1901-9-1417-1/13メルマガブログ転送欧州移民問題2

(メルマガブログ紹介)(優秀メルマガブログ紹介)https://www.amazon.co.jp/西洋の自死: 移民・アイデンティティイスラム 単行本 – 2018/12/14 中野 剛志(見出し)英国で10万部超、世界23ヵ国で翻訳、英国のアマゾンレビュー700件超!
英国で数々の賞を受賞した若きジャーナリストが欧州の移民問題を徹底ルポ。移民受け入れをめぐる「罪悪感」と「疲れ」がもたらした欧州リベラリズムの死に方を克明に描く。
(私のコメント)これからこの本を読んでみようと思っているが、下記の書評を見ると少し気が重い。先日道の真ん中でで男女が抱き合ってじっと動かない。男がしゃべっているが、どこの言葉か分からない。女は男に比べて浅黒いから別人種だろう。私が通う風呂屋の近くの駐車場に近くの日本語学校の子供が集まって騒いでいる。こういった事が日常茶飯事になるだろう。
中野剛志さんの論文から、移民問題保守主義からの議論、階級とリベラルの問題、イスラム教の問題、西洋の思想の根底から来る問題、これらが絡んでいるから複雑だ。特に西洋の思想の疲れ、と表現しているが、簡単に言えば神様を否定して宇宙遊泳みたいなことを何世紀も行って疲れてしまったのだ。神様を肯定して信仰すれば済む話なのだが、それも今更出来ないのだ。日本は先日の皇居新年天皇参賀に13万人が訪れた。私もその列を見物に行ったが、5時間かかったそうだ。誰も帰る人もなくおとなしく5時間も待つ人が居ることは、日本人の気骨がまだ健在ではないかと希望が持てる。
(参照)1812-10-1401-12/13メルマガブログ転送日本の没落日本の移民拡大は日本滅亡のロックインで取り返しがつかない。世の中には社会や個人の意思ではどうにもならない流れというものがあり、それを先人は運命とか宿命とか言った。それがロックインだ。マキャベリオルテガ、マーガレットサッチャーその他賢人たちも、これを言っている。どう考えても、どうあがいても没落の道しかない、それが完成されたロックオンだ。我々は没落の時代をどう生きるか。「どこで幸運が来るか分からないから頑張るしかない」「滅亡に立ち向かって日々の責任を果たし、滅亡するなら滅亡するしかない」1812-11-1402-12/15メルマガブログ転送日本の没落2『西洋の自死 移民・アイデンティティイスラム』は、英国のジャーナリストであるダグラス・マレーの問題作にしてベストセラー、『The Strange Death of Europe: Immigration, Identity, Islam』の邦訳である。
 その書き出しからして衝撃的だ。
 「欧州は自死を遂げつつある。少なくとも欧州の指導者たちは、自死することを決意した」さらにややこしいことに、保守系の論者たちがこぞって支持する安倍晋三政権こそが、本格的な移民の受け入れを決定し、日本人のアイデンティティーを脅かしているのである。これに対して、彼らは何の批判もしようとしない。こうなっては、日本において「保守」と呼ばれる論者に何を期待しても無駄である。*** いずれにしても、すでに移民国家への道を歩み始めてしまった以上、今後、日本においても、本書に描かれているような問題が顕在化するであろう。その時、おそらく、この問題を巡る論争は決着のつかない不毛な対立となり、議論はまったく深まることなく、ただいたずらに社会が分断されていくであろう。
一方には、移民の流入により賃金の低下や失業を余儀なくされたり、移民の多い貧しい地域に居住せざるをえないために治安の悪化やアイデンティティーの危機にさらされたりする中低所得者層がいる。
 他方には、移民という低賃金労働力の恩恵を享受しながら、自らは移民の少ない豊かで安全な地域に居住し、グローバルに活動する富裕者層や、多文化主義を理想とする知識人がいる。彼らエリート層は、移民国家化は避けられない時代の流れであると説き、それを受け入れられない人々を軽蔑する。そして、移民の受け入れに批判的な政治家や知識人に対しては、「極右」「人種差別主義者」「排外主義者」といった烙印を押して公の場から追放する。
 その結果、政治や言論の場において、移民の受け入れによって苦しむ国民の声は一切代弁されず、中低所得者層の困窮は放置されたままとなる。
 これは、単なる悲観的なディストピアの未来像ではない。マレーが詳細に報告するように、すでに欧州で実際に起きていることなのである。***エリートたちは、宗教的・文化的多様性に対する寛容という、西洋的なリベラルな価値観を掲げて、移民の受け入れを正当化してきた。しかし、皮肉なことに、こうして受け入れられたイスラム系の移民の中には、非イスラム教徒あるいは女性やLGBTに対する差別意識を改めようとしない者たちも少なくなかった。このため、移民による強姦、女子割礼、少女の人身売買といった蛮行が欧州で頻発するようになってしまったのである。
 ところが、ここからが私たちを最も驚愕させる点なのだが、欧州の政府機関やマスメディアは、移民による犯罪の事実を極力隠蔽しようとしたのである。それどころか、犯罪の被害者すらもが、加害者である移民を告発することをためらった。というのも、そうすることによって、人種差別主義者の烙印を押されることを恐れたからである。
 そして実際に、移民による犯罪を告発した被害者に対して人種差別主義者の汚名が着せられたり、あるいは告発した被害者のほうが良心の呵責を覚えたりといった、倒錯としか言いようのない現象が頻発したのである。
 この異常事態は、もはや「全体主義的」と形容せざるをえない。寛容を旨とするリベラリズムがねじれて、非リベラルな文化に対しても寛容になり、ついには、人権、法の支配、言論の自由といったリベラリズムの中核的価値観を侵害するに至ったのである。まさに、「リベラリズム自死」と言ってよい。
 この「リベラリズム自死」あるいは「リベラリズムによる全体主義」と言うべき異様な雰囲気の中で、保守派のマレーは本書を世に問うた。移民の受け入れを徹底的に批判し、それを欧州の「自死」であると堂々断罪してみせたのである。これは、ジャーナリストとしての政治生命を賭したレジスタンスと言っても過言ではない。***なかでも圧巻なのは、本書の後半で論じられているように、欧州人の精神や思想にまで分析を施していることである。
 たとえば、マレーは、欧州人が移民の受け入れに反対するのを極度にためらう心理の底に、かつての帝国主義に対する罪悪感が横たわっていると指摘する。この過去に対する罪悪感が現在の行動を支配し、歪めるという病理は、われわれ日本人にも大いに心当たりがあろう。
 あるいは、マレーは、欧州人の精神的・哲学的な「疲れ」の問題を論じる。要約すれば、すべてを疑い、相対化し、脱構築する現代思想によって、欧州人は疲れ果て、燃え尽き症候群に陥ってしまい、もはや移民問題に取り組むエネルギーを失ってしまったというのである。
「欧州の哲学者たちは真実の精神や偉大な疑問の探索に奮い立つのではなく、いかにして疑問を避けるかに腐心するようになった。彼らは思想と言語を脱構築し、協調して哲学の道具にとどまろうとした。実際のところ、偉大な疑問を避けることが哲学の唯一の務めになったかに思えることもある。その代わりを果たすのが、言語の難しさへのこだわりと、固定化されたものすべてに対する疑念だ。まるでどこにもたどり着きたくなくて、すべてを問いたがっているかに見える。おそらく言葉と思想が導くものを恐れて、その両方の牙を抜こうとしているのだ。ここにも広漠たる自己不信が存在する」(同書344ページ)。
この「疲れ」の問題は、ニーチェやシュペングラー以来の西洋思想の難問である。1812-12-1403-12/15メルマガブログ転送日本の没落3いったい何があったのでしょうか。#兵庫県明石市 の病院で診察中の医師が突然、刃物で刺されました。刺したのは、きのうこの医師の手術を受けたという患者でした。患者が医師を切りつけるなど病院の職員に対する「 #院内暴力 」。全国で相次いでいます。 #nhk #NW91901-6-1414-1/9メルマガブログ転送欧州移民問題この記事のお終いに書いてある結論は次の通りです。「結論です。欧州がそれ自体、その信念、その伝統、そしてその正統性への信頼を失くしてしまったこの事が多分一番大きな問題なのでしょう。」「矢張り日本人が、その信念、その伝統、そしてその正統性への信頼を確立する、こんな事が必要だと思います。」この結論に書かれたことを行った人がいる。その人とは第一次大戦に負けて、伝統と正当性の信頼を失ったドイツを建て直したヒットラーだ。こんな風ですが、そのダグラス・マレーが動画でエッセンスを話しています。***それでは、なぜ欧州の指導者たちは、欧州の価値とまったく異なる価値を持つ人や、それに反対する人も含め、戦争から逃げてきた人でも、単純により良い生活を求めている人でも、世界中からあらゆる人を受け入れることができると決めたのでしょうか。
この質問に一言で答えるとすれば、それは「罪悪感」です。これらの難民は、欧州の帝国主義に起因する状況から逃げようとしているのではないか、と考えているのです。彼らの国の不運な人々を無慈悲に搾取したのは私たちではないのか。彼らの悲惨な状況の原因は私たちにあるのではないか、と。
②欧州に彼らを受け入れることで、この罪悪感を消すことができます。
***しかしその代償を払うのは誰でしょうか。幾何級数的に増加する犯罪やテロを体験しなければならなかった欧州の一般市民です。彼らの恐怖や不満はほぼ無視されましたが、それだけに留まりません。これは本質的に文化の自殺、自己破滅です。一般的な欧州人が指導者との心中に加わる可能性はあります。しかし、最近の世論調査によれば、彼らにその意思は見てとれません。この意思に基づき彼らがどう行動するかは、これから数年の重要な物語となるでしょう。
私たちが目撃するのは、欧州の終焉でしょうか。それともその再生でしょうか。***翻って日本を見てみます。日本では若い人の間で意識の大変化が起こっています。例えば靖国神社への若い人の参拝がどんどん増えています。最近のトップニュースは、あのエダノンが今まで言ってきたことをかなぐり捨てて伊勢神宮に参拝。これには大神様も驚いたかもしれませんが、まあいいでしょう。
矢張り日本人が、その信念、その伝統、そしてその正統性への信頼を確立する、こんな事が必要だと思います。

