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ロシア政治経済ジャーナル No.1624


              2017/9/29

(見出し)


(私のコメント)
下記の記事は私と同じ考えを上手に書いてくれている。
安倍さんは外交はうまくやっているが、経済政策や移民受け入れのグローバリズムが良くないのだ。
だから、野党は消費税廃止又は減額やナショナリズムを訴えればよいと思う。
もう一つ引用した三橋さんのブログは「消費税一本で戦え」と言っているが、その通りだろう。
三橋さんのブログはどの記事も大変内容が立派でどの記事も引用したいが、長くなってしまい、いつも残念に思っている。
ただ、小池人気のお陰で自民党や安倍さんに危機感が生まれたのはよいことだ。
杉田水脈(すぎたみお)」さんという「日本の心」に居た元議員さんが居て、この人は自前で国連などに行って韓国の慰安婦プロパガンダと戦ったりしている。
この人は本来は中山恭子さんと仲間だから希望の党から出るはずだったが、今回自民党から出馬することになった。
自民党は公認をもらいたい人が目白押しでボスなども暗躍するし、新人の選挙区調整は大変だろう。
そこをあえて一本釣りしたのだから、自民党側も相当危機感があるようだ。
そういう危機感があるから、野党が消費税減税を訴えれば、すぐに自民党もそれを取り入れるだろう。
すでに安倍さんも「景気の動向で消費税凍結もありうる」というようなことを言い出したようだ。
消費税は植民地の人頭税と同じで、人の存在に対して罰金を取る悪税だ。
得するのは外国と外国に媚びを売るグローバリズムの役人つまり財務省だけなのだ。
更に消費税廃止だけでなく、財政再建などというばかげた政策はすぐにやめるべきだが、選挙では無理だろう。
要するに野党は安倍さんの弱点を突けばよいので、その弱点とは経済政策だ。
安倍政権の4年間で経済は一向に良くならないが、野党特に民進党は全くこの問題に鈍感だ。
今回小池新党で陰に隠れているもう一つのプレーヤーがいる。
それは、「連合」なのだが、彼らも民進党と同じで硬直化して行き詰まった存在だ。
日本の労働組合はストもせず弱いから企業は賃上げせず内部留保や株主優遇している。
「連合」は官公労が中心だから、今の役人は特権階級化していて、庶民の暮らし向きなど考える気持ちはないのだろう。
この連合が小池に付くか民進党に付くか、ここも注目だ。


(私のコメント終)


(引用開始)

(見出し)


★北野が日本の政治に望むこと(短期)


全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!

北野です。


ここ数日、たくさんのメールをいただいております。

内容は、

「北野さんは、安倍さん支持なのですか?小池さん支持なのです
か?」

というもの。

今回は、この辺をはっきりさせたいと思います。

 

▼すばらしい安倍外交

 

私は、何度も書いていますが、「安倍続投」を願っています。

なぜか?

一言でいえば、外交がすばらしい。


2012年11月、中国は、「反日統一共同戦線戦略」を打ち出し
ました。

この戦略の骨子は、

・中国、ロシア、韓国で、「反日統一共同戦線」をつくるべし!

・中ロ韓で、日本の領土要求を断念させるべし!

・日本に断念させる領土とは、北方4島、竹島尖閣・【沖縄】
である。

・日本に【沖縄】の領有権はない!

・「反日統一共同戦線」には、【アメリカ】を引き入れなければ
ならない。


新しい読者さんは今、「トンデモ、トンデモ、トンデモ~~~」
と思っていることでしょう。

そんな方は、必ず、こちらの絶対証拠をご確認ください。

https://jp.sputniknews.com/japanese.ruvr.ru/2012_11_15/94728921/


日本は、この戦略に対抗するために、どうすればいいのか?

