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【ニューズレター・チャイナ】Vol.381
青木直人
(見出し)

(私のコメント)
トランプは日米首脳会談の直前に中国の習近平と電話会談し、台湾カードを引っ込め、一つの中国を容認した。
トランプさんが仲良くいろいろ話してくれるのはいいが、あまりそれに乗って安心は出来ない。

(有料のため省略)


なお、これに関して下記次のような意見もある。

この人の考えではアメリカはシナと仲良くして日本に争わせようという戦略だ、というのだ。
軍事的に日本を使いシナをけん制し、シナの市場としての経済的利益は取りたい、そんな作戦だ。
猛犬をけしかけながら、綱はしっかり握って、相手とはニコニコ握手する、という図式だ。
これは作戦としては良いが、犬も馬鹿じゃないからどうなんだろう。
ロシアも欧州もアジア各国も見守っている。
アメリカが軍事的対決を避け、経済的に仲良くしようとしたら、各国はどうするか。
当然同じ様にシナと軍事的対決は止めて経済的に仲良くしようとするだろう。
軍事的にシナと対決できるのはアメリカしかない。そこが対決しないのだから各国はどうしようもない。
それはシナが主導するAIIB、アジアインフラ銀行に米国と日本を除いて世界中の国が加盟したようになるだろう。
世界中がアメリカを捨て、シナになびくのだ。
つまり、シナはアメリカが軍事的に対決しないだけで十分メリットがあるどころか大勝利なのだ。
これをアメリカの軍部が黙ってみているだろうか。
トランプ政権は一方では軍部が支持して出来た政権だ。
恐らく安全保障の面からこれ以上のシナの台頭は許さないだろう。
私の考えだが、結論的に言えば、基本的に経済と軍事(安全保障)は切り離せないのだ。
シナとアメリカのキシンジャーなどのシナ派はそれを切り離そうとするが、難しいのではないか。
シナからすれば利でもってアメリカを押さえておいて、周りの国を従え、気が付いたらアメリカは孤立していた、というような作戦だろう。
春秋戦国時代からの戦いの伝統はこういうところにも表れる。
敵国の要人に利を食わせて自国のシンパを作り、切り崩すのだ。
実はその時一番割を食うのが軍人だ。
軍人は自国を守るために戦おうとするのだが、敵が攻めてきたときは自国内に敵のスパイや同調者がうようよいて後ろから弾が飛んでくるよな状態だ。
それに、自国が金儲けでウハウハしているうちに敵は軍備を整え自分たちよりはるかに強大になっている。
そうして、機を見て攻めてこられたらひとたまりもなくやられる。
軍人は真っ先に殺されるから一番損をするのだ。
軍人以外の商人などはさっさと逃げるからいいが、軍人は困る。
今のアメリカで言えば金儲けだけのユダヤ人キッシンジャーはシナと金儲けだけでアメリカを利用すればいいのでアメリカが危うくなったらさっさと逃げるだろう。
だから世界でユダヤ人は嫌われる。アメリカから離れられない軍人から見たら彼らはカネで転んだ裏切り者だろう。
だから、シナが経済と領土拡大を分けようとしても軍人は自分たちの命に係わるから反対するのではないか。
一般大衆もシナと商売して儲けるのは一部キッシンジャーなどのユダヤ系資本で自分たちは職を失うし、周りはシナ人だらけになって住みにくい。
ということはトランプの最大関心事である次期大統領選挙に再選されることに影響する。
さて、日本はどうするか。
(私のコメント終)


(引用開始)


       ロシア政治経済ジャーナル No.1503


               2017/2/13
トランプさん、一転「一つの中国」の原則を認めました。

★トランプ、「一つの中国」を認める


全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!

北野です。


大統領就任前から、中国とガンガンやりあってきたトランプ。

先日、大きな譲歩をしました。


「一つの中国」を認めたのです。

 

▼革命的だった、トランプと蔡英文の電話会談

 

2016年12月2日、全世界に衝撃が走りました。

なんと、トランプが台湾の蔡英文総統と電話会談をした。

 

<<トランプ氏・蔡氏>米中関係の緊張必至…断交後初の協議

毎日新聞 12/3(土) 22:28配信

 【ワシントン会川晴之、台北・鈴木玲子、北京・石原聖】トラン
プ次期米大統領は2日、台湾の蔡英文総統と電話協議し、安全保障
などの「緊密な結びつき」を確認した。

政権移行チームが発表した。>

 

それにしても、トランプさんと蔡英文総統が電話で話すと、なぜ
中国は激怒するのでしょうか?

 

<中国は台湾を主権国家とは認めておらず、台湾を中国の一部と
主張する「一つの中国」原則の順守を米国に求めてきた。

トランプ氏が台湾独立志向の強い民進党の蔡氏と安全保障問題を
協議したことで米中関係の緊張は必至だ。

米メディアによると、就任前を含めて米大統領が台湾総統と電話
で協議したことが公になったのは、米台が国交を断絶した1979
年以降では初めて。>(同上)

 

アメリカ大統領が台湾総統と電話で協議したのは、国交が断絶し
た1979年以降、初めて。

37年ぶりということで、トランプさんの行動は、「革命的」だっ
たことがわかります。


中国は、激怒し、抗議しました。

 

<中国外務省の耿爽(こう・そう)副報道局長は3日、「米国の関
係方面に厳粛な申し入れを行った」との談話を発表し、抗議したこ
とを明らかにした。

その上で「一つの中国は中米関係の政治的基礎。中米関係が不必要
な妨害を受けないよう促す」として、歴代米政権の「一つの中国」
政策を継承するようトランプ氏に求めた。>(同上)

 

すると、早速次のリアクションがでてきました。

12月5日AFP=時事から。

 

<トランプ氏は4日夜、ツイッター

「中国は

彼らの通貨を切り下げること(つまり米企業の競争を困難にするこ
と)、

中国向けの米製品に重税を課すこと(米国は中国製品に課税してい
ないのに)、

南シナ海(South China Sea)のど真ん中に巨大軍事施設を建設す
ること

などに関して、われわれに了承を求めたか?そうは思わない!」

と投稿した。>

 

「トランプにとっては、米中政府の合意事項である、『一つの中
国』すら、ディールの対象なのだな~~~」

と驚いた人も多かったことでしょう。

 

▼トランプ、一転「一つの中国」を認める

 

ところがトランプさん、ここに来て態度を変えてきました。

習近平との電話会談で、「一つの中国」を認めたのです。

 

<トランプ米大統領「一つの中国」支持 習主席に電話で

BBC News 2/10(金) 15:36配信

トランプ米大統領「一つの中国」支持 習主席に電話で

ホワイトハウスは9日、ドナルド・トランプ大統領が習近平
・中国国家主席と電話会談し、中国本土と台湾は不可分だと
する「一つの中国」の原則を尊重すると伝えたと発表した。

トランプ氏が就任後、習主席と直接やりとりをするのはこれ
が初めて。

ホワイトハウスによると、両首脳の電話会談は「非常に和や
か」なもので、幅広い話題について長時間にわたり意見交換
した。

さらに、互いに相手を国に招待したという。>

 

トランプが習近平に、「一つの中国の原則を尊重する」と伝
えたと。

中国は大喜びで、「トランプ君を褒めたたえたい!」と声明
を出しました。

 

<中国「褒めたたえたい」…米「一つの中国」維持

読売新聞 2/10(金) 23:28配信

 【北京=竹腰雅彦】中国外務省によると、習近平(シージンピン)
国家主席とトランプ米大統領は10日(米時間9日)に行った初の
電話会談で、早期の首脳会談を目指す考えで一致した。

 同省の陸慷(ルーカン)報道局長は10日の定例記者会見で、ト
ランプ氏が会談の際、台湾を中国の一部とみなす「一つの中国」政
策の維持を表明したことについて、「褒めたたえたい」と評価した。

その上で、首脳会談の実現に向け、中国側も調整を急ぐ考えを示し
た。>

 

トランプは、日本の安倍総理と会う直前に、習近平と和解している。

この現象を、どう読むべきでしょうか?

