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式日記と経済展望

(見出し)

もしポケモンGOが本当にうつや社会不安障害に効くならば、
それはドーパミンだけではなくて、やはりセロトニン系をも刺激する

(私のコメント)

下記記事にある通り、人間の脳は色々な化学物質が複雑に分泌しあって色々な精神作業を行っている。
人間は自分が自分として自覚して主体的にいろいろなことを思索したりしていると思っているが、実はそうでない。
化学物質がそれに影響を与えているのだ。
ポケモンゴーはどんなゲームか知らないが、先日発売元の任天堂の株価が突然急騰した。
それで、何か新しいゲームがヒットしたようだ、というニュースがでたが、これだったのだ。

下記にその概要が書かれているので読んでもらえば分かるが、これは相当すごい影響を世界に与えるだろう。
特に歩き運動してセロトニンオキシトシンの脳内物質による気持ちの良い楽しい状態になれる、というのは非常に健全でよいことだ。
私が信条とする、「上機嫌、肯定思考、プラス言葉」の三つは脳内物質のセロトニンオキシトシンによるものだ。
念じただけでは出てこないが、これを運動、それも歩く運動で達成できるわけだ。

実は現代人というのは「考えすぎ」なのだ。
子供の時から学校で勉強し、テストで成績がいい子供が選抜されるからストレスを伴った苦痛の勉強だ。
本を読んだり、テレビを見たり、情報が入りすぎて刺激が強く、心が情報でいっぱいになりいやでも考えさせられている。
考える、というより沢山の情報が心の中を走り回っている、というような感じだ。
上記の脳内物質はどちらかと言えばゆったりした気持ちにさせるものだから、考えすぎでは出てこない。
皆気持ちの良い状態にする脳内物質が出にくくするようなことを学校でやらされているのだ。

そして情報過多で頭に詰め込むから、かえって、人は考えないとか、適切な量だけ考える、ということが出来なくなっているのだ。
こういう現代人の心の病を治すには座禅や瞑想なども効果があるが、ここに書かれているとおり運動も効果があるようだ。
その運動もなるべく楽しむことが大事で、あまり苦しいのは長続きしないだろう。
ただ、登山や私のやっている街道歩きは達成感というご褒美があってこれもいいのではないか。
苦しいこともあるが、達成した充実感はやはり捨てがたい。
人間というものは心と体の二つが一体となって出来ている、ということを実感させられるものだ。
(なお、西欧文明は心と体は別で心は神につながり、体は道具のようなものという考え方だ。)
長くなるのでここまでにしますが、宮本武蔵が書いた五輪書をこれに関連して次に紹介します。

(私のコメント終)

 

(孫引き引用開始)

2016年7月20日 水曜日
http://diamond.jp/articles/-/96028
DIAMNDOnline
ポケモンGOがうつ患者を世界中で癒やしている理由 7月20日 渡部 幹

ポケモンGO
精神疾患を癒す!?

すでに多くの人がツイートしている。

?米国オレゴン州に住むジェシアンヌさんは、「ポケモンGOは、すでに医者やセラピストが薦めるどんなものよりも、自分のうつに効いている」と語り、オーストラリアに住むララさんは「ポケモンGOはたった1週間で私の病気をものすごくよくしてくれた。ポケモンGOは、うつや不安に悩む私を助けてくれて、外に出してくれたの」と話す。

?米国に住むデヴィッドさんは「本当の話だ。不安やうつに悩む者として、週末のほとんどを外で友人と過ごしたなんて事実は、自分にとっては現実じゃないみたいだ」という。

このように、精神疾患が原因でこれまで外出できなかった人々が、ポケモンGOをすることで、外に出ることができてきたのだ。もちろん、ポケモンに興味のない精神疾患患者にとっては、このアプリは意味のないものだが、それでも全患者の一部を救うことができるだけで、ポケモンGOの意義は大きいと筆者は思っている。

?すでに米国の心理学者や精神医学者が、メディアのインタビューの中で、ポケモンGOが、精神疾患患者に対して「意図せぬポジティブな効果」を持っているという意見を表明している。

?ポケモンGOがうつや社会不安障害に悩む人々のとって有効なのは、ポケモンをゲットするために外に出る、ということだけではない。いくつかほかに要素がある。

?そのうちのひとつは、ポケモンを育てるためには、2kmから10kmのウォーキングが必要なことだ。

?もちろん家の中を歩いてもいいが、歩くこと自体に意味がある。それは歩くことで、うつと関連性が深い脳内ホルモンであるセロトニンの分泌が促されるからだ。セロトニンは、不安を低減し、心の安定をもたらす作用がある。うつや不安患者には、脳内でのセロトニンの分泌や摂取に問題がある場合が多い。そのセロトニンの体内での分泌を促すのに効果的なのは、規則的で苦痛が伴わない有酸素運動なのである。このため軽いダンスやウォーキングなどが推奨される。

