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新世紀のビッグブラザーへ 
経世論研究所、所長 三橋貴明のブログです

(見出し)
ドナルド・トランプ その2「保護主義は繁栄と強さに結びつく」
2017-01-22 09:56:26NEW !


(私のコメント)
犬HK習近平ダボス会議演説を擁護するために都合の悪い所をごまかして報道しなかったんだろうね。
シナに取ってはグローバリズム自由貿易保護貿易になることは死活問題だからね。
ダボス会議グローバリズム資本家の総会みたいなものだから習近平の自由棒家き擁護の演説は大歓迎された。

だが、自由貿易というのは昔のイギリスのように産業が強い競争力を持っている国が主張する政策だ。
産業が弱い国は保護貿易で自国を守りながら競争力をつけていかないと競争力の強い国の植民地になってしまう。
つまり、国民は収奪されて疲弊する。
間に入る大企業が儲かるだけなのだが、一見株が上がって景気がよいようにみえる。
が、しかし国民は中間層の白人のように自殺者が増え、寿命が短くなって悲惨な状態になる。
日本も工場が皆シナに移ってしまい、若者の就職先がなくなりそのおかげで結婚できなくなったから生まれるべき子供の大虐殺だ。
目に見えない日本人虐殺を安倍政権と経団連などの財界、財務省をはじめとする官界、学者マスゴミ、等々が推進している。
これはトランプ大統領演説で攻撃されたエスタブリッシュメントの犯罪なのだ。
アメリカは民主主義が機能してトランプが選ばれたが、日本は機能していない。
機能しないのは犬HKのような嘘の歪んだ報道を堂々とする悪い報道機関があるからかもしれない。

(私のコメント終)

(引用開始)


(前略)


 さて、メルマガにも書きましたが、昨日、NHKにトランプ就任演説の全文が載ったため、訳し方を確認してみたところ、何と、「保護主義は繁栄と強さに結びつく」が丸々「欠けて」おり、吃驚仰天してしまいました。

 元々の英文が、以下のようになっていたのを、
『We must protect our borders from the ravages of other countries making our products, stealing our companies and destroying our jobs.
Protection will lead to great prosperity and strength. I will fight for you with every breath in my body and I will never ever let you down.』
 NHKは、

『ほかの国々が、われわれの製品を作り、われわれの企業を奪い取り、われわれの雇用を破壊するという略奪から、われわれの国を守らなければなりません。わたしは全力で皆さんのために戦います。』
 と訳していたのです。

 「国境」を「国」と表現するのもどうかと思いますが、それ以上に「Protection will lead to great prosperity and strength.」を丸ごと省略しているわけですから、言い訳できません。
(中略)


NHKの捏造、厳密には「最も重要な一文を日本国民に報じないという『報道しない自由』の行使」という悪行が広まっていきました。

 結果、現在はNHKの全訳の該当部分は、

『ほかの国々が、われわれの製品を作り、われわれの企業を奪い取り、われわれの雇用を破壊するという略奪から、われわれの国境を守らなければなりません。保護主義こそが偉大な繁栄と強さにつながるのです。わたしは全力で皆さんのために戦います。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170121/k10010847631000.html

 と、修正されています。「保護主義こそが偉大な繁栄と強さにつながるのです」という一文が登場し、「国を守る」も「国境を守る」と正しい訳になりました。


(中略)

 いずれにせよ、NHKは当初の段階で、なぜ「Protection will lead to great prosperity and strength」を略したのか。すなわち、日本国民に知らせようとしなかったのか。

 思考停止的にグローバリズムを妄信しているNHKの誰か(マスコミ関係者の多くはそうでしょう)が、
「いや、まさか! アメリカがProtection(保護主義)などと言い出すとは! そんなバカな話はない! きっと何かの間違いだ! 日本国民のためにこの部分は省略しよう。それが正しいんだ」
 という感じで、「Protection will lead to great prosperity and strength」を略し、ついでに「border」も国境ではなく、抽象的な「国」という表現にしたとしか思えないのです。

 いわゆる、認 知 的 不 協 和の一種ですね。

 ちなみに、アメリカにとって保護主義は、ある意味で伝統政策です。アメリカは覇権国イギリスが自由貿易を推進している最中、自国(及びドイツ)は保護主義政策を取り、世界の覇権を握るまで国力を高めたのです。この辺りの話は、中野剛志氏の「富国と強兵 」に詳しいです。

 いずれにせよ、このまま本当にトランプ大統領率いるアメリカが「保護主義」の路線を走った場合、日本のマスコミ、学会、政財界はパニックに陥るでしょう。そして、誰もかれもが認 知 的 不 協 和に陥り、
「いや、違うよ。アメリカ様はきっと、本心では自由貿易を求めているんだよ。TPPも、本当はやりたいんだよ」
 という感じで、迷走を始めることになるでしょう。

 とはいえ、時代は間違いなく「過度なグローバリズムの是正」に進み始めています。この「現実」を認識せず、日本国が相変わらず周回遅れのグローバリズム路線を突き進むのであれば、我が国の将来は暗澹としたものにならざるを得ません。

 ならば、どうする? について、真剣に考えなければならない時代が訪れたのです。

(引用終了)