 

 

 


(私のコメント終)(引用開始)カスタマーレビュー
ocelot5つ星のうち5.0移民法が通った今、日本人必読書である2018年12月19日形式: 単行本Amazonで購入移民国家となってしまった欧州先進国。何故そうなってしまったのか、政治的、文化的、経済的なあらゆる面から分析した良書である。そして移民法が通った今、日本でも近年起こりうることであろう。移民国家にどのような議論でなってしまったのか、その過程が今移民を推進してる輩の主張と一致していて背筋が凍る思いがした。いくつか日本で推進派が言っている点を紹介する。まず少子化だから移民受け入れは有り得ない。少子化になっている理由は産みたくても経済的に産まないだけで、解決法は移民ではない。まして移民も子供を多く産むわけでは無いので意味がない。移民が来ても大都市に集中するに決まってる。ただでさえ混雑してる大都市のインフラ、住宅をこれ以上悪化させてどうする、などである。しかし移民推進派は頭がイカれている。在日問題でこんなに揉めているのにまだ問題を増やそうとしているのだから。移民法案を通した政治家は死んでもその罪を償う事は出来ない程取り返しのつかない遺産を日本に残してくれたようだ。本書を読むとそれがよく分かる。
モト5つ星のうち5.0現代日本の必読書です!2018年12月15日形式: 単行本 以前からその存在は、中野剛志さんの『日本の没落』などで知っていましたが、ついにダグラス・マレーの『西洋の自死』の邦訳が出ました。 誇張でも何でもなく、現代日本の必読書でしょう。学生などには値段が高めに感じられる価格設定ですが、重要なので是非とも読んでみてください。現代日本出入国管理法改正案は、実質的な移民法です。移民問題について、賛成するにしろ反対するにせよ、本書の論点は避けては通れません。特に、移民に賛成する側には、本書にみられる懸念に対する回答義務があると思われます。最低限の知的誠実性があるのなら、ですが。 本書に示される欧州の現実は、衝撃的なものです。人種差別主義者のレッテルをおそれて、レイプが隠蔽されていたという事実の指摘などを見ると、言いえぬほどのおぞましさを感じます。そんな場所は、もはやまともな社会ではありえないからです。マレーは、〈すべての地域に住む英国人が、法の支配を含む英国の規範だったもののために立ち上がるのを怠った〉と記述しています。本書から読み解くべき教訓の一つは、短期的な非難を恐れて不都合な現状を追認すると、長期的に壊滅的な被害を招いてしまう、ということだと思われます。 また、先祖の行為に対する現代人の謝罪という問題について、マレーの興味深い見解が示されています。
〈 現代の政治家にとって、そうした謝罪を表明することには政治的な意味しかない。そして罪が重く、非道さの度合いが大きいほど、謝罪は重みを増し、遺憾の意を表すことの潜在的な政治的利得は大きくなる。政治指導者たちはそうした発言を通じて、自らは汚点にかかわることなく度量の大きさを示せるわけだ。謝罪を行う人物自身は何も悪いことをしておらず、謝罪を受けられたはずの人々は全員死んでいるのだから。 〉
 マレーはこれを、〈欧州人に特有で、欧州人に共通の熱病〉だと記述しています。しかし、日本の政治家・知識人・マスコミ関係者の戦後の言論を少しでも知っていれば、これは欧州人に特有のものではないことが分かります。現代の価値観によって、すでに死者となっている先人を裁くという行為には、大なる可能性で卑しさが伴うものなのでしょう。 ドイツのある国会議員の態度を、マレーは次のように評しています。
〈 彼は進んですべての移民の窮状を代弁し、すべての国境を非難した。そして同時に移民の流入は自然に鈍化したのだという振りをしようとした。そうすることで彼の良心と生存本能は折り合える余地を見出せたのだ。移民は勝手に来なくなったのだというふりをする一方で、移民の来訪を妨げる政策を支持していれば、人道主義者のままでいられたし、権力の座にもとどまれた。彼が自分自身と交わしたような契約を、他の多くのドイツ人も結び始めていた。 〉
 ここには欺瞞があります。日本にも、これと似たような欺瞞を語る輩がいます。そういった卑しい人物にはなりたくないものです。 私としては、いくつか挙げられているマレーの考えの中で、次の提案にもっとも同意します。
〈 保守主義者のバークは次のように洞察した。文化や社会というものは、たまたま今そこにいる人々の便のためにではなく、死者と生者とこれから生まれてくる者たちが結ぶ大切な契約のために働くものだと。 そうした社会観においては、尽きることなく供給される安価な労働力や、多様な料理、特定の世代の良心を慰謝することなどを通じて人々がどれほど大きな恩恵を得たいと望んでも、その社会を根底から変えてしまう権利までは持ちえない。なぜなら自分たちが受け継いだ良いものは、次に引き渡すべきものでもあるからだ。〉
 できれば今後の日本も、このような考えの方向に進めば良いのにと私は思います。他の方々がどう思うかは、また別の問題ではありますが、とりあえず本書を読んで考えてから発言してほしいと切実に思います。そのため、次のようなマレーの言い分にも同意します。
〈 危機はそもそも欧州のものではなく世界のものであり、これを論じることすらが欧州中心の物の見方を反映していると言う人々もいる。だが欧州人が欧州中心的になったり、そうした感じ方をしたりしてはいけない理由はない。欧州は欧州人の〝家〟なのだ。そして我々は米国人やインド人、パキスタン人、日本人など、あらゆる国の人々と同等に自国中心的になる権利がある。 〉
アキレスの踵5つ星のうち5.0イスラム教の真の脅威は出生率の高さにある2018年12月25日形式: 単行本ヨーロッパ人は「多文化共生・多様な価値観の共存」という夢を信じてイスラム教徒を受け入れてきた。しかしイスラム教徒は最初からそんな夢は信じていない。そんな夢を信じたら、アッラーの神以外一切の価値観を認めないイスラムの教えが成り立たなくなるからだ。コーランをきちんと読めばわかるはずなのだが。結局、ろくに読みもせずに受け入れてしまって、今頃になってまずいと気がついている。フランスのサルコジ元大統領は他の政治家たちと連名で、「コーランの中から異教徒に敵対的な部分を削除せよ」という声明を出している。イスラム指導者たちは猛反発しているが、ひと昔前なら宗教戦争に発展している事態だ。
わたしはイスラム教が広まっていくことの最大の脅威は、出生率の高さだと思う。コーランやハディースには男女の役割について、こと細かに規定がある。夜の生活についても規定している。その通り実践していくと、子供がたくさん産まれる仕組みになっていて、誰にも止められない。イスラム教は一夫多妻制を認める上に、女性が10歳程度で結婚するのは珍しくない。その出生率は高く、ヨーロッパ人の2倍を軽く超えている。アメリカ人のイスラム研究者が、シュミレーションした研究論文を発表している。イスラム教徒が人口の16%を超えると、その国のイスラム化は止まらなくなる。そしてその後、100年程度でイスラム化が完成するという予測だ。基本的人権を尊重して難民を受け入れると、やがて基本的人権がないがしろにされる社会が到来することを予言している。
日本にもイスラム教徒のタレントが活躍する時代だ。彼女達はイスラム教に同情的な言葉を吹き込もうとしている。しかし日本が居心地のいい場所だという噂が広まれば、母国から親類縁者を呼び寄せてどんどん増えていく。そうなればイスラム教徒地区ができるのは時間の問題だ。その後どうなるかはヨーロッパを見ればわかる。英国在住のイスラム教徒で、イスラム法(シャリーア)に基づいて結婚したカップルが10万組に達したという。離婚するときもシャリーアの裁判官の所に行く。これは治外法権を認めることに他ならない。治外法権地域からは、非イスラム教徒は住んでいられなくなって追い出される。こうして事実上乗っ取られていく。誤解している人が多いが、どの宗教が生き残るかは教義の内容で決まるわけではない。信者の数を増やせるかどうかにかかっている。その点から見るとイスラム教は最も優れた宗教である。参考文献:飯山陽「イスラム教の論理」

 

(引用終了)

1901-8-1416-1/13メルマガブログ転送トランプ大統領メキシコ国境演説

(優秀メルマガブログ紹介)
https://twitter.com/David_R_Stanton/status/1084030655137116160
Ricky_Elwood

(私のコメント)
このTwitterを見ると、唐突に結論を言うと、トランプ大統領は2020年の大統領選挙に勝つだろう。
リーダーが現場に行って現場の人と交流して意識を共有する、ということはとても大事だ。
トランプ大統領はこれをやっているから、プラグマティズムの伝統のあるアメリカ人は支持するだろう。
例えこれが宣伝でも有効な宣伝だ。

民主党が国境警備に反対するのは党利党略もあるが、国境のないグローバリズムを理想として潜在意識で支持しているからだ。
理想から現実を動かそうとするから、現実が見えず失敗する。
民主党も先日の下院議員選挙で勝ったし、マスゴミの支持もあるし行きがかり上引けないから平行線だろう。
そうなると、トランプ大統領は国家非常事態宣言まで行くかもしれない。
却ってその方が強い大統領を演出できるから、案外トランプ大統領はそれを狙っているかもしれない。(もしやったらシナがビビる効果もあるかも)

