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1510-3-787-10/2メルマガブログ転送一億総活躍社会

http://totb.hatenablog.com/entry/2015/10/01/230830
Think outside the box

(見出し)
リベラルが「一億総活躍社会」を批判する不思議


(引用開始)

 

人口・少子化


安倍総理大臣が打ち出した「1億総活躍社会」の評判がよろしくないようです。

(孫引用)

「1億総活躍社会」拒否反応が続出

 安倍晋三首相が9月24日に記者会見を行い、「1億総活躍社会」という新たなスローガンを発表。しかしこの新スローガンの評価があまり芳しくない。…


r25.yahoo.co.jp

 (孫引用終)

不思議なのは、リベラル派(特にフェミニスト)までもが批判していることです。
女も男と同じように賃労働することがフェミニストの目標のはずなので、安倍首相の
 

「女性や高齢者の皆さんにももっと活躍してもらえるよう、多様な働き方改革も進めていきたいと思います。」
 
には「総論賛成」するのが当然のはずです。
批判するのは、「多様な働き方改革」(flexible capitalism)が多くの働く女にとって悪夢となる可能性に感付いているからではないでしょうか。

(孫引用)

http://www.theguardian.com/commentisfree/2013/oct/14/feminism-capitalist-handmaiden-neoliberal

How feminism became capitalism's handmaiden - and how to reclaim it

(翻訳)フェミニズム - 資本主義の侍女になったか、それを回収する方法


Feminist criticism of that ideal now serves to legitimate "flexible capitalism".
(翻訳)その理想のフェミニストの批判は今正当な「柔軟な資本主義」を提供しています。

Never mind that the reality that underlies the new ideal is depressed wage levels, decreased job security,
 declining living standards, a steep rise in the number of hours worked for wages per household,
 exacerbation of the double shift – now often a triple or quadruple shift – and a rise in poverty,
 increasingly concentrated in female-headed households.

新しい理想の基になる現実は、落ち込んだ賃金レベル、
倍の世帯増悪につき賃金のために働いた時間の数の急な上昇、生活水準の低下減少、
ジョブ セキュリティを気にしない多くのシフト-今、トリプルまたは 4 人シフト-、
貧困、女性の世帯に集中してますますの上昇。


(孫引用終)
まさか、賃労働がすべての働く女を「輝かせる」、あるいは"Arbeit macht frei"を本気で信じていたのだとすれば
あまりにもナイーヴです。
一部が"have it all"と勝ち誇る一方で、多数は生活のために不満を抱えながら働かなければならなくなるのが、
歴史が教えてくれる未来です。*1

*1:「賃労働=自己実現」と錯覚しているようです。

(孫引用)


ヒットラーの社会革命―1933~39年のナチ・ドイツにおける階級とステイ単行本– 1988/5
 
D.シェーンボウム(著), 大島 通義(翻訳), 大島 かおり(翻訳)

「それは1人の女性を高級官僚にし、数十万の女性を資本主義的経済秩序の賃金奴隷たらしめた。働く権利を奪われている男はいまや約600万もいる。女だけが、安価でいつでも利用できる搾取の対象として、いまなお仕事を見つけることができるのである」。

(孫引用終)


「結婚して夫に働かせる」は、ヒトの長い歴史において、女の生活を保障する基本戦略でした。

 


(孫引用)

あなたはボノボ、それともチンパンジー? (朝日選書)単行本– 2013/12/10
 
古市剛史(著)


系統的にヒトに最も近いチンパンジーとボノボ
チンパンジーは群れの中に激しい競争が存在し、攻撃性も強い。
 一方、ボノボは群れの内外で争いを避ける平和主義者だ。
 なぜこんな違いがあるのかの分析を通して、人類の起源と未来を考察する。
 (書評から抜粋)
…ともあれ,ヒトの残虐性はチンパンジーのオスのそれに似て,他の生物には殆ど見られず,チンパンジーとヒトだけにある特性だそうです(102,180頁).

ボノボとチンパンジーの両者はヒトと同じ祖先を持ちます.系統図(11頁)をみると,700万年ほど前にヒトが先ず分かれ,次いで200万年ほど前にボノボとチンパンジーが分化してきた.となれば,ヒトはボノボとチンパンジーが現れる500万年も前に既にいたことになる.ボノボ,またはチンパンジーが進化してヒトになったのではない.これら三つの生き物は同一の先祖ですから,ヒトにはボノボのDNAがあり,同様にヒトにはチンパンジーのDNAもあります.前者は平和主義で温厚,後者は殺戮を辞さない侵略者.ヒトのDNAには温厚と冷血が刻印されていますが,温厚は冷血によって隠蔽され,容易に発現しません.ヒトは諍いがあればボノボ式に事態を鎮めようとはせず,チンパンジーと同様,敵を攻撃する.何故か.ヒトの社会は攻撃性の強いオス優先だからです.一方,ボノボの社会は争いを好まないメスが指導していますから,平和を維持出来る.ならば,人間社会も女性優位になれば,戦争にはなりにくくなる,という理屈が成り立ちます.

