1906-8-1510-6/17メルマガブログ転送儒教文明圏

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(見出し)

日韓関係悪化、トランプは「韓国が悪い」と判断。文在寅に3つの改善要求へ=勝又壽良

(私のコメント)
日韓関係を理解するうえで下記の記事は非常に有意義だ。

 

(私のコメント終)


(引用開始)

米国トランプ大統領は、6月28~29日にかけて大阪で開催する「G20」と、その後の韓国訪問に当たり討議テーマを発表しました。突きつけた3項目は、どれも韓国にとっては頭の痛い問題ばかりです。(『勝又壽良の経済時評』勝又壽良)

韓国外交は「四面楚歌」
韓国外交は、文字通り「四面楚歌」の状況に追い込まれています。今から110年前、李氏朝鮮が日本・清国・ロシアの3カ国との外交関係で結論が出ず、混迷していたときと同じ構図になっています。民族の特性と言えばそれまでですが、大きな歴史的な転換点に遭遇した時、甲論乙駁で結論が出ないままに時間を空費するのです。

20世紀の偉大な歴史家とされる英国のアーノルド・トインビーは『歴史の研究』の中で、日本と中国が最初の文明的衝撃を受けて開国するまでにかかった時間を後述の通り説明しています。

この記述の中から、韓国が中国と同じ文明圏(儒教)に属しており、新文明出現への対応が遅れる事実を推測できるのです。

中国は1793年、英国のマカートニー卿が北京へ着いてから開国までに118年。日本は1853年、米国のペリー提督が浦賀で米国大統領の親書を江戸幕府に届けてから15年後に開国しました

トインビーはこの事実に基づき、日中の開国に至るまでの年数差が、新しい文明的衝撃への対応の速度の差と見ています。

時間を浪費するだけの韓国外交
韓国は現在、日本・米国・中国・北朝鮮と外交課題を抱えています。

だが、結論を出さずにただ時間を無為に過ごしているだけです。

これは、同じ儒教文明圏である中国でも同じです。米中貿易協定が、一度はまとまりかかったにも関わらず、国内の反対派によって振り出しに戻っている形です。同一文明圏が持つ恐ろしいまでの共通性を認識するほかありません。

トインビーの見方は、大変に興味深いのです。

日本が近代化過程で、明治維新・戦後民主化という大きな歴史の波をくぐるときに制度改革を行っています。中国は、共産中国に変わり「革命」と称していますが、それは中国流の「易姓革命」で王朝の交替に過ぎません。

欧米流の「革命」とは、過去との断絶です。中国では、専制主義が一貫して続いています。日本は、明治維新と戦後民主化という2度にわたって過去を全否定する「革命」を実現しました。

韓国はどうでしょうか。李氏朝鮮の時代は1910年に終わりましたが、両班(ヤンバン)を代表する特権意識は消えていません。権力の重心が現在、大企業労働組合と市民団体の手に移っています。司法(検察・裁判所)は、前記の団体が文政権の有力支持母体であることから、不法行為に対して見て見ぬふりをしています。それどころか、前記の2団体は政府に代わって政策を動かしています。

日本では許されない行為が罷り通っている背景には、李氏朝鮮時代と同じように、特権階級の存在を許す文明を持っているのです。中国が専制主義で一貫している裏には、韓国と同じで特権階級の存在を許す文明が生き続けていると見るほかありません。

日本が中韓に働きかける必要はない
トインビーは、1つの文明が衰退し解体してから、新しい文明を受け入れるまでに1000年(100年ではありません)の時間が必要であると指摘しています。中国と韓国が、欧米流の真の民主主義を受け入れるには、まだまだ気の遠くなるような時間が必要です。

こういう歴史認識を持てば、日本が中国や韓国に対してどう対応すべきか。結論が出るように思います。

焦っても仕方ありません。中韓に働きかける必要はないのです。別の文明圏の出来事として傍観するほかないでしょう。「友好」などと言う綺麗事では済まされません。日本は、同盟国と固い絆を結んで「生き延びる」ことに専念すべきと思います。
トランプが韓国に提示した3つの条件
米国トランプ大統領は、6月28~29日にかけて大阪で開催する「G20」と、その後の韓国訪問に当たり討議テーマを発表しました。

(1)北朝鮮の完全に検証された非核化協力
(2)日米韓共助・日韓関係改善
(3)米韓同盟強化策協議
これら3項目は、韓国にとっては頭の痛い問題ばかりです。

韓国は、米韓同盟による安全保障体制によって平和が維持されている現実を忘れかけています。韓国の独自性を主張して、米韓同盟の枠から飛び出しそうな動きを見せ、米国の神経を逆なですることが多くなっています。

米朝会談は、2度も開きながら目立った成果が上がっていません。この裏に、韓国の文大統領が、米国の厳しい「完全に検証された非核化」(FFVD)について、北朝鮮を誤解させるようなメッセージを送っているのでないか、と疑われています。ベトナムでの2回目の米朝首脳会談で、文大統領と金国務委員長の2人が「調印確実」と見ていたのは、文氏が金氏に誤った情報を提供していた証拠です。

こうなると、文大統領に正しい国際認識を持ってもらう以外に、前記の3項目は解決しないことになります。

なぜ文在寅大統領は「親中朝・反日米」路線を歩むのか
(1)(2)(3)に共通している点は、文氏の間違った理念が大きく災いしていることが分ります。それは文氏が、北朝鮮金日成が唱えた「主体(チュチェ)思想」に深く傾倒していることです。チュチェ思想なるものは、提案者自身が脱北して、その誤りを指摘した個人崇拝思想です。

文氏は、20代の若い時代に洗脳されています。民主国の大統領が、専制主義の北朝鮮思想に傾倒していること自体、韓国の国政を歪めます。韓国プロテスタント教会会長が、個人資格で「年内に文大統領下野を要求する」声明を発表しました。理由は、「主体思想」に毒されており、韓国が思想的にも滅亡に追い込まれるという危機感でした。

文氏は、「主体思想」に影響された結果、「親中朝・反日米」路線を歩んでいます。前記の3項目は、まさにこの路線がもたらした外交現象です。

米国が、「(2)日米韓共助・日韓関係改善」において、日韓関係の改善を求めています。米国は、日韓関係悪化の原因が韓国にあると判断したのです。
決め球は、徴用工問題でしょう。韓国大法院(最高裁判所)が、1965年の日韓基本条約で解決済みの問題をひっくり返す判決を出したことの裏に、文大統領の示唆があったことは十分に想像できます。昨年8月、文氏は大法院判決を示唆する演説をしました。本来ならば、国際問題に発展する徴用工問題ですから、文大統領は発言を慎むべきものなのです。その禁を破ったところに、文氏の積極的関与という疑惑を感じます。
日本が持つ「外交的保護権」
こういう経緯があるので、韓国政府は「大法院判決に関与できない」という理由で、日本政府の対話提案に応じずに放置しています。文氏の「親中朝・反日米」路線が生み出した判断です。

しかし、トランプ大統領が米韓首脳会談で正式議題にしたことは、韓国の非を前提にしています。文大統領が、トランプ大統領の要請を断って、日韓関係改善に動かない場合はどうなるでしょう。


(以下省略)


(引用終了)

 

1906-5-1507-6/11メルマガブログ転送幸福見つけ

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(見出し)
いくら頑張っても幸福になれない理由は、幸福の本質が「なる」ではなく「見つける」だから。
自律
安達 裕哉2019/6/5
(私のコメント)
こういう考え方は、封建時代を経験した民族では身についている考え方だ。
社会的に欲望をコントロールする、ということを教えられる。