このニュースが大変重要なのは、日本に関係するからだ。
実は、これはグローバリズムナショナリズムの戦いの一環で、我々の周辺にも影響が大きいのだ。
実質的なアメリカの国境は現在朝鮮半島の38度線、沖縄尖閣諸島、台湾、フィリピンの列島線にある。
これをアメリカが守るかどうかは日本にとって死活的に重要だ。
アメリカが国境というものを大切に考えるかどうかは今後の世界の流れを見るうえで大事だ。
前の大統領のオバマ民主党でグローバリストだった。
つい最近までアメリカはずっとグローバリズムで、ネオコンなどが世界を引っ掻き回していた。
この間辞任したマチス国防長官も軍利権の親玉でグローバリストだ。
トランプ大統領は、こういういままで主流だった手ごわい勢力と戦って、国境の概念を復活させようとしている。

だから、トランプ大統領が戦っているのはこのニュースの民主党なんて手先のチンピラでなく、
国境を無くしてアメリカから中国まで地続きにしようとするグローバリズム勢力との戦いだ。
そういう国境の無い世界は金儲け主義者の理想の国で、つい先日まで世界の進むべき道としてもてはやされていた。
安倍さんなんかもがちがちのグローバリストだから注意が必要だ。

ところが、面白いことに一時代前は共産主義がグローバリストで、世界を共産主義にしようとしていた。
さらに、それ以前はイエズス会カトリックを世界に広めようと画策した。
つまり、国境を無くすグローバリズムは必ず何らかの宗教やイデオロギーに裏打ちさているのだ。
アメリカの民主党を中心とする勢力は、その背後に大きな宗教イデオロギー勢力が控えていると見た方がよい。
トランプ大統領はこれに、アメリカ伝統のプラグマティズム、リアリズム、反知性主義で戦いを挑んでいる。
そもそもニュースというのは表に出た現象だから、これをもとに隠れた背景も分析すべきで、そうすると将来どうなるか、少し分かってくる。
勿論それらは仮説だから、修正してゆく必要がある。
こういう将来を探る作業に必要なのが歴史という道具で、道具は磨いて手入れをする必要がある。
歴史の本を普段から読んで教養として身に付けておくべきなのだ。

このニュースは「国境は必要か」「なぜ国境があるのか」についてどう考えるか、皆に問題を投げかけるニュースなのだ。

 


(私のコメント終)

(見出し)
Ricky_Elwood


@David_R_Stanton
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その他
https://www.youtube.com/watch?v=ARRwg1YpgQQ&t=1452s
2019年1月10日、トランプ大統領を囲んで行われた不法移民問題についての驚くべき関係者ミーティング。
まずツカミとしてw印象に残った2人の言葉をご紹介。

●ジョン・コーナン(不法移民摘発執行機関の責任者)
「ワシントンで『これはでっちあげの危機だ』と言っている国会議員
は一体どこの惑星に住んでいるのか?」

テッド・クルーズ(テキサス選出上院議員共和党)
「テレビに出演して『国境は安全確保されていて危機的状況ではない』と言っている政治家がいる。
彼らは現実を無視しているし人の命を無視しているし毎日危険を放置しているんだ」

 

(引用開始)
Ricky_Elwood

このビデオ、今朝見つけて「こりゃまた随分地味な会場で大統領が喋ってるな」とボンヤリ見ている内にグイグイ惹き込まれ、大いに感動して最後まで見てしまいました。場所はDHS(Department of Homeland Security国土安全保障省)のテキサスのどこかの支部のミーティングルームの様です。
印象的なのは誰もが発言する度に「大統領、ここまで来て下さって有難うございます」と礼を申し述べるところ。大統領がこの不法移民問題最前線までやって来た事がどうも無いらしいんです。何人かが「政治家は誰もここまで来ない」と言ってます。

1時間オーバーのビデオですが以下、印象に残った部分
を拾って訳します。お時間のある方はお付き合いください。

●最初の挨拶部分
トランプ大統領からのスタッフに対する感謝の言葉。可能な限り個人名で呼びかけ、労をねぎらう姿勢が素晴らしい。

(1’10”)トランプ
私は今、テキサスの国境警備隊、ICE、警察(law enforcement=強制執行部隊という…
ニュアンス)のヒーロー達と席を共にして光栄だ。君達は君達が何をしているのかも知らない人々からの非難に耐え、暴言に対して口答えをしないでいる。私が言いたいのは君達は私の政権に友達(friends)を持っているという事だ。君達は私と共通の友人を持っているんだ。(拍手)君達以上に…
この仕事をうまくやれる人はいないんだ。(拍手)

(1’42”)トランプ
これは付け加えないといけないんだが、君達には私がどれだけ国民から愛されているか見当はつかないだろうね。フェイクニュースは多分愛されていないが(笑い)。だが君達は国民達に愛されているのだ。それは信じられない程さ。

我が友人のブランドン(Brandon Judd/国境警備隊の親分)、国境警備に励んでくれて有難う。壁でも鉄柵でもどちらでもいいんだ。我々はそれを実現しなきゃいけない。
(2’05”)トランプ
執行部隊(law enforcement)、ICE、国境警備隊のみんなは信じられない程の仕事をしてくれた。国民は君達を愛している。好き(like)じゃないんだ、愛してる(love)んだ。

(2’26”)トランプ
君達は我が国内で、そして国外でも強く尊敬されている。我々は知っているんだ。君達がMS-13(極悪
ギャング団)とどう戦ったか、ギャングとどう戦ったか、犯罪とどう戦ったかをね。そして国境線でどんな風に仕事しているかも知ってる。

※この後隊員たちが如何に苛酷な状況で任務をこなしてきたかを言葉にしつつ隊員たちに感謝の言葉を述べる。
(13’54”)トランプ
民主党国境警備隊の言うことを聞くのを拒否したな。そして彼らはテレビや国境壁反対のパーティとかでフェイクニュース・メディアも呼ばれててそこで(ナンシー・ペロシのマネ?をして) 「これはでっち上げられた危機なのよ」(This is a manufactured crisis)って言うんだ。
だが彼らは勝てない。だってこれ(国境が危機にある事)は常識だからだ。

(17’03”)男性
※トランプの向かって右側に座る男性(多分ICEか国境警備隊の一員)の談話。一家で正式な移民としてアメリカに居住。弟は勉強してアメリカの警官になったがその弟は比較的最近、クリスマスの日に不法移民ギャングに
殺害されたという。それはひどい殺され方で兄はその弟の遺体を引き取りに行った。「もう誰も決してこのような目にあってはならないと思う」と言ってます。

(18’30”)
この男性に全員スタンディングオベーション。トランプと抱擁。「見るのも聞くのも辛い話だ。全国民が辛い」とトランプが言う。

国境警備員をしていた24歳の息子を不法移民によって殺害された母ベガさんの談話。話した後涙ぐむベガさんをトランプ大統領がハグ。

(23’40”)トランプ
ワシントンの政治家。彼らは決してここには来ないのさ。

(24’17”)ジョン・コーナン(不法移民摘発執行機関の責任者)
※麻薬カルテルから押収したヘロイン、62,000ドルの現金、でっかいアサルト・ライフル銃などを示しながら言う。

「その武器を見て下さい。麻薬取引においてどんな暴力が行われているかご想像がつく事と思います」

(25’12”)ジョン・コーナン
「ワシントンで『これはでっちあげの危機だ』と言っている国会議員は一体どこの惑星に住んでいるのか?」

※原文は"manufactured crisis"。捏造された危機とでも言いますか。この人の言葉はかなり決定的な一言ですね。南部国境線で日夜不法移民と戦っているチームの偉い人が
「この状況に対して『これは作られた危機なんだ』と言ってるのは一体どこの惑星に住んでいるのか?」と言ってます。これはリアルな現実なんだ、一体お前は何を見ているんだ?くらいの感じでしょうか。

(26’12”)
「テッド、一言頼む」とトランプ大統領。ここで今まで黙っていたテッド・クルーズ
まずは隊員たちに最大級の賛辞を述べ、彼らの言っている事は正しいと述べます。そして思いの丈をブチまけます。

※個人的にはこのテッド・クルーズの言葉が本ビデオの白眉だったと思います。さすがのトランプ大統領も真面目にテッドの言葉に聞き入っています。


(27’05”)テッド・クルーズ(共和党上院議員)
不法移民は毎日悲劇を作り出しています。人さらい、薬物密輸、子供の虐待、女性の性的虐待などです。
合成麻薬の吸入によって72,000人が麻薬過摂取で命を落としています。これはこの国の交通事故死者数より多いんです。そしてこの薬物の大半がこの南部国境からアメリカ国内に広がっているんです。

私は貴方(トランプ大統領)には立ち上がってこの戦いを戦い抜いていただきたい。ワシントンに無いものは…
気骨(backbone)です。私が貴方に望むのはワシントンに気骨を注入してほしいという事です。これはテキサスの人々の戦いです。そしてアメリカ国民は国境の安全保障を求めています。人々は連邦政府がこの部屋にいる人々の後ろをしっかり支えてほしいと思っているんです。
彼らは私達の安全を守るために日々人の命を救っているんです。

大統領、この危機に光を当ててくれて感謝します。政治家達はテレビに出演して「国境は安全確保されていて危機的状況ではない」と言っています。彼らは現実を無視しているし人の命を無視しているし毎日危険を放置しているんです。…
この戦いを先導してくださって有難うございます。(テッドおわり)

(38’23”)役職名不明のおじさん・いい事言ってます
大統領、ここから国境の向こう(メキシコ)側に人口100万人の都市があってそこには警察力が無いんです(注・多分犯罪過多で無力化しているんでしょう)。毎晩、メキシコ人達がストリート…

