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1606-3-959-6/2メルマガブログ転送シナ日米関係

Newsletter China Vol.348 [ 2016年6月1日
青木直人


(見出し)

「インサイダー」と手を結ぶトランプ、訪日にかけるプーチン(2)
~「日米同盟」が揺らげば、総理の首が飛ぶ政界「神話」

 

(有料のためコピペなし)

 

(私のコメント)
要するに日本という国は米国の属国みたいな地位にある、ということだ。
これは必ずしも悪い意味でなく、今の世界情勢からみると止むおえないし、そもそもNATOなどアメリカの影響下にない国なんてない。
完全独立は理想だが、現在の世界では実現困難だし、やろうとしても、世界秩序に対する挑戦だから相当の覚悟がいる。
渡辺昇一先生の言うように徳川幕府における薩摩藩長州藩、加賀前田藩のような立場だ、と言えばわかる。
幕府体制の中で力をつけていけばいい。
そしてその方が平和で安定するから多少の息苦しさはあっても総合的には得なのだ。
特に庶民は戦争がないから生命財産の危険もなく各々の人生目的を立てられるし、暮らしやすい。
こういうのをパックスロマーナともいう。
今はパックスアメリカーナだ。

善悪や好き嫌いを抜きに現実のそういう世の中に生きている、ということから出発しないといけない。
また、幕末ペリー来航以来日本はアメリカと仲が良かった時代は平和で国力も伸びた。
日清戦争はアメリカの顧問がいて国際法など指導を受けたし、日露戦争はアメリカのセオドアルーズベルト大統領が仲介してくれたおかげで助かった。
アメリカと仲良くするなんて日本のアイデンティティからすると、大変嫌な事なのだが、好き嫌いは言っていられない。
歴史的に見ても仲良くしてた方が得だ、ということがはっきりしている。

アメリカの同盟はロシアやシナ共産党の支配よりよほど良い。
今度オバマ大統領が広島で献花したが、「無辜の子供たちを殺してしまった」と明らかに謝罪した。
戦後70年たってアメリカは日本を叩きすぎた、やりすぎた、と気が付いたのだ。
勿論オバマさんが黒人であり、子供の頃はインドネシアやハワイで暮らした、ということが影響している。
白人の大統領なら絶対にやらないかもしれない。
日本を必要以上に徹底的に叩いたのは日露戦争で白人を初めてやっつけた有色人種である日本に対し、復讐の意味もあるからだ。
だが、そういうことも希薄になってきて、白人層からも将来靖国神社に参拝する大統領もでるだろう。
つまり、アメリカという国はフェアな感覚を持っているのだ。
正直さとか公正公平を尊ぶような素朴さと、それを守ろうとする勇気がある。
こういう点はシナやロシアとちがって同盟相手には選ぶべき良い条件を持っている、と言えるだろう。

また、べつの観点なのだが、地政学的に日本はアメリカと同盟したほうが有利だ。
シナやロシアから見ると、日本列島は薄い帯のようなものだから簡単に首都である東京に到達でき、占領は簡単だ。
ところが、日米同盟となると、ベースとなる司令部はワシントンになる。
これは懐が深くて攻めきれない。
日本の薄い帯状態と比べて正反対に奥が深くなるからその防衛力の有利さは明らかだ。
だから有史後は勿論、有史前から大陸と交渉や戦いをしてきた日本にとって、この同盟は大陸からの圧迫を逃れる意味で非常に有用だ。
翻ってアメリカから見るとどうなのか。
日本列島はオセロゲームのコマのようにひっくり返ってロシア日本同盟、又はシナ日本同盟となったらどうなるか考えればわかる。
ここで問題なのはアメリカ西海岸というのは案外軍事的に脆弱だ、ということだ。
日露戦争後日本の連合艦隊は世界無敵の軍隊の一つにのし上がったが、この連合艦隊が西海岸に攻めてこないか、というのがアメリカの隠れた恐怖だった。
アメリカが安心したのはパナマ運河が出来て大西洋艦隊をいつでも廻航できるようになってからだ。

それ以前1800年代でもギリスのカナダ横断鉄道と競争でアメリカ大陸横断鉄道を作り、ハワイを支配下に置き、フィリピンを制圧したのは西海岸を守るためだ。
上記のメルマガで中曽根首相が対馬津軽宗谷三海峡を封鎖する、と約束した、という話が出ているが、これは西海岸とパナマ運河を意識している。
世界はこういう軍事的な要素が陰にあってそのうえで表面の動きがあるのだ。
そして、軍事というのは国家の生存本能から来る恐怖も大きな要素として影響する。
トランプさんが大統領になっても、この国家的な恐怖は説得しやすいから日米安保は続くのではないか。


(私のコメント終)