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三橋貴明ブログ「新世紀のビッグブラザーへ」

(見出し)
「顔のない独裁者への道」
(引用開始)

(前略)

我が国の国民の税金で建設したインフラストラクチャーを、
PFI(プライベートファイナンスイニシアティブ)で民間企業、民間投資家に売却し、運営で「儲けてもらう」。
ある意味で、究極のレント・シーキングであるインフラの民営化が、ついに俎上に上ってきました。
(厳密には、前倒しされただけですが)
 

 政府は新たな計画で、2017年までの三年間を「インフラ民営化の集中期間」と位置づけ、
2~3兆円のインフラ売却(厳密にはインフラの運営権の売却)の実施を目標とするとのことです。
元々は22年までだった目標を、17年に前倒し。もはや、
 「今のうちに、やれることは全てやっておけ!」
  と、考えているとしか思えません。
 

 具体的には、空港、水道、下水道について各六件ずつ、有料道路については1件と、
合計で19件のPFIを実施し、インフラの運営を「民間企業」に任せるとのことでございます。
すでに、仙台空港が16年春からの民営化を予定し、関空伊丹空港の運営会社も準備段階。
大阪市浜松市上下水道の民営化に積極的で、愛知県の道路公社が有料道路の民営化を計画しています。
 

 まさに、さかき漣:著「顔のない独裁者 「自由革命」「新自由主義」との戦い」の世界と化してきました。
 

 ちなみに、「顔のない独裁者 」では日本のインフラの運営権がPFIやコンセッション方式で
外資系企業」の手に落ちていますが、TPPで「投資の自由化や、
PFIやコンセッションの際の「外国企業のイコールフッティング(日本企業と条件を同じにし、
差異を設けてはならない)が実現していると、冗談抜きで我が国の基幹インフラが
外国資本の手に落ちるということはあり得ます(「顔のない独裁者 」ではPU(パシフィックユニオン)に
日本が加盟した結果、外国企業を内国民待遇せざるを得なくなりました。PUのモデルは勿論TPPです)。
 

 もはや、「暴走」といって構わない安倍政権産業競争力会議、そして民間議員たちですが、
自民党は何をしているのでしょう。この手の政権の暴走に「民主主義」の力でストップをかけることもまた、
国民の主権の束を背負った国会議員の仕事だと思います。
 

 というわけで、日本が明らかに顔のない独裁者 」への道を歩んで行っている以上、
わたくしも「正しい情報」の発信にこれまで以上に尽力していきたいと思います。
日本を「顔のない独裁者」に支配させるなど、ごめんです。
 


(引用終了)

(私のコメント)
>日本を「顔のない独裁者」に支配させるなど…

安倍さんは竹中や太田など、起用する人や政策が間違っているだけなんでしょう。
結果として最終責任は安倍さんが取り、顔のない独裁者は責任を取らない。
17条憲法では「賢明な人が官にある時は自ずと誉める言葉があるし、
よこしまな人が任にあれば災いが起きる」とある。
とすれば、安倍さんの政策が間違っているなら災が起きるはずですね。
その災いの予兆はあるはずで、私はそれが景気の悪化であり、
そのまた悪化の予兆は株価ではないかと思っています。
それを麻生さんは良くしっており、14000死守ラインで頑張っているわけだ。
今年に入って外人は利確売りに回っており、NYダウとの写真相場も途切れてしまった。
今後の株価は6月に新成長戦略が発表され、失望売りで14000ラインを割るのではないか。
または、FRBのテーパリングで外国市場が混乱し、その影響で突発的に下げもあるだろう。
いずれにしろ、災いの予兆の予兆である株価はどこかでドカンと行くのではないか。
消費税増税の影響は8月頃からジワジワと効いてくる。
黒田バズーカも銀行にブタ積みされるだけでは効果は限定的だ。
このままいくと、秋にはスタグフレーション的兆候が現れて来ると予想する。
株価は大体6ヶ月先を読むと言われるから、
年初からの株価の下げはそれらを織り込んでいるのだろう。
安倍さんが「よこしまな人」というわけではないが、
側近たちは「よこしま」なのがそこではっきりするだろう。
そうなると、彼らは自分たちの失敗を棚に上げて責任逃れに狂奔するだろう。
私は諸悪の根源は財務省財政再建にあると思っているから、
これが少しでも後退する政策が打たれれば良くなると思っている。
世界を見回しても財政出動出来る国は日本しか無いのではないのか。
誰かが言っていたが、メルケルさんが名宰相なのは政策をどんどん修正したからだそうです。
安倍さんも長期政権を望むなら見習えばいい。
藤井教授のような「賢明な人」が起用されれば景気は良くなり、
自ずと誉める言葉が草の根の庶民から沸き上がるでしょう。

 

(私のコメント終)