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短足おじさんの一言

(見出し)
2018-10-25 13:29
https://togetter.com/li/1280519
ジョーダン・ピーターソンの「なぜマルクス主義は魅力的なのか」
なぜマルクス主義は魅力的なのか

(私のコメント)
共産主義は19世紀から20世紀にかけて世界に蔓延した思想で、この為に一億円以上の人が死んだ。
今でも姿かたちを変えて生き残っている。
なぜこのように邪悪な思想として答えが出たにも関わらず、未だに人々を魅了し信奉する人が多いのか。
この記事はそれに答えて、共産主義の元は人間の「嫉妬や憤り」だ、と言っている。
この世のユートピアを嫉妬や怒りを元に作ろうとしている思想なのだ。
(引用)
「持てる者はすべて汚いやり方で手に入れた」という考え方により、嫉妬はもちろん、それを取り返すための行為が正当化されます
それは美徳にすら見えます。これは恐るべき憤りの哲学です。
(引用終)
これが共産主義の本質だ、とこの記事では言っている。
また、現在でも形を変えて共産主義の思想は残っていて、弁護士の団体や教育関係などの社会の中位の支配階層を押さえようとしている。
これは注意しないといけない、と警告しているが、本当にその通りで、日本は教員組合とマスゴミが隠れ共産主義者に乗っ取られて歪んでしまった。
今の韓国人は日本に対して色々な言いがかりをつけてカネを取ろうとしているが、これは嫉妬と憤りから来ている。
成功して金持ちの日本人は、我々から汚いやり方で搾取した、という被害者意識を持つが、これは嫉妬と憤りなのだ。
共産主義の類似の思想は、妬みが本質であるがゆえに、このように色々なところで生き続けるだろう。
仏教では妬み、嫉み、羨みの三つの悪い感情を抑えることでユートピアを目指す。
共産主義は二世紀で終わり、仏教は紀元前から今も続いている。
これは、仏教の方が正しいからだろう。

(私のコメント終)

 

(引用開始)
***
tarafuku10 さんという方がジョーダン・ピーターソンの「なぜマルクス主義は魅力的なのか」を訳してツイッターにアップされている。
大変いい話なので引用します。
特に『マルクス主義は嫉妬に強く訴えかける』『マルクス主義はポスト・モダニズムアイデンティティ・ポリティクスに姿を変えた』『マルクス主義は消えてない。新しい戦術をとろうとしている』
こんな所がとても重要な指摘だと思います。

尚原文はツィッターなのでバラバラになっているが、適当につなぎました。


<以下引用>
https://twitter.com/tarafuku10/status/1055042433640206336
又は
https://togetter.com/li/1280519

tarafuku10 @tarafuku10
ジョーダン・ピーターソンの「なぜマルクス主義は魅力的なのか」を訳してみた。
2017年10月に開かれた公開トークショーからの抜粋です。質問しているのは観客のひとりです。
tarafuku10 @tarafuku10
質問者: マルクス主義はなぜ、古典的自由主義などに比べて根強いイデオロギーのでしょうか。
マルクス主義は19世紀半ば頃から存在し、大学キャンパスなどほとんどすべてのものを支配しようとしています。

ピーターソン: いい質問です。
最初の共産主義者 ‐ ここではとりあえずロシアということにしておきましょう ‐彼らは今日のマルクス主義者に比べれば、
哲学的にそれほど非難されるようなものではありませんでした。理由としては、彼らはユートピア構想を持っていました。

これは必ずしも良いことではありませんが、彼らはこれが必ずしも良いことではないことを知りませんでした。
欧州の古い貴族体制は崩壊しかけ、ひどい戦争を体験し、帝政ロシアといえば、まあ共産主義に比べれば地上の楽園かもしれませんが、
問題があったことは間違いありません。

ニーチェですらこう言っています。「共産主義は実験の価値はあるかもしれない」。しかし著書『力への意思』の中でこうも言っています。
「結果として何億もの人が死ぬことになるだろう」。これは歴史上最も注目に値する予言の1つと言っていいでしょう。
(引用者注:1997年刊行の共産主義黒書で、共産主義による死者は少なくとも1億人と言われている)
(以下エントリー参照ください)
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1270.html

だからマルクス主義が魅力的というのはわかります。ユートピア的です。しかし、暗い側面もあります。
「あなたより持てる者はすべて、それをあなたから盗むことで手に入れた」。
これは、人間の精神に潜むカインケイン(「カインとアベル」のカイン、旧約聖書『創世記』に登場する兄弟。
アダムとイヴの息子たちで兄がカイン、弟がアベル
人類最初の殺人の加害者・被害者とされている) 的要素(訳注: 平たく言えば嫉妬)に強く訴えかけます。