?余談だが、ネット上ではこれをやりたくないユーザーが、プラレールの上にスマホを載せて動かしたり、ドローンを使ったりして、「動かずに動く知恵」を働かせている様が面白おかしく紹介されている。歩きたくない人の代わりに歩く「代行歩行屋」まで現れる始末だ。

?話が逸れたが、セロトニンの分泌のために重要なのは「苦痛を伴わない」という点だ。イヤイヤ歩いていたのでは、セロトニンは分泌されない。だが「ポケモンを育てる楽しみ」があれば、よりセロトニンが分泌されるかもしれない。

?このため、ポケモンGOをプレイしていたら、いつの間にか外でたくさん歩いていた、という行動は、うつや社会不安に悩む者にとって、それらを克服するために最も必要な行動ということになる。むろん、ダイエットや運動不足にもよい。その意味で、筆者はこのゲームのもたらす「意図せざる効果」に驚いているのだ。

?通常、うつや不安に悩む人への対処は、「不安を取り除く」ことがメインとなる。何が不安の原因かを、カウンセリングにより探り、効果的なセラピーを選択していく。筆者がポケモンGOに衝撃を受けたのは、それとは違うやり方で人々を外に出したからだ。それは「不安を取り除いて人々を外に出す」のではなく「もっとすごい興奮(ポケモン狩り)を提供して人々を出す」というものだ。このことは、学問的にみると、実に画期的なことだと思っている。

うつに効く脳内物質を
次々に出させる驚きの仕掛け

?かなり乱暴に言えば、不安を取り除くセロトニンではなく、むしろ最初のきっかけは「興奮」をもたらすドーパミンを使う感じだ。外に出る最初のきっかけは、安心ではなく興奮のほうが、効果が高いのかもしない。

?だが、基本的にドーパミンの効果は一時的でしかない。例えば覚せい剤は強力にドーパミン系を刺激して、ものすごい興奮が得られる薬だが、それが切れたときには、かえってうつになりやすく、ひどい禁断症状が出ることは、知識としてご存じの方も多いだろう。このように、ドーパミンは一時的には作用するが、それがなくなったときの反動が大きい。

?もしポケモンGOが本当にうつや社会不安障害に効くならば、それはドーパミンだけではなくて、やはりセロトニン系をも刺激するものでなくてはならない。上記のポケモンを育てる強制(だが強制と思わない)歩行は、セロトニン系を刺激する大変良い仕掛けだと思っている。

?メンタルヘルスケアとしてポケモンGOが優れているもう一つの理由がある。

?米国フロリダ州に住むナオミさんは「ポケモンGOは、自分の社会不安を癒やしてくれるかもしれない。会った人は皆すごく親切だった。最初に自分が思っていたほどには、他人は怖くないのかもしれない」とツイートした。

?他人と会うことが怖いのは社会不安の典型症状だが、ポケモンGOには、そういった人々の対人恐怖を取り除くことができる可能性がある。皆おなじ目的のために集まって、和気あいあいとポケモン話に花を咲かせる。さらにジムと呼ばれる場所での集まりや、今後搭載される「ポケモン交換機能」は、ますます人々同士の親密なコミュニケーションを引き出すことになるだろう。

?他者との良い関係は、社会不安やうつにとって最も重要な「薬」である。
それはセロトニンばかりでなく、愛情ホルモンや信頼ホルモンと呼ばれる脳内物質、「オキシトシン」の分泌も促すのだ。

?脳内物質でみれば、ポケモン欲しさに外に出るのはドーパミン系の力。その後のウォーキングでセロトニン系が働き、同じユーザー同士の良い関係でセロトニンオキシトシン分泌を促進するのがポケモンGOの仕組み、となる。

?専門的には、こういった脳内物質だけで、人間の社会性すべてをコントロールできるわけではもちろんない。だが少なくともポケモンGOはこれまで様々な医療ができなかったことを、やっている。それも世界規模でだ。その意味で、メンタルヘルスケアに関わるものとして、この現象は注目すべきだと感じている。

?そして、当の患者さん自身がその効果を実感しているのだ。

?米国に住むシェップさんはこうツイートしている。「何年もうつ症状で悩んでいたけど、ポケモンGOはついに私に、部屋を出たい、人と触れ合いたいと思わせたの。大好きよ、このゲーム」。彼女だけではない、世界中の多くの同じ悩みを持つ人々がポケモンGOへの感謝をツイートしている。

?日本での公開が楽しみである。

 

 

(引用終了)