「競争して、良い暮らしを手に入れよう、では、幸せになれない。良くも悪しくも、ヨーロッパは階級が固定されてますからね。…」

と社長はいうが、日本人だから共感するので、中国人や韓国人、アメリカ人は分からないかもしれない。
アメリカ人は封建時代というよりキリスト教原理主義だから結果的には同じだろうか。

封建時代を論じるのが主題でないが、人間の幸福感と言っても、歴史的な流れや社会的な集団の視点も必要だ。
「競争して良い暮らしを手に入れよう」というのは、人間の本能に基づく当たり前の考え方だ。
資本主義はこの人間の本能を容認して作られている。
これを否認したのが共産主義だが、共産主義独裁は配給の食べ物に幸福感を強制される。
だが、刑務所で幸せを見つけてもしょうがないのだ。
この記事では「自律」とあるが、経済的自由や思想的自由、独立自尊、などが前提だ。
つまり、個人の幸せと集団の幸せは分けて考えないといけない。
停滞期なら集団でそれを打破すべく考えないといけない。
そうは言っても欲望を管理することは欲望を容認した資本主義の社会では必要かもしれない。
この考え方は宗教的な考え方で、自分の内面の心の持ちようを変えることでよりよく生きようとするものだ。
禅宗で言えば、昔から「吾唯足知」「少欲知足」「脚下照顧」などと言われるものだ。
人間の心は欲望が基本だから、こう言うことも時々思い出して、足元を見直すことも必要になってくる。

 

(私のコメント終)


(引用開始)
いくら頑張っても幸福になれない理由は、幸福の本質が「なる」ではなく「見つける」だから。
自律
安達 裕哉2019/6/5

先日、福岡に出張に行ったとき、あるアントレプレナーの方と、「人の幸福」についての話になった。

 

背景を話すと、私は常日頃「会社は、人が幸福になるための、社会装置に過ぎない」と思っている。

だから、経営者に「幸福の条件」を尋ねるのが常なのだ。

 

「やはり、稼いでこそ、という感じですかね?」

と私は意地悪くカマをかけた。

 

起業家は「何よりも金」と、堂々という人は少ない。

建前は「世のため、人のため、世界を変えるため」なんてことを言う。

 

だがその実、心の中では、「金、自己顕示、モテ」を、ひたすら望む人物は少なくない。

ただ、それはそれで、本人が良ければ、良いとは思う。

が、それは隠せない。

言動や、SNSを見れば、すぐに分かる。

 

だが、彼は軽くスルーする。

「安達さん、いくらお金を持っても、名誉を手に入れても、幸福にはなれないですよ。」

 

「まあ、そうでしょうね」と私も頷いた。

思うに、「お金」や「名誉」は不安を消すことはできるが、幸福を作り出すことはできない。

 

私は聞いた。

「では、どうしたら人は幸福になれると思っていますか?」

 

彼は酒をあおり、こう言った。

「わたしね、ヨーロッパを見てきたんですよ。」

「ヨーロッパ……? なぜですか?」

「彼らのほうが、幸福についてよく知っているからです。金儲けの知恵ではなく、幸せになるための知恵が受け継がれている世界なんですよ、ヨーロッパは。成熟している社会なんです。」

「ほう……。」

「あと、ヨーロッパってのは、外食や贅沢品が恐ろしく高いんですよ。だから「消費」を通じて幸福になろうとしても、よほどの金持ちじゃないと駄目なんです。」

「知りませんでした。」

「で、貧乏な庶民は何をしてるかってことです。」

「何してるんですか?」

「公園でワインを少しのんで、踊って、市場で食材を買って、少し料理して、みんなでくつろいでるだけです。ね、お金かからないでしょう? でも、十分みんな幸せを感じているんですよ。」

 

私は聞いた。

「一部の人だけでは?」

「もちろん、全員ではないです。ただ、日本人と比べると、「お金なんかなくても十分幸福だよ」という人は、遥かに多い印象ですね。」

「なるほど……」

 

ヨーロッパを長いこと観てきた、彼の言うことには強い説得力があった。

「なんで彼らは、お金がなくても、幸福を感じやすいんですかね?」

 

彼は笑っていった。

「簡単ですよ。彼らは日本人よりも、日常生活の解像度が高いんです。」

「解像度……?」

「要するに、日常の些細なことにも幸せを感じることができる、ってことです。」

「例えば?」

「例えば、布団で寝られるだけで「いやー、俺って凄い幸福だよな」と思うこと。」

「……」

「卵かけご飯を食べて、「こんな美味しいものを食べられるなんて、なんて俺は幸福なんだ」と思うこと。」

 

正直、私は「どこかで聞いた話だな」と思った。

そこで「要するに、幸福というのは、感じ方一つ、ってことですよね。」と言った。

 

すると彼は、「そうじゃないです。」ときっぱりという。

よくわからない。

「そうじゃないんです。もっと視点を高くしてください。私は「卵かけご飯を食べることに幸福を感じなさい」と言っているんじゃないですよ。」

 

私は混乱した。

「では、どういうことなのですか?」

「「「卵かけご飯を食べることが幸福」と、自信を持って言える自分がいる」ことこそが、幸福なんです。」

「???」

「わかりやすく言うと、幸福な人ってのは、「自分がいかなる状況でも「幸福である」と信じる力を持っている人」のことなんです。」

 

ああ、なるほど。

たしかに、そうかもしれない。

つまり、彼の言葉の裏を返せば、不幸な人とは「私には足りないものがあり、そのせいで幸福になれない、と思っている人」のことだと言える。

 

仕事がないから、不幸だ。

お金がないから、不幸だ。

モテないから、不幸だ。

 

だから、「幸せ」は、「なろう」=「手に入れよう」とすると、とても苦しくなる。

なぜなら、そんな簡単に望むものは手に入らないから。

「持っていないものを手に入れるのが幸福」と思っていたら、残念ながら大体の場合、一生不幸なのだ。

だいたい、人間の欲は限りがない。何かを手に入れた瞬間、次のものが欲しくなる。

 

ところが、彼のいう「幸福な人」は、全く異なる。

 

日常生活の解像度を上げて、「こんなことに幸せを感じられる俺って、幸福」といえるのが、幸福な人なのだ。

何にも「ゆとり」を感じる能力を有する人、と言ってもよいのかもしれない。

 

彼はこう言った。

「いくら頑張っても幸福になれない理由は、幸福の本質が「なる」ではなく「見つける」だからですよ。」

「なるほど」

「競争して、良い暮らしを手に入れよう、では、幸せになれない。良くも悪しくも、ヨーロッパは階級が固定されてますからね。だからこんな考え方が発達したんでしょう。良いか悪いかは別として、もうじき、日本もそうなりますよ。」

 

 

彼の言うことに100%賛同できるかといえば、そうではない部分もある。

だが、彼の言ったことは一理あった。

 

要するに、幸福とは高度な「自律」なのだ。

そして、ヨーロッパでは「自律」の知恵が、庶民の間に受け継がれている。

 

いまの日本は停滞期に入り、多くの人が不幸を感じている。

だが、停滞期には、停滞期なりの「幸福」の感じ方がある。

 

人と比べない、わきまえる、日常の些細なことに幸せを見出す、消費よりも創り出す……

一足先に停滞期に入ったヨーロッパでは、そのような日常の知恵が発達したのかもしれない。

 

それは、「幸せになるための一般教養」と言うべきか。

そう感じた。

 

 

 


(引用終了)

1906-3-1505-6/3メルマガブログ転送シナ物価上昇

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妙佛 DEEP MAX
2019/06/02 に公開
(見出し)
早くも始まった物価上昇2ケタは当たり前!熱狂的な政府支持者も沈黙

