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(メルマガブログ紹介)(優秀メルマガブログ紹介)https://www.amazon.co.jp/西洋の自死: 移民・アイデンティティイスラム 単行本 – 2018/12/14 中野 剛志(見出し)英国で10万部超、世界23ヵ国で翻訳、英国のアマゾンレビュー700件超!
英国で数々の賞を受賞した若きジャーナリストが欧州の移民問題を徹底ルポ。移民受け入れをめぐる「罪悪感」と「疲れ」がもたらした欧州リベラリズムの死に方を克明に描く。
(私のコメント)これからこの本を読んでみようと思っているが、下記の書評を見ると少し気が重い。先日道の真ん中でで男女が抱き合ってじっと動かない。男がしゃべっているが、どこの言葉か分からない。女は男に比べて浅黒いから別人種だろう。私が通う風呂屋の近くの駐車場に近くの日本語学校の子供が集まって騒いでいる。こういった事が日常茶飯事になるだろう。
中野剛志さんの論文から、移民問題保守主義からの議論、階級とリベラルの問題、イスラム教の問題、西洋の思想の根底から来る問題、これらが絡んでいるから複雑だ。特に西洋の思想の疲れ、と表現しているが、簡単に言えば神様を否定して宇宙遊泳みたいなことを何世紀も行って疲れてしまったのだ。神様を肯定して信仰すれば済む話なのだが、それも今更出来ないのだ。日本は先日の皇居新年天皇参賀に13万人が訪れた。私もその列を見物に行ったが、5時間かかったそうだ。誰も帰る人もなくおとなしく5時間も待つ人が居ることは、日本人の気骨がまだ健在ではないかと希望が持てる。
(参照)1812-10-1401-12/13メルマガブログ転送日本の没落日本の移民拡大は日本滅亡のロックインで取り返しがつかない。世の中には社会や個人の意思ではどうにもならない流れというものがあり、それを先人は運命とか宿命とか言った。それがロックインだ。マキャベリオルテガ、マーガレットサッチャーその他賢人たちも、これを言っている。どう考えても、どうあがいても没落の道しかない、それが完成されたロックオンだ。我々は没落の時代をどう生きるか。「どこで幸運が来るか分からないから頑張るしかない」「滅亡に立ち向かって日々の責任を果たし、滅亡するなら滅亡するしかない」1812-11-1402-12/15メルマガブログ転送日本の没落2『西洋の自死 移民・アイデンティティイスラム』は、英国のジャーナリストであるダグラス・マレーの問題作にしてベストセラー、『The Strange Death of Europe: Immigration, Identity, Islam』の邦訳である。
 その書き出しからして衝撃的だ。
 「欧州は自死を遂げつつある。少なくとも欧州の指導者たちは、自死することを決意した」さらにややこしいことに、保守系の論者たちがこぞって支持する安倍晋三政権こそが、本格的な移民の受け入れを決定し、日本人のアイデンティティーを脅かしているのである。これに対して、彼らは何の批判もしようとしない。こうなっては、日本において「保守」と呼ばれる論者に何を期待しても無駄である。*** いずれにしても、すでに移民国家への道を歩み始めてしまった以上、今後、日本においても、本書に描かれているような問題が顕在化するであろう。その時、おそらく、この問題を巡る論争は決着のつかない不毛な対立となり、議論はまったく深まることなく、ただいたずらに社会が分断されていくであろう。
一方には、移民の流入により賃金の低下や失業を余儀なくされたり、移民の多い貧しい地域に居住せざるをえないために治安の悪化やアイデンティティーの危機にさらされたりする中低所得者層がいる。
 他方には、移民という低賃金労働力の恩恵を享受しながら、自らは移民の少ない豊かで安全な地域に居住し、グローバルに活動する富裕者層や、多文化主義を理想とする知識人がいる。彼らエリート層は、移民国家化は避けられない時代の流れであると説き、それを受け入れられない人々を軽蔑する。そして、移民の受け入れに批判的な政治家や知識人に対しては、「極右」「人種差別主義者」「排外主義者」といった烙印を押して公の場から追放する。
 その結果、政治や言論の場において、移民の受け入れによって苦しむ国民の声は一切代弁されず、中低所得者層の困窮は放置されたままとなる。
