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誰が第二次世界大戦を起こしたのか: フーバー大統領『裏切られた自由』を読み解く 単行本 ? 2017/7/13
渡辺 惣樹 (著)

 

(私のコメント)

この本はつい先日読んだばかりだが、今までの日本の大東亜戦争に関する常識を完全に覆す画期的な本だ。
この本の著者である渡辺聡樹さんはアメリカ在住の歴史家で、今までも同じ様な趣旨の本を沢山書いている。
この人の本も大変面白いし、読みやすいから、興味があれば本をお渡しします。
特にアメリカの歴史と日本とのかかわりあいを書いたものが、今までの教科書的な見解と違っていて目からうろこだ。
この本を私が要約すればよいのだが、横着をしてAmazonの書評を転載したので読んでください。
大体のことが分かると思う。
勿論、本を読んだ方が却ってわかりやすいのだが、読む前にあらすじを知っておくのもよいでしょう。
下記の書評に出てくる次の文章はこの本を予言したものだろう。
この本を読んだ感想としては、これほどどんぴしゃりの言葉もないだろう。


「時が、熱狂と偏見をやわらげたあかつきには、
また理性が、虚偽からその仮面を剥ぎとったあかつきには、
そのときこそ、正義の女神はその秤を平衡に保ちながら、
過去の賞罰の多くにその所を変えることを要求するであろう。」
靖国神社遊就館の前に東京裁判のパール判事の碑があって、そこにこの銘文が記載されている。


(私のコメント終)

(引用開始)

https://www.amazon.co.jp/%E8%AA%B0%E3%81%8C%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E6%AC%A1%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%A4%A7%E6%88%A6%E3%82%92%E8%B5%B7%E3%81%93%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%8B-%E3%83%95%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98%E3%80%8E%E8%A3%8F%E5%88%87%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%9F%E8%87%AA%E7%94%B1%E3%80%8F%E3%82%92%E8%AA%AD%E3%81%BF%E8%A7%A3%E3%81%8F-%E6%B8%A1%E8%BE%BA-%E6%83%A3%E6%A8%B9/dp/4794222777/ref=cm_cr_arp_d_product_sims?ie=UTF8
フーバー著『裏切られた自由』の邦訳者である著者・渡辺惣樹氏による、優れたガイド本にして、分析本です
投稿者ジョン・ドゥ殿堂入りベスト1000レビュアー2017年8月2日
形式: 単行本|Amazonで購入
ルーズベルト大統領の前の大統領であったフーバー大統領。
彼が原稿を書き残して、90才で亡くなるまでに出版にはごきつけることができなかった「回想録」にして
非常に緻密な戦争と世界情勢について分析した本である『裏切られた自由』がアメリカでようやく出版
されたのは、なんと〈2011年〉だった。
第2次大戦大統領として有名だったルーズベルトに対して、前任者のフーバー大統領はアメリカでも特に
有名な存在ではない。
そうしたことも、『裏切られた自由』のアメリカでの初出版を大きく遅らせたのだろう。
 
本書はそのフーバー大統領による『裏切られた自由』の邦訳者であり、『ルーズベルトの開戦責任・大統領が
最も恐れた男の証言』ハミルトン・フィッシュ著(米国国務長官)2014年9月17日刊の邦訳も行った渡辺惣樹氏
による著作だが、フーバーの『裏切られた自由』の重要点を押さえながら、第2次大戦へ至る過程と、その原因を
考察していくという内容になっている。
 
非常にコンパクトな本であるが、最重要点だけを上げて分かり易く書こうという著者の意志がハッキリと出ている
大変読みやすい本になっているところは大いに評価するべきだろう。
このレビューを書いている時点で、『裏切られた自由』は「上巻」しか出ていない(しかも700頁もある)が、やはり
大著というに相応しい分量だ。
 
一般には「真珠湾攻撃=太平洋戦争開戦」ということだが、それ以前にルーズベルト大統領はまだフーバーが
大統領であったときから、「景気回復のための戦争」ということを目論んでいたことが示されている。
そして本書によれば、欧州での様々な戦争と国家侵略、そして最大の問題となる「旧ソ連」の世界的赤化工作が
大戦開戦にまでじつは重要な要素となっていることが綴られている。
 