 

▼だから中国を挑発してはいけない

 

2月11日号

「★トランプ大統領誕生で、アメリカは【信用できる国】になった
のか???」

(まだ読んでない方は、こちらからご一読ください。↓
http://archives.mag2.com/0000012950/20170211000000000.html )

で、こう書きました。


【転載ここから▼】

<では、アメリカは、日本をどう利用する可能性があるのでしょう
か?

わかりやすいのは、「経済面」ですね。


米国債をもっと買え!」

「貿易不均衡を解消しろ!アメリカ製品をもっと買え!」


これは、目に見えるので、ある面対処しやすい。

しかし、問題は、「安保面」です。

日本が直面する可能性のある最大の問題は、


「アメリカが対中国で、日本をバックパッシングするかもしれない」


ことでしょう。

「バックパッシング」(責任転嫁)とは、つまり


「アメリカが勝つために、中国と日本を戦わせること」


を意味します。

どうやって?

リアリズムの大家ミアシャイマー教授は、その著書「大国政治
の悲劇」の中で、

「バックパッシングの方法」について触れています。


4つ方法がある中で、もっとも「今の日米関係に当てはまる」
と思われるのは、以下の方法です。


<四つ目は、バックパッサーが、バックキャッチャーの国力
が上がるのを許すだけでなく、

それをサポートまでしてしまう方法である。>(227p)


意味わかりませんね。

これはつまり、「アメリカが、日本の軍備増強をサポートす
る」という意味。

なぜ?


<これによりバック・キャッチャーが侵略的な国家を封じ込
めてくれれば、

バック・パッサーにとって傍観者のままでいられる可能性が
高まるからだ。>(同上)


言い換えると、


「これにより日本が、侵略的な中国を封じ込めてくれれば、

アメリカは傍観者のままでいられる可能性が高まるからだ」


となります。


日本が中国と戦ってくれれば、アメリカは、「楽ですわ」と。

トランプ政権は今、このプロジェクトをはじめているようにも
見えます。>


【転載ここまで▲】


ここで、「バックパッシングの方法は4つある」とあります。

その一つは、「日本を強化して、中国と戦わせる」。

もう一つの方法を、ミアシャイマー教授に教えていただきま
しょう。

 

<一つ目が、侵略的な国の関心を常にバック・パッシングを「され
る側」、

つまり「バック・キャッチャー」(責任転嫁を受ける側)の国の方
に向かせるために、

侵略的な国と良い外交関係を結ぶ、

もしくは最低でも刺激するようなことはしない、

というものである。>

(大国政治の悲劇 226p)

 

意味わかりません。

わかりやすく変換してみましょう。

 

<一つ目が、侵略的な国【=中国】 の関心を

常にバック・パッシングを「される側」【=日本】、

つまり「バック・キャッチャー」(責任転嫁を受ける側)

の国【=日本】の方に向かせるために、

侵略的な国【=中国】と良い外交関係を結ぶ、

もしくは最低でも刺激するようなことはしない、

というものである。>

 

簡単にいうと、アメリカは中国を打倒したい。

しかし、自分の手は汚したくない。

それで、日本を使って戦わせる。

どうやって?

アメリカは中国を刺激せず、中国の憎悪を日本にむける、と。


アメリカが日本を「バックパッシングしている」とどうすれば
はっきりわかるでしょうか?


アメリカが日本に、「俺たちがバックにいるから、どんどん中
国を批判しても大丈夫だぜ!」という。

その一方でアメリカが、中国と仲良くしている。

これは、はっきりした「バックパッシング」の兆候です。


ですから安倍総理は、「トランプ大統領は、私の味方!」とま
いあがって中国を挑発してはいけないのです。

リベラルの人がいつもいうように、アメリカは戦略どおり

「はしごを外す」かもしれない。


中国に関して日本は、アメリカが嫉妬するほど接近してはいけ
ない。

(例、キッシンジャーから「最悪の裏切り者!」と呼ばれた
田中角栄さん。

最近の例では、「私は人民解放軍野戦軍司令官です!」と宣
言した小沢一郎さん。)


その一方で、アメリカ抜きの「日中戦争」が起きてしまうほど
に中国を挑発してはいけない。


日本は、ずる賢い二つの大国とのバランスをとりながら、

「米中覇権争奪戦」の時代を、サバイバルしていかなければな
らないのです。


私たちが頭の中で100万回唱えなければならないのは、

「ABC」です。

A = Always
B = Be
C = Careful


総理、どうかアメリカに対しても中国に対しても、警戒をお
こたらず、なおかつ両国に対して穏やかであってください。

(引用終了)

 

 

(見出し)
[グラフ]アベノミクスは非・日本第一
(私のコメント)
今日は日米首脳会談が行われているが、下記のブログ記事のように安倍さんとトランプさんは考え方に天と地の差がある。
安倍さんのやっている、あるいはやったことはグローバルスタンダードだったのだが、イギリスのEU離脱以来代わってしまったのだ。
変わったというより逆転してグローバリズムからナショナリズムにひっくり返り、その先兵がトランプさんなわけだ。
安倍さんは時代に取り残されてしまったのだが、さてこれからどうするのか。
今のところ、従来路線のグローバリズムをさらに強く推進しようとしているようだ。
だが、そうすると、さすがに日本人も馬鹿でないから次の衆議院議員選挙で負けるだろう。
自民党は何時も選挙の動向を調査しているから、皆が自民党に倦んでいることを察知しているだろう。
そうすると、選挙に勝つためには、どうしても景気を良くしなければならない。
先日ヒットラーの記録を見たが、彼がドイツでカリスマ的人気を得たのは景気を劇的に回復させたからだ。
それに引き換え、安倍さんは消費税を上げたり失業者が増えたりして国民の支持が集まるわけがない。
安倍さんはこれから否応なしに政策を考え直す以外にないだろう。
だが、それには非常に困難でもある。
例えば、彼は日本の景気が悪いのは少子化で人口が少なくなっているのが原因だ、と思っている。
そこで、昔から移民1000万人計画なんてものを作り、移民を入れて人口を増やせば景気が良くなると信じている。
恐らくそう考えているから、そのために高度人材の導入なんてごまかしながら移民政策をやろうとするのだろう。
この背景には経済学の間違いと財界の儲け主義が介在しているから安倍さんだけ方向転換で済む話でないのだ。
トランプさんのように経済学者をよせつけず、ヒラリー陣営に群がったような既得権益の財界と敵対した人にしかできない業だろう。
安倍さんも首相のブレーンである経済学者を全部切って総入れ替えし、首相の諮問機関に巣くう財界人を一掃すべきなのだ。
こう考えるとトランプさん流の「日本ファースト」は安倍さんでは非常に困難に思われます。
だが、世界の政治の流れは急激なものだし、民衆の勢いは止められないからトランプ流ナショナリズムは安倍さんに関係なく奔流になるかもしれません。

 


(私のコメント終)

(参照)

http://totb.hatenablog.com/
2017-02-10
Think outside the box
MAKE JAPAN GREAT AGAIN

 [グラフ]アベノミクスは非・日本第一

 (参照終)

(引用開始)
http://ameblo.jp/evening--primrose/entry-12240161146.html
ナスタチウムのブログ

(見出し)
安倍総理と正反対の思想を持つトランプ大統領、安倍総理との共通政策は「アメリカファースト」だけ!

2017年01月21日(土)

トランプ大統領が誕生しました。

就任演説全文英文右矢印「We Will Make America Great Again」(産経)
全文日本語訳右矢印トランプ大統領就任演説 日本語訳全文(NHK)ないときはこちら

羨ましいと思いました。
この演説内容はまさに安倍総理と正反対のことだけ述べているからです。
安倍総理が一度でも「日本第一」と言ったことがありますか?