(私のコメント)
十八史略などを読んでみると、各時代のシナ王朝が倒れるときは干ばつなどの天変地異や蝗害(イナゴの害)が起きている。
もしかすると、共産党も下手すると潰れるかもしれない。
ただし、王朝が衰退してから滅亡するまで五十年や百年はかかるからまだだいぶ先だ。

(私のコメント終)

1906-2-1504-6/2メルマガブログ転送令和時代のインテリジェンス

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チャンネルくらら(毎日18時更新)
2019/04/16 に公開

(見出し)
【4月16日配信】日本人だけが知らないインテリジェンス「東京大学という物語の終わり」柏原竜一 秋吉聡子【チャンネルくらら】


(私のコメント)
・令和という時代は、平成時代の反省から始まる。
東京大学京都大学の違い、一方は事務処理能力、一方は教養が必要。
・インテリジェンス(知識情報処理)には志と愛情が必要。
・頭の良さよりも大切なことは(国や社会に対して、あるいは自分に対して)愛情と志を持つこと。


(私のコメント終)


(引用開始)


(コメント欄)
***
リニアの技術チーム丸ごと中国に持ってゆかれるhttps://www.youtube.com/watch?v=odKpQHC6H0k
技術流出で衰退したのに今でも技術流出を続ける日本すごすぎ
***
志、愛、なるほど。
愛国心から始まり愛社精神・・・日本の最大の強みをじわじわと切り崩されて目先の利益を追うようになり騙され技術も金も奪われた。
カルト宗教に騙され身ぐるみ剥がされそうになってるのに上手くいかないのは信心が足りないからだと思い込んでいる・・・今の日本の状況はこれに似ている気がする。巷でよく言われる、個人の能力を重視して・・・云々・・・勿論、管理職の志の低さと保身が問題なんですが、私には「もっとバラバラにならなきゃいけない」と言っているように聞こえます。
このままじゃ本当に滅びそうです。目先の利益に目が眩むのは志、愛が無いから。志、愛、改めて、その通りだと思う。
***
昔の侍は知性があったと思います。その知性は国のために何ができるかという、侍特有の忠誠心でもあったと思います。そして天皇を中心とした徹底的な国作りを、幕末志士たちは実行してくれました。
しかし、大正から昭和にかけて、あるいは明治40年の国防方針でもそうです。外国から輸入したおかしな社会主義や、中途半端な特権階級による既得権益。結局、幕末志士達の思いはその次の世代に受け継がれなかったのでしょう。
今でも役人が反省せずに天下り増税を推進しようとしています。
これは私見ですが、東大の文系学部が一度でも国政に役立ったことがあるでしょうか?憲法では宮澤俊義とか芦辺信喜といった天皇ロボット説が権威で、経済学では今だにマルクス主義。こんな学問に触れた連中が日本の官庁にぞろぞろいると思うと、日本の未来を案じずにはいられません。
***
志、愛情、 感性が必要。
***
志・愛。
石平さんの紹介される伊藤仁斎論語の解釈、仁とは愛のことであるという指摘を思い出しました。
***
確かに戦後日本を牛耳った人たちは、志も愛情もない連中で間違いないと思います。そういう戦前の日本が嫌いな連中に教わった東大卒が日本の中枢を担えば、こういう結果になるのは当たり前だということです。

何故ならば、戦前の日本の中枢部を支えていた、天皇陛下=日本国民全体=郷土の仲間と家族を愛して、日本のために志を持って頑張っていたエリートたちがGHQによって20万人以上も公職追放されてしまったからです。

代わりに、日本を嫌う自己保身と権力欲の残りカスや国家転覆を謀る共産主義者らを刑務所から出して国会議員にさせ、日本の知性を支える最高学府や政治やマスメディアを牛耳らせて、日本国民を言論統制してきたからです(米国も後で共産主義の恐ろしさに気付き、「9条を押し付けたのはすいませんでした。一緒に共産主義と戦いましょう」と言ってきたのですが、すでに日本の中枢部には志のある愛国者は居ませんでしたから、仕方ないので米国はシナ共産党と組んで、ソ連と対峙し、ついでに日本を瓶の蓋で閉じ込めて、飼殺しにする戦略に変えました。それが今も米国務省の基本政策です。詳しくは江崎道朗さんや伊藤貫さんでどうぞ)。
今の日本の様々な問題の多くは、日本解体のために押し付けられた占領政策基本法日本国憲法だと国民を騙してきた東大法学部の欺瞞に帰着します。

***

 

(引用終了)

 

1905-8-1491-5/12メルマガブログ転送トランプ大統領インフラ投資

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http://agora-web.jp/archives/2038811.html
渡瀬 裕哉
アゴラ 言論プラットフォーム
(見出し)

トランプ大統領、「インフラ投資」と「弾劾」を巡る神算鬼謀(特別寄稿)
2019年05月04日 06:01
(私のコメント)
トランプ大統領は当選した時は相当馬鹿にされていたというか、甘く見られていたが、大化けしたようだ。
この記事のようにインフラ投資を行って景気を良くしようとしている。
アメリカも日本と同じように財政が赤字で、これ以上国債発行できないなどといわれているが、それをあえて押し切っている。
国債発行できない、と財政を心配する人々は、間違った経済学を信奉して居るのだが、主流派経済学なので力が強い。
日本はその人たちのおかげでいまだにデフレを脱却できない。
日米戦争前夜のように日本を支配するエリート指導層が間違った勉強をして間違った判断をしているのだ。
ようやく、私の好きな中野剛志さんのような人が現れて、「現代貨幣理論」でよのなかを啓蒙している。
このアメリカの動きや、中国の財政出動を見れば、中野さんの正しさは明らかなのだが、日本の指導層は戦前と同じく日本人が何百万と死なないと目が覚めないのだろう。
また、財政出動がインフラ投資で、社会福祉でないことも正しい。
http://yomouni.blog.fc2.com/
よもぎねこです♪
2019-05-12 10:20

プロ生活保護受給者氏と勤労者階級崩壊について

上記のブログ記事のように、社会福祉は最低限必要だが、プロ受給者が出るようだと行き過ぎだ。
ベネズエラは、石油収入を国民にばらまいたが、国民が働かなくなって、国が破たんしてしまった。
インフラ投資は国民が働いて収入を得るから社会が活性化し、こう言うことが起きない。
但し、インフラ投資は相乗効果がないとか、経済成長には関係ないとか言われて経済学を勉強したような人々には嫌われる。
また、バラマキだの、土建屋を喜ばすだけだ、などといわれてマスゴミに攻撃される。
マスゴミや野党、評論家などは社会福祉の方が弱者救済だから主張すると格好がよいのだ。
そこで、政府は社会福祉政策に行きがちで、上記のブログのようなプロ市民が生まれる。
トランプ大統領はこういう世の中の風潮に逆らって正しい道を選択している。
トランプ大統領を支持する草の根のアメリカ人は独立自尊だから、トランプ大統領を支持するだろう。
今ニュースになっている、中国との関税問題も根っこの考え方は同じで、中国に取られてしまった仕事を取り返そうとしているのだ。
額に汗して働いて家族を養い、他人の援助を受けないで誇り高く生きることがアメリカ庶民の願いで、トランプ大統領の狙いでもある。
中国人に働かせて、金融でそれを支配し、働かずに儲けようとしたり、中国人の奴隷労働で安いものを買って楽をしようとするのは、邪道なのだ。
自分たちが使ったり食べたりするものは、自分たちで作り、一国内で分業体制を構築した方が庶民には良い社会になるのだ。
グローバリズムは弱肉強食で一部の富裕層が繁栄するだけだ。
日本もトランプ大統領を見習ったほうがよい。