 これは、単なる悲観的なディストピアの未来像ではない。マレーが詳細に報告するように、すでに欧州で実際に起きていることなのである。***エリートたちは、宗教的・文化的多様性に対する寛容という、西洋的なリベラルな価値観を掲げて、移民の受け入れを正当化してきた。しかし、皮肉なことに、こうして受け入れられたイスラム系の移民の中には、非イスラム教徒あるいは女性やLGBTに対する差別意識を改めようとしない者たちも少なくなかった。このため、移民による強姦、女子割礼、少女の人身売買といった蛮行が欧州で頻発するようになってしまったのである。
 ところが、ここからが私たちを最も驚愕させる点なのだが、欧州の政府機関やマスメディアは、移民による犯罪の事実を極力隠蔽しようとしたのである。それどころか、犯罪の被害者すらもが、加害者である移民を告発することをためらった。というのも、そうすることによって、人種差別主義者の烙印を押されることを恐れたからである。
 そして実際に、移民による犯罪を告発した被害者に対して人種差別主義者の汚名が着せられたり、あるいは告発した被害者のほうが良心の呵責を覚えたりといった、倒錯としか言いようのない現象が頻発したのである。
 この異常事態は、もはや「全体主義的」と形容せざるをえない。寛容を旨とするリベラリズムがねじれて、非リベラルな文化に対しても寛容になり、ついには、人権、法の支配、言論の自由といったリベラリズムの中核的価値観を侵害するに至ったのである。まさに、「リベラリズム自死」と言ってよい。
 この「リベラリズム自死」あるいは「リベラリズムによる全体主義」と言うべき異様な雰囲気の中で、保守派のマレーは本書を世に問うた。移民の受け入れを徹底的に批判し、それを欧州の「自死」であると堂々断罪してみせたのである。これは、ジャーナリストとしての政治生命を賭したレジスタンスと言っても過言ではない。***なかでも圧巻なのは、本書の後半で論じられているように、欧州人の精神や思想にまで分析を施していることである。
 たとえば、マレーは、欧州人が移民の受け入れに反対するのを極度にためらう心理の底に、かつての帝国主義に対する罪悪感が横たわっていると指摘する。この過去に対する罪悪感が現在の行動を支配し、歪めるという病理は、われわれ日本人にも大いに心当たりがあろう。
 あるいは、マレーは、欧州人の精神的・哲学的な「疲れ」の問題を論じる。要約すれば、すべてを疑い、相対化し、脱構築する現代思想によって、欧州人は疲れ果て、燃え尽き症候群に陥ってしまい、もはや移民問題に取り組むエネルギーを失ってしまったというのである。
「欧州の哲学者たちは真実の精神や偉大な疑問の探索に奮い立つのではなく、いかにして疑問を避けるかに腐心するようになった。彼らは思想と言語を脱構築し、協調して哲学の道具にとどまろうとした。実際のところ、偉大な疑問を避けることが哲学の唯一の務めになったかに思えることもある。その代わりを果たすのが、言語の難しさへのこだわりと、固定化されたものすべてに対する疑念だ。まるでどこにもたどり着きたくなくて、すべてを問いたがっているかに見える。おそらく言葉と思想が導くものを恐れて、その両方の牙を抜こうとしているのだ。ここにも広漠たる自己不信が存在する」(同書344ページ)。
この「疲れ」の問題は、ニーチェやシュペングラー以来の西洋思想の難問である。1812-12-1403-12/15メルマガブログ転送日本の没落3いったい何があったのでしょうか。#兵庫県明石市 の病院で診察中の医師が突然、刃物で刺されました。刺したのは、きのうこの医師の手術を受けたという患者でした。患者が医師を切りつけるなど病院の職員に対する「 #院内暴力 」。全国で相次いでいます。 #nhk #NW91901-6-1414-1/9メルマガブログ転送欧州移民問題この記事のお終いに書いてある結論は次の通りです。「結論です。欧州がそれ自体、その信念、その伝統、そしてその正統性への信頼を失くしてしまったこの事が多分一番大きな問題なのでしょう。」「矢張り日本人が、その信念、その伝統、そしてその正統性への信頼を確立する、こんな事が必要だと思います。」この結論に書かれたことを行った人がいる。その人とは第一次大戦に負けて、伝統と正当性の信頼を失ったドイツを建て直したヒットラーだ。こんな風ですが、そのダグラス・マレーが動画でエッセンスを話しています。***それでは、なぜ欧州の指導者たちは、欧州の価値とまったく異なる価値を持つ人や、それに反対する人も含め、戦争から逃げてきた人でも、単純により良い生活を求めている人でも、世界中からあらゆる人を受け入れることができると決めたのでしょうか。
この質問に一言で答えるとすれば、それは「罪悪感」です。これらの難民は、欧州の帝国主義に起因する状況から逃げようとしているのではないか、と考えているのです。彼らの国の不運な人々を無慈悲に搾取したのは私たちではないのか。彼らの悲惨な状況の原因は私たちにあるのではないか、と。