少しだけ演説内容を紹介します。(下のピンク字は日本の現状)

私たちは、アメリカの産業を犠牲にして、外国の産業を豊かにしてきました。
(はこ怒る日本は日本の産業を犠牲にして中国と韓国の産業を豊かにしてきました。)

中間層の富は、彼らの家庭から奪われ、世界中で再分配されてきました。
(はこ怒る日本人の税金は世界にばら撒かれ国内でも外国人にばら撒かれています。)

この瞬間から、アメリカ第一となります。貿易、税、移民、外交問題に関するすべての決断は、アメリカの労働者とアメリカの家族を利するために下されます。
(はこ怒る「外国人が労働・定住しやすい国に」政策を経団連の要請通り実行中。)

ほかの国々が、われわれの製品を作り、われわれの企業を奪い取り、われわれの雇用を破壊するという略奪から、われわれの国を守らなければなりません。
(はこ怒る水道事業などを多国籍企業に売り、雇用は外国人に単純労働まで解禁し、待遇を日本人と同等かそれ以上と決め、日本人の低賃金化を加速。)

私たちは2つの簡単なルールを守ります。アメリカのものを買い、アメリカ人を雇用します。
(はこ怒るODAですら他国より多い国際入札。厚労省が外国人の就労支援<外国人労働者への職業紹介、外国人労働者の雇用管理の改善へ向けた事業主への指導、留学生の就職支援等を行っております。>)

アメリカ人の手によって、アメリカの労働者によって、われわれの国を再建します。
(はこ怒る<政府が外国人労働者の大量受け入れを本格的に検討!働き方改革実現会議で具体案、介護や建設を柱に!>)

私たちは、世界の国々に、友情と親善を求めるでしょう。しかし、そうしながらも、すべての国々に、自分たちの利益を最優先にする権利があることを理解しています。私たちは、自分の生き方を他の人たちに押しつけるのではなく、自分たちの生き方が輝くことによって、他の人たちの手本となるようにします。
(はこ怒る日本人の輝きを奪って、外国人が輝くようにしています。)

最後に抜き出した部分は、非常に大きな意味を持っていると思います。
価値観ではなく、アメリカの損得で動くということを宣言したのです。

「他人の家のことはもう知らない、その家のやり方もあるだろうし、だからお互いに干渉しないで自分のことをしっかりやろう。そのうえで友好関係を築きたい。」ということだと思います。


(引用終了)

 

 

 

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https://www.youtube.com/watch?v=ZFiWJAHAYc4
【岡山】平成27年終戦の日 記念講演『アメリカにおける東京裁判史観見直し』

(見出し)


(私のコメント)

上記Youtubeの後援者である江崎道郎氏の著書「アメリカ側から見た東京裁判史観の虚妄」という本を今読み終わったところだ。
この本の内容をほぼ語っているのが上記の動画だ。
日本人だったら、知っておくべき歴史上の事実で、今までの日本の常識を根底から覆すものだ。
要するに、先の戦争はソビエトロシア共産党の謀略に見事してやられたのだ。
アメリカと戦争したのではなく、共産党と戦争して負けたのだ。
そういう事がアメリカの情報公開とフェアな歴史学者の研究で分かってきたのだ。
そして、それは日本の戦後体制を根底から覆すことになるので、そういうアメリカの動きは日本では一切報道されない。
今、世界は混沌とした情報戦争の真っただ中だ。
銃弾が飛び交わないから平和だ、というのは全く間違いで、食うか食われるかの戦いは情報を武器に行われている。
上記「アメリカ側から見た東京裁判史観の虚妄」から、内容を簡単に要約して見よう。

1.戦後の日本の歴史観東京裁判史観と言って先の大戦は日本が侵略戦争を仕掛けたのが原因で、日本さえ押さえつければ世界は平和だ、というものだ。
しかし、これはアメリカの内部でも終戦直後から批判があって、日本は自存自衛の戦いだった、というマッカーサーの証言もある。
アメリカも一枚岩でなく多様な考え方があるが、東京裁判史観以外の意見は日本で報道されないから皆知られていないだけだ。
2.アメリカにはウィークジャパン派とストロングジャパン派がある。
アメリカにとって日本が強い国の方が良いか、弱い方が良いか、という議論だ。
共和党はストロング派でルーズベルト大統領の民主党は当然ウィーク派だ。
尚、別の見方をすると、日本が強ければシナやロシアは相対的に弱くなる。
アメリカにとってシナやロシアを取るか日本でそれをけん制するか、という選択でもある。
3.日本と戦争をしたルーズベルト大統領の周りにはソビエトロシアのスパイが沢山いて共産主義のために戦争したのではないか、という歴史解釈は戦後早い段階で指摘されていた。
だが、戦後の冷戦の始まりと各対象者にスパイの証拠がなく、またアメリカの勝利にケチをつけることになるのでその動きは広がらず、立ち消えになった。
しかし、「ヴェノナ文書」の公開でルーズベルト大統領の側近にソビエトロシアのスパイがうようよいたことが分かって来た。
それとソビエト共産党のアメリカ社会に対する工作がこの文書で分かってきて、社会の色々な要所に共産主義者が居たことが分かった。
そういう連中がソビエト共産党の方針通り、日本とアメリカを戦わせて共倒れを狙うために日本敵視工作を行ったのだ。
4.このソビエト共産党の工作は今でも影響を及ぼしている。
マスメディア、日教組、学者、作家、一部の宗教家、こういういわゆる知識階級、エリート指導層は皆共産主義シンパだ。
これはアメリカだけでなくソビエトコミンテルンを通じて世界中で工作したから日本も例外なく当時も今もシンパやそれに近い人が多い。
5.1920年代からソビエトロシア共産党は日米を戦わせる計画を立てていた。
それによって共産主義の祖国であるソビエトを守ろうとした。
日本でもこういうソビエト共産党の動きを知って警告を送った人も居たが日本もスパイが居てそういう意見が採用されなかった。
6.日本を戦争に追い込んだソビエトのスパイたちは日本の敗戦後占領軍として日本に乗り込み、日本で「敗戦革命」で共産化を推進しようとした。
これに協力したのが日本国内の日本人スパイたちだった。
だが、終戦ご東西冷戦が始まり、アメリカは共産主義に警戒するようになったので日本も共産主義化をまぬかれた。
ただし、その勢力は残っていて、それが現在の朝日新聞や、日教組官公労などだ。
7.現在はアメリカの保守派を中心にルーズベルト大統領の見直しが進められており、ブッシュ大統領は「ヤルタ協定は間違いだった」と演説した。
フーヴァー大統領回顧録やハミルトンフィッシュ著作など東京裁判史観を乗り越えるいろいろな本も出版されている。
8.共産主義との戦いは現在も続いており、オバマ大統領は若いころ共産主義シンパで、かれの政策はアメリカの破壊を目論むものだった。
ホワイトギルトつまり白人であることの罪を浸透しようとした。
日本の東京裁判史観は自虐史観と呼ばれるが、ホワイトギルトはアメリカの自虐史観だ。
その反動が今回のトランプ大統領の当選につながった。
この問題は決して歴史の話でなく、今現在の戦いの勝つか負けるかの戦いの最中の話なのだ。

 


(私のコメント終)

http://totb.hatenablog.com/entry/2017/02/08/082139
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(見出し)
2017-02-08
ネオリベラリズムが頑健な理由