「持てる者はすべて汚いやり方で手に入れた」という考え方により、嫉妬はもちろん、それを取り返すための行為が正当化されます。
それは美徳にすら見えます。これは恐るべき憤りの哲学です。また、病的な反人間的エートスも一役買っています。
多くの環境運動の基礎にあるのがこれです。
(引用者注:エートス: 一般に、ある社会集団・民族を支配する倫理的な心的態度をいう)

もちろん、私たちが地球に対してひどいことをまったくしてないと言いたいわけではありません。
たとえば、海に対して理解不能なほどひどいことをしています。
しかし、環境保護の運動家が「人類はこの惑星の癌である」と身も蓋もない言い方をするのを聞いたことがあります。

もし誰かがこのようなことを言ったら、一目散で逃げてください。(聴衆一同、笑)。
なぜなら、これは、精神の根源的な部分でジェノサイド的だからです。
したがって、まだ調査されていないさまざまな動機がマルクス主義の復活を後押ししているのだと私は思います。

これは、子供たちが受けている質の悪い偏った教育の結果でもあります。
子供たちは第二次世界大戦やナチについてある程度知っています。
しかし、ソ連と中国で何が起きたのかはまったく知りません。
私は人格について大学で教えていますが、1930年代にウクライナで300万人が餓死したことについて...

...ほとんどの学生はまったく聞いたことがないと言います。なんということでしょう。
私たちは長い冷戦を闘い、地球を滅ぼしかねない事態だったというのに。
ところが、スターリン毛沢東の政治体制がありえないほど残虐だったことを認めるのは、新マルクス主義者にとって不都合です。

だから、彼らはこれについて話さないと決めたのです。このように、さまざまな腐敗がマルクス主義を推進しています。
しかし、その最大のものは「憤り」でしょう。私が考える最悪の感情、最悪の行為は、憤り、欺(あざむ)き、傲慢さです。

これら 3 つが合わさるとき、気を付けなければならない力が生まれます。

質問者: マルクス主義はこの世から消えてなくなることはあるのでしょうか? それとももっと勢力を強めるのでしょうか?

JP: マルクス主義はポスト・モダニズムアイデンティティ・ポリティクスに姿を変えたのだと私は考えています。非常に巧妙なやり方です。
これはフランスの学者、主にデリダフーコーがもたらした結果です。マルクス主義は消えようとはしていません。
新しい戦術をとろうとしているのです。

誰も想像していなかったことですが、彼らはいたるところで中位レベルの統治組織を支配しようとしています。
したがって、脅威は高いレベルの政治組織に存在するのではありません。
個人を支配する権力は必ずしもそこにあるのではないのです。こうした権力は小さな政治構造、サブ政治構造にあります。

たとえば、教育委員会。たとえば、カナダ・オンタリオ州弁護士会は、弁護士に原則声明の提出を求めようとしています。
テンプレートまで用意して、原則声明に何を含めるべきかご丁寧に指示までしようとしています。
これは基本的に、平等、多様性、包摂についての声明です。

その原則声明に同意して提出しなければ、それは基本的に自分が差別主義者と認めることになり、弁護士資格を取得できません。
オンタリオではこれについて現在大きな論争が起きています。私たちはこの論争に勝てるかもしれませんが、油断はできません。
また、一般の人々が、中位レベルの...

...統治組織の支配に油断しすぎていることも理由のひとつです。
こうした比較的小さな権力を持つ地位を乗っ取ることが得意な集団に、それを簡単に許しています。
これには気を付けなければなりません。なぜなら、これは本当に良くないことだから。
そして、反撃するのが非常に難しいことだから。(了)
2018-10-24 19:30:16

tarafuku10 @tarafuku10
ジョーダン・ピーターソンはカナダ・アルバータ州出身の臨床心理学者。1962年生まれの56歳。バーバード大学で教鞭を執った後、現在はトロント大学の教授。今年初めに出版した「12 Rules of Life」が200万部を超えるベストセラーに。左派による大学教育現場の支配を強く批判。 pic.twitter.com/WVQPsrtmoR
2018-10-24 20:33:54

<引用ここまで>


マルクス主義は嫉妬に強く訴えかける』『マルクス主義はポスト・モダニズムアイデンティティ・ポリティクスに姿を変えた』『マルクス主義は消えてない。新しい戦術をとろうとしている』、素晴らしい意見ですね。
こんなことを踏まえ、ではどうしたらいいか、それを考えていきたいと思います。

 


(引用終了)