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2014/03/31

◆「天は人の上に人を造らず」の意は「四民平等」にあらず、
  不満ばかり口にする国民への批判だ
   …今に通じる福沢諭吉学問のすすめ


(引用開始)
(産経 2014/3/29) …超抜粋

 http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/140328/wec14032819470016-n1.htm

 マスコミの重要性と影響力にも注目し、「時事新報」を創刊、報道人の心得
を、あるべき姿を、説き続けたのでした。

 中でも、「相手を批判するときは、必ず“対案”を持て」と主張しており、
これこそ、昨今のジャーナリストの面々には肝に銘じていただきたいと思いま
す。

 「学問のすすめ」は冒頭の「天は人の上に人を造らず」という文言から四民
平等を唱えたものと受け取られがちですが、中身は全く違ったものです。福沢
は本書において、国民が自らの勉強不足を棚に上げ、政府に対する不満ばかり
を口にしていると痛烈に批判し、国を良くしようと思うなら、もっと学問せよ、
と冷や水を浴びせたのです。

 批判の矛先は庶民だけに向かったわけでなく、葬式仏教に成り下がった今の
坊主どもはどうしようもない、華族どもは、まるでものを考えず生きてきただ
けで、常識不足で、人間器量もないから、もっと身近な勉強から始め、人質レ
ベルを上げよ…などとこき下ろしました。

 福沢には「物事を変えるには、アジテートも辞さない」という考えがあり、
現代マスコミのように、読者に媚びたり、嫉妬心をあおったりして関心を引く
べきではないとの信条を持っていました。

 こうした諸々の啓蒙思想の中でも、福沢が特に警鐘を鳴らしたのは、「怨望
(えんぼう=嫉妬心)は最大の不徳である」として、より良い社会を造るには、
成功者をねたまず、敬意を表し、自らも努力をかさねることが重要だと説いた
ことです。

 

 
(引用終了)


(私のコメント)
産経の記事の上記以外の主張を抜粋要約します。

1.国は頼るものでなく、支えるべきもの。
2.教育とは無償の愛をかけて人を育ててゆくもの。
3.マスコミの重要性と影響力にも注目し、報道人の心得を説く。
4.人間は、自分のためだけに一生懸命生きるとき、崇高になるのではなく、
周りの人たちのため、国のためになろうと思ったときに、初めてそこに徳が生まれ、
品格が養われ、人間器量が大きく膨らんでゆくもの。

(私のコメント終)