②欧州に彼らを受け入れることで、この罪悪感を消すことができます。
***しかしその代償を払うのは誰でしょうか。幾何級数的に増加する犯罪やテロを体験しなければならなかった欧州の一般市民です。彼らの恐怖や不満はほぼ無視されましたが、それだけに留まりません。これは本質的に文化の自殺、自己破滅です。一般的な欧州人が指導者との心中に加わる可能性はあります。しかし、最近の世論調査によれば、彼らにその意思は見てとれません。この意思に基づき彼らがどう行動するかは、これから数年の重要な物語となるでしょう。
私たちが目撃するのは、欧州の終焉でしょうか。それともその再生でしょうか。***翻って日本を見てみます。日本では若い人の間で意識の大変化が起こっています。例えば靖国神社への若い人の参拝がどんどん増えています。最近のトップニュースは、あのエダノンが今まで言ってきたことをかなぐり捨てて伊勢神宮に参拝。これには大神様も驚いたかもしれませんが、まあいいでしょう。
矢張り日本人が、その信念、その伝統、そしてその正統性への信頼を確立する、こんな事が必要だと思います。

 

 

 


(私のコメント終)(引用開始)カスタマーレビュー
ocelot5つ星のうち5.0移民法が通った今、日本人必読書である2018年12月19日形式: 単行本Amazonで購入移民国家となってしまった欧州先進国。何故そうなってしまったのか、政治的、文化的、経済的なあらゆる面から分析した良書である。そして移民法が通った今、日本でも近年起こりうることであろう。移民国家にどのような議論でなってしまったのか、その過程が今移民を推進してる輩の主張と一致していて背筋が凍る思いがした。いくつか日本で推進派が言っている点を紹介する。まず少子化だから移民受け入れは有り得ない。少子化になっている理由は産みたくても経済的に産まないだけで、解決法は移民ではない。まして移民も子供を多く産むわけでは無いので意味がない。移民が来ても大都市に集中するに決まってる。ただでさえ混雑してる大都市のインフラ、住宅をこれ以上悪化させてどうする、などである。しかし移民推進派は頭がイカれている。在日問題でこんなに揉めているのにまだ問題を増やそうとしているのだから。移民法案を通した政治家は死んでもその罪を償う事は出来ない程取り返しのつかない遺産を日本に残してくれたようだ。本書を読むとそれがよく分かる。
モト5つ星のうち5.0現代日本の必読書です!2018年12月15日形式: 単行本 以前からその存在は、中野剛志さんの『日本の没落』などで知っていましたが、ついにダグラス・マレーの『西洋の自死』の邦訳が出ました。 誇張でも何でもなく、現代日本の必読書でしょう。学生などには値段が高めに感じられる価格設定ですが、重要なので是非とも読んでみてください。現代日本出入国管理法改正案は、実質的な移民法です。移民問題について、賛成するにしろ反対するにせよ、本書の論点は避けては通れません。特に、移民に賛成する側には、本書にみられる懸念に対する回答義務があると思われます。最低限の知的誠実性があるのなら、ですが。 本書に示される欧州の現実は、衝撃的なものです。人種差別主義者のレッテルをおそれて、レイプが隠蔽されていたという事実の指摘などを見ると、言いえぬほどのおぞましさを感じます。そんな場所は、もはやまともな社会ではありえないからです。マレーは、〈すべての地域に住む英国人が、法の支配を含む英国の規範だったもののために立ち上がるのを怠った〉と記述しています。本書から読み解くべき教訓の一つは、短期的な非難を恐れて不都合な現状を追認すると、長期的に壊滅的な被害を招いてしまう、ということだと思われます。 また、先祖の行為に対する現代人の謝罪という問題について、マレーの興味深い見解が示されています。
〈 現代の政治家にとって、そうした謝罪を表明することには政治的な意味しかない。そして罪が重く、非道さの度合いが大きいほど、謝罪は重みを増し、遺憾の意を表すことの潜在的な政治的利得は大きくなる。政治指導者たちはそうした発言を通じて、自らは汚点にかかわることなく度量の大きさを示せるわけだ。謝罪を行う人物自身は何も悪いことをしておらず、謝罪を受けられたはずの人々は全員死んでいるのだから。 〉
 マレーはこれを、〈欧州人に特有で、欧州人に共通の熱病〉だと記述しています。しかし、日本の政治家・知識人・マスコミ関係者の戦後の言論を少しでも知っていれば、これは欧州人に特有のものではないことが分かります。現代の価値観によって、すでに死者となっている先人を裁くという行為には、大なる可能性で卑しさが伴うものなのでしょう。 ドイツのある国会議員の態度を、マレーは次のように評しています。