コンパクトではあるが、実に内容密度は濃く、「戦前-戦後」史を知りたい人は是非とも本書は読むべき本だと思う。
そして同時に、大部であり価格も非常に高価ではあるが、フーバーの『裏切られた自由』を読まれることをお薦め
したいと思う。
「裏切られた自由」も買ってしまいました
投稿者けんちゃん2017年8月7日
形式: 単行本
 同時に刊行された「裏切られた自由(上巻)」のダイジェスト版である。渡辺さんの著作は大好きなのだが、裏切られた自由はかなり値段が高く、図書館の蔵書になる前に一時的にこの本で我慢しようとしました。しかし、読了後、我慢できず、裏切られた自由を買ってしました。現在、ほぼ読み切りましたが、最高の書籍を読んだ後の何ともいえない虚脱状態に陥っています。
5つ星のうち5.0改めて、大東亜戦争について考えてみたい
投稿者Amazon カスタマー2017年7月26日
形式: 単行本|Amazonで購入
他国の戦争には参戦しない。そう主張して当選したFDRは、ナチス・ドイツや日本をあの手この手で追い詰めながら、最後は自国民をも騙す裏切りの手口で、2つの戦争(第二次世界大戦大東亜戦争)を惹起させ、その結果として原爆投下による非戦闘員の大量虐殺と、その後の「冷戦(B.バルーク)体制」を作り上げる礎を築いた。2つの戦争の成果は、ソ連による社会主義経済圏の確立と、社会主義中華人民共和国の創出だった。つまり、FDRは自国の若者の命を損耗させ、現代世界では戦争犯罪とされるであろう非戦闘員の大量虐殺(東京大空襲、原爆等)を通して、2つの社会主義経済圏を創り出すことに成功した。そのFDRの周辺には、多数のソ連スパイと、多数のユダヤ人(社会主義者)が存在していた。それらのことを、FDRの前任大統領であるH.フーバーが、大量の資料・史実に基づいて書き上げた「裏切られた自由」についての解説本。評価はともかく、一読する価値あり。むしろ読まないで済ませるべきではないと感じます。
日米戦争について考えられるようになるために読むべき一冊
投稿者ハッセル2017年7月17日
形式: 単行本
本書は同日に発売された「裏切られた自由」の解説本です。

本当は「裏切られた自由」を読むべきですが、圧倒的な分厚さで
上下巻、しかもメチャ高いという庶民には高いハードルが3つも
あるので容易ではありません。

「裏切られた自由」は買えないので断言はしかねますが、本書だけ
でもかなりの部分は理解できるようになっていると思います。

さて、今年もあと1か月で「終戦記念日」がやってきます。
NHKなどテレビでは「戦争を考える」などと普段やらない番組が
放送されるでしょう。それらの番組はこれまでと同様に「日本=悪、
アメリカ様=善」の切り口であの戦争を語るに違いありません。

その前に、ぜひとも読んでおきたい一冊です。

本書に書かれている事実は「そうだったの?」という驚きの連続で、
読み終えた頃には歴史観が変わり、プロパガンダに騙されない視点で
あの戦争について考えられるようになるでしょう。

そして・・・

「時が、熱狂と偏見をやわらげたあかつきには、
また理性が、虚偽からその仮面を剥ぎとったあかつきには、
そのときこそ、正義の女神はその秤を平衡に保ちながら、
過去の賞罰の多くにその所を変えることを要求するであろう。」

敗戦から72年。ようやくこの時が来るんだろうか?

