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ブログ「ぼやきくっくり」
(私のコメント)
台湾がもめている。
これは、クリミア問題が背景にあって、すなわちアメリカの衰退だ。
今、アメリカのオバマ大統領の女房と娘二人が一週間の予定でシナを訪れている。
典型的な人質外交だ。
如何にアメリカはシナを恐れているか、東アジアで問題が起きないで済ますか、
汲々としているのだ。
そこに来てこの問題が起きた。
今後の推移を注目しよう。
(私のコメント終)
(引用開始)
台湾で今、大きな混乱が起きています。
台湾の立法院(国会)で支那とのサービス貿易協定が審議されている最中、
この協定に反対する台湾の学生たちが立法院を占拠しました。
占拠したのは3月18日午後9時半頃(日本時間午後10時半頃)で、
3月21日未明現在もこの状態が続いています。
学生側は、与党・国民党が委員会で同協定の審査通過を強行採決したことを受け、
馬英九総統の謝罪や協定の審査やり直しを21日正午までに確約するよう求めています。
特に問題となっているのが、中国の起業家たちへの優遇だ。
例えば、中国の起業家は台湾の銀行に
600万元(日本円でおよそ2000万円)を支払うと、台湾へ3年間移住することが可能。
さらにビザの更新も無制限に行えるという。
これを受け、「中小企業の切り捨てだ」
「メディア産業などに中国当局の監視が入るのでは」と反対する声が上がっている。
また、中国人の長期的な移住が可能になるため、「これをきっかけに、
台湾の中国編入の流れが強まるのでは」との懸念も大きいようだ。
なお、「台湾は日本の生命線!」様によれば、
先日、中共機関紙人民日報系の環球時報がこの協定に関し、
中国は「一発の銃弾も放たずに台湾を買い取ることができる」との指摘を紹介し、
物議を醸したそうです。
***
皆様、こんばんは。
私は、台湾人です。
私は若いです。
この幼い国のように、そして、この国家の民主はさらに若いです。
私は、この国の民主の歩みと共に成長しました。
台湾の民主は私たちの親たちの努力と犠牲で、ヨチヨチしながらも成長してきました。
この国の民主の生い立ちは、私たちの今までの人生でもあります。
ところが、台湾政府は民主的なプロセスを無視し、
サービス貿易協定を国会の与党に強行可決させました。
この協定は台湾政府と中国政府によって、こっそりと調印されたものです。
その内容は不透明の上に、事前いっさいの審査もされませんでした。
しかも、この協定は全台湾人の未来の労働条件や、就職機会を絞め殺すものです。
今、台湾はかつてない危機に面していますけど、
この時代に生まれて、そしてここにいられる私たちは幸せです。
我々が抵抗を続ければ、この国の未来は変わり、
新しい世界は開かれると信じているからです。
現在、私は国会の議事堂にいます。
台湾の死にかけている民主のために、力を尽くそうとしています。
今、このビデオをご覧いただく皆様はどこにいても、どの都市や国にいても、
ぜひ、台湾の現状を拡散して下さい。
世界中の人々に、今の台湾に何が起きているかを知らせて下さい。
もしあなたも、民主は守られるべき価値だと信じていたら、
私たちと一緒にこの価値を守りましょう。
***
立法院の議場内外に集まった群衆はさらに増え、数万人に上っています。
立法院のある台北だけでなく、
台南でもこれだけの学生たちがデモに参加しています。
こんな大規模の「反政府デモ」が、現実にいま隣国で起きているのに、
ほとんど報道しない日本のメディアは本当におかしいと思います。
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/
台湾は日本の生命線
台湾で展開される「3・18青年立法院占領行動」、
すなわち三月十八日以来の学生らによる立法院(国会)占領事件は
「台湾の春」(仏紙ルモンド)とも称され、世界の注目を集めつつある。
国会の周囲で声援を送る人々は、二十一日夜には三万人を超えた。
***
国会内に突入したグループの一つは「反黒箱服貿民主陣線」。
つまり「国民の目の届かぬ密室で策定、
調印された中国とのサービス貿易協定のに反対する民主戦線」という意味だ。
同協定は国内の中小企業に多大な打撃を与えるばかりか、
産業社会全体を中国の影響下に陥れかねないものである。
だからこそ台湾併呑という国家目標を掲げる中国は
一日も早い発効を望んでいるわけだが、
そのようなものを「密室」で結んでしまった馬英九政権の無責任さは、
明らかに売国の域にまで達している。
そうした中、国会では、その馬英九総統の意を奉じた国民党の議員団が三月十七日、
同協定の審査を終えぬまま内容に同意し、数を頼んで発効させようとしたのだから、
こうした反民主主義的やり方に国民の多くが危機感を抱かない訳がない。
かくて勇気ある学生らが行動に出たわけだ。
占拠した学生らは二十日、馬英九総統、王金平立法院長(国会議長)に対し、
二十一日正午までのサービス貿易協定の撤回などを求める最後通牒を出したが、
これを馬英九は無視。
一方馬英九はさすがは在台中国人である。自らの身が安全である限り、
若造どもの僭越な要求など無視し、面子を保てばいいとでも考えていることだろう。
しかも中国は今馬英九の指導力を測っているのだ。
おそらく心の中では、武力鎮圧をやりたくてムズムズしているかも知れない。
しかしそれはともかく、この中国人は最後通牒の期限だった二十一日正午前後、
何と党内闘争を楽しんでいた。
台北市警察局は二十一日、立法院や総統府周辺での集会申請を無期限で許可。
馬英九の求心力は弱まるばかりだ。
馬英九はこのまま孤立を深めて行くか。
もっともこうした売台勢力には「中国」という強大な後盾はあるが。
(引用終了)