でガン・ファイトで銃撃しあってるんです。ここから僅か8マイル先ですよ?「我々には国境壁や障壁は必要じゃないし執行部隊もいらない」と言ってる人々はみなアメリカ国民を欺いているんです!だから大統領、あなたは正しいんです。我々は貴方と共にあります。…

(55’00”)地域の牧師さん
牧師として私は貴方に敬意を捧げます。南部国境の語られる事の無かった苦しみを取り上げて下さって有難うございます。大統領、有難うございます。
(1h02’28)トランプ
そしてだな、これ(国境問題)をやらなければそりゃ自分は楽だったよ。何もしなくてそのままにしておけば本当に楽だったろうな。これは本当は30年前、20年前、10年前に誰かがやってなきゃいけなかったんだ。(私の動機は)やはりこの国の国民に対する思いやりと言うのかな。

(1h04’59”)トランプ
だから我々は必死で働いている。これをやり遂げようとしているんだ。実際我々(共和党)はこの問題に関しては正しい立場にいるんだ。実際のところ、みんなにはそう思えないかも知れないがオレはちょっと状況について感じるところがある。間違ってるかも知れないが、向こう側…
(民主党側)が(国境で)何が起きているか理解し始めていると信じているんだ。彼らはこの超重要な問題に関して間違った立場にいる。彼らと協議するつもりさ。みんな、今日は有難う!
(訳おわり)…

●感想
ビデオ全般を通してのトランプを取り囲む関係者の真剣さに息を呑む思いでした。人員不足、予算不足、押し寄せる圧倒的な数の不法移民と日々戦っている最前線の人達です。大統領に現状を理解して欲しいという気持ちがヒシヒシと伝わってきます。

またトランプ大統領も物凄く事情がわかって…
いる。手元の資料をチラチラと見はするものの、大事な部分は全部自分の頭で考えて自分の言葉で喋っています。また国境警備隊のボス、ブランドン・ジャッドとは旧知の間柄でこの問題に取り組んだ初期から関わり合っていた事を喋っています。…

その部分は訳してませんが「彼に話を聞くぞ。彼らより事情の判っている奴が他にいるのか?」と周りに宣言してブランドンを連れてきた、という事情らしいです。

この会議で分かったのはどうやらアメリカ全体的に「南部国境問題の真実」が見えにくくなっているらしい事。…

一般のアメリカ国民も正確な情報を与えられていない様子がこの会議からは伺えます。テッド・クルーズ他数名が「大統領、この問題に光を当ててくれて有難う」と何度も礼を言っています。

ちょうど日本で言うと尖閣諸島における中国海軍と日本の海保との緊張関係に近いかも知れません。
現実は相当に厳しいものだと聞きますが新聞テレビは上っ面の報道しかしないので一般の日本人は海保がそんな厳しい状況下に置かれれているとは思ってない。テレビでも識者が「大した事ではありません」くらいの事を平気で言うものだから「そんなものか」と普通の日本人は思ってしまう。…
アメリカの南部国境問題もそういう趣があるのかも知れませんね。

会議の最後に大統領がいい事言ってましたのでちょっとだけ訳しました。それにしてもトランプ大統領の頭の回転の速さはとても72歳とは思えないです。…

私個人の意見を言えば、南部国境問題について正しい判断をしているのはトランプ大統領の方だと思います。民主党の方針のほうが現実から遊離している、と感じました。

トランプ大統領国境警備隊、ICE、law enforcement、地域の政治家達の気持ちを痛いほど感じた事でしょう。…
この2019年1月10日のミーティングを以てトランプ大統領の中で「壁を作らないという選択肢」は完全に消えたのではないかと思います。会議の最後に民主党の変化を感じる、と言ってますがそれでもだめなら国家非常事態宣言が現実味を帯びるのではないでしょうか。…
この質素で広くもない会議室で行われた真剣なミーティングが後になって考えるとアメリカの歴史をつくった瞬間になるのかも知れないと思えてちょっと感銘を受けた次第です。終わり。

 

(引用終了)

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短足おじさんの一言

(見出し)

2019-01-07 17:36

ヨーロッパの移民問題を考える

(私のコメント)
この記事のお終いに書いてある結論は次の通りです。
「結論です。
欧州がそれ自体、その信念、その伝統、そしてその正統性への信頼を失くしてしまった
この事が多分一番大きな問題なのでしょう。」
「矢張り日本人が、その信念、その伝統、そしてその正統性への信頼を確立する、こんな事が必要だと思います。」
この結論に書かれたことを行った人がいる。
その人とは第一次大戦に負けて、伝統と正当性の信頼を失ったドイツを建て直したヒットラーだ。
ヒットラーは戦争に負けて天文学的な賠償を負わされ、自信を失ったドイツ国民を鼓舞して信念伝統を再構築したのだ。
彼はまず経済を復興させて好景気を演出した。当時のドイツの知識人は当初ナチスに懐疑的だったが、経済が回復したので支持に回った。
現在ヒットラーを支持したのは下層階級の人々だ、というのが教科書的な多数説だが、これは嘘で本当は知識人が支持したのだ。
現在ドイツで移民を支持し、推進する知識人は実はヒットラー支持者と同じなのだ。
また、ヒットラーはあちこち侵略したように言われるが、彼はドイツが第一次世界大戦で失ったドイツ領を回復しようとしただけだ。
つまり、伝統と正当性を守ろうとしたら失地回復が一番手っ取り早い。
ドイツの軍部のやはり最初はナチスに反対していたのだが、失地回復がうまく行き始めたので支持に回った。
ヒットラーに対する最大の避難材料はユダヤ人虐殺だ。
ユダヤ人虐殺は昔からの欧州全体の伝統であるキリスト教から来るユダヤ人蔑視と、戦中戦後のユダヤ人の戦勝国に寝返った振る舞いに対する怨念、当時はやった最新科学である優生学などの原因が複雑に絡み合い起きた。
これもドイツ民族の極端に走った伝統回帰と言えばいえるのではないか。
現在ホロコーストは絶対真実で一切その内容の研究批判は禁止されているが、これは一種の宗教になっている、ということだ。
つまり、反ヒットラーが一種の宗教で、ユダヤ人はその聖家族になってしまった。
そして、ヒットラーがやろうとした伝統、信念、正当性への信頼回復も又その宗教から見て悪魔の所業となった。
ドイツの伝統、信念、正当性を回復することは、悪の極みでドイツ人として絶対にやってはいけないことなのだ。
そうなると、二度の戦争に負けたドイツ人は自分を殺すか、全然別の文化伝統を持つか、いずれかしかない。
それが今の欧州にイスラム教が蔓延する原因だ。
ヒットラーの再登場や再評価は無理としても、それに近い人や思想概念が出てこない限りドイツと欧州は無くなるだろう。
但し、私見だが、もう手遅れではないか。
自国民自民族の女が強姦されても警察も新聞も何も騒がず、見過ごしているようだが、これはもう滅亡している、といってよい。
日本もこれだけは守らないといけない。
(参照)
https://blogs.yahoo.co.jp/tfjtoday_nanminwatch
ナンミンウォッチ
なお、ドイツでは銃の所持が合法で、それを持つ人が増えているそうだ。
知識人より生活を大事にする地に足の着いた庶民感覚からすると、兎に角自分の身を守るところから始めないといけない。
随分追い詰められたものだ。

(私のコメント終)
(引用開始)
前回のエントリー「日本社会の歪みの淵源を議論すべき時」で青山繁晴さんの「移民国家阻止 わたしは諦めない」という一文を取り上げた。但し前回は移民問題よりも「日本社会の歪みの淵源」について書いたので、今回は移民問題を取り上げます。

今回のテーマはヨーロッパで大問題になっている移民問題、これをイギリス人ジャーナリスト、ダグラス・マレーのYOUTUBE動画でで紹介します。


最初にダグラス・マレーと言ってもわからないが近著はこんな本のようです(実は私もまだ読んでない)。

西洋の自死  移民・アイデンティティイスラム
ダグラス・マレー 著  町田敦夫 訳
内容紹介
著者は、シリア難民や移民問題をめぐって、ベルリンからパリ、ギリシャなど欧州を横断し、難民、歓迎側、拒否側など、様々な立場の人々を取材しながら、独自の視点で、今日の欧州が自らを追い詰めていく人口的・政治的現実を分析。


こんな風ですが、そのダグラス・マレーが動画でエッセンスを話しています。

ヨーロッパの自殺
2018/05/14 に公開

 欧州は自殺しようとしています。なぜでしょうか。このビデオでは、『西洋の自死』の著者であるダグラス・マレーが、迫り来る欧州の崩壊の2つの主要な原因について説明します。

スクリプト:
 ユダヤ教キリスト教の価値から生まれた文明、古代ギリシャの哲学、啓蒙時代の発見は、自らの手に導かれて深い穴の縁に立ち、その奥底を見つめています。寒々しい言い方をすれば、欧州は自殺しようとしているのです。なぜこんなことになったのでしょうか。複雑な問題ですが、大きな原因は2つです。

第1は、欧州への人々の大量流入です。これは第二次世界大戦後から着実に進行していましたが、中東、北アフリカ、東アジアから100万人を超える移民が欧州になだれこんだ2015年の難民危機以降、大きく加速しました。

同じくらい重要な第2の原因は、欧州がそれ自体、その信念、その伝統、そしてその正統性への信頼を失くしてしまったということです。2つの原因を詳しく見ていきましょう。

欧州は何十年もの間、主に中東や北アフリカから一時的労働者を積極的に招きました。誰も彼らが留まるとは考えませんでしたが、彼らは留まりました。不法移民も含め、誰も彼らに帰国を求めませんでした。1999年、英国の移民担当大臣はこう言います。「移民を返すには時間がかかる。感情的な問題もある」