(私のコメント終)

(引用開始)

トランプ大統領、「インフラ投資」と「弾劾」を巡る神算鬼謀(特別寄稿)
2019年05月04日 06:01

 


渡瀬 裕哉
トランプ政権と民主党指導部が総額2兆円のインフラ投資額で合意した。財源に関する議論は一旦棚上げしつつ、両者が早々に同合意を行った背景に思いを巡らせると、トランプ大統領の政局運営における「神算鬼謀」に驚嘆せざるを得ない。


経済再活性と投資への姿勢を打ち出すトランプ氏のメッセージ(ホワイトハウスFBより:編集部)

元々インフラ投資に積極的なトランプ大統領にとって、同投資に反対する勢力が強かった下院の共和党保守派が2018年の中間選挙で敗北し、大きな政府を好む民主党が下院多数派を占めることは織り込み済みのことであったように推測される。政権発足以来、中間選挙までに減税政策や規制廃止などの党派的な政策を推進し、超党派で合意を得やすいインフラ投資や薬価引き下げを後回しにしてきたことからも、同政権の意図を推し量ることができる。

ただし、今回のインフラ投資に関する合意が極めて早い時期に実現した背景には、それを更に上回るトランプ大統領の政局上の読みがあることは明らかだ。

減税効果が徐々にスローダウンしてきている直近の状況において、トランプ大統領は直ぐに更なる景気対策を必要としており、このタイミングで巨額のインフラ投資を合意することは大統領選挙に向けて大きなプラスとなる。

そして、民主党指導部との合意は単純な景気刺激策の効果がある。
なぜなら、同合意はロシアゲートに関する司法妨害の疑いに対する「弾劾」を巡る政局上のカードとして極めて有効だからだ。

民主党は下院で多数を占めていることからトランプ大統領に対する弾劾プロセスに入ることができる。特に同党指導部と距離がある左派系議員らは弾劾に前向きな姿勢を見せている。

しかし、同党がインフラ投資に関する合意を打ち上げたタイミングで弾劾プロセスに入った場合、インフラ投資の計画は頓挫することになるだろう。その結果として、民主党景気対策の成立を失敗させた「戦犯」として、世論から厳しい批判にさらされることになるはずだ。

一方、インフラ投資の履行がなされた後に弾劾プロセスに入った場合、
トランプ大統領景気対策と自らの支持者の士気高揚(投票率向上)の2つの果実を同時に得ることができる。
上院は共和党多数派であることから弾劾自体も成立する可能性は極めて低く、
民主党による非現実な党派的弾劾開始は同党のイメージ悪化に繋がり、共和党員及びトランプ支持者の怒りを極限まで引き上げることになるだろう。

そして、言うまでもなく、民主党指導部が弾劾プロセスに踏み切ることなく、
このままインフラ投資のみを了承した場合でもトランプ大統領の勝利と言って良い。
つまり、トランプ大統領にとって負けが無い合意のタイミングだったと言える。

では、なぜ民主党指導部はトランプ大統領に有利な交渉のタイミングに付き合わされているのだろうか。
本来であれば、民主党にとっては、弾劾をちらつかせながら、インフラ投資に関する合意をもう少し後ろに引っ張ることで、
トランプ政権の経済運営に打撃を与えつつ、民主党に対する批判が出ないギリギリのタイミングで合意することが政局上望ましいはずだ。

しかし、民主党指導部にはそうはできない理由が存在している。

民主党は大統領選挙予備選挙に実質的に突入しており、
同党指導部が推す中道派・バイデン副大統領とその他の左派系候補者の激しい確執が発生しつつある。


民主党左派の代表格サンダースと中道派のバイデン(公式FBより:編集部)

同党指導部は本来の見せ場であった下院奪還後のスタートダッシュを年明けの政府閉鎖を巡る争いによって潰されており、
パッとした政策成果を出せていない。
その上、党内左派は大統領選挙を左右するエネルギー州に深刻な打撃を与えるグリーン・ニューディール政策をゴリ押ししている。
同党指導部は現実的なインフラ政策の対案を早々に実現することで大統領選挙勝利に向けて左派の主張を封じ込める必要性に直面している。

したがって、民主党指導部は現在が不利なタイミングであることを理解した上で、
トランプ政権とインフラ投資の合意を結ばざるを得なくなっているのだ。

トランプ大統領は、民主党指導部とインフラ投資の合意を得た上で、
民主党左派に対して弾劾問題で挑発を繰り返すことで民主党内の分裂を煽っている。
トランプ大統領の行為は大統領選挙本選にまで残る民主党内のシコリを作り出すことに繋がっていくだろう。
大統領選挙に向けて本気で動き始めたトランプ大統領の政局手腕の巧みさには目を見張るものがある。

 

(引用終了)

1905-7-1490-5/11メルマガブログ転送天皇とは皇位継承論

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http://web.kyoto-inet.or.jp/people/ytgw-o/FAQ.htm

(見出し)
30分でわかる皇位継承論Q&A                 


(私のコメント)
共産党を始めとする野党は今度の選挙で女性天皇実現を公約の一つに掲げるそうだ。
そこで、女性天皇に関する基礎知識としてこのブログは読んでおいた方が良いと思う。
ブログの書き手は良く勉強していて分かりやすく解説しているから、他の記事も読むと面白い。
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/ytgw-o/index.html
谷田川惣のコラムブック

この記事は細かい話もあって、長いから私の考える大事なところだけ要約引用しておきます。

(要約開始)
Q.側室制度がなければ、一夫一婦制では男系継承は不可能では?
A.西洋の王室では庶子(正妻以外の子)の継承は認められませんが、

男系継承を行っていた国々で、一夫一婦制ということで、

ただちに血統が断絶したという事実はありません。

一夫一婦制で男系継承を続けるためのポイントは、側室制度ではなく、系統を増やすことです。
Q.普通の家で女子しか生まれなかった場合、

  遠縁の男子に全ての財産をあげるから家を継いでくれって言いますか?

  普通は娘が婿を取り家を継がせると思うのですが。
A.天皇とは祭祀を司る王の「位」であって、家の当主ではありません。
天皇家というものはあり得ない言葉である。

戦後に左翼が流布したインチキ語なのだ。

天皇には姓がないのに、「天皇」を姓のようにして、

「小林家」とか「岸端家」と同列に「天皇家」と呼ぶだけでもヘンテコな話なのだが、

これは「天皇家もタダの家に過ぎない。その一家を特別扱いするな」という具合に、

皇室を普通の「家」扱いすることで、「天皇制廃止」につなげようという発想なのだ。

Q.皇位世襲とは、一般家庭の相続とは異なるのでしょうか?
A.「天皇位とは"霊位"であり、この霊位が男系男子の先帝から

男系男子の新帝へと"お移りになられる"ことにおいて、

新帝の正統な天皇位が定まる」ということです。

この過程において、「家産の世襲」という概念はまったく存在することはありません。

Q.皇位継承に関する議論とは、

  男系主義と女系容認と二つの主張が戦っているのですか?

A.正確にいうと違います。

男系を尊重したいという人は、男系だから維持したいと言っているのではなく、

これまで長く続けてきたことを大切にしたいと主張しているだけです。

ですので、男系VS女系という構図ではなく、

「伝統を大切にしたい人たちVSそれを崩してもいい人たち」

という構図が正確な表現です。
Q.どうして男系じゃないとダメなのですか?