〈 彼は進んですべての移民の窮状を代弁し、すべての国境を非難した。そして同時に移民の流入は自然に鈍化したのだという振りをしようとした。そうすることで彼の良心と生存本能は折り合える余地を見出せたのだ。移民は勝手に来なくなったのだというふりをする一方で、移民の来訪を妨げる政策を支持していれば、人道主義者のままでいられたし、権力の座にもとどまれた。彼が自分自身と交わしたような契約を、他の多くのドイツ人も結び始めていた。 〉
 ここには欺瞞があります。日本にも、これと似たような欺瞞を語る輩がいます。そういった卑しい人物にはなりたくないものです。 私としては、いくつか挙げられているマレーの考えの中で、次の提案にもっとも同意します。
〈 保守主義者のバークは次のように洞察した。文化や社会というものは、たまたま今そこにいる人々の便のためにではなく、死者と生者とこれから生まれてくる者たちが結ぶ大切な契約のために働くものだと。 そうした社会観においては、尽きることなく供給される安価な労働力や、多様な料理、特定の世代の良心を慰謝することなどを通じて人々がどれほど大きな恩恵を得たいと望んでも、その社会を根底から変えてしまう権利までは持ちえない。なぜなら自分たちが受け継いだ良いものは、次に引き渡すべきものでもあるからだ。〉
 できれば今後の日本も、このような考えの方向に進めば良いのにと私は思います。他の方々がどう思うかは、また別の問題ではありますが、とりあえず本書を読んで考えてから発言してほしいと切実に思います。そのため、次のようなマレーの言い分にも同意します。
〈 危機はそもそも欧州のものではなく世界のものであり、これを論じることすらが欧州中心の物の見方を反映していると言う人々もいる。だが欧州人が欧州中心的になったり、そうした感じ方をしたりしてはいけない理由はない。欧州は欧州人の〝家〟なのだ。そして我々は米国人やインド人、パキスタン人、日本人など、あらゆる国の人々と同等に自国中心的になる権利がある。 〉
アキレスの踵5つ星のうち5.0イスラム教の真の脅威は出生率の高さにある2018年12月25日形式: 単行本ヨーロッパ人は「多文化共生・多様な価値観の共存」という夢を信じてイスラム教徒を受け入れてきた。しかしイスラム教徒は最初からそんな夢は信じていない。そんな夢を信じたら、アッラーの神以外一切の価値観を認めないイスラムの教えが成り立たなくなるからだ。コーランをきちんと読めばわかるはずなのだが。結局、ろくに読みもせずに受け入れてしまって、今頃になってまずいと気がついている。フランスのサルコジ元大統領は他の政治家たちと連名で、「コーランの中から異教徒に敵対的な部分を削除せよ」という声明を出している。イスラム指導者たちは猛反発しているが、ひと昔前なら宗教戦争に発展している事態だ。
わたしはイスラム教が広まっていくことの最大の脅威は、出生率の高さだと思う。コーランやハディースには男女の役割について、こと細かに規定がある。夜の生活についても規定している。その通り実践していくと、子供がたくさん産まれる仕組みになっていて、誰にも止められない。イスラム教は一夫多妻制を認める上に、女性が10歳程度で結婚するのは珍しくない。その出生率は高く、ヨーロッパ人の2倍を軽く超えている。アメリカ人のイスラム研究者が、シュミレーションした研究論文を発表している。イスラム教徒が人口の16%を超えると、その国のイスラム化は止まらなくなる。そしてその後、100年程度でイスラム化が完成するという予測だ。基本的人権を尊重して難民を受け入れると、やがて基本的人権がないがしろにされる社会が到来することを予言している。
日本にもイスラム教徒のタレントが活躍する時代だ。彼女達はイスラム教に同情的な言葉を吹き込もうとしている。しかし日本が居心地のいい場所だという噂が広まれば、母国から親類縁者を呼び寄せてどんどん増えていく。そうなればイスラム教徒地区ができるのは時間の問題だ。その後どうなるかはヨーロッパを見ればわかる。英国在住のイスラム教徒で、イスラム法(シャリーア)に基づいて結婚したカップルが10万組に達したという。離婚するときもシャリーアの裁判官の所に行く。これは治外法権を認めることに他ならない。治外法権地域からは、非イスラム教徒は住んでいられなくなって追い出される。こうして事実上乗っ取られていく。誤解している人が多いが、どの宗教が生き残るかは教義の内容で決まるわけではない。信者の数を増やせるかどうかにかかっている。その点から見るとイスラム教は最も優れた宗教である。参考文献:飯山陽「イスラム教の論理」

 

(引用終了)