メルマガブログ転送保守と外国1402-24-366-2/27

2014年 02月 26日
http://ttensan.exblog.jp/
パチンコ屋倒産応援ブログ

(引用開始)


***(前略)***


さて、河野洋平の息子で
今すぐにでも民主党に行った方が日本のためになる存在である河野太郎
ブログでこんな記事を書いています。
http://www.taro.org/2014/02/post-1451.php
河野太郎ブログから引用

いつものように「河野談話を出した河野太郎はけしからん」かと思ったら、ちょっと違った。

『ノア @orchid0730
河野太郎議員の秘書は、在日ですらない韓国生まれの韓国人。
 秘書の名前は李成権(イ・ソングォン)
 今やパク・クネ ハンナラ党代表の側近である。』
で、『国賊売国。』とか、『河野太郎の秘書が韓国人だったと聞いて目眩したわ』
『見逃せない売国議員の正体』『韓国人 はびこり過ぎ ぞーとする 』云々の罵詈雑言ツイートが並ぶ。

排外主義者とは何を考えているのだろうか。

河野太郎の話は長いので引用はここまでにして要約します。私のコメントです。)

まず、上記カキコミした人は普通の主婦で、これを読んだ後河野の事務所に電凸してます。
彼女は日本の国会議員が韓国の人間を秘書にする事を問題にしているので排外主義とは関係ない。
日本の国会議員が外国の人間を税金で雇われる公設の秘書にしていることが問題なのだ。
彼は論点をずらして彼女を排外主義と断じた後、
自分がアメリカに渡ってアメリカの議員のインターンになり、
議員と一緒に選挙区を回った話を長々とやっている。

河野太郎脱原発山本太郎と共闘している人間だ。
脱原発というのは憲法第9条平和教が尖閣問題で通用しなくなった後、
サヨクが逃げ込んだ砦みたいなものだ。
明らかに反日左翼のイデオロギーに立っている人間だ。
ただし、私が問題にしたいのは、河野が排外主義を一通り非難したあと次の通り述べていることだ。

(引用開始)

外国人を批判して自らのうっ憤を晴らしている排外主義者の中には保守主義者を名乗っている者もいるが、
そもそも保守主義とは国際協調を旨とする。

排外主義は保守主義とは相いれない。排外主義を唱える者は、決して保守主義者ではない。
(2014/2/22 河野太郎ブログ)

(引用終了)


(私のコメント)
近頃はこういう明らかな反日サヨクが私は保守だ、みたいなことを言う。
売国拝中の前中国大使の丹羽宇一郎は「私は愛国者だ」と平気で言う。
幸福実現党は今必死になって右翼に擦り寄っている。
宗教では成長に限界があるので宗教的特異性と教祖を隠し、国粋的なキャンペーンを行っている。
この間フランスで起きた韓国との漫画展示会での紛争に関わったのは幸福実現党の人間だった。
このように保守を名乗って自分の利益やイデオロギーを隠す人間は多い。
ちょうど戦前のエリートが国粋主義天皇専制を唱えてマルクス主義を隠したのとよく似ている。
そこで我々は保守とは何か、というしっかりした基盤を持たなければならない。
そしてそういったまがい物の保守と称する奴らを排除して、保守を守らなければいけない。
どうせ彼らは保守によってみんなの支持を得れば、保守をかなぐり捨てるに決まっている。
例えば幸福実現党なら天皇と教祖様を取り替えようと、
どこかの時点で画策するだろう。

では排外主義と保守主義の関係はどんなものだろう。
ちょうどその回答になるようなblogの記載があったので紹介しよう。

2014-02-25 12
http://ameblo.jp/akiran1969/
猫の遠吠え

日産自動車を再建した)カルロス・ゴーン氏は安倍総理と同じ1954年生まれで、
レバノン系のブラジル人の父とレバノン系フランス人の母の元、ブラジルで生まれフランスで育った。
レバノン、ブラジル、フランス国籍を持ち、アラビア語、仏語、英語、スペイン語、ポルトガル語が話せ、
日産の社員には日本語でスピーチをする。

***中略***

そういう世界でキャリアを積み重ねてきたゴーン氏と安倍総理(当時は官房長官)が
2006年元旦の産経新聞紙上で対談をしている。


司会者が、年齢が同じだけではなく考え方も似ている二人に、
「不思議なほどお二人に共通点が多いのは、
いずれも強烈なアイデンティティーを持っておられるからでしょうか」と問いかけ、
二人は次のようなやり取りをする。(太字強調はブログ主による)