  「それが伝統だ」以外の答えを聞いたとこがありません。

  
 

「意味が説明できない」と「意味がない」とは別の話です。

意味のないことが二千年続くことは有り得ません。

合理的説明ができるか、できないか、ということでものごとを判断するのは

唯物論」と言いまして、左翼・革新思想の典型的思考です。

理性により突き詰めていけば、血統で継承しなくてはならない根拠は示すことはできないと思います。

意味がわからなくても、長く続いているということは、

大切な意味が含まれていると考えるのが、伝統を尊重する保守の基本的な考え方です。
伝統というのは、ひたすら墨守した成果ということではなく、その時代その時代において、

先人たちがぎりぎりの判断のなかで取捨選択された結果となります。

取捨選択を繰り返してつくられてきた伝統、

すなわち「先人たちの叡智」を我々は財産として受け継いだということになります。

先人たちが必死の思いで築いてきた伝統を、

我々の世代で安易に変えてしまうことに抵抗を感じるということです。

 
(要約終了)

 


(私のコメント終)


(引用開始)

30分でわかる皇位継承論Q&A                 

 

 

皇位継承に関する初心者向けQ&Aをまとめてみました。

これを読めば、一連の皇位継承論議及び

万世一系の重要性を認識できるものと考えています。

 

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Q.側室制度がなければ、一夫一婦制では男系継承は不可能では?

 

西洋の王室では庶子(正妻以外の子)の継承は認められませんが、

男系継承を行っていた国々で、一夫一婦制ということで、

ただちに血統が断絶したという事実はありません。

ヨーロッパで典型的な男系継承が行われてきたフランスでは、

987年にユーグ・カペーが王位を取得してから、

庶系継承なしの万世一系で、フランス革命ルイ16世)まででも、

800年以上続いていました。

断絶した理由は男子の不在ではなく、革命でした。

ただし、男系の血統だけでいえば、現在のスペイン王家や、

フランス国内にもオルレアン家が王位請求権者として現在まで1000年以上続いています。

 

フランスはヴァロア家ブルボン家という2つの宮家で、皇統を支えましたが、

なぜそのようなことが可能であるかといいますと、

血統というのは一つの家系に同一時代に3世代、ないし4世代が同居するので、

男系だけでも2から3系統を確保できるのが普通です。

一夫一婦制で子供の数が2~3人だと、男子が誕生する確率は75%~87.5%です。

宮家が2つあれば、4系統から6系統を確保することは普通に起こりえるのです。

 

現在の皇室では9人連続女子が誕生したという希に見る事態(確率では0.2%)となったため、

次世代の系統は悠仁親王殿下だけとなっていますが、

それでも戦後の皇室は、一世代5系統すら確保できていなかったのです。

一夫一婦制で男系継承を続けるためのポイントは、側室制度ではなく、系統を増やすことです。

つまり、男系継承の"肝"は傍系にあるということです。

 

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Q.出生率が1.3%の少子化時代に、

  子供の数を期待するのは難しいのではないでしょうか?

 

出生率1.3というのは独身者を含めての数字です。

既婚者だけの数値では出生率2を超えています。

さらに経済的安定層をみると、子供の数が3人、4人は珍しくありません。

子供が3人の場合、男子誕生率87.5%、4人の場合は93%。

子供の数が多いときに、系統を確保するということを行えば、

一夫一婦制でも十分に男系継承を続けられる可能性はあります。

 

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Q.普通の家で女子しか生まれなかった場合、

  遠縁の男子に全ての財産をあげるから家を継いでくれって言いますか?

  普通は娘が婿を取り家を継がせると思うのですが。

 

天皇とは祭祀を司る王の「位」であって、家の当主ではありません。

例えば、聖武天皇からみると、

 

文武天皇(父)⇒元明天皇(祖母)⇒元明天皇(伯母)⇒聖武天皇(自分)

 

と継承されてきたわけです。

こんなことは家督相続においては絶対に起こりえないことです。

天皇が「家」ではないということについては、

小林よしのり氏自身が『天皇論』で明確に記しています。

 

~~~~~~~~~~

天皇家というものはあり得ない言葉である。

戦後に左翼が流布したインチキ語なのだ。

天皇には姓がないのに、「天皇」を姓のようにして、

「小林家」とか「岸端家」と同列に「天皇家」と呼ぶだけでもヘンテコな話なのだが、

これは「天皇家もタダの家に過ぎない。その一家を特別扱いするな」という具合に、

皇室を普通の「家」扱いすることで、「天皇制廃止」につなげようという発想なのだ。

(中略)

「家」とは社会生活を営む上での私的生活の単位である。

だが、皇室は天皇陛下はじめ皇族方が私的生活をすることが本質ではない。

国家国民統合の中心として、天皇陛下とそのご近親によって構成される

国家という有機体の一器官と考えるべきである。

したがって「天皇家」などというものはない。

「皇室」でいいのだ。

(中略)

天皇は、他の宮家や、一般国民の家とも同列に扱えない最も公的な地位である。

219-220貢

~~~~~~~~~~

 

皇室というのは、シナ宗族制度にいう家や財産、

いわゆる「家産」ではなく、祭祀王の「位」なのです。

ところが、小林よしのり氏は、シナ宗族制度を女系論の柱のひとつとしたことで、

皇室を「家産」と扱わなくてはならなくなったということです。

 

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Q.皇位世襲とは、一般家庭の相続とは異なるのでしょうか?

 

筑波大学中川八洋名誉教授の言葉をお借りすると、

天皇位とは"霊位"であり、この霊位が男系男子の先帝から

男系男子の新帝へと"お移りになられる"ことにおいて、

新帝の正統な天皇位が定まる」ということです。

この過程において、「家産の世襲」という概念はまったく存在することはありません。

先ほどの質問に対する回答と重なりますが、

天皇」とは祭祀を司る王としての"位"であって、家の「当主」と性質がまったく異なります。

 

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Q.明治の皇室典範皇位継承者を男系男子としたのは、

  大日本帝国憲法天皇は陸海軍を統帥するとなっていたからですか?

 

違います。

イギリスに何度も留学した伊藤博文が、

英国女王が大元帥として軍服で白馬にまたがって閲兵することを知らないわけがないし、

日本の伝統でも女性天皇が軍を指揮したことはあります。

また、皇室典範作成当時、女性天皇女系天皇も検討されたことはありましたが、

却下された理由は、大元帥だからという理由ではありませんでした。

 

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Q.皇位継承に関する議論とは、

  男系主義と女系容認と二つの主張が戦っているのですか?

 

正確にいうと違います。

男系を尊重したいという人は、男系だから維持したいと言っているのではなく、

これまで長く続けてきたことを大切にしたいと主張しているだけです。

ですので、男系VS女系という構図ではなく、

「伝統を大切にしたい人たちVSそれを崩してもいい人たち」

という構図が正確な表現です。

理屈で伝統を崩せば、左翼の革新思想と同じです。

男系を崩すことが伝統に反しないということを証明しなければならないということですが、

それがなかなか出来ていないというのが現実です。

 

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Q.古代の皇位継承では、父親のみならず

  母親の血筋も重視されていたという事実はどうなりますか?

 

「父親のみならず」というところがポイントです。

「父親よりも」ではありません。

あくまで神武天皇の男系子孫のなかで、母親の血筋が重視されたということです。

ちなみに、母親の血統が重視されたのは古代だけに限らず、

明治天皇の皇女4人は伏見宮系の皇族(現在の旧宮家)と結婚されています。

昭和天皇の長女もまた東久邇家に嫁いでおられます。

東久邇家は明治天皇昭和天皇の皇女が嫁いでおられ、

男系で神武天皇につらなる正統な御家系ということになります。

 

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Q.男系継承は「シナ宗族制の影響」なんですか?