中国の戦略は、「中国、ロシア、韓国、アメリカで、日本を袋叩
きにすること」です。

それで、日本の戦略は、「アメリカ、ロシア、韓国と仲よくする
ことで、中国の戦略を無力化する」ことにある。

安倍総理は、5年かけて、これを実行されている。

現状を見てみましょう。


・日米関係は、最高の状態にある。

・日ロ関係は、かなりいい状態にある。

・日韓関係は、(韓国が合意を破るが)まあまあな状態にある。


それで、中国の「反日統一共同戦線戦略」は無力化されているの
です。

結果、

日中関係も、徐々に改善してきている。


忘れた人もいるといると思うので、思いだしていただきましょう。

安倍さんの前、民主党の総理が3人つづきました。


「トラストミー」の鳩山さんは、日米関係を破壊した。

野田さんは、日中関係を最悪にした。


民主党時代、日本はアメリカ、中国と最悪の関係にあった。

日本は、孤立していたのです。

民主党は、民進党と名を変えた。

そして今、民進党から希望の党に続々と人が移ってきています。

都知事の小池さんは、希望の党が選挙で勝っても、総理になれな
い。
(都知事を辞任して、衆院選に出れば別)


そうなると、希望の党が勝てば、民進党出身者が総理になる可能
性が高い。

閣僚も、ほとんどが民進党出身者になるでしょう。

そんな「希望の党」に外交を任せられるでしょうか?


私の答えは、「任せられるはずがない」です。

 

▼「希望の党」に期待すること

 

では、私は「希望の党」に何を期待しているのでしょうか?

私は「安倍総理続投」を願っていますが、すべての政策を支持
しているわけではありません。

たとえば、

・消費税再引き上げ
・3K外国人労働者大量受け入れ
・残業代ゼロ

などに反対しています。

希望の党」に期待しているのは、これらの政策をやめるよう
働きかけてくれること。

たとえば、小池さんが消費税再引き上げに消極的な発言をした。

すると安倍総理は26日、「再延期の可能性」に言及した。


私は「希望の党」に、「消費税再引き上げ反対!」を掲げて戦
って欲しい。

そして、安倍総理には、日本の景気を確実に悪化させる消費税
引き上げをやめていただきたい。


私が、安倍総理と小池さんに望むのは、こういうことです。

 

▼なぜ野党が必要なのか?

 

私は1990年、モスクワに留学しました。

はじめてバスに乗ったときのこと、今でも覚えています。

バスの中で、笑っている人がいない。

それどころか、話している人もいない。

たまに話しても、ひそひそ声で話している。

とても違和感があり、「なんなんだ」と思った。


しばらくすると、大学の寮で、バルト三国の男性からアドバイ
スされました。


「いいかい。

この国では、注意しなければならないことが二つある。

一つは、食堂とか廊下とか、人のいるところで政治の話をして
はいけない。

二つ目は、電話で重要な話をしてはいけない。

この国は、どこにいても聞かれているからね」


私は、これを聞いて、なぜ人が「笑えない」のか理解しました。

まだ全体主義国家ソ連があった時代です。


一党独裁


ある人、ある党が絶対権力を持つとロクなことがありません。

実際、共産国家の独裁者スターリン毛沢東金日成ポルポト
などは、自国民を大虐殺した。

なぜそうなのでしょうか?

人間には、天使のような清い心と、悪魔のように残酷な心が同居
しているということでしょう。

悪の心は、普通、法律、世間の目、宗教心などによって表に出て
きません。

しかし、制限が薄れると、顔を出すようになる。

ウソだと思うなら、匿名OKの巨大掲示板をのぞいてみてください。

あそこにあるのが、人の心の真実(の一部)です。


いろいろな制限があるから、嫌いな上司を殴らない。

でも、デスノートがあれば、嫌いな上司の名前を書いてしまうか
もしれない。


何はともあれ、私はソ連で、「一党独裁はロクなことがない」と
いうことを学びました。

だから、日本でも「安倍一強」とかいわれるようになると心配に
なるのです。


どんな国でも、「傲慢になって好き勝手やると、政権を失うかも
しれない。常に謙虚であらねば」

と思わせるくらいの野党が必要です。


しかし、民進党は、その役割を果たせなかった。

今、希望の党安倍総理を恐れさせています。

社会としては、それでいいのです。

これが健全な国家です。

北朝鮮や中国だったら、小池さんはとっくに捕まっています。


というわけで、私が安倍さんと小池さんについてどう考えているか
でした。

まとめると、

安倍総理には続投していただき、これからも特に外交をがんばっ
てほしい。

・小池さんには、消費税再引き上げを阻止して欲しい。

一党独裁は、いい結果をもたらさない。野党があるのは、社会に
とってよいことである。


ということです。

 