(私のコメント)
誰が書いているのか知らないが、このブログは毎回良い論考を書いている。
色々な現象を読み込んで、イデオロギーに偏らず、現代を正しく打ち抜いている。
今回の記事の肝は「リベラルの根本思想は「人間は代えられる」というものだ」というところだろう。
これはリベラルが人間を平等としてとらえたいのでそうなるのではないか。
教育や本人の努力で変えられることにしないと社会の格差を説明できないのだ。
社会が平等でないのは世の中の伝統文化が因習として作用するからだ、などというがごまかしだ。
実は人間は生まれながらに親からもらった遺伝子と生まれた環境で大体決まってしまい、そこで出来る格差を前提として生まれているのだ。
人生はそういう所与の中で努力してゆくものだ。
平等は人間社会の規範の一つだがそれを無理に適用しようとすると現実が歪んでしまう。
アメリカにジョンデューイという哲学者教育学者が居るのだが、人は自主的に考えたりやらせたりする教育を主張して有名になった。
先生が教壇で一方的に話すのでなく生徒が自主的に話し合って勉強してゆく、というやり方だ。
そうすることによって人間は自主的に変えられる、という。
戦後もてはやされ、創価学会なども理論的根拠としたようだが、今はあまり聞かなくなった。
現在の社会は「人は変えられる」ということが前提として組み込まれた社会だ。
だが、これが行き過ぎると現実が歪んでしまうのだ。
橘玲著「言ってはいけない」「残酷な世界で生き残るたったひとつの方法」の本にある通り、人間は遺伝子に支配されている存在だ。
知能や性格は親からもらったもので、ある範囲以上は殆ど変えられないものだ。
サヨクは自分が頭が良くてよい性格なのは自分が努力して変えてきたからだ、努力すれば人は代えられる、と信じている。
学問のすすめ」にある通り、勉強したら偉くなれる、というのは実は間違いで勉強してもその人の限界までは偉くなれる、ということだ。
その限界が分からないから皆おとなしく「学問ノススメ」を信じて学校に通う。
現代は遺伝的に頭の悪い人と遺伝的に頭の良い人のシンパシー(共感、親和性)がなくなっている時代なのだ。
昔は両者に国家とか地域、会社などの共通項があったが今は無くなった。
磯田道史著「無私の日本人」に出てくる人々は頭が良くても悪くても善良でもずるくても皆連帯して社会を構成するよう努力している。
今は頭の良い人は国を越えて世界の頭の良い人同士で共感を持って共同体のような連帯感を持っている。
グローバリズムとはそういうものになる。
昔は右翼とサヨクの対立軸が世界を動かしていたが、現在は頭の良い人とそうでない人の対立軸になっているのではないか。
頭の良い人はごく一部なのだが、その人たちに世界の富の大部分が集まってしまい、大部分の頭が普通以下の人が貧困になって苦しんでいる。
上流の富裕層支配者たちは自分を変えようとしなかったのだから自己責任だ、と自分たち以外を切り捨てる。
普通に生まれた人は苦しい状態が続くので耐えられず、アメリカンドリームのような麻酔が段々切れてきた、というのが現状だろう。

グローバリズムを信奉するエリートについて、次のツウィッター記事がとても良くその性質を書いている。
いろいろ勉強になるね。
(引用)
渡邉哲也 ‏@daitojimari 20時間20時間前
その他
北斗の拳の世界 確かに 多文化共生であり、政府など権力による管理も統制もない 自由が謳歌できるし、
国境も差別もないのですよね。 その代り弱い者は死にますけど
渡邉哲也 ‏@daitojimari 20時間20時間前
行きつく先は北斗の拳の世界 RT @yorokobaseru:
グローバリズム」「多文化共生」「地球市民」…進歩的文化人が好むこれらの言葉はすなわち「地域や共同体の破壊」を美しく言い換えたもの。
「人々の幸福」を心底考えて口にしている人がいるのでしょうか?
0件の返信 126件のリツイート 82 いいね

渡邉哲也 ‏@daitojimari 20時間20時間前
その他
中国は 農業だけでなく工業も焼き畑なんですね。 その土地がどうなってもよいので大気汚染と汚れた水で公害を垂れ流す。
その土地がダメになったら他に移るわけです。 それが中国の移民の実態でもあるのでしょう。
0件の返信 280件のリツイート 180 いいね
返信 リツイート 280
いいね 180
渡邉哲也 ‏@daitojimari 20時間20時間前
その他
土地を耕し水路を作り、土地が枯れないように肥料を入れて育ててきた土地がある。
ここに焼き畑を主とする民族(流浪の民)を入れたらどうなるか 土地が荒廃し、土地を育ててきた人たちが住めなくなる
これに気が付いた人たちが追い出しに掛かっている。これをトランプはやっているという話
渡邉哲也 ‏@daitojimari 20時間20時間前
その他
日本は土地を育て、水路や農道を作り定住型農業を構築してきました。
ここに焼き畑を主とする流浪の民フリーライダー)を入れたらどうなるか です。
肥沃な土地が荒廃し人た住めない土地になってしまう。 トランプVS移民 ナショナリストVSグローバリスト 根っこはここにある
0件の返信 265件のリツイート 173 いいね
返信 リツイート 265
(私のコメント終)

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http://ameblo.jp/minusa-yorikazu/entry-12244566879.html
「国家戦略特区」blog
ポスト・グローバリズムの社会を考察。安倍政権の移民=外国人労働者受入れ政策に警鐘を鳴らしています。

みぬさ よりかず
(見出し)
皇統論
2017年02月07日
テーマ:歴史・文明論
「一時は絶滅したかに見えた女性宮家女系天皇論が今上陛下の譲位のご意向表明を契機にゾンビの如く復活しています。必要なのは基礎知識です!」

(私のコメント)
皇統に対するこの記事の内容は正しい。
天皇皇室についてはマスゴミをはじめ世の中には紛らわしい意見や記事が溢れているから気を付けないといけない。
そういったフェイクな記事に接したとき、それをフェイクとして判断するためにはこの記事のような基礎的な正しい基準認識が必要だ。
フェイクな記事が世の中に多いのは、現在の状況にねじれ現象が生じているからだ。
すなわち、本来皇統を守るべき本家本元の天皇(家)が天皇制度廃止を密かに狙うサヨクと同じ反日思想を持つからだ。
その証拠に今回の「天皇のお言葉」なるものに端を発する生前退位騒動は民進党反日サヨクマスゴミサヨク学者などが天皇に味方をしている。
そして、彼らサヨクは右翼の皮をかぶって「承詔必謹」などと言って女性天皇女系天皇などを推進しようとしている。
女性天皇はまだしも、女系天皇はそもそも天皇でないのだから矛盾したものだ。
これは戦後の価値観、つまりアメリカ占領軍GHQに押しつけられた価値観で日本を変えようとする宣伝謀略の一つなのだ。
間違えるといけないのは、当時のGHQの価値観というのはアメリカ本来の価値観というのではなく、当時アメリカを席巻していた共産主義者とそのシンパの思想なのだ。
アメリカは本来は案外保守的で信仰や労働を貴ぶような泥臭い人々が多いのだ。
日本と戦争した当時のアメリカはソビエトロシアの宣伝工作とそれに乗ったルーズベルト大統領の容共的政治外交で歪んで居たのだ。
日本はアメリカと戦争したと思っているが、そうではなくソビエト共産党に利用されたアメリカと戦っていたのであって、真の敵は共産党だったのだ。
第二次世界大戦の最大の勝利者はソビエトロシアのスターリンで、それとシナ共産党毛沢東中共を合わせると真の勝利者は共産主義だ。
これは戦後の地球儀を見て戦後の領土的広がりを見れば明らかだ。
アメリカはロシア共産党に利用されただけなのだ。
勿論ナチスドイツなどの別の要素もあるから複雑なことも認めたうえでの話だが。
そして、アメリカから日本に来たGHQの人間もノーマンやベアテシロタゴードンなど共産主義者やそのシンパが多かった。
日本にもソビエトロシアの工作が入っていて、隠れ共産主義者が多かったからそういう連中がGHQの犬の役割を務めて共産主義的な改革を日本に行おうとした。
日本人はそれらの向こう側の事情はよく知らないから、GHQの作った平和憲法イコールアメリカと思うがそうではない。
GHQの政策や、いわゆる平和憲法はアメリカナイズされた共産主義的な思想が入っているものなのだ。
なお、共産主義とは「平等」を御本尊とする宗教で、例えば私有財産の廃止など人間の本質に反することを教義とするから必然的に大虐殺を産む。
また、ユダヤ教に端を発する「善悪二元論」の二項対立的な思考で常に敵を作り敵を殲滅しようとする。
その結果「敵(本当の敵かどうかは分からない)を殺せば幸せになれる」というような奇妙な思考を持つ。
共産主義を語るのが本旨でないのでこれまでにするが、上記の共産主義シンパが沢山いたGHQ最大のターゲットが皇室だった。
その共産主義的宣伝教育の最高最大ターゲットが現在の天皇だったから、今の天皇は実は共産主義者と言っていいくらいのサヨクに育ったのだ。
それにGHQからあてがわれた女房のカトリックミチコ工作員がGHQ亡き後も残置諜者として天皇サヨク的にコントロールしている。
この辺のことは下記のブログに詳しい。
このブログは記事が長いので引用はしないので、原本を読んでください。
http://blog.goo.ne.jp/inoribito_001/m/201701
BBの覚醒記録。無知から来る親中親韓から離脱、日本人としての目覚めの記録。
http://blog.goo.ne.jp/inoribito_001/e/77810d5d792b9b41f51b837fb20648db
ついに小和田家【出自】の秘密 《水間氏の意向により全文掲載条件でネット転載可》