 

その主張する人は、必ず日本の歴史のなかで、

いついつ頃から影響を受けたという説明をしますが、

日本の男系継承は神話から一貫しているものです。

シナの影響というのであれば、神話から影響を受けていたということになりますが、

さすがにそれは言えないので、

「○世紀頃には影響を受けていた」という表現になっています。

では、「それ以前はどうなのですか?」と問うと、明確な回答はできないでしょう。

 

しかも、シナ宗族制というのは「家」の継承制度です。

小林よしのり氏は『新天皇論』で「わしは女系天皇を公認する。

なぜなら男系絶対主義とは、シナ文明の家族制度そのものであり、

日本の文明でも伝統でもないからだ!(226頁)」と述べています。

その言葉どおり、シナ宗族制は「家族制度そのもの」です。

先に述べたとおり、小林よしのり氏は『天皇論』で、天皇は家ではないと述べていたのですが、

女系論を述べるにあたり、自分のこれまでの主張をかなぐり捨てて、

天皇を家の当主とみなしてしまっています。

「皇室を普通の"家"扱いすることで、天皇制廃止につなげようという発想なのだ」

と述べていた姿はどこに消えてしまったのでしょうか。

 

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Q.皇祖神は天照大神という女神なので、

  神話は女系容認ではないかと考えられませんか?

 

皇統という意味では、皇祖神が男性神か女性神かということは重要ではなく、

皇祖神を「男系により継承した」という事実が重要であると考えます。

天壌無窮の神勅にある「天照大神の子孫が王であるべき国」の"子孫"とは、

男系子孫であると、神話のなかの天孫ニニギノミコトにはじまり、

神武天皇から歴代天皇は解釈してこられたということです。

天照大神の子孫」ということについて、女系が何回も入ると、誰だかわからなくなるので、

他と区別するためにもあくまで「父子一系で継承するように」と

歴代天皇は受け取ってこられたということです

たまたま現代に生きる我々が、勝手に天壌無窮の神勅にある

天照大神の子孫」には女系も含まれると解釈するのは、

歴代天皇に対する背信であると考えます。

 

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Q.斉明天皇(母)から天智天皇(子)への継承、

  元明天皇(母)から元正天皇(娘)への継承は、女系継承と考えられませんか?

 

わが国の正史である「日本書紀」、「続日本紀」には、

この2つの継承については男系継承であるということが書かれています。

一方、女系継承と考えられていたという歴史的史料は存在しません。

推測で考えるのは自由ですが、まずは歴史的史料に基づくのが

歴史研究の基本であると考えます。

 

そもそも血統というのは普遍的存在であって、生まれたときに確定しているものです。

生まれてから後の外的要因で変更することはありません。

血統的に父親が誰であるかということは、後になって変わることはないということです。

「誰から継承した」ということで男系か女系か変わるのであれば、

それはもう血統の論理からかけ離れています。

 

血統について説明しますと、男系とか女系とか言われていますが、

厳密に言うと、血統には「単系」と「非単系」の2種類しか存在しません。

「単系」というのは、代々男系か、代々女系ということになりますが、

代々女系というのはあり得ないので、「単系」イコール「男系」となります。

ですから、母から息子に継承しようが、母から娘に継承しようが、

血統は普遍なので「単系」が崩れたかどうかを見れば簡単な話なのです。

皇統とは125代天皇はもちろん、天孫降臨以来、

単系の血統により継承してきたということになります。

皇位の正統性は血統により担保されているのです。

 

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Q「旧譜皇統譜」には女帝のところに「世系第○○」と記されていますが、

 これは女系も皇統に含まれるということになりませんか?

 

「世系」とは男系でさかのぼれば、天照大神に行き着く世代数のことです。

例えば、天智天皇天武天皇は「世系第三十」。

男系で天照大神から数えて30世にあたるということです。

天武天皇の皇后である持統天皇は、天智天皇の皇女なので「世系第三十一」、

天武天皇持統天皇の子供で草壁皇子妃である元明天皇は、

天智天皇の皇女なので「世系第三十一」。

つまり、持統天皇と子供の草壁皇子、その妻である元明天皇は全員「世系三十一」となります。

決定的なのが斉明天皇(母)と天智天皇(子)が同じ「世系三十」ということです。

 

(27)敏達天皇⇒(28)押坂彦人大兄⇒(29)舒明天皇⇒(30)天智天皇

(27)敏達天皇⇒(28)押坂彦人大兄⇒(29)茅渟王⇒(30)皇極天皇斉明天皇

 

母と子が同じ世系数であるということは、

「旧譜皇統譜」は皇統は男系であるということを示しているということです。

 

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Q.女系容認の考え方では、直系を優先するか、

  傍系を重視するかという意見がありますが?

 

「直系・傍系」という概念は、誰から見た「直系」か「傍系」なのかがポイントになります。

例えば、愛子内親王殿下は「直系」、悠仁親王殿下は「傍系」と言う人がいますが、

今上陛下から見れば、お二方とも直系です。

皇太子殿下がご即位されたときに、秋篠宮殿下と悠仁親王殿下は「傍系」となります。

また、秋篠宮殿下がご即位された場合、悠仁親王殿下は「直系」となります。

いわゆる旧宮家のことを「大傍系」と言う人もいますが、

今上陛下から見れば「傍系」ですが、神武天皇から見れば直系です。

このように、「直系・傍系」というのは、誰から誰を見るかというように、

相対的に決まるもので、絶対的に決まる概念ではありません。

親子継承が「直系」というのであれば、欠史を除けば、

125代の天皇のうち、親子継承が続いたのは光格天皇から今上陛下までの7代が最長となります。

皇位継承の歴史は「支系の統合」であり、「何より直系が大事」などという伝統はありませんでした。

 

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Q.しかし、皇族以外の臣籍では、女子ばかりが生まれた場合、

  婿養子をもらうなど必ずしも単系の血統を重んじる傾向にはありませんでした。

  やはり男系継承は日本の伝統ではないということではありませんか?

 

男系継承がシナ男系主義の影響と述べる人たちは、

なぜ皇室にだけ男系継承が残ったのかという厳密な理由について一切説明しません。

シナの影響なのであれば、なぜ皇室にだけシナの影響が残ったのかという理由があるはずです。

1000年以上、京都市上京区(御所)の一角にだけ、

シナ男系主義の影響が残ったというのは、普通に考えれば"トンデモ説"になります。

"トンデモ説"ならば、相当綿密に論証してもらいたいものですが、そのような形跡は一切ありません。

 

私は皇室の血統が、一般階級と異なったのは、ひとえに皇位という性質が、

家の当主と異なっているため、そもそも別の存在であるとみなされていたからだと考えています。

 

また、皇室という正統な存在があるからこそ、一般階級は安心して寛容な継承ができたとも考えられます。

一般階級の多くの血統が非単系だからといって、皇室もそれで良いというのは、

あまりに短絡的ではないでしょうか。

我々の知性では考えもしないところに、某かの要素があると考えられるので、

一世代の人間だけで簡単に結論を出してしまうのは危ういと考えます。

 

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Q.明治以前は夫婦別姓だった?