そして、もちろん、彼らには去る理由もありません。欧州には出身国よりもはるかに多くの経済的機会があります。仕事がなくなれば、気前の良い社会保障が用意されています。欧州の「多文化主義」への取り組みにより、移民は彼らの望む文化を維持することが許されたどころか奨励された時期もありました。

しかし、これはうまくいきませんでした。①英国、フランス、ドイツの指導者は2011年になってこれを認めました。キャメロン、サルコジメルケルは、多文化主義は失敗したと衝撃的に認めたのです。こうして、移民は同化し、西洋の価値を受け入れるように求められるようになりました。

欧州各国は、これがうまくいけば、財政的負担や稀に起きるテロも大きな問題にならないと説明しました。しかし、思い通りにいかないどころか、移民は増え続けます。2015年だけで、ドイツとスウェーデンは人口の2%にあたる移民を受け入れました。2017年に英国で最も多く命名された男子名はムハマドムハンマド(Muhammed)です。

それでは、なぜ欧州の指導者たちは、欧州の価値とまったく異なる価値を持つ人や、それに反対する人も含め、戦争から逃げてきた人でも、単純により良い生活を求めている人でも、世界中からあらゆる人を受け入れることができると決めたのでしょうか。

この質問に一言で答えるとすれば、それは「罪悪感」です。これらの難民は、欧州の帝国主義に起因する状況から逃げようとしているのではないか、と考えているのです。彼らの国の不運な人々を無慈悲に搾取したのは私たちではないのか。彼らの悲惨な状況の原因は私たちにあるのではないか、と。

②欧州に彼らを受け入れることで、この罪悪感を消すことができます。特にこれはドイツにあてはまります。アンゲラ・メルケルは、2015年に150万人の移民を受け入れることで、20世紀の強大な侵略国でホロコーストの設計者であるドイツが、21世紀の人道的超大国になったと実質的に宣言したのです。

高貴な感情かもしれません。しかしその代償を払うのは誰でしょうか。幾何級数的に増加する犯罪やテロを体験しなければならなかった欧州の一般市民です。彼らの恐怖や不満はほぼ無視されましたが、それだけに留まりません。

2015年10月、ドイツ政府は800人の新たな移民をカッセル市に割り当てます。不安な住民は、行政側に質問するため会合を開きます。動画によれば、住民は冷静に振舞っています。会合の途中、行政区長がこう告げます。「住民が反対しようが難民は来る」。同意しない人は「自由にドイツを去ってよい」。

「問題があるなら、それは移民ではなく市民の問題だ」という行政の姿勢は、エリート層に漂う「徒労感」を反映していると私は考えます。欧州の物語は語り尽くされた。宗教や考えうる全ての政策も試した。どれも失敗だ。何もうまくいかない。ならば、私達がいなくなれば世界はうまく回るんじゃないか。

もちろん、こうした見方を取ることができるのは、自分がどれほど幸運なのかを理解していない人々のみです。皮肉なことに、真の意味で同化し、西洋の価値を守ろうとする難民以上にこれを理解している人はいません。

たとえば、啓蒙時代の原則をオランダ人以上に信じたためオランダを去ったソマリア生まれのヤーン・ヒルシ・アリや、欧州の価値を擁護したために同じ移民から命を脅かされているドイツ在住のハメド・アブデル・サマドなどの非凡な人々です。

これは本質的に文化の自殺、自己破滅です。
一般的な欧州人が指導者との心中に加わる可能性はあります。しかし、最近の世論調査によれば、彼らにその意思は見てとれません。この意思に基づき彼らがどう行動するかは、これから数年の重要な物語となるでしょう。

私たちが目撃するのは、欧州の終焉でしょうか。それともその再生でしょうか。

<動画の字幕は此処まで>


>①英国、フランス、ドイツの指導者は2011年になってこれを認めました。キャメロン、サルコジメルケルは、多文化主義は失敗したと衝撃的に認めたのです

この件は2010年10月に第一報が出ています。
Merkel says German multicultural society has failed
17 October 2010
https://www.bbc.com/news/world-europe-11559451


この問題の根の深い所は、2010年~2011年、移民を入れての多文化共生がうまくいかないと分かっていたのです。なのに何故2015年にあのように多数の移民を受け入れたのか。その結果として国内が無茶苦茶になってしまったのだが、なぜそんな決断をしたのだろう。


>②欧州に彼らを受け入れることで、この罪悪感を消すことができます。特にこれはドイツにあてはまります。アンゲラ・メルケルは、2015年に150万人の移民を受け入れることで、20世紀の強大な侵略国でホロコーストの設計者であるドイツが、21世紀の人道的超大国になったと実質的に宣言したのです。

こんな高尚な事を考えているようだが、実はこれは善良な、罪悪感を持った一般市民を騙す表の顔。裏に見える本心はもっと別の所にあった。


この件は私もこんなエントリーをしました。

「ドイツの移民受け入れに思う事」 2015-09-12 21:01
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1162.html

ここにこんな記事を紹介しました。

<以下ロイターより引用>
焦点:難民は「未来の熟練工」、ドイツ高齢化の救世主か
International | 2015年 09月 11日 15:54 JST
http://jp.reuters.com/article/2015/09/11/analysis-migrants-germany-skilled-worker-idJPKCN0RB0I820150911
 
ドルトムント/ベルリン 10日 ロイター] - 欧州諸国の多くが難民・移民の大規模な受け入れは自国経済に損失をもたらし得ると考える一方で、ドイツは記録的な難民流入に頼ることで自国を救おうとしている。

死亡数が出生数を上回るなか、ドイツの労働人口は2030年までに600万人減少する見通しで、持続的な経済成長を危うくしている。

「われわれのところにやって来る人々を早急に訓練し、仕事に就かせることができれば、熟練労働者の不足という、わが国経済の未来にとって最大の課題の1つが解決するだろう」とガブリエル副首相兼経済・エネルギー相は10日、議会で語った。

ドイツは年内に約80万人の移民を受け入れる予定だ。移民で不足を埋めつつ、人口を維持するのはドイツ政府にとって簡単なことではないだろう。だが、多くの企業はすでに彼らに期待のまなざしを向けている。
・・・以下略・・・
<引用終り>

この記事で難民受け入れ側の本音が分かると思います。
要は人手が足りない。だから手っ取り早く移民を入れればいいだろう。特にシリアの中間層などは訓練すればいい熟練工になる筈だ。こんなことが背景にあると思う。
特にドイツの自動車産業は猛烈な拡大を続けていた。こんな時は人手が足りないのは当たり前。シリアから質のいい人材が入ってくれば、大歓迎だ。こんな思惑があった筈だ。
そしてこんな理由で難民受け入れを強力に押したのが日本でいえば経団連に相当する経営者団体。この経営者団体自動車産業の圧力がとりわけ強い所で知られています。

それにしても、難民を未来の熟練工???、現場を知らない連中、とんでもないことを考えるものです。

おっと、それで難民はすぐに仕事をするようになったんでしょうか。
実はこれが大外れ。まさに「当てとフ〇ドシは前から外れる」、これを地でいった話で、難民は仕事には全く使い物にならない。
ここにヨーロッパの自殺と言われる状況がある訳です。


難民問題では、上掲「ドイツの移民受け入れに思う事」エントリーのコメント欄で、ドイツ在住の丸山光三さんが「独逸で発生しているのは移民問題ではなく戦争であるという件」という指摘をされています。
さすが慧眼だと思います。その後の展開を見ると丸山さんの言っていることが其の儘起こっています。但しこの件は私も良く分からないので、今回は指摘のみにとどめます。


結論です。
欧州がそれ自体、その信念、その伝統、そしてその正統性への信頼を失くしてしまった
この事が多分一番大きな問題なのでしょう。

翻って日本を見てみます。
日本では若い人の間で意識の大変化が起こっています。
例えば靖国神社への若い人の参拝がどんどん増えています。
最近のトップニュースは、あのエダノンが今まで言ってきたことをかなぐり捨てて伊勢神宮に参拝。これには大神様も驚いたかもしれませんが、まあいいでしょう。

矢張り日本人が、その信念、その伝統、そしてその正統性への信頼を確立する、こんな事が必要だと思います。

 

(引用終了)

 

(優秀メルマガブログ紹介)

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短足おじさんの一言
(見出し)
2018-02-01 11:05

FDRは真珠湾を挑発しましたか?