http://blog.goo.ne.jp/inoribito_001/e/5e941d90f45b8fe9d170b0de82854f64
天皇主上ご謀反(クーデター) 許されざる憲法違反 《転載ご自由に》
http://blog.goo.ne.jp/inoribito_001/m/201612
生前退位」どころではないはず。天皇皇后両陛下は日本で最大の"反日”ではいらっしゃらないでしょうか?  《転載ご自由に》

http://blog.goo.ne.jp/inoribito_001/e/4f00a391bc1c0ce029ef1511d091bdb4

プーチン、皇室の実態を知っての脅し? 《転載ご自由に》
http://blog.goo.ne.jp/inoribito_001/e/710c4cdce2333e849c65e9584f9026f1
第二のヤフオク? 英国著名オークションに出されていた菊の御紋の刀 《転載ご自由に》

http://blog.goo.ne.jp/inoribito_001/e/a3d2b7dae2e317243e3b61b6211e2250
皇族の権威と名誉に関わるヤフオクを忘れない、国民は一生追求します
http://blog.goo.ne.jp/inoribito_001/e/c37b8b94bee672eaec1efb296c18a1d8
天皇陛下憲法違反を許すべきではない、法の根幹が崩れる  《転載ご自由に》
http://blog.goo.ne.jp/inoribito_001/e/38fea1a10d2ff5491170c9415d1cee7d
天皇クーデター 《転載ご自由に》


天皇問題については別に「午後の雨宿り」という良いブログがあったのだが突然閉鎖されてしまった。
どうも言論タブーがあるようで上記のブログも閉鎖されるかもしれません。
お早めにどうぞ。

あとブログ記事の中に「古代史研究家の長浜浩明氏の著作」とあるがこの人の本は殆ど読んでいる。
この人の古代史の解釈がほぼ正しい、と思える。
かれの意見はアカデミックな学者主流とは違うが、学者の方が間違っていると思う。
この本もおいおい紹介したいと思います。

(私のコメント終)

(引用開始)
『詐欺師に騙されない為の皇統の基礎知識』

最近の安倍総理政権運営には不信感しか無いです!とのお方は発信力強化の為に以下のリンクをクリックにて、ご支援のほど宜しくお願いします。

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天皇陛下はナゼ天皇陛下なのか?』

女性宮家女系天皇論を語る輩のキモは、皇統の安定的な継承です。皇太子殿下の次に世代の男子皇族は、秋篠宮悠仁親王殿下しか居ないではないか!と言うのです。確かにそれは事実なのですが、ならば皇統を遡って検証すれば良いでしょう。例えば、病弱と言われた大正天皇がナゼ天皇になれたか?ご存知ですか?

『事実上、一子相伝だった皇統』

それは明治天皇の男子の子息が、大正天皇しかいなかったからです。その明治天皇がナゼ天皇になれたかと言えば、孝明天皇の男子の子息が、明治天皇しかいなかったからです。そして孝明天皇がナゼ天皇になれたかと言えば、仁孝天皇の男子の子息が、孝明天皇しかいかなったからです。近年の皇統は一子相伝でした。

旧宮家天皇家から血筋が遠い理由』

女系天皇派は旧宮家を批判する理由に、今上陛下の血筋から余りにも遠い点を上げますが、逆に言えば、旧宮家と今上陛下が、他人に近いくらい遠い親戚になっているのも、歴代天皇家において、男子の皇族が、いかに少ないかを示しています。旧宮家伏見宮系ですが、皇統断絶を防ぐ裏皇室としての役割を持ちます。

『第123代・大正天皇の奇蹟』

病弱だったとか陰口を囁かれる大正天皇ですが、皇后との間に4人の男の子を残したという点で、皇統における輝かしい存在でした。昔は一夫多妻制だったから皇統が維持出来た云々は、過去の乳児死亡率の高さを考慮すれば、プラスマイナスゼロと見て良く、皇統の男系維持が大切な理由は、歴史から学ぶのみです。

『第26代・継体天皇が最初の天皇なのか?』

今の皇統は、皇室否定派の多い歴史学者の間でも、継体天皇まで遡れるとされています。継体天皇で王朝交代が起きた根拠とされるのが、当時の天皇から5代も遡って分家した都から遠い福井県に住んでいた豪族だった事が理由とされます。要するに何でそんなに他人みたいな人物が天皇か?本当は他人なんだろ?です。

『第21代・雄略天皇が実在する証拠』

古代史マニアの私も、反日サヨク学者の戯れ言に騙されていた1人ですが、幾つかの歴史的事実から、継体天皇は間違いなく皇統を受継ぐと確信しています。それは稲荷山鉄剣の銘文からです。稲荷山古墳から出土した鉄剣には銘文が刻まれ、雄略天皇から鉄剣が下賜された事が分かり第21代雄略天皇が実在したのです。

『第8代・孝元天皇が存在した根拠』

しかし、もっと衝撃なのは稲荷山古墳の埋葬者が、孝元天皇の第一子である大彦命の孫であると自ら鉄剣に刻ませている点です。つまり埼玉県の大型前方後円墳である稲荷山古墳に埋葬されている人物は、第8代孝元天皇まで辿れる人物である故に、その地位を得ていたのです。継体天皇が即位した理由も同じハズです。

『初代・神武天皇の実在こそ全て』

しかし神代十代という言葉があるように、初期の天皇は百歳越えばかりで存在が怪しまれました。しかし、これも古代の日本の年齢の数え方が、魏志倭人伝に、春と秋で二歳年を数えるとあり、この春秋年から歴史的整合性が取れます。継体天皇古事記では40歳、日本書紀では80歳で没とあり、この謎が解けます。

『古代から続く鉄は国家なり』

これらを統合すると神武天皇の即位は、およそ二千年前で、詳細は古代史研究家の長浜浩明氏の著作を参照して欲しいのですが、私が感慨深いのは、神武天皇の皇后の名が、タタラ姫という点です。明らかに鉄のタタラ製法に繋がる集団が神武天皇のバックにいた事を暗示します。富国と強兵は古代から続く国の基本です。

『皇統は万世一系である』

皇統で重要なのは、その血筋です。天皇家は125代も続いているのですから、女系を含めれば日本人なら誰もが先祖を遡れば皇室に繋がります。逆に考えれば女系天皇を認めれば、日本人なら誰でも天皇になれると言っているのと同じです。だったら選挙で天皇を選んでも良いだろうとの結論になります。大統領制です。