 

これは夫婦別姓推進論者が保守系に対しての反論として用意している

夫婦別姓旧慣習説」というものです。

「旧慣習説」は誤りであるということは、近年の研究で指摘されており、

明治以前に夫婦別姓だったという資料的裏付けがないことが明らかとなっています。

近いうちに「江戸時代の農民は米を食べていなかった」という虚説と同じ扱いとなるでしょう。

 

また、夫婦別姓はシナの影響だったという人がいます。

明治以前の夫婦別姓の代表例としてよく持ち出されるのが、

源頼朝の妻である北条政子です。

しかし厳密に言うと北条政子の"姓"は「平」であって、北条は家名です。

つまり、明治以前の夫婦別姓の「姓」とは、

シナでいうところの「姓」とは意味が異なります。

 

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Q.侍従長宮内庁長官など陛下に近い立場の人間の方が、

   陛下の御真意をよく理解できるのではないでしょうか?

 

ご公務など日常的な問題ならともかく、

皇位継承に関わる問題などについて役職交代のある役人に

相談することはないという意見もあります。

侍従長であれ外務省からの出向役人となります。

御長老の皇族方や親戚筋(菊栄会)の方々にまず相談されるのが

順序ではないかと考えられます。

 

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Q.陛下の大御心が「女系容認」であると忖度する意見についてどう考えるか?

 

それはどちらの立場にせよ現時点では絶対にわかりません。

陛下が自ら大御心を明かされることはないからです。

ただし、その点について重要なことがあります。

いわゆる「男系派」と「女系派」のいずれにしても、自分たちの主張が大御心と違った場合、

取り返しがつかないのは、どちらであるかということです。

男系派は「万策尽きたら女系も容認」といわれているように、

女系継承への道を残しています。

一方、小林よしのり氏らの「直系・第一子」論は、

いますぐに男系継承の道を閉ざすというものですから、

どちらが取り返しがつかないかは一目瞭然でしょう。

つまり、陛下のお心が「女系容認」だった場合、さしあたり男系維持策が続けられても、

女系継承への道が残されていますが、

もし陛下のお心が「男系」の場合、「直系・第一子」論は、陛下にとって、

言葉は悪いですが、まさに地獄のような仕打ちとなってしまうのです。

 

少なくともそのような可能性が残されている以上、陛下に対する忠義の心があれば、

絶対に「直系・第一子」などということは述べられないはずです。

 

 

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Q.皇室典範には「皇位は皇統に属する男系の男子がこれを継承する」とありますが、

  皇統と男系は同じ意味であるとすると、同義反復になっておかしくありませんか?

 

最初に制定された明治の皇室典範には

「大日本国皇位ハ皇祖ノ皇統ニシテ男系ノ男子之ヲ継承ス」とあって、

なぜ同義反復としたかという理由について、新田均氏が史料に基づいて明らかとしています。

枢密院議事録(明治21年5月28日)によると、皇室典範審議の過程において、

皇統と男系は同義反復になるので、「男系の」の部分を削除するべきだとの修正案が出されたが、

議長の伊藤博文が「自分たちの時代はともかく、将来に女系も含むというような意見が出て、

祖先の常道が否定されるようなことがないようにしておかなければならない」と述べ、

あえて同義反復の表現を残すことになったということです。

つまり、修正案の提案者も、議長である伊藤博文も「皇統=男系」で一致していました。

審議の過程では、女系も皇統に含むなどという意見を主張した人間はいないし、

皇室典範第1条の規定の皇統に女系が含まれないことは

完全なる立法意志であったことが明らかとなっています。

 

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Q.男系維持の方策に旧宮家男子の皇籍復帰という案がありますが、

  皇籍復帰してもいいという人はいないという意見がありますが?

 

竹田宮家の竹田恒泰氏によると、

旧宮家の当主たちが、皇室典範問題については一切意見を述べないことで

意見を一致させている」

ということです。

文藝春秋』(平成17年3月号)で保阪正康氏が独身の旧宮家男子にインタビュー行ったときも、

全員が意見を述べていなかったということでも裏付けられています。

保阪氏はこれに乗じて、「皇籍復帰してもいいという人はいなかった」と勝手に結論付けていますが、

「復帰したくない」という人もいなかったわけで、

保阪氏の結論は一方の側面だけを隠すという姑息なやり方だと思います。

まずは旧宮家の方々が、意見を述べてもいいという環境をつくることが第一ではないかと考えています。

 

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Q.戦後に皇籍離脱された旧11宮家は、GHQによる強制がなくても、

  大正9年に制定された「皇族降下準則」により、

  臣籍降下することになっていたのではないですか?

 

ちょっと細かい話をしますと、戦前の皇室典範を頂点とする宮務法体系の制定・改正は、

皇族会議の諮詢を必要としていました。

「皇族降下準則」は、否決されることが濃厚だったことで族会議には諮られず、

枢密院の議決だけで成立しました。

皇族会議に議決もなく、自動的かつ強制的に皇族が臣籍降下するのはさすがにおかしいという反発もあって、

結局は、運用面で皇室典範増補第1条「情願」(臣籍降下しますと申し出ること)が基本となりました。

「情願」はその都度、皇族会議と枢密院顧問の諮詢が必要となります。

ですから、対象となった皇族は15歳になったら自動的に臣籍降下したのではなく、

時を見計らって、大学卒業程度の年齢のときに臣籍降下されています。

つまり、「皇族降下準則」によって全員自動的に臣籍降下していたという表現は正しくなくて、

状況を見ながら皇族会議と枢密院顧問の議決によって降下することになっていたということです。

 

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Q.戦前の旧宮家は問題行動が多かったという指摘がありますが?

 

問題のある行動ということでは、歴代天皇にもあったといわれています。

もちろんそのレベルも異なります。

一部で言われているかつての宮家の問題ある行動とは、ごく一部のことであって、

数多くいた皇族のほとんどがそうだったという印象操作のように見受けられます。

さらにいうと、いわゆる旧宮家は、現皇室と親戚関係にあたり、

菊栄親睦会というかたちで定期的に親戚付き合いを続けておられます。

旧宮家への誹謗中傷は、皇室に尊崇の念を持つ人間としては、ちょっと異常に感じられます。

 

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Q.旧11宮家が戦後に皇籍離脱となった経緯は、GHQが皇族の財産に重税をかけるなど、

  経済的に圧力を加えたため存続できなくなったのであり、

  GHQが言い出したことではないのではないですか?

 

課税権というのは国家の主権のなかでも

最も重要な部類に位置するものとなります。

つまり、GHQの指令により皇室財産に重税をかけられたというのは、

この上ない屈辱であって、それをあっさり受け入れてしまうのは、

あまりに自虐的であると言わざるを得ません。

GHQにより作られた戦後体制を問題視するということは、

当然、占領憲法をはじめ、皇室典範旧宮家皇籍離脱まで見直すということだと考えています。

 

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Q.どうして男系じゃないとダメなのですか?

  「それが伝統だ」以外の答えを聞いたとこがありません。

  どうして皇室は男系を維持してきたのですか?

  その意味が分からなければ男系に拘る理由が分かりません。

 

「意味が説明できない」と「意味がない」とは別の話です。

意味のないことが二千年続くことは有り得ません。

合理的説明ができるか、できないか、ということでものごとを判断するのは

唯物論」と言いまして、左翼・革新思想の典型的思考です。

理性により突き詰めていけば、血統で継承しなくてはならない根拠は示すことはできないと思います。

意味がわからなくても、長く続いているということは、

大切な意味が含まれていると考えるのが、伝統を尊重する保守の基本的な考え方です。

 

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Q.単に長く続いていることが正統だとは言えないという考え方もできませんか?

