン・ジャッドとは旧知の間柄でこの問題に取り組んだ初期から関わり合っていた事を喋っています。…

その部分は訳してませんが「彼に話を聞くぞ。彼らより事情の判っている奴が他にいるのか?」と周りに宣言してブランドンを連れてきた、という事情らしいです。

この会議で分かったのはどうやらアメリカ全体的に「南部国境問題の真実」が見えにくくなっているらしい事。…

一般のアメリカ国民も正確な情報を与えられていない様子がこの会議からは伺えます。テッド・クルーズ他数名が「大統領、この問題に光を当ててくれて有難う」と何度も礼を言っています。

ちょうど日本で言うと尖閣諸島における中国海軍と日本の海保との緊張関係に近いかも知れません。
現実は相当に厳しいものだと聞きますが新聞テレビは上っ面の報道しかしないので一般の日本人は海保がそんな厳しい状況下に置かれれているとは思ってない。テレビでも識者が「大した事ではありません」くらいの事を平気で言うものだから「そんなものか」と普通の日本人は思ってしまう。…
アメリカの南部国境問題もそういう趣があるのかも知れませんね。

会議の最後に大統領がいい事言ってましたのでちょっとだけ訳しました。それにしてもトランプ大統領の頭の回転の速さはとても72歳とは思えないです。…

私個人の意見を言えば、南部国境問題について正しい判断をしているのはトランプ大統領の方だと思います。民主党の方針のほうが現実から遊離している、と感じました。

トランプ大統領国境警備隊、ICE、law enforcement、地域の政治家達の気持ちを痛いほど感じた事でしょう。…
この2019年1月10日のミーティングを以てトランプ大統領の中で「壁を作らないという選択肢」は完全に消えたのではないかと思います。会議の最後に民主党の変化を感じる、と言ってますがそれでもだめなら国家非常事態宣言が現実味を帯びるのではないでしょうか。…
この質素で広くもない会議室で行われた真剣なミーティングが後になって考えるとアメリカの歴史をつくった瞬間になるのかも知れないと思えてちょっと感銘を受けた次第です。終わり。

 

(引用終了)