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[ ニューズレター・チャイナ ]  通信7月号( 2016/7/26)
青木直人

(見出し)

NLC通信7月号
(私のコメント)

最後のところに書かれている財産形成についての考えは重要だ。
「個人資産は銀行が担保として認めるものが一番だ。」
「具体的には不動産と株だ。だが、不動産は主要都市部に限られるから取得が難しい。その点株の方が取得しやすい。」
「その株も一流企業の株がよい。」
財産として持つのは一流企業の株が良いのは確かだが、これもただ買えばいい、というものでない。
ただ漫然と買うのでなく、株の買い方がある。
まず、簡単で当たり前の話だが「安く買う」ことが大事だ。
一流企業の株は普段は当然高いから安く買うのは難しい、というよりも不可能だ。
だが、5年か10年に一度位安くなる時がある。
そこを狙って買うのだ。
それまで、現金を持ってじっと我慢する。
この我慢がまず大切だ。

では、5年か10年に一度安くなる時とはどんな時か。
それは、日本自体が何らかの事情で政治が不安定になり、経済が悲観的で皆が株を持っているのは危険だ、と投げ売りするときだ。
その時は日本が潰れて滅亡しかねないような雰囲気が世間に漂い、新聞テレビなんかは総悲観報道で株を買うどころではない、というときだ。
こんな時買うのはとても難しい。
世間が不景気で苦しんでいるとき、株価が低迷して、もっともっと底なしに下がる、と言われているときに買うのだ。
これは世間に逆らい、皆と反対のことをするのだから勇気がいる。
だから漫然と下がったら買おう、なんて安易なのは心構えがぐらぐらしてとても買えない。
買えても中途半端なところでしか買えない。
皆が逃げ出しているのに逆に立ち向かおうとするからこそ儲かるので、記事にあるようなみんなと一緒にマンション買ってもダメなのだ。
火事でみんなが逃げ出しているとき、その流れに逆らって火事場の方向に歩いてこそ儲かるのだ。
焼け死ぬかもしれないリスクをどう克服するか、蛮勇を振るうだけでなく、そこに知恵を絞るのだ。

どうやればそういう局面で買えるか、というとまず基本的に、どんなにダメになっても日本を信じることが前提だ。
次に企業が持っている人材パワーを信じること。
一流企業と言っても色々あるから日ごろから研究して信頼できる企業をピックアップしておくこと。
独特の技術を持っているとか、日銭が入るとか、ブランドを持っているとか、伝統がある、社長が良い等々、押さえる切り口はある。
それと、重要なのはその会社が好きで、その会社と苦楽を共にし、苦境にあっても応援する心構えが出来る会社であることだ。
更にチャートを見て大体の底値を知っておく。
チャートから節値を見つけ、3回くらいに分けて買い下がる作戦を立てておく。
そしてじっと待つのだ。一生買えないかもしれないが、焦らずじっと待つ。

こうして底値が買えればその後いくら株価が上下しても構わず持ち続け、配当金や株主優待をもらう。
カネが必要になったらなるべく株を担保に借りるようにする。
売ってもいいが、底値で買っているから、どの時点でも利が乗っているので損はしない。
なりよりもそういう株を持っていると、自分に自信が持て、例え少しでもリッチになった気分がするから精神衛生によい。
そして毎年の株主総会に出て、社長の話と顔色を見てくる。
社長だけでなく案内の若手従業員も観察する。

こんな風にして株は買うものだ。
勿論、株の運用は色々な手法があってこれだけでない。
新しいベンチャー企業に投資するとか、短期にトレードする(この場合は投資でない)とか、空売り手法とか色々ある。
こういう方法を研究してもいいが、まず基本の財産形成としての株式保有は上記の通りだ。

(私のコメント終)

(見出し)
NLC通信7月号

 

(引用開始)

(有料メルマガのため最終部分だけ引用。)

 

 

●不動産にしろ、有価証券にしろ、「都市部」と「東証1部企業」はやはり強い。

まさかの時に頼りになるのは企業のもつブランド力なのである。


●私個人は今後の首都圏や関西地域で想定される直下型地震など自然災害を念頭におけば、資産は不動産ではなく株の方がリスクヘッジとなりうると考えている。


●不動産はいったん地震でもあれば一気に客足は落ちる。簡単には売れないほど消費者心理は警戒的になるからだ。


●だが、株なら売れないという事態はまずない。基本的に4日すれば現金化できる。さらに不動産の値上がり率と比較して株の方が平均してその割合は高い。
今後はリスクという事を念頭に人生設計を行うべきだろう。

 (引用終了)