(私のコメント)
現在の米中冷戦の背景にこの論文がある。
アメリカという国は極端に走るが、このように復元力がある。
これがアメリカの魅力だ。
日米開戦は突然起きたわけでなく、昭和16年初めから前哨戦が始まっていた。
日本政府は日米戦争回避に向けて必死の努力をしていたのだが、朝日新聞をはじめとする当時のマスゴミは開戦を煽りに煽っていた。
「1憶国民は(戦争)準備が出来ている。あとは命令を待つだけ。政府は軟弱だ」などと国民を戦争菜駆り立てた。
マスゴミの背後には今と同じで、ソビエト等の共産主義陣営の日本の敗戦革命を狙った工作があった。
下記の記事では近衛がルーズベルトに書簡を送ったが、無視された、とあるがルーズベルト周辺ではスターリンのスパイである共産主義者自由主義者達との物凄い暗闘があった。
それに加えて中国シンパが反日でその暗闘に加わり、ついにハルノートという最後通牒のような文書が出されたのだ。
結局アメリカと日本は共産主義の為に戦わされ、自滅をよぎなくされた。
この反省から現在アメリカは、日本との同盟が中国よりも大切だ、と気が付いた。
トランプ政権は今後地政学的に日本とイギリスとの同盟関係を強化して行くのではないか。
地政学的という意味は、ロシアや中国のような大陸国家に対抗するためには、太平洋と大西洋の支配が死活的に重要だ、ということだ。
世界は徐々に二十世紀の清算に向かって変化しつつある。
面白い時代の到来だ。

 

(私のコメント終)
(引用開始)
30日のエントリーでパット・ブキャナンのことを取り上げたのだが、ブキャナンは大変面白いことを言っている。日米戦争はアメリカの挑発で起こったというもので、戦後のGHQ史観と全く違う。今の日本人でもこんな見方はおそらく少数派と思うが、アメリカの保守の中からこんな意見が出てきたことは素晴らしい。
アメリカの保守が最近ここまで事実を冷静に見られるようになってきた。そしてこれがアメリカが政治的内戦状態という理由にもなっている。
またこの事は日本人が施肥知っておくべきことでもある。


では最初に参照する本などについて。

これはパットブキャナンの著書、
「不必要だった二つの大戦―チャーチルヒトラー」  2013/2/1 刊 
原著は「Churchill, Hitler and the Unnecessary War」 2008年刊
https://en.wikipedia.org/wiki/Churchill,_Hitler_and_the_Unnecessary_War

この著書に関してCatNAさんがこんな事を言っている。
https://twitter.com/CatNewsAgency/status/952476147601690624
2018-1-31-22.jpg

これはパット・ブキャナンが2014年に日米開戦の記念日にWebに乗せた文章
Did FDR Provoke Pearl Harbor?
By Patrick J. Buchanan
December 9, 2014

これについてCatNAさんが紹介している。
https://twitter.com/CatNewsAgency/status/952470029374640129
2018-1-31-11.jpg

CatNAさんはうまく書いていますが、もう一つ大事なことが有ります。(赤字で記載)
ルーズベルト近衛文麿首相との首脳会談を拒否した結果、多くの米兵が無駄死にし、広島・長崎の原爆投下に至り、中国は共産化し、
朝鮮戦争ベトナム戦争を戦う羽目になり、現在の傲慢で尊大な中国を作った。』


それでは前段はここまでにして、以下本題です。

上掲のパット・ブキャナンが2014年の日米開戦の記念日にWebに載せたもの。その詳細を紹介します。
原文は英文だけなので、以下自動翻訳を適当に手直ししました。正確には本文末に原文を掲載しましたので参照してください。
尚ここでブキャナンが引用しているフーバー元大統領の「裏切られた自由」はこれです。
裏切られた自由 : フーバー大統領が語る第二次世界大戦の隠された歴史とその後遺症 – 2017/7/13
原著は2011年刊 (フーバー元大統領が脱稿してから48年後にやっと刊行された・・・)


それではパット・ブキャナンの日米戦争に対する見方です。
尚文中、近衛文麿が平和を希求する善玉のように書いてありますが、
近衛文麿は妖怪と言ってもいい人物で、側近には尾崎秀実、風見章などの共産主義者ソ連のスパイを抱えていました。
しかしこの記事は開戦の事情に限定しているので、それに従います。

https://www.lewrockwell.com/2014/12/patrick-j-buchanan/did-fdr-provoke-pearl-harbor-2/
Did FDR Provoke Pearl Harbor?
FDRは真珠湾を挑発しましたか?
By Patrick J. Buchanan
December 9, 2014
FDRは真珠湾を挑発しましたか?(FDR=フランクリン・デラノ・ルーズベルト
パトリック・J・ブキャナン
2014年12月9日


 フランクリン・ルーズベルトは、1941年12月8日、議会の合同会議の前に、日本に対する戦争宣言を求めるために演壇に出た。

一日早く、明け方には、日本の空母からの航空機が真珠湾で米国の戦闘艦隊を打ち負かす卑劣な攻撃を開始しました。

共和党の政治家、ハーバート・フーバー前大統領は、「私たちは今やるべきことは一つしかない。それは日本を敗北させることだ」と述べた。

しかし、友人たちには、 "チーフ"が別のメッセージを送った。
「 “You and I know that this continuous putting pins in rattlesnakes finally got this country bit.”」
(引用者注:このメッセージはどうにも意味が分からないので、原文のままにしました。)
(ここでputting pinはゴルフでグリーンのカップにさす旗竿、rattlesnakesはガラガラヘビなのだが、良く分からない)

 今日、真珠湾の70年後、1943年から1963年までに書かれた著しい秘密の歴史が明らかになりました。
それはフーバーの説明であり、世界戦争の前、中、後に起こったことは、西洋の死の前兆を証明するかもしれない。


 歴史家ジョージ・ナッシュ(George Nash)が編集した「裏切られた自由:ハーバート・フーバーの第二次世界大戦とその余波の歴史」は、
FDRと彼の周りの人物への激しい告発であり、アメリカを戦争から救いたいという欲望について驚くほど嘘をついた政治家、
彼らは戦争に私たちを連れて行くために別の慎重な一歩を踏み出しました。

しかし、この本は論争ではない。
太平洋戦争の50ページに及ぶ戦争(の証拠)の纏めは、フーバーの起訴を証明するためにあらゆる側面からの回想録と文書を使用しています。
そして、おそらく、この本の力を示す最善の方法は、フーバーがそれを行う方法です - 年代順に、念入りに、週ごとに。

1941年夏の日本の状況を考えてください。シナでの4年戦争は泥沼化し、勝つことも終わらないこともありませんでした。
フランスのインドシナに移動し(仏領インドシナ進駐)、日本は自分の限界の終わり近くに目を留めました。

政府内には、米国との戦争を必死に防ごうとしている近衛文麿首相の率いる強力な派閥があった。

「親アングロ・サクソン」の同志には、第一次世界大戦で米国とロイヤル海軍と一緒に戦った海軍、戦争派は陸軍に集中していた、
東條英機将軍、松岡洋右外相は少し反アメリカン。

近衛は1941年7月18日、松岡を追い払い、 (外相を)親アングロ・サクソン の(海軍)次官豊田貞次郎に置き換えました。
(引用者注:豊田貞次郎はオックスフォード卒、イギリス駐在が長く、親英米派である)

米国の対応:7月25日、米国のすべての日本の資産を凍結し、すべての輸出入を終え、国家と帝国が依存している石油を否定した。

茫然としていたが、近衛は海軍と陸軍の秘密裏の支持を得て、アメリカの太平洋側でFDRと会い、米国の要求を聞いて対応することで、
彼の平和政策を追求しました。

ジョセフ・グリュー駐日米国大使は、コノエ氏の提案を無視しないよう、
ワシントンに対し、インドシナと南部・中部シナからの日本の撤退について合意に達することができると確信していたと語った。
毛沢東の軍隊やスターリンのロシアに対する恐怖の中で、東京は中国北部で緩衝地帯を握ることを望んでいた。

8月28日、ワシントンの日本大使は、コノエからの個人的な手紙をFDRに提出して、彼に会うことを懇願した。

日本の首相が太平洋を渡って米大統領と話をするという提案が、彼の政府を傷つける可能性があることから、
東京はコノエの提案を秘密にしておくよう頼んだ。

9月3日、Konoye手紙はHerald-Tribuneに漏洩した。

Konoyeは9月6日、Grewとの3時間の夕食会で、日本が平和の基礎としてアメリカ人が要求していた4つの原則に合意したことを伝えた。応答なし。

9月29日、グリュー氏は、フーバー氏が平和のための祈りと説明したこの機会を逃さないために大統領に述べたものを送った。

9月30日、Grewはワシントンに次のように書いた。
「コノエの軍艦は、ホノルルでもアラスカでも、大統領が指定する場所に彼を連れて行くのを待っている。」

応答なし。10月16日、近衛の内閣は崩壊(総辞職)した。

(引用者注1:近衛内閣総辞職の直前、10月12日の会議の様子が以下で見ることができます。)
https://www.jacar.go.jp/nichibei/popup/pop_20.html
(引用者注2:内閣崩壊前日の10月15日、近衛の側近尾崎秀実がスパイで逮捕される)

11月、米国は東京から中国戦争とインドシナの占領を終わらせるための計画Aと、それが拒否されれば、
どちらの側も新たな動きを起こさない計画B・暫定協定の2つの提案を傍受した。提示されたときに、これらも受け取らずに拒否されました。
(引用者注:この暫定協定と言うのが昭和天皇が提案した3か月の冷却期間のことだと思います)

11月25日のFDRの戦争会議でのヘンリー・スティムソン陸軍長官のノートは、「彼ら(日本人)をどのように策略で動かして、
我々自身に過度の危険を許さずにファーストショットをさせるのか、という一般的な合意を述べている。 "

海軍長官のフランク・ノックス氏は、「われわれは3か月で日本人を地図から抹殺することができる」と述べた。

Grewが予測していたように、「ハラキリ国家」である日本は、自らが屈辱を受けるよりも、国家の自殺に名乗りを上げる可能性がより高いことを証明した

大統領がコノエにに会うことを拒否したことから生まれた戦争の結果、多くの米国の死者、広島、長崎、中国が毛沢東の手に落ちたこと、韓国とベトナムの米国戦争、新しい傲慢な中国の台頭、そのシナは昨日の偉大な超大国アメリカ)のための小さな尊敬しか払っていないこと。

私たちの世界を作り出した歴史を知っているなら、フーバー氏の本と一週間を過ごしてください。

パトリック・J・ブキャナン

<原文は以下の通りです>
https://www.lewrockwell.com/2014/12/patrick-j-buchanan/did-fdr-provoke-pearl-harbor-2/

 

 


(引用終了

1901-1-1409-1/2メルマガブログ転送近代主義とアメリカ主義の終焉

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https://www.youtube.com/watch?v=0bwlpoETjxQ


(見出し)
【平成30年 年末特別対談】伊藤貫氏に聞く[桜H30/12/30]