女性天皇が招いた皇統断絶の危機』

そして女性宮家女系天皇論で一番、国民が参照すべきなのは、第46代孝謙天皇です。道鏡という僧侶に皇位を継承しようとした事で知られますが、坊さんが何で天皇になるのか?と疑問に感じる方も多いと思います。しかし、当時の奈良時代において仏教とは、最先端のグローバルで、リベラルな思想だったのです。

『国家仏教の時代は僧侶が天皇でも良かった?』

その後、時代が下がれば、仏教神道は融合し違和感が無くなりますが、当時は今の皇統と民主制の関係に似て違和感があったハズです。サヨクの連中が、皇室は民主的な存在ではないというのと、当時の仏教と皇室の関係は似ていました。だから道鏡孝謙天皇が恋仲だったとかではなく、インテリとしての判断でした。

天皇の偉大さは125分の1の天皇である事』

今上陛下が初代の天皇なら、次に坊主を天皇にしても皇室を廃止しても自由でしょうが、私は歴代の天皇全てが天皇だと考えます。今上陛下は大変立派な天皇陛下だと思いますが、天皇の地位の尊さは、今上陛下の125倍の重みを皇統が持っている点です。天皇であろうとも何でも自由に出来るモノでは無いのです。

『皇統を盤石にする喫緊の課題』

現在、皇室には、お三方の内親王がいらっしゃいます。皇統を盤石にするなら、このお三方と旧宮家の男系男子との見合い結婚による旧宮家の復活を早急に段取りすべきです。人権侵害云々という輩は、恋愛至上主義者として死ぬ迄、惚れた腫れたの人生を過せば良く、この案件こそ皇室が喫緊に取組むべき真の課題です。

 

(引用終了)

1702-6-1167-2/6メルマガブログ転送移民リベラルは亡国

中身が濃くて面白いメルマガブログ紹介

 

       ロシア政治経済ジャーナル No.1495


               2017/1/28

(見出し)
外国人労働者激増!前年比19%増で100万人を突破!どの
国から来ている?


(私のコメント)
1702-1-1162-2/1メルマガブログ転送トランプvs移民リベラル
(今回の移民の話に関連するので前に送った上記の記事を要約してまとめてみます。)

*万国時事周覧
(要点)
1.イスラム教は他の宗教に対する排他性が強い。
異教徒を見下して人扱いしない原理主義的なところがある。
イスラム教を認めると、国民の安全が保てない時、信教の自由とどちらを優先させるのか。
2.国というのは国家国民を安全に保つためにあるのだから当然安全が優先する。
信教の自由を言うのは偽善だ。
*よもぎネコ
1.サヨクは自分たちを「寛容」ある一段高い人間だ、と信じて一般の生活者の感覚を見下している。
だから投票によってイギリスのEU離脱が行われたのを理解できないのだ。
レイシスト攻撃されないように寛容を装い、イスラム教を含む移民を受け入れてその付けを払うのは一般庶民なのだ。
彼らは鼻もちならない偽善者だ。
*よもぎネコ2
1.知識階級は主に上流の金持ち階級などと重なるが、彼らはリベラルで良心的だと自分たちのことを考えている。
だが、彼らは実は欺瞞と偽善の塊なのだ。
2.スターリンロシア革命で知識階級を粛清処刑したのは却って正しい処置だ。
バカなのは共産主義の社会が実現可能だと信じた良心的なインテリたちだ。
インテリたちは20世紀に1億人以上の虐殺を産んだ共産主義に寛容で接したのだ。
そういう連中が、また愚かにも自分たちを下手すりゃ殺しに来るような信仰を持つ人々に対して宗教の自由と称して寛容を示す。

 


(私のコメント終)

(引用開始)
(前略)

では、本題。

いまの世界を語るのに、重要なキーワードがあります。


「移民」です。


皆さん、イギリスが「EU離脱」を決めた背景に、「移民問題
があったこと、ご存知でしょう。


そして、トランプさんは、公約どおりアメリカとメキシコの
国境に「壁」をつくるべく動きだした。

それで、アメリカとメキシコの関係が非常に悪化しています。

トランプは、「メキシコからの不法入国者が、麻薬と犯罪を
持ち込んでいる!」と主張している。

これも言葉は違いますが、「移民」(不法)がらみですね。


欧州全土を見ると、シリア、イラクアフガニスタンリビア
などからの「難民をどうするか?」で分裂状態にあります。

「難民受け入れ派」はどんどん苦しくなり、フランスでは、

元から「反移民」、今は「反難民」のマリヌ・ルペンさんが
大統領選支持率でトップにたっています。


要するに欧米では、流れが「反移民」になっている。

なぜでしょうか?

一番の理由は、「移民が、元から住んでいる人の職を奪うから」
でしょう。

次の理由は、労働市場に大量に安い労働力が供給されることで、

「元から住んでいる人の賃金水準(給料)が下がっていくから」

でしょう。


さらに、移民流入で「治安が悪化するから」でしょう。

「移民が犯罪を犯す」というと「差別だ!」と批判されそう
ですが。

気になる方は調べていただければと思いますが。

たとえば、牧歌的なイメージのスイスでは、外国人の比率が
約20%。

しかし、その20%がスイスの全殺人事件に占める割合は約6
割。

刑務所にいる約7割は外国人だそうです。


「移民」をすすめてきた欧米も、ようやく間違いに気づき、

「これから移民を規制していこう」という流れになってきて
いる。


ところが、「さあ!これからどんどん移民を受け入れるぞ!」

と気合を入れている愚かな政府があります。

 

▼日本で、外国人労働者激増!

 

先日、「外国人労働者数が100万人を突破した」という記事を
読みました。

 

外国人労働者、初の100万人超え 前年比19%増

ITmedia ビジネスオンライン 1/27(金) 17:01配信

厚生労働省は1月27日、2016年10月末時点での外国人労働
者の数(事業主からの外国人雇用の届け出数)は前年比
19%増の108万3769人だったと発表した。
100万人を超えたのは、07年に外国人雇用の届け出が義務
化されて以来初めて。

「外国人材や留学生の受け入れが進んでいることに加え、
雇用情勢の改善が着実に進んでいることが増加の要因」と
分析している。>


なんと前年比19%増(!)。

108万3769人だそうです。


ここで、「突っ込みが必ず入るであろう」重要ポイントに触れて
おきます。


「ていうか、北野さん。

外国人労働者と移民は、違うでしょ?」


そのとおりです。

日本人は、「外国人労働者は、金を稼ぐ目的で来日し、期限が
来たら母国に帰る。だから移民とは違う」と思っています。

そして、政府もそんな説明をしています。

しかし、欧米やロシアの例をみると、


外国人労働者が移民に転化する」ケースが、圧倒的に多いのです。


私の住むモスクワでも同様です。

中央アジア(主にウズベキスタンキルギスタジキスタン)から
外国人労働者として入ってきて、そのまま定住(移民化)してしま
う。

この件について、有本香さんが、


「移民ではなく、外国人労働者」 という詭弁は幾重にも罪深い」


という記事を書いています。

(原文こちら↓
http://ironna.jp/article/436 )


重要ポイントを引用してみましょう。


< 第二次大戦後の西ドイツでは、労働力不足解消のため、トル
コからの出稼ぎ労働者「ガスト(ゲスト)・アルバイター」を受
け入れ始めた。

当初は単身者の短期滞在に限られていたが、70年代になると、家
族を帯同して定住する「移民」へと変わっていったのである。

おもな理由は、特定分野、とくに3K的な分野の仕事からドイツ
人が離れ、「トルコ人の仕事」として固定化されたことにある。>

 

<昨今、日本でもまたぞろ移民議論が喧しい。

政府側は、反発を招かないよう「移民ではなく、外国人労働者
と強調するが、ドイツの例に明らかなように、期限付きの労働者
がやがて移民受け入れの一里塚となることは間違いない。>

 

どうですか、これ?