(引用終了)

(要約引用開始)
tps://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/page-2.html
新世紀のビッグブラザー
三橋貴明

野党は「消費税増税凍結」一本で戦え
2017-09-28 09:30:05


(前略)

先日の、総理の解散宣言の演説において、最も重要な個所は以下になります。

 しかし、安倍政権は財政再建の旗を下ろすことはありません。プライマリーバランスの黒字化を目指すという目標自体はしっかりと堅持します。引き続き、歳出歳入両面からの改革を続け、今後達成に向けた具体的な計画を策定いたします。
 少子高齢化という最大の課題を克服するため、我が国の経済社会システムの大改革に挑戦する。私はそう決断いたしました。そして、子育て世代への投資を拡充するため、これまでお約束していた消費税の使い道を見直すことを本日決断いたしました。
 国民の皆様とのお約束を変更し、国民生活に関わる重い決断を行う以上、速やかに国民の信を問わねばならない、そう決心いたしました。』

 すなわち、総理は「消費税増税の使い道を変える」ことについて、国民の信を問うべく解散する。と、宣言したのです。

(中略)
まあ、4兆円だろうが、3兆円だろうが、負債返済をしている時点で、国民貧困化政策であるのに間違いはないわけですが、いずれにせよ総理の今回の解散の「大義」は、根回しすらしていない「思い付き」の可能性が高いのです。

 恐らく、というか、ほぼ確実に、民主党の代表が枝野氏ではなく、前原氏になったことを受け、「増税前提」の解散総選挙を決断したのだと思います。そもそも「消費税増税の使い道を変える」というのは、民主党代表選の際の前原氏の公約でした(枝野氏は、消費税増税そのものを見直す)。

 民主党増税前提になっている以上、安倍政権として一番嫌な「消費税増税? 凍結(もしくは減税)?」という争点の選挙にはなりえない。安倍政権は、民主党の前原氏に抱き着く形で、総選挙を「多少、議席を減らす」程度で乗り切ろうとしたのだと思います。

ところが、そこに水をぶっかけたのが、小池百合子東京都知事です。小池都知事が「希望の党を立ち上げ、「消費税凍結」を言い出してしまった。そこに、民主党が乗っかる形で、解散総選挙の争点が一気に「消費税増税? 凍結?」に移行しつつあるのです。

(中略)
小池氏は、相変わらず「寛容な改革保守」などと意味不明なことを口走っていますが、この際、希望の党の綱領や理念はどうでもいいです。重要なのは、希望の党民進党が統一名簿で選挙を戦い、「消費税増税凍結」を掲げて、自民党と真っ向から論戦をできるか否かなのでございます。

 日本のインフレ率は、GDPデフレータで見ると、13年度の財政出動、金融政策、そして消費税増税で一時的に上昇したものの、その後は右肩下がりに失速。現在は、マイナスに戻ってしまっています。

 安倍政権(第二次安倍政権)は、デフレ脱却を標榜して誕生した政権なのです。その政権が、消費税増税という「デフレ期」には決してやってはならない政策を強行し、日本経済をデフレに戻した。これが、現実です。

 その上、さらなる消費税増税を前提に、解散総選挙に打って出る。

 日本国民は、日本を再デフレ化した安倍政権が、さらなる悪政を推進することについて、お墨付きを与えてはなりません。

 お分かりでしょうが、わたくしは小池都知事が嫌いです。民進党も嫌いです。それでも、「国民が消費税再増税を信任する」よりは、希望の党民進党が勝つ方が「マシ」と言わざるを得ないのです。

 というわけで、野党は「日本国家」のために、消費税増税凍結一本で名簿を統合し、総選挙を戦ってほしいと思います。 

 

 


(後略)

 

(要約引用終了)