 ゴーン アイデンティティーはグローバル化の基本条件ですね。
グローバル化時代に最高の実績を残す人々は、やはり力強いアイデンティティーを持った国、
あるいは人々だと思います。
自らのアイデンティティーを頑固にガードするという意味ではありません。
自分自身の文化やアイデンティティーに自信があるゆえに、外の文化を柔軟に吸収していけるんです。
 先ほど安倍さんがおっしゃいましたが、
日本は歴史的に見てもそうですね。今まで中国や欧米など他国の文化を学習し吸収してきましたが、
日本は日本ですよね。自分自身を変えずに吸収できるんです。
最高の日本企業は、海外の企業のベンチマーク(基準)なんですよ。

(中略)
 
グローバル化アイデンティティーへの脅威だと思うことは間違いです。
グローバル化により、人々はアイデンティティーを追求し、むしろ強化していくでしょう。
そして、最終的にグローバルに競争し、そして交流できるようになっていくのです。
これは重要ですよ。

 安倍 日本には自国のアイデンティティーを強調することを嫌う人がいます。
そういう人に限って地球市民という言葉を好むのですが、
それならばゴーンさんほど地球市民にもっともふさわしい人物はいないでしょう。
そのゴーンさんが「グローバル化時代こそアイデンティティーが大切だ」とおっしゃることは
非常に重いと思いますね。
アイデンティティーをしっかり維持していくことは、排他的になることではないんです。
 私たちの祖先がつむいできた歴史とは、どういう歴史なのかということをしっかり踏まえておくこと。
そして、文化や伝統に静かな誇りを持つことが、国際人としてとても大切な条件だと思います。
それは海外に行ったときに初めてそれに気づくことかもしれませんね。
そういう気持ちを持ってこそ、初めて他の国の人たちを理解もできるし、
お互いの違いも尊重できる。
ですから、ゴーンさんがおっしゃったように、しっかりと自分の国の歴史や文化、
伝統を誇りをもって認識していれば、グローバル化は決して恐れることではない。

(【安倍晋三対論集―日本を語る PHP研究所 グローバル化時代こそ自己の確立が大切】に収蔵)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/toc/4569643639/ref=dp_toc?ie=UTF8&n=465392


(私のコメント)


安倍さんが「日本には自国のアイデンティティーを嫌う人がいる」と言っているが、
まさに河野太郎がそれだ。
彼は「そもそも保守主義とは国際協調を旨とする。」と言っているが、
自国のアイデンティティなしに国際協調をやっているのだ。
だから韓国人の秘書を使ってもおかしいと思わない。

彼の行動には日本人のアイデンティティーが全くないように見える。
それが新しい進んだ人間だと勘違いしているのだ。
だからそれを攻撃されると、あわてて相手を排外主義だなどとトンチンカンなことを言う。
個性アイデンティティを守るという事は裏に排外的な考え方を含んでいる。
排外すべきものは排外した上での国際協調だ。
明治維新の幕末の志士は、尊皇攘夷を唱えると同時に鎖国でなく開国を選んだ。
吉田松陰は外国に密航しようとしたくらいだ。

ゴーンさんが言うように自分自身の文化やアイデンティティーに自信があるが故に
外の文化を柔軟に吸収していけるのだ。
保守主義というのはこういった相反する考え方のバランスをとっていくものだ。

外国への憧れや外国に対する崇拝があってもいいが、
他方自国の文化については排外的で自信を持っていいのだ。
河野太郎は日本の文化を基盤にした排外主義を非難するが、
外国文化を基盤とする日本文化否定という逆の意味での排日主義なのだ。
それを保守主義と言うのだから滑稽な話だ。
排外主義者のほうが河野より断然保守主義者に近いと言えるだろう。
これから日本人はこういうヘンテコな保守主義者が湧いてこないように保守の基盤を固める必要がある。
そういう意味で今読んでいる「強い日本」という本はとても参考になるだろう。

もう一つグローバリズムインターナショナリズムについて付け加えておこう。
グローバリズムは汎地球主義のことで、地球上を一つの共同体とみなし、世界を一体化させる思想のことだ。
インターナショナリズムな独立した各主権国家の存在を前提に相互の協調に基づき共存共栄を図ろうとするものだ。
保守主義だったらどちらを選択するかは明らかなことだろう。

(私のコメント終)