本書のカバーはシンボリックです.歯をむき出しているチンパンジーは武闘派,お互いに抱き合っているボノボは融和派.どっちがいいか,と訊かれたら私はボノボをとりますが,武闘派のチンパンジーと戦えば直ぐに負けてしまう.現地のボノボも湾曲するコンゴ川で守られているが,地球温暖化で川が干上がればチンパンジーが流れ込み,ボノボはたちまち全滅するでしょう.ボノボを選択する人は負けを覚悟しなければならない.


(書評から抜粋終)

 

(上記本の中からブログ主が引用)
ヒトの祖先のメスがしたことが、オスを育児に取り込むということだったのではないかと考えられる。自分の腹を満たすことしかしてこなかったオスに、食べ物の供給を手伝わせようというのだ。

(上記本の引用終)

 (孫引用終)

フェミニストの要求に従ってこの生活保障システムを破壊すれば、生活困難に陥る女・産まない(産めない)女が量産されるのは自然なことです。
 
生活保障システム破壊の根底には、ボーヴォワールのような異常思想があります(子供よりも賃労働)。


(孫引用)


ボーヴォワールは語る―『第二の性』その後 (平凡社ライブラリー)新書– 1994/5
 
アリス シュヴァルツアー(著), Alice Schwarzer(原著), & 1その他

(書評から抜粋)

…その内容は、母性なんてない、妊娠中絶の自由、社会主義両性愛、家族制度の廃止など、
ここで訴えられていることは非常に過激で、なかなか受け入れられることはできませんが、なるほどウムと考えさせられることも確かにありました。

ただ、根底にあるのは、性格の形成に『生まれ』はほとんど関与せず、もっぱら『環境』で決まる、という考えのようです。
現在、分子生物学的に見ても、男女の違いは発生の時点から明らかで、脳の構造などにかなり差異があることもわかっています。
実際ほとんどの動物は雄と雌で役割が違いますし、ボーヴォワールは『生まれ』を軽んじすぎているのではないでしょうか。

(書評から抜粋終)

(上記本の中からブログ主が引用)

 

私は幸運でした。私は出産や家事の義務など女性を隷属させるいろんなものをまぬがれていましたから。
 

個人的な面では、一番大事なことは働くことです。そしてできれば結婚を拒否すること。
 

子どもから解放されないと女性は解放されない


(上記本の引用終)

(孫引用終)

綱渡りの達人には不要(というより邪魔)な命綱を撤廃すれば、普通の人にとっては恐ろしい状況になるのと同じことです(転落死の危険も)。強者にとっての自由な社会は、多くの普通の人にとっては苛酷です。
 
特異な優秀な人が押しつける理想は、多数派の普通の人には得てして大迷惑です。


(孫引用)

『女たちのサバイバル作戦』上野千鶴子

著者インタビュー
 
PRESIDENT 2014年2月17日号

それでも、上野さんが謝罪する理由とは?
 
「今、新卒女子の約半数が非正規労働市場に入るんですよ。これでは先が見えず、子どもなんて産めません。一方、正社員として就職できた女性はハッピーかといえばそうでもない。男並みに働いて疲弊するか、2級労働者として扱われるか。我々世代は、女がこんなに生きづらい社会しかつくれなかったのかと思うと、忸怩たる思いです」

「政府や企業はいつも『困ったときの女頼み』で、落ち目になると女に頼るけど、本当に危機感を感じているわけではないから、組織体質を変えないまま、“男化”した女を受け入れるだけ」
(孫引用終)

(引用終了)

(私のコメント)
安倍さんは「女が輝く社会」とおだてて女をこき使おうとするが、得するのは経営者資本家だ。
女を安く労働市場に組み込んで、男と同じに使おうとする考えは昔からあった。
昔の農民は男より女のほうが働いたかもしれない。
資本主義社会になってからは工場などに女を組み入れて平等に働かせるのが進歩した良い社会だ、と喧伝された。
安倍さんが言う女が社会で働く社会はスターリンソビエト連邦で行ったのと同じだから彼は共産主義者と同じ発想なのだ。
結果はどうなるかというと皆が限りなく貧困化してゆく。
一番下の階層に合わせて平等化するからだ。
逆に、上記の記事ある通り、一部のエリートが君臨して社会の果実を独占し、社会の格差が開いてゆく。
スターリンだけでなく、ヒトラー社会主義者だから同じような政策をやっている。
こういう失敗した政策を繰り返すのはなぜか、というと私見だが頭の良い勉強エリートには都合が良いからではないだろうか。
国家公務員に就職して出世したら、やはり自分に都合の良い社会を無意識に考えがちなのだ。
昔から同じようなことを繰り返されているわけです。
今の欧州連合ユーロなんかも理想を追い求めて危機を招いている。
エリートでなく、多数の国民が豊かで幸せになれるような政策政治を考えるべきですね。
その場合、エリートが考えつくようなものでなく、昔から人が幸せに暮らした実績から考える事が必要だ。
過去のうまく行ったシステムを大事に守って、変なエリートに壊されないようにすべきだ。

 


(私のコメント終)

(以下続く)