1904-2-1470-4/3メルマガブログ転送トランプ大統領演説2

(優秀メルマガブログ紹介)

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/63842
海野 素央明治大学

(見出し)
トランプ「勝利宣言」の会場で私が見た、アメリカの恐るべき現実
「すべてQの予測通りになったわ」

(私のコメント)

1903-10-1462-3/19メルマガブログ転送トランプ大統領誕生裏話
https://twitter.com/David_R_Stanton/status/1106837660801236992
Ricky_Elwood

1903-16-1468-3/30メルマガブログ転送トランプ大統領落語演説
グランドラピッズでのトランプ・ラリー

上記記事の続きで、詳しい説明です。

(私のコメント終)

 

(引用開始)
徹夜で並ぶ支持者たち
ドナルド・トランプ米大統領は3月28日、米中西部ミシガン州グランドラピッズで支持者を集めた集会を開催しました。筆者は今回、この集会に足を運び現地の人々に話を聞きましたので、その内容をお伝えしましょう。

ウィリアム・バー米司法長官は「ロシアゲート」に関するモラー報告書の概要を書簡にまとめ、3月22日、米議会に提出しました。その中で、バー長官は「トランプ陣営とロシア政府の共謀及びトランプ大統領司法妨害は認定できなかった」と結論づけています。

約22カ月に及ぶ捜査の結果、「完全な潔白が証明された」と主張するトランプ大統領は、バー長官の書簡提出後に行う初めての集会の場所に、ミシガン州グランドラピッズを選びました。

なぜトランプ大統領は、この場所を選択したのでしょうか。少なくとも2つの理由が存在します。

1つは、同地が2016年の米大統領選挙において、トランプ大統領に勝利をもたらした一因となった演説を行った場所だからです。

大統領戦の投票日当日をまわった同年11月8日午前1時、トランプ大統領ミシガン州グランドラピッズに入り、4000人の支持者を前に最後の演説を行いました。この演説を契機に、トランプ大統領ミシガン州の選挙人16を獲得できたといわれています。

今回、ロシアゲートの捜査結果に対する「勝利宣言」をするうえで、グランドラピッズは象徴的な場所であったと言えるでしょう。

もう1つは、再選がかかった2020年の大統領選においても、ミシガン州は最重点州になるとみられるからです。

トランプ大統領ミシガン州で再び勝利を収めるためには、保守派の有権者が多く在住する同州西部に位置し、デトロイトに次いで2番目の最大都市であるグランドラピッズでの勝利が必須になります。トランプ大統領は来年を見据えて、この場所を選択したともいえます。

集会は19時開始でしたが、開始11時間半前の朝7時半に筆者が会場に到着すると、70~80名の支持者がすでに列を作っていました。 その中にはテントを張っている支持者もいました。おそらく徹夜で並んだのでしょう。
結局、1万2000人収容のアリーナに1万5000人が集まりましたが、会場に入れなかった多くの支持者は、外に設置された大型スクリーンでトランプ大統領のスピーチを聞くことになりました。

会場に集まった人々にヒアリング調査を実施したので、まずトランプ支持者の声から紹介しましょう。
「Qの投稿を見ていたので、驚かなかった」
白人男性のジョーさん(65)は、筆者が「この集会に参加するために渡米した」と語ると、一瞬驚きの表情を浮かべました。熱狂的トランプ支持者でもあるジョーさんは快く、筆者の質問に回答してくれました。

「私はバー司法長官が書いたモラー報告書の概要に満足しています。バーにはブッシュ(父)政権で司法長官の職に就いた経験があります。私は、バーとトランプは正直な人間だと思っています」

そしてジョーさんは、ロシア疑惑の捜査結果についてこう語りました。

「米国人は2年に及ぶロシア疑惑の捜査に飽き飽きしています。捜査の過程で、多額の税金が使われました」

実際、モラー特別検察官の捜査には2500万ドル(約25億5000万円)の予算が投入されています。

「米国社会の分断はかなり深刻になっています。たとえば、国境の壁建設や人工妊娠中絶の問題で、意見は真っ二つに分かれています。

人工妊娠中絶は殺人だと私は信じています。トランプ大統領にも、米国社会は統一できないでしょう。しかし私は、極左に妥協する気持ちはまったくありません」

ジョーさんは、米国社会における分断は深刻な問題だと認識しており、悲観的でした。

トランプ支持者のベネズエラ系米国人で元エンジニアのアルさん(64)は、カトリック教徒で、9人の子供と14人の孫がいるといいます。

「トランプは私たちを代表しています。ワシントンの政治家は私たちを代表していません」

アルさんは、トランプ大統領を支持する理由をこう述べました。

周知の通り、現在ベネズエラは政治情勢がきわめて不安定で、ハイパーインフレーションに直面しています。トランプ大統領は「民主党が政権を奪還したら、米国はベネズエラのようになってしまう」と訴えていますが、反社会主義の信条をもつアルさんには、トランプ大統領のこのメッセージが浸透していました。

アルさんと一緒に訪れていた妻のデブラさん(62)は、メキシコ系米国人です。筆者が以前紹介した、ネットでトランプ大統領擁護の投稿を匿名で続けている謎の人物「Qアノン」の熱心なフォロワーでした。