外国人労働者が移民に転化していくプロセス」が見事に解説
されています。


モスクワでもそうです。

雪かきの仕事をしているロシア人はみかけません。

ほとんど中央アジア(主にキルギスウズベキスタン)の人で
す。

彼らは「外国人労働者」として入ってきて、「移民」になった
のです。

 

外国人労働者の3割は、中国人

 

というわけで、外国人労働者が激増している。

彼らはどの国から来ているのでしょうか?


<国籍別では、

中国が34万4658人(31.8%)で最も多く、次いで、

ベトナムが17万2018人(15.9%)、

フィリピンが12万7518人(11.8%)、

ブラジルが10万6597人(9.8%)

──と続く。

対前年の伸び率では、ベトナム(前年比56.4%増)と、ネ
パール(同35.1%増)が高かった。>

ITmedia ビジネスオンライン 1/27)

 

中国人が31.8%。

中国人と仕事をしている読者さんもいるかもしれません。

「マジメないい人だよ」という方もいるでしょう。


しかし、「個人の話」と「全体の話」はわけて考える必要があ
ります。

中国は、「日本には尖閣だけでなく、沖縄の領有権もない!」
と宣言している国。

中国は、「中国、アメリカ、ロシア、韓国で、反日統一戦線を
つくろう!」と宣言している国。

(●必読証拠↓
https://jp.sputniknews.com/japanese.ruvr.ru/2012_11_15/94728921/ )


そして、08年の「長野、聖火リレー暴動事件」で証明されたよ
うに、

中国政府には、「在日中国人を動員する力」がある。

もう忘れているかもしれませんが、4000人の中国人が長野に集
結し、「警察も手出しできない状態」をつくりだしました。

(●必見映像はこちら。↓
https://www.youtube.com/watch?v=tJCinEN6eds

https://www.youtube.com/watch?v=vUUoMx1IQnM  )


一応、当時の記事もはりつけておきましょう。

産経新聞08年5月4日から。


長野市で4月26日に行われた北京五輪聖火リレーで、沿道を
埋め尽くした中国人による日本人らへの暴行事件が起きていたこ
とが分かった。>


<【東京都西東京市の自営業、中川章さん(57)の証言

-中国国旗の旗で殴られ全治3週間】

 私は知人の地方議員たちとともに日の丸とチベットの小旗を振
りながら善光寺の境内から聖火リレーの沿道に向かっていたんで
す。

 市役所近くの交差点で中国人の集団にいきなり、巨大な中国国
旗で通せんぼされましてね。

若い中国人の男に旗ざおで左手の甲をたたかれ、小旗をもぎ取ら
れ、後頭部に旗ざおでズコンですよ。

旗ざおといっても長さ2メートル以上、直径3センチ以上もある
アルミ製。旗が付いていなければ間違いなく凶器準備集合罪です
よ!

(中略)

結局、私は後頭部に大きなコブが残り、おまけに頸椎(けいつ
い)ねんざで全治3週間。

20人近くの仲間が暴行を受け、頭や背中にけがをしました。

女性も老人もお構いなしです。一体ここはどこの国なんですか!>

(同上)


<【長野市の主婦(34)-怖くなって娘に日の丸を振るの
をあきらめさせた】

 小学1年生の長女と手作りの日の丸を作って聖火リレー
見に行ったのです。

でもリレーコースは畳ほどもある中国国旗ばかりでもう圧倒
されちゃって…。

おまけに至る所で怒鳴り声が響いており、怖くなって娘に日
の丸を振るのをあきらめさせました。

娘は「なぜ中国の旗ばかりで日の丸はないの?」と聞いてき
ましたが、うまく答えられませんでした。>

 

まだ、中国人が少なかった08年で、こんな状態です。

いま中国政府は、どれだけの在日中国人を動員できるのでし
ょうか???

安倍総理は、よくよく考えていただきたいと思います。


いずれにしても、欧米が「規制しよう」と動き出している、

外国人労働者」と「移民」


安倍総理は、「欧米を見習って」、「外国人労働者をこれ以上
増やさないこと」を決意していただきたいと思います。


ちなみに「移民問題」については、以前、

「龍馬プロジェクト」の神谷先生、

「ユーチューブの神」KAZUYA先生と

対談した動画があります。

こちらも参考になさってください。

https://www.youtube.com/watch?v=0y-f1KmszGI

 


(引用終了)

1702-3-1164-2/3メルマガブログ転送映画「片隅」ドイツ公開

 

 

 

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http://hayabusa8.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1486008002/
2ちゃんねる
(見出し)

【映画】『この世界の片隅に』ドイツでの反応は? “KAWAII”を超えた日本アニメへの関心 [無断転載禁止]c2ch.net

 

 

(私のコメント)

 


(私のコメント終)

(引用開始)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170202-00010003-realsound-ent

リアルサウンド 2/2(木) 10:04

 ドイツ西部の都市ケルンで1月28日(現地時間)、『この世界の片隅に』(英題: IN THIS CORNER OF THE WORLD)が映画祭「AKIBA PASS FESTIVAL」のプログラムのひとつとして上映された。『この世界の片隅に』のドイツ国内上映は同映画祭が初めての機会。さらに、昨年11月に海外配給が決定してから世界に先駆けた日本国外上映となる。ドイツの観客はどのように観たのか、また上映作品として選ばれた理由を探りに現地を訪れた。

■『君の名は。』にはないストーリーテリング

 AKIBA PASS FESTIVALは、日本のアニメを専門としたドイツ語圏(ドイツ、オーストリア、スイス)向けのウェブサイト「AKIBA PASS」を運営する「peppermint anime」(ペパーミント・アニメ)が主催。『この世界の片隅に』は日本のアニメ15作品と共に、1月21日のドイツ・ハンブルクを皮切りに、ベルリン、ケルンなどのドイツ8都市を巡り、2月11日のオーストリア・ウィーンでの最終日まで各都市の映画館を移動しながら上映されていく。

 筆者が訪れたケルンでは、14のスクリーンを備える大型シネコンの1フロアが映画祭に充てられ、賑わいを見せていた。会場の一角ではコミックスやアニソンCD、Tシャツなどのグッズ販売コーナーが設けられ、買い物に勤しむ日本アニメや漫画ファンも多い。『この世界の片隅に』が上映されるには少し雰囲気が違うのでは…と思い、主催者代表でペパーミント・アニメのマーケティングマネージャーを務めるセバスティアン・ホーン氏に尋ねると、にやりと微笑んだ。

 その理由は、『この世界の片隅に』上映前スクリーンの前に立ったホーン氏のあいさつに表れていた。「大ヒットの『君の名は。』を上映してほしいというリクエストが多いのは承知しています。だけどまずは、『この世界の片隅に』を観てほしい」――ねらいは、“脱・定番アニメ”だ。コスプレしたくなるようなキャラが登場せず、“KAWAII”でもないということだろうか。

 「その通りです。私たちは、日本のアニメをバラエティ豊かに発信したいと思っています。『君の名は。』は、良くも悪くもアニメとしてのクラシカルな設定です。つまり、ラブストーリーがあり、大きな事件があり、ハッピーエンディングと捉えることができる。対象的に『この世界の片隅に』は淡々と細やかに描かれた物語が運び、その結末はハッピーエンドとは呼べない。ユニークで美しいアートスタイルも特徴的です。2016年10月の東京国際映画祭で『この世界の片隅に』を観た(ホーン氏と同じ会社に務める)弟が、すごく美しいと絶賛してたことが今回の上映のきっかけとなりました」

■感情にうったえかける情景とテンポ

 「ひとつの映画のためだけに来場するのは珍しい」とホーン氏が目を細める先には、列をなし入場待ちをする観客の姿があった。かくして上映された『この世界の片隅に』は、ドイツの観客の胸にも深く響いたようだ。「正直、涙をこらえるのに必死でした」と話すのは、ルス・ウルシュレーゲルさん。ウルシュレーゲルさんは、「すずの感情がシェアされて、家族に起こったことがよくわかりました。また海のウサギや色とりどりの爆弾が描かれたシーンは、ペイントとして素晴らしかった」と振り返った。