改めて、大東亜戦争について考えてみたい
投稿者Amazon カスタマー2017年7月26日
形式: 単行本|Amazonで購入
他国の戦争には参戦しない。そう主張して当選したFDRは、ナチス・ドイツや日本をあの手この手で追い詰めながら、最後は自国民をも騙す裏切りの手口で、2つの戦争(第二次世界大戦大東亜戦争)を惹起させ、その結果として原爆投下による非戦闘員の大量虐殺と、その後の「冷戦(B.バルーク)体制」を作り上げる礎を築いた。2つの戦争の成果は、ソ連による社会主義経済圏の確立と、社会主義中華人民共和国の創出だった。つまり、FDRは自国の若者の命を損耗させ、現代世界では戦争犯罪とされるであろう非戦闘員の大量虐殺(東京大空襲、原爆等)を通して、2つの社会主義経済圏を創り出すことに成功した。そのFDRの周辺には、多数のソ連スパイと、多数のユダヤ人(社会主義者)が存在していた。それらのことを、FDRの前任大統領であるH.フーバーが、大量の資料・史実に基づいて書き上げた「裏切られた自由」についての解説本。評価はともかく、一読する価値あり。むしろ読まないで済ませるべきではないと感じます。
ルーズベルトチャーチルスターリンの三指導者による開戦責任と真の開戦原因がわかる。
投稿者真実真理ベスト500レビュアー2017年8月5日
形式: 単行本|Amazonで購入
渡辺惣樹氏は、フランクリン・デラノ・ルーズベルト( FDR)大統領の前の大統領であるフーバー(秀逸な歴史研究家でもある)の大部の著作「FREEDOM BETRAYED」(2011 年フーバー研究所発刊」( 裏切られた自由) を翻訳出版した。
本書は、その大部の翻訳書の要点を記載し、渡辺氏が解説を加えた書籍である。

大東亜戦争に至る真の原因は、日本国の行為だけを見ていたのでは分からない。開戦時に身を置き、当時の価値観を基準にして過去及び当時の全世界の情勢を俯瞰しないことには真の原因は見えてこない。
その点、渡辺惣樹氏は、多くの日本の歴史家とは異なり、米国での多くの資料を渉猟し、日本が戦争に至った原因を米国の政策から紐解く多くの歴史書と翻訳書を執筆している。本書もその一つである。

フーバーは、満洲国を最後まで認めず、徹底して反日、親中を貫いたスチムソンを国務長官とし、東亜の情勢に詳しい訳ではなく親日でもなかった。そのフーバーがFDRを徹底して批判し、3年8ケ月に渡る不毛な日米戦争の責任は狂人FDRにあると断定しているところに真実性がある。

FDRは、1933年 3月 4日から1945年 4月12日まで3期と1ケ月に渡り米国の大統領を務め、英欄と共に日本の外国資産を凍結し、石油、その他の資源の日本への輸出を完全に禁止し、日本を経済的に締め上げ、蒋介石を支援し、宣戦布告とも言うべきハルノートを突きつけ、日本を開戦に至らせた最大の戦争責任者であることは、最早、明らかである。

また、アメリカは、共産主義革命を世界に拡散するソ連を長年承認してこなかったが、FDRは大統領に就任するとソ連を承認し、ソ連のスパイや共産主義者を側近に置き、スターリンに対して全くの無警戒というか、むしろハル国務長官と共にスターリンに憧れていた(ハル回顧録)。
チャーチルと共にFDRのスターリンに対する認識の甘さが、戦後から現在に至るまでの紛争の原因となっている。日本の北方領土のロシアによる不法占拠の起源もここにある。

戦争目的が不明な第一次大戦終結し、1919年の不正義とも言うべきベルサイユ条約により、ドイツは過大過酷な戦争補償を課せられ、ドイツ領が削減された。その一つが戦後チェコに侵入されたズデーテンであり、他の一つがポーランドに編入された、住民の90% がドイツ人であるダンツィヒである。ヒットラーは、この飛び地のダンツィヒを回廊と共にドイツへ失地回復することをポーランドと交渉したが、英仏とさらにFDRが干渉してポーランドに独立保障を与えたことから、ポーランドが頑なになり平和的解決ができなかった。

ドイツは元来日本と同様に共産主義に強い警戒をしており、犬猿の仲であったドイツとソ連は、第一次大戦の結果のベルサイユ条約により削減された領土を回復するという唯一の共通目的を有していた。この目的のため、ドイツは、フィンランドバルト三国の支配をスターリンソ連に認め、ポーランドを独ソで2分割するという密約をソ連と締結した。ドイツは、この密約を含む独ソ不可侵条約を1939年8月23日に締結した上で、9月1日にポーランドに侵攻した。この瞬間に、英仏は利害関係がないにもかかわらず、ドイツに宣戦布告した。これが、第二次大戦の勃発である。