(私のコメント)
(要約開始)
1.ここ数年、とても面白い世界になった。
というのは、今まで世界を動かしたアメリカンヘゲモニーアメリ覇権主義が終わる歴史の転換点にあるから。
これまでのアメリカが世界を支配する、というアメリカ一国支配、アメリカ覇権は行き詰まった。
アメリカ国民自身ががトランプ大統領を選んで、その路線を拒否した。
各国はそれを知ってアメリカから離れようとしている。
だが、日本はアメリカに追従していればよい、という考えから抜けない。
2.同時に重要なのは、五百年続いた近代が終わろうとしていることだ。
近代の前は中世だが、中世というのは、この世界の向こう側に神が居て、この世の物質よりも神を崇める時代だった。
ある意味、その時代の方が私は部分的には好きだ。
(神の存在がある、ということは人間にとって安定することが出来て、その中で安心して生きることができるのではないか。私も好きだ。)
だが、それが行き過ぎてしまい、ルネッサンスが起きて近代という人間中心主義の時代になった。
3.近代は宗教改革に始まり、1618年から1648年三十年戦争ウェストファリア条約)からフランスヘゲモニーとなった。
その後、十八世紀フランス啓蒙主義となり、更に十九世紀は物質的な時代で、産業革命ベンサム功利主義の時代となった。
ベンサムの高利主義とは、役に立つことが良いことだ、目に見える物質的なものを重視するのが良い、という思想だ。
二十世紀はその時代で、特にアメリカニズムというのは、その思想と同じでマテリアリズム物質主義だ。
物質主義とは、科学、技術、お金、のことで、アメリカ人はこれらを崇拝した。
アメリカ人は経済パワー、軍事パワー、テクノロジーパワー、によって世界を席巻しようとした。
4.十九世紀から庶民レベルでも神の存在を信じなくなってきた。
マテリアリズムに対抗する神の存在が世界中で衰退した。
神が居ない、崇高な存在がない時代、の思想概念が二十世紀の主流となった。
(中世は神様の側に行き過ぎてしまい、近代は人間の側に行き過ぎたのだ。人間の歴史はまだ若いのだ。
バランスをどこで取るかが今後の課題だろう。)
特に恐ろしいのはポストモダンの連中で、彼らは相対主義すなわち「真実というものはない、相対的な各自の認識だけだ」と主張する。
重要なのは、各自皆が持つ共通の価値基準がない、ということになって、議論が成り立たなくなっていることだ。
現在の状況は、今のトランプ政権の通り、各勢力の間でコミュニケーションが出来なくなっている。
対抗する勢力、例えば、共和党民主党はお互い相手の言うことに聞く耳を持たない。
客観的な事実でさえ、見方が違うと幾通りにもなってしまう。
対話が成り立たないから民主主義が成り立たず、建設的な議論が成り立たない時代となった。
そうなると、個人の利益を最大にする利己主義が台頭してくる。
利己的に行動することが合理的、正当化されることになった。
「今だけ、カネだけ、自分だけ」ということが正しい、と皆が考える時代(すなわち神の居ない時代)だ。
5.現代の神が居ない時代の人は、アイデンティティポリティックス、例えば私は黒人だから、私はトランスジェンダーだから、
というような自分が立つある立場から政治的発言を行う。
そして、異なるアイデンティティポリティックスの間では会話が成り立たない。
共通の場がなく、喧嘩しているしかない恐ろしい時代が出現したのが、近代の最終的な姿だ。
そこで、アメリカンヘゲモニーの終焉と、もう一つ、五百年単位で見た近代の終焉が重なった面白い時代だ。
面白いというより、とても恐ろしい時代だ。
(これからどうなるか、というと過去の歴史から見れば、暴力すなわち戦争が時代を進める。
ただし、核兵器があるから今までのような大砲を撃つような戦争でなく、小競り合いと貿易戦争のような戦争になる。)
6.非常に大切な見方なのだが、現代は時間的な幅が無くなってきた。
伝統とか、文化というものが無くなってきて、刹那的だ。
文化とは、人間のありかたのことで、どういう町に住み、どういう仕事をし、どういう生活するか、というものだ。
すなわち、人間の生き方とそれを支える価値観の問題だ。
そして、文化は三世代続かないといけない。
初代はまず、スタイルを作り、それを二代目が継承発展させ、三代目が修正して完成させる。
100年続いて初めて文化なのだが、現代人はそういう文化がない。
現代人は、誰も百年後のことなんか考えていない。
神や時間など、見えないモノの価値が分からなくなっている。
7.トランプ大統領とは自然現象だ。
伝統的なアメリカ人でないし、彼は伝統的アメリカ人のエリート、エスタブリッシュメントが大嫌いだ。
移民二世で野生児の処があるので、自然現象的な人のようにみえる。
子供の時からブルーカラーの子供たちと付き合うのが好きで、金持ちの子供は大嫌いだった。
彼は、アメリカのエリート、エスタブリッシュメントは偽善者だ、と考えている。
自己の利益を追求しているのに、言うことだけはきれいごとを言う、という偽善的態度が気に入らない。
助けてくれたアメリカインディアンを殺して食料を奪ったり、
奴隷をアフリカから連れてきて鞭でたたいてこき使ったりしてエスタブリッシュメントになった。
そのくせ、彼ら自身は自分たちアメリカ人ほど道徳的に崇高な立派な国民はいない、と考えている。
第三代大統領ジェファーソンは独立宣言で崇高な人間平等を謳っているが、自分は奴隷制を推進した。
トランプ大統領は野生児で自然児だから嗅覚が効いていて、こういう偽善がわかるし嫌う。
アメリカ庶民はエスタブリッシュメントの偽善を嫌っていて、それがトランプ大統領の支持基盤になっている。
8.アメリカは富裕層の政治を常に行っていて、庶民はそれを嫌うが、マスコミは富裕層が所有しているからそういう庶民の思いは表に出ない。
インターネットが出てきてそういう庶民の思想が反映されるようになって、トランプ大統領が出現した。
アメリカの伝統に反知性主義がある。簡単に言えば頭の良いお坊さんが説く神様でなく、自分が感じる神様を信じるというものだ。
つまりエリートを中抜きして神様と直接取引するわけだ。
別の観点から見れば、プラグマティズムアメリカ庶民の中にあってトランプ大統領の支持基盤になっている。)
トランプ大統領の支持は広がっており、共和党の九割が現職支持になっている。
アメリカの労働者の四割、黒人の二割、ヒスパニックの三割、が支持に回ってる。
彼の政治は分かりやすいので、黒人の悪口を言っても支持が出て来る。
彼はガキ大将の野生児で、皆それを面白がっている。
彼の嘘はその場だけで、すぐわかる嘘だから皆許してしまうが、ヒラリーなどの嘘は計算された陰険なもので、嫌われる。
オーセンティックすなわち本物だ、と噓を含めて皆が見ているから強い。
9.中国人は最初ユダヤ系の人を使って、彼を操れると思い、確かに始めは操られていたが、その後軽くあしらわれていることに気が付いた。
また、対中強硬派の意見が正しいと考えるようになった。
中国人自身が読み違えた事に気が付いて、キッシンジャーに泣きついたがもう歯が立たないと断られた。
今後の対中政策は、四つのシナリオが考えられる。
一つは戦争することだが、核兵器があるからできない、二つ目は中国封じ込めだがこれもうまく行かない。
中国は世界との貿易が大きくて、封じ込めようとしても各国が反対して出来ない。
アメリカ自身も中国貿易が無くなると困る。
三番目はアメリカが中国の後塵を拝して世界二番目の国として生きてゆく、というものだが、それはアメリカが耐えられない。
四番目は中国との取引する、というもので、お互い勢力圏を決めて世界を分け合うことだ。
そして、四番目のシナリオが一番可能性が高いが、その時日本は無力だ。
(話し手の伊藤貫さんは日本に警鐘を鳴らして日本独立を促したいからその意味では正しい。
だが、ディールも成功しないだろう。
中国は約束を守らないことに何の呵責もないし、嘘は敵を倒す武器だと思っている民族だ。
アメリカもそれを薄々分かってきている。
ディールはそういうあらゆる力の反映だから、常に流動的で争いが終わる時はないのではないか。
これはギリシャやローマの時代から世界の覇権争いと同じだ。
結局、どちらかが潰れるまで続く戦いになるだろう。)
10.日本の保守のように中国を侮ってはいけない。
それよりも、日本はアメリカの保護領で、国防と経済はアメリカが支配し、核武装は絶対許さない、というのがアメリエスタブリッシュメントの考えだ。
こちらの方が保守としては重要な問題で、中国の悪口を言っている場合でない。
日本は奴隷のようなアメリカ依存から独立しないといけない。
日本の保守は中国や韓国の悪口を言っている場合でなく、アメリカからの独立を考えないといけない。
11.経済学は人間の生き甲斐とか文化とか言うものは数値化できないので一切排除されている。
その弊害が起きていて世界中で庶民の反乱が起きている。
各国のエスタブリッシュメント、勉強エリート達は全く庶民の文化とか生き方の幸せなどに全く関心がない。
経済学的に数値化された正解を押しつけるが、例えば労働力がなければ移民を入れろ、ということに繋がる。
だが、移民が入ったら社会が分断され、文化が壊れて住みにくくなるが、それにはお構いなしだ。
経済学的に正しければ、それが正義だから皆それに合わせろ、現実が間違っている、というのがエリートだが、
庶民は現実が正しく理論が間違いだ、考える。
それが具体化されているのが保守といわれる自民党政治で、庶民の生きる喜びとか楽しさとかが忘れられ、金銭的に換算される政治だけなのだ。
12.政治というものは完全なもんは無く、うまく行っても六割良ければよしとしないといけない。
逆にどんな場合でも四割は失敗だ。
また、人間は数量化できる部分と出来ない部分があって、その割合は六対四だ。
人の生活にお金は必要だが、それは生活の六割の部分で、お金で測れない部分が四割ある。
人間は物質経済活動に隠れた、文化的精神的部分が四割あってこれが重要だ。
日本の保守と革新はカネの配分で争っているだけで、この精神的な四割部分については触れない。
医者から余命三ヶ月だと言われたら、はっきり分かるが、人生の価値は六割の物質活動でなく、四割の精神活動だ。
日本もアメリカのマネして金儲けばかりだが、四割の文化がドンドン失われている。
庶民の幸せやその文化が大事だと気が付くべきだ。
(この最後の結論が一番大切で、現在の日本にかけたものだ。
落語にある通り、徳川時代の方が庶民は生き生きとしていた。
これは政治を司る武士たちが、天明の飢饉以降百姓中心の政治をしたからだ。
勿論その政策は六割が良い政治で四割が悪かったり失敗だったりしたのだが、政治というもはそういうものだ。
逆に共産主義のように100%完全な理想主義政治の方が、一億人の大虐殺で終わる悲劇になる。)