 

人間は不都合なことは避けることから、おかしなことは絶対に長く続きません。

数十年、百年程度なら無理矢理続くこともあるでしょうが、数百年、千年単位で続くことはありません。

例えば北朝鮮の体制は数百年続くことはないでしょう。

時代をまたがって継続しているということは、

人間にとって必要な要素が含まれているとまず考えるべきです。

それが伝統を尊重する意義となります。

 

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Q.はじめての女帝となる推古天皇は、

  男子継承だったそれまでの伝統を破壊したと考えられませんか?

 

伝統というのは、ひたすら墨守した成果ということではなく、その時代その時代において、

先人たちがぎりぎりの判断のなかで取捨選択された結果となります。

推古天皇が即位された経緯は、皇位継承争いが激しく、

推古天皇が即位しなければ収拾がつかないという状況がありました。

推古天皇は安易に伝統を破壊したのではなく、

その時代情勢のなかでぎりぎりの判断があったものと考えられます。

つまり、推古天皇と現代人が同じという考え方ではなく、

推古天皇ら先人たちがぎりぎりの判断のなかで、

取捨選択を繰り返してつくられてきた伝統、

すなわち「先人たちの叡智」を我々は財産として受け継いだということになります。

先人たちが必死の思いで築いてきた伝統を、

我々の世代で安易に変えてしまうことに抵抗を感じるということです。

 

 

 

 

(引用終了)

1905-4-1487-5/5メルマガブログ転送現代貨幣理論中野剛志解説

(優秀メルマガブログ紹介)
https://www.youtube.com/watch?v=LJWGAp144ak

インターネットTV 超人大陸
2019/04/27 に公開

(見出し)

「日本の未来を考える勉強会」ーよくわかるMMT(現代貨幣理論)解説ー平成31年4月22日 講師:評論家 中野 剛志氏

(私のコメント)
中野剛志さんは私の大好きな評論家で、著書が出ると買って読んでいる。
著書は殆ど読んでいるが、難しい哲学分野から経済学まで分かりやすく読ませてくれる。
期待してみたが、このユーチューブの解説は必読だ。
この人の話を聞くと、日本はいかにばかげた人々が動かして民を苦しめているか、怒りを感じる。
戦前も日清日露の戦争のあと、東大や陸士海兵出身の勉強秀才が国を動かして失敗ばかりしたのだ。
それと同じことが繰り返されている。
日米戦争で日本人は三百万人が死んだが、これはエリート官僚の判断の失敗が原因だ。
今も財務省を始めとするエリートの失敗で、二十年間のデフレとなり若い人が結婚できず、生まれてくるべき子供が失われた。
これは昭和の戦争の戦死と同じで、エリート官僚の判断ミスで殺されたのだ。
仮に一年で50万人の子供が生まれなかったとすれば、二十年のデフレで一千万人が戦死したのと同じだ。
第二次世界大戦で死んだ人の三倍も殺されたのだ。
この解説の最後の部分で「我々は、正しいことを言うが、国を動かす力はない」というが、それが庶民というものでタダ殺されるだけで哀れなものだ。
最後のセンメルヴェイス反射の話はウィーンの話だけに印象に残った。
やはり百聞は一見に如かずだ。
ウィーンに行っておいてよかった。

(私のコメント終)

(引用開始)

(コメント欄)
***

1.自国通貨建ての国債では、財政破綻(デフォルト)はない!
2.インフレになりそうなら、増税と緊縮財政。
3.デフレになりそうなら、減税と財政支出
これだけ。たぶん、国の財政運営はそれが正解。
しかし現実は「財政破綻するから増税と緊縮が必要!」とか言ってる。そしてほとんどの人は、それが正しいと信じている。
現代の天動説と地動説だねえ。?
***
自分の主張を述べるときは、想定される反論を先に潰しておくと、より説得力が増す。
この解説もまさにそう。報道番組に出ているような解説者とは説得力が違う。?
***

相変わらず中野先生は素晴らしい。
自分は、経産省財務省に次ぐ魔窟だと思っているのですが、
何故中野先生は左遷されずに要職(現職は商務情報政策局の情報技術利用促進課長)に留まれるのか考えたら、
やっぱこういう与党の政治家の後ろ盾が、事実上保護障壁の役割を果たしているのではないかと思うようになってきた。
普段は自民党嫌いだが、こういう勉強会を一過性でなく続けている安藤先生たちの事は凄いと思う。

***

財政赤字の拡大で内需を増やすと、資金がひっ迫して金利が上昇しすぎるというのは、信用創造(貸し出しが預金を生むこと)からするとあり得ないというのが、最も私の理解が足りないところでした。信用創造を前提とすれば、内需が増えると民間の借り手が増えて民間の信用創造も活発化して、資金がひっ迫するとかありえないということですね。?
***

銀行は、個人や企業から集めた預金を元手に貸出を行っているのではなく、銀行が貸出を行うことで、預金が生まれている(信用創造)。
=貸すとお金が生まれ、返すとお金が消えるだけ。銀行だけが、銀行預金という形式の貨幣を創造できる。


これだけの理解で良いですね。


最後のセンメルヴェイス反射の話、なにかが変わる時は得てしてこういうものですね。
素直に認めることができれば、話は早いのですが。?

***
ゾンビ経済学者は数式がないから科学じゃないって言ってるよ~ん?
***
官僚の方にも、このような考え方をしっかり持っている方がいるんだ? 勇気を持ち、前に進み出ているのは大したもんだと思う。 しかも、非常に簡単なグラフで中国の成長理由をズバリ示していたのには驚いた。
***
相変わらず中野先生は素晴らしい。
 【財務省と東大経済学者・ 財務省おかかえ大学教授は石頭なの?】 
1.MMTを理解できない石頭の財務省に日本経済を任せていたとは? 驚きました。  2.国民は、1998年以来20年間「財務省は緊縮財政プリマリーバランス信仰を遵守・また財務省職員の出世のため消費税増税を実施」して実質所得を下げて国民を苦しめて来ました。 3.「貸し出ししたら、預金が増え・消費が増える」を知らない財務省おかかえの大学経済学者。 4.「財政支出の伸び率とGDPの分布」を見ると財務省の間違いが理解できる。 5.竹中平蔵氏のスタート時点から間違っていたのです。?

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『国の公共事業費等の財源は勿論税金である』
『銀行は多くの預金者から集めた預金を原資としてそれを企業等に貸付運用している』
この上記の思い込み、強い強い固定観念を世間から払拭反転させるのは容易じゃないだろうねw?
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お金が無いから消費税を上げるのではありません。法人税減税の穴埋めです。税金の意味を理解しましょう。
税金=納税の意味は本来3つある。
①困ってる人達を助ける。富の分配。これが一番わかり易い。消費税は困ってる人達からも取るので矛盾している。人頭税と同じ。
②景気の調整弁的な役割、景気が良すぎると増税をし、悪いと減税をして景気の底上げをする。景気が良いときは何もしない。何故なら税収が勝手に増えるから。
③お金の付加価値を高める為、通貨には国民の納税義務を解消する手段としての価値がある。
すなわち国民の三大義務である。教育、勤労、納税のこの3つが通貨の付加価値を高めているのだ。
高等教育を受け、社会に出て働きお金を稼ぎ、その一部を納税する。
そうすることで、貨幣は通貨としての信認を得るんです。なので、労働と納税を取ると通貨はお金としての価値が無くなりただの紙切れになります。
『貨幣が国家の創造物であるならば、国家が貨幣債務を返済できなくなることはあり得ず、ゆえに財政破綻の回避を理由として均衡財政を目指す必要はなくなる』 『デフレの時には国民に課税する必要はない』『財政赤字こそが正常な状態』『税制とは財源確保の手段ではない、物価調節の手段なのだ』―富国と強兵 中野剛志

 
(引用終了)