ソ連も密約に基づき9月17日にポーランドに侵攻し、続いてバルト三国フィンランド、東欧地域に侵攻した。しかし、ドイツと同じことをしたソ連には英仏は宣戦布告しなかったし、FDRはスターリンを批判しなかった。

以後、FDRは、ニューディール政策の失敗から経済を回復させるため、中立法を改正して武器を交戦国に輸出し、武器貸与法を成立させてイギリス、支那を支援し、局地戦を拡大させ、参戦の準備をすることになる。米国民は、直接的には国益には関係のなかった欧州での第一次大戦に参戦し多くの米国兵を死傷させたことから、参戦には絶対反対であった。このため、FDRはアメリカ国民を参戦に賛同させる必要に迫られた。

英国がポーランドに干渉しなければ戦争は起こらず、ドイツとソ連は元来水と油、ドイツとソ連とを戦わせ、英仏米が傍観しておれば世界大戦に至らなかったとも言われていた。

ソ連の東欧への侵攻に我慢のならないヒットラーは、必然とも言うべき、1941年 6月22日にソ連を攻撃した。スターリン独裁の共産主義国ソ連を、民主主義を標榜する英米側に追いやった。これを契機に、FDRはスターリン独裁の共産主義国ソ連を民主主義国家といい、実質上の米ソ同盟によりソ連を支援し、ファシスト国家対民主主義国家の戦であると戦争目的を慫慂した。
戦後及び現在の世界紛争の原因はソ連を米英側に追いやった点にある。

以後、FDRは1941年7月には日本を完全に経済封鎖し、蒋介石を支援し続け支那からの米国爆撃機(フライングタイガーズ)による日本空爆計画(JB-355計画)に署名していた。そして、FDRは9月の近衛首相の和平提案(満洲を留保する以外は、米国の提案を飲む提案)と、近衛から申し込まれた日米首脳会談を拒否した。FDRがこのような態度をとったことについて、フーバーは、FDRがもっと大きな戦争を起こし、満洲ソ連に与えようとしたのではないかと言う。事実、ヤルタ会談では、北方領土を含むソ連に対する利益供与が約束されている。
さらに、FDRは、1941年11月には、3ケ月の冷却期間を設けるという日本からの提案を拒否し、日本を挑発し続け、ついに最後通牒ハルノート)を日本に突き付けた。

戦争が終結し、英国は大西洋憲章(英国の植民地維持)に反して全ての植民地を失い、オランダ、フランス、米国も全ての植民地を同様に失い、米国は大陸での権益を得ることはできなかった。これに対して、スターリンソ連が勢力を拡大して共産国が広範に形成され、毛沢東共産党満洲支那本土を支配するに至った。

容共の米国に反して、日本は戦前から一貫してソ連共産主義を警戒していたのであり、内戦と住民が抑圧された混沌とした状態にあった無主の地、満洲に、満人、漢人、蒙古人、日本人、朝鮮人の5族協和による近代国家を建設して平和と人民の安寧をもたらせ(「見果てぬ夢 満洲国外史」星野直樹著)、世界で初めて人種差別の撤廃を主張し、アジアを西欧の白人支配の植民地から開放し独立させた。

日本は、混沌とした支那本土においては、共産党蒋介石国民党により仕掛けられた盧溝橋事変と上海事変の挑発により戦争にずるずると巻き込まれ、日本の真意を理解しない英米蒋介石への軍事と経済支援により、巻き込まれた戦争の解決ができなかったのであった。

米国は、何の目的で、日本に戦争を仕掛けたのであろうか。結局は、米国は戦争目的を達成しなかった。
現在の大半の日本人の有するの歴史観からすると、日本の歴史は昭和20年の終戦を境に断絶している。
現実の真の歴史は連続しているのであり、日本人は、米国の占領期における洗脳から目覚め、日本人の戦前の行為を自ら一方的に断罪する史観から脱却し、真実の歴史を見つめるべきである。
そのために本書は有益である。多くの人が読まれることを薦める。

 

 


(引用終了)