 映画祭の特色から、もともと日本の文化に関心を持っていたり来日経験があったりする観客も多い。マーク・ゾンマーアイゼンさんは、「広島のパートは、実際に日本を訪れ博物館も行ったことがあるのではショックではなかった」とリアリティーを追求した映像にも落ち着いた様子で話し、「予告編を見て良さそうだと思ってはいたが期待以上。本当にきれいな映像にびっくりしました。物語の流れがゆっくりで、これまで見聞きしていた日本の家族の暮らし方を詳細に知ることができました」と分析した。

 「日本の歴史物はこれまでも観てきた」と話すのは、トリスタン・カミンズさんとジェラディーン・シュミットさん。
筆者が声をかけた時は、ちょうどふたりで感想を話し合っている最中だった。
「大戦中、表舞台とならない庶民の暮らしではどんなことが起こっていたかを知ることができて、深く染みた。
どんなに良くないことがあっても、希望を失わず幸せを見つけていく様子に心打たれた。悲惨な状況であってもあしたや明後日は訪れ、
悲しんではいられないし生きていかなければならないということを実感しました」

 会場の2割程度に日本人らしき観客がチラホラと見られたのも、ほかのアニメにはない光景だったかもしれない。
村崎薫さんと能村悠里(のむらゆうり)さんは、カミンズさん、シュミットさんと連れ立って訪れたドイツの大学に留学中という大学院生。
村崎さんは、「長崎出身の祖母から『これでやっとゆっくり寝られる』と思ったと聞かされていた玉音放送に対し、
すずが怒っていたというのが印象的でした」と異国の地で日本の歴史に想いを馳せた。


■座敷わらしは「トトロみたいなもの」

 歴史としてあるいはアートとして――戦争をが舞台のアニメにも関わらず、映画として肯定的に受け止められたというのは、“何があっても生きていかなければならない”という世界につうじる人間の根源的な生きようが描かれていたからなのかもしれない。

 一方で否定的とまでは言わないが、ドイツの観客が違和感を覚えた点を強いて挙げるとしたら、すずを演じた“のん”の声だ。ドイツで映画は完全吹替えが一般的で、字幕は稀。多くの声優が活躍をするが、子ども向け映画以外では男女ともにダンディーめの声が多い。前出のゾンマーアイゼンさんは「すずが子供時代は全く問題なかったけれど、大きくなってからも子供っぽい声色でおかしいなと思った」と指摘する。ただし最終的には、「スローテンポなキャラクターにマッチしてたと言えるのかもしれないね」と納得していた。

 また流石にハードルが高いだろうと座敷わらしの部分について何人かの観客に訪ねてみると、案の定正確な意味はわからず仕舞いだったようだ。筆者が説明を試みると、「(子供にしか見えない)トトロみたいなものだね」と納得する観客も。思うに、毛むくじゃらの人さらいの描写やワニと結婚する兄のイラストと同じ程度に、「不思議だけど想像力豊かなすずにあって不自然ではないこと」として受け入れられたようだ。日本の伝承文化に知らず知らずに触れる、いい機会となったかもしれない。

シュルテ柄沢 亜希

(引用終了)

(要約引用開始)
http://realsound.jp/movie/2017/01/post-3802_2.html
宇野維正の興行ランキング一刀両断!
(前略)
そして、昨年11月に全国63館で公開されて10位に初登場、その後、10位→6位→4位→7位→10位→10位→9位→10位と9週にわたってトップ10に入り続けてきた『この世界の片隅に』が、10週目となる先週末は8位にランクアップ。63館から177館まで増えたスクリーン数は現在もさらに拡大中で、累計で200スクリーンを超える見込みだ。累計動員も先週末で100万8,669人、累計興収は約13億4,170万。『君の名は。』の空前絶後の数字に麻痺してしまうとそこまですごいことに思えないかもしれないが、制作態勢の規模や公開当初のスクリーン数などを踏まえると、これは同じくらい奇跡的な記録。先週はNHKの『クローズアップ現代』での特集、『キネマ旬報』2016年度日本映画部門1位の発表といった話題も続いたが、高齢の観客層にも確実に作品の評判が広がっているだけに、マスメディアにのるようなトピックが途絶えた先も、どれだけ息の長い興行となっていくのか、今後も注目していきたい。

(要約引用終了)

 

小塚正己mkozuka@ybb.ne.jp
(私のコメント)
この映画は外国では「民間人を虐殺した戦争犯罪の告発」と受け取られるのではないか。
呉は軍港だから止むをえないのだが、広島の原爆投下は明らかに民間人虐殺の戦争犯罪だ。
アメリカでは今、戦前の日本がいかに悪い野蛮なくにだったか、という事が書かれた本がベストセラーになっているそうだ。
これを裏返しに見れば、良心の呵責があって日本が悪い国だから原爆を落として懲らしめた、という話にしたいのだろう。
但し、日本人にはそういう感覚は全くない。
戦争被害を台風地震のような災害と捉えているような気配がある。
この辺が大陸の常識とは異なる。
大陸の常識とは各民族がせめぎあい、少しでも良い場所を取り多民族を奴隷にしたり収奪したり強姦皆殺しにしたりしている世界のことだ。
日本人には想像もつかないが、聖書にはそういうせめぎあいが書かれている。
アメリカは心の底の無意識にいつか日本人に原爆を落とされるのではないか、仕返しされるのではないか、という恐れを持っているんじゃないかと思う。
それが大陸の掟だから、それを前提にこの映画を見るのではないか、と思うがどうだろうか。
アメリカで公開されたら、反応を見てみたい気がする。
上記の記事ではドイツで公開されたようだが、ドイツ人は複雑な心境だろう。
ドイツ人の感想が書かれていないが、ヒットラーを思い出したくはないだろうから、何も言えないかもしれない。
ドイツのことを書くとホロコーストなど含め話が拡散してしまうから止めておきましょう。

すずさんが天皇陛下のラジオの放送を聞いて怒る場面があったが、あれは当時の率直な気持ちだろう。
玉音放送の受け取り方千差万別だからみんなそうだった、とは言えない。
ほっとした人が多かったのも確かだろう。私の母、おばあちゃんも「ほっとした」と言っていた。
もっとも彼女は日米開戦の報を聞いて「馬鹿なことをする」と思ったそうだから、ほっとしただろう。
ただ、確かに言えることは若い人を中心にあのころ日本人は「次は自分が死ぬ」と覚悟を決めていた。
庶民が最後の一兵まで戦うつもりだったからその代表としてすずさんは怒ったのだ。
戦後このことは否定されたが、これは戦後サヨクとなった人が当時のことを振り返って言っているから文献的にも確かなのだ。
また、原爆が落ちてからすぐ、隣県の陸軍部隊(呉の部隊かもしれない)が救援に広島に向かった。
彼らが爆心地に向かって進んでいくと、黒焦げの地面から何本もの手が出てきて、「兵隊さん仇を取ってください」と言われた、という。
必ず仇は取ってやる、と大声で言うと手は消えて皆安心して死んでいったのだ。
戦争が終われば約束した仇を取ることが出来ないのですずさん(を代表とする日本人)は怒ったのだ。
勿論すずさんが約束したり仇を取るつもりだったわけではないが、日本人全体で漠然とそういう気持ちでいたのだ。
戦後の日本人はこの「仇をとってくれ」と行って死んでいった日本人の気持ちを忘れた。
もう仇は取れないし、きりがないから仇を取らないでもいいと思うが、死んでいった日本人の気持ちに寄り添う鎮魂の心は忘れるべきでないだろう。
私はなるべく靖国神社には行くようにしているが、案外沢山の人が参拝しているから日本人も捨てたもんじゃない。


(私のコメント終)