 

(要約終了)

 

1812-16-1407-12/22メルマガブログ転送江崎道朗講演会

(優秀メルマガブログ紹介)
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(見出し)
弁士:江崎道朗 評論家】平成の大演説会 Vol 28『米中貿易戦争と半島有事』 主催:展転社 2018/12/11  文京シビック・小ホール

 

(私のコメント)
この人の本は数冊読んだが面白く、勉強になった。
大東亜戦争前夜の世界情勢とアメリカの内部事情が良く分かる本を書いている。
著書を読んでかることは、大東亜戦争ソビエト共産党アメリカの共産主義者、中国の共産党との戦いだったのだ。
日本はそれを良く分からず、戦争をしてしまった。
世界中を相手にした戦いだから勝ち目はない。
逆に、各国共産党にしてみれば、日本とアメリカは反共産主義の大国だから両国が戦えば漁夫の利が得られる。
何としても戦わせないといけないから、必死の謀略を展開した。
そして、運の悪いことに、日本人は日本人の特性として、理不尽なことをされたら、例え相手が強くても立ち向かうことを良しとする。
つまり、挑発に乗ってしまいやすい国民性だったのだ。
だが、それを今更言っても始まらない。
この講演で言っているように、これを今後どう乗り越えるか、これを教訓として今後どうしたらよいか、それを考えるべきだろう。
例え、共産主義の他国に騙されたとしても、あいつが悪い、こいつが悪い、というのは最悪だ。
逆に実は、他人が悪い、と考えるのは、サヨクの扇動手段なのだ。
左翼共産党ユダヤ教から来る、善悪二元論マルクス階級闘争史観で、必ずあいつが悪い、と扇動して社会をひっくり返し、自分たちを支配者にしようとする。
奴隷の宗教を真似している論法だ。
だから、保守の立場の人でも共産主義コミンテルンが悪い、それで戦争が起きた、と言っているだけでは彼らと同じことになってしまう。
騙されたとしても、あくまでそれを乗り越えて自分がどうするか考えるべきものだろう。

 

 


(私のコメント終)
(引用開始)
コメント欄
米国を日本の保護国だと勘違いさせたのは他でもない親米保守派ですよ。米軍に事実上占領されていながら対米自立=属国根性の払拭は可能でしょうか。安倍自民党政権のグローバリズム政策で経済的に主権を失う方向性に向かっていく中、ますます日本の自立は困難になります。
***
法制局なんて占領憲法の精神が骨の髄まで沁みた腐った連中の集まりなのでしょう。日本の最大の問題は占領憲法の下で高等教育の中で白痴が製造され続けていることです。
***
鳩山由紀夫は安倍に比べ未だ正直な国賊だ。馬鹿で基地外だから誰も付いて行かない。ところが安倍は(日本を取り戻す。美しい日本を)等と心にもない大ウソをつき心ある
国民をそばに引き寄せ、その期待を見事裏切り、数えれば限がないほどの反日政策ばかりを講じている詐欺師だ。
***
明治維新を成し遂げた”日本人” みんな 20代、30代の”若者”です!
これは、教育の成果だと思います。 江戸時代の庶民の寺子屋 武士の藩校
上から下まで、”危機”を共有できたのではないでしょうか、、戦後 GHQに
やられました、軍事学を勉強していない”日本国民”・・世界の”外交”について
いけません、、日本人拉致事件 これを解決できない・・大きいな原因です。
一朝一夕には、いきませんが・・教育ですね。


(引用終了)

1812-13-1404-12/15メルマガブログ転送日本の没落4高輪ゲートウェイ

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能町みね子さん「後世に残したくない。恥」一問一答
[2018年12月12日9時33分]


(私のコメント)
明らかにjrは日本の歴史文化に敵意と悪意を持っている。
前回の解説「日本の没落」の通り、これが移民国家の成れの果てだ。
多文化共生社会とは文化の戦いだから、駅名一つとってもきまらないだろう。
アメリカ大陸の地名のように侵略者の名前を付けて、過去の歴史を遮断するようなことが日本でも起きる。

(私のコメント終)
(引用開始)
山手線30番目の駅として20年春に暫定開業する新駅の名称が「高輪ゲートウェイ」に決定した件で、名称の撤回を求める署名が1万5000人を超えたことが11日、分かった。コラムニスト能町みね子さん(39)が署名専門サイトで運動を立ち上げた。能町さんは日刊スポーツの取材に「後世に残したくない。恥」と、新駅名をバッサリと批判した。JR東日本では「(撤回の予定は)今のところない」としている。

 

以下は能町さんの主な一問一答(敬称略)

-「高輪ゲートウェイ」に名称決定と聞いた時の印象は

能町 ダサい。ただ、何か余計なことをやってくるとは予想はしていた。こういうものって一般公募だとまともなモノになるが、決定権者が余計なことをするというのは定番。カタカナとか付くんだろうな、とか予想はしていた。

-自身の名で署名運動を立ち上げた経緯は

能町 世間は最近、二極化しがちですけど「高輪ゲートウェイ」だけは、老若男女、右も左もがほぼ疑問を抱いている。こんなことはなかなかない。これこそ、一致団結できることではないか。簡単に覆せるのではないか。そんなことを(連載の仕事の)原稿に書いた。書いた手前、やってみよう、と。考えてしまうとやらなくなってしまうので、何も考えずとりあえず立ち上げちゃえ、と立ち上げました。

-「高輪ゲートウェイ」撤回を求める一番の理由、欠点とは。

能町 ゲートウェイの言葉になんの意味もないことですね。(JRが)「江戸の入り口」といったことは意味は説明していたが、「高輪の入り口」では意味合いがおかしい。違和感。

-署名サイトでは、公募上位3傑「高輪」「芝浦」「芝浜」については許容範囲としている

能町 「○○にしましょう」という立ち上げだと意見が割れてしまうと思ったので。そこは問わず、とりあえず「ゲートウェイ」はやめられないか、と。そもそも公募の意味は何だったんだ、ということ。

-署名が約1万5000人

能町 それぐらい集まるほど、反感を買っているということを、決定権を持っている人は自覚して欲しい。こんな個人の署名で4日かそこらで1万5000人ってなかなかない。大半が生活にかかわらない人にもかかわらず。

JR東日本にいつ出すのか

能町 出そうとは思っているが、まずやってみようというスタートなので、いつ締め切るか、どうアプローチするかは、まだこれから。

-目標の票数は

能町 目標は初期段階では定めていない。どのくらい集まるか確かめてみたかったということもある。

-署名運動を立ち上げた自身の立ち位置としては

能町 地名マニアというか、“地名好き”ですかね。

-高輪にゆかり、思い入れは

能町 地縁は全くないが、大学で地名の研究をやっていて、江戸、東京一帯の地名には思い入れがあります。

-駅名には地名が入るのが基本か

能町 そうですね。ランドマークであることはあっても駅名が地名じゃないことはあまりない。(高輪ゲートウェイは)後世に残したくない恥。この時代の日本がどんなにしょうもない文化だったのかを、後世に残してしまう

-そういった意味で好きな駅名、地名は。

能町 地名が表しているものと駅名が合致していればいい。「渋谷」は谷の真ん中にあり、昔から渋谷村。「鶯谷」とかもいいですね。地名から消えてしまったが、駅に残っている。「茗荷谷」もそのパターンですね。

-やはり「地名好き」というのが署名運動に向かう一番の動機か

能町 あとは挑戦、という感じですかね。「高輪ゲートウェイ」になったところで、私に不利益があるか、というとそうではない。やればできる、というところをやってみたい。

-著名人として署名を立ち上げるリスク、覚悟は

能町 「高輪ゲートウェイ」がすごくいい、という人がほとんど見あたらないので、「でしゃばるな」的なこと、それ以外は思いつかない。私の予想以外のところから変な反応が来る方が怖い。

東京メトロ日比谷線の「虎ノ門ヒルズ」駅も発表された

能町 正直、全く好きではないですが、あちらは「虎ノ門ヒルズ」というビルが既にあるので、銀座線で言う「三越前」という感じで、許容範囲ではないか、と。

京浜急行電鉄も、沿線に住む小中学生からの公募で複数の駅名の変更を検討している

能町 私は否定的。過去に「産業道路」(川崎市)の駅名を変える話があったとき、近隣住民から「大師河原」という代案が議会にまで行ったのに、今回そこに触れず「子供たちから公募する」と言っている。そこがすごく気持ち悪い。あくまで地元の歴史は無視、という意思を感じる。

 

 

 

 

(引用終了)