「Qアノンの正体は米軍の情報機関のインサイダーで、投稿している人物は複数います」

デブラさんはQアノンについてこう説明すると、バー司法長官が提出したモラー報告書の概要について、次のように語りました。

「Qアノンは、バー司法長官がモラー報告書の概要を米議会に提出する前に、『共謀と司法妨害はなかったとの報告があるだろう』と投稿していました。ですから、私はバー長官の報告概要についても驚きませんでした」

デブラさんは、すべてQアノンの予測通りになったと言うのです。このとき、集会の開場までまだ8時間以上ありましたが、デブラさんはその間、Qアノンのメッセージをスマホで幾度となくチェックしていました。

会場に入る直前、デブラさんが突然筆者に話しかけてきました。

「Qアノンがたった今、『トランプ大統領が本気になる』と投稿しました。今夜の集会を境に、トランプ大統領民主党とメディアに対して反撃に出るのです」

そう言うとデブラさんは、Qアノンの投稿を筆者に見せてくれました。そしてQアノンが予告した通り、トランプ大統領は集会で、議会民主党とメディアを容赦なく批判しました。
ロシア疑惑はついに死んだ」
カントリーの有名曲「God bless the USA」が流れる中、演壇に悠然と現れたトランプ大統領は、まず演説の冒頭で、「3年にわたる嘘と中傷と悪口の日々ののちに、捏造のロシア疑惑(the Russia hoax)はついに死んだ」と述べ、喝采を浴びました。

これまでもトランプ大統領は、「トランプ陣営とロシア政府との共謀はない」と繰り返し主張し、ロシアゲートを「民主党とメディアの幻想」とレッテルを貼ってきました。

今回も、「念入りに作られたでっち上げだ」「民主党、メディアと腐敗した情報機関が、2016年の選挙結果をひっくり返そうと試みたのだ」と語気を強めて語り、何度もゆっくりと会場を見回して、会場の歓呼を集めていました。

このグランドラピッズの演説で、トランプ大統領は「議会民主党、メディアと情報機関の悪意によって、私と支持者は不当な容疑をかけられ、犠牲者になることを強いられた」というメッセージを、高い声のトーンとエネルギッシュな話し方で、効果的に発信したと言えるでしょう。

筆者はこのとき、トランプ大統領の演台から数えて3列目の真正面で聞いていましたが、大統領のメッセージが周りの支持者からかなりの共感を得ていることが伝わってきました。

こうなると、大統領の民主党批判は止まりません。

ロシアゲートに関して、今後も追及する姿勢を崩していない下院特別情報委員会のアダム・シフ委員長(民主党カリフォルニア州28選挙区選出)については、「彼の首は私が今まで見た中で一番細い(細い首=”pencil-neck”は、米俗語で「ひ弱な」という含意がある)。彼は今日こう言っていたよ、『よくわからないが、それでもロシアとの共謀はあったんだ』。病気、病気、彼らは病気だよ」と一蹴し、会場の笑いを誘っていました。


議会民主党への攻撃も忘れません。

「ロバート・モラーは(トランプ陣営とロシア政府との)共謀がなかったと言うまで、民主党にとって神様のような存在だった。だが、彼らはいまモラーを大嫌いになっている」

メディアについても、保守系のFOXニュースの司会者を褒め、ロシア政府との共謀や司法妨害の可能性について報じ続けてきた米CNNやMSNBCは「急速に視聴率が低下している」「二度と信頼を得ることはできないだろう」と支持者に訴えました。

トランプ大統領はこの集会で、ロシアゲートに関する「政治的勝利宣言」を行うとともに、支持者とそれを祝ったのです。

トランプ大統領は、このままロシアゲートの幕引きを図ろうとしています。その一方で、2020年の米大統領選挙では、今回の報告書を民主党に対する「攻撃材料」に利用することは間違いありません。同年に行われる上院・下院選を戦う共和党候補も、バー長官の報告書を民主党候補に対する「武器」として活用するでしょう。

一方、議会民主党は「国境の壁」建設やオバマケアの維持などの争点に時間とエネルギーを割くのか、それともロシアゲートにおける共謀や司法妨害の疑惑を引き続き追及していくのかで、対応が分かれています。次回の大統領選挙でトランプ大統領を破るには、民主党には統一した選挙戦略が不可欠になるでしょう。

 

 

 


(引用終

1903-16-1468-3/30メルマガブログ転送トランプ大統領落語演説

(優秀メルマガブログ紹介)
https://www.youtube.com/watch?v=c4Sxn63yACQ
グランドラピッズでのトランプ・ラリー
(見出し)

(私のコメント)
トランプ大統領の演説は、べらんめえ口調でとても面白い。
落語の登場人物のような開けっ広げの話方をする。
これがエリートに翻弄されてロクなことがなかったアメリカ大衆に受けるのだろう。
こういう人物が出てくるアメリカという国は面白い。


(私のコメント終)
(引用開始)

Ricky_Elwood

https://www.youtube.com/watch?v=c4Sxn63yACQ
いやあいいですね、グランドラピッズでのトランプ・ラリー(まだ前半30分くらいしか見ていませんが)。物凄い人数が集まったそうですね。
冒頭の”God Bless The USA”のところで思ったんですが昨年の中間選挙の時のMAGAラリーに比べて若い人が増えてますね。とてもいい事です。…


昨年は中年おやじがウットリとトランプ大統領を見上げてる図が多かったが今回は若者たちも満面の笑みでトランプ大統領を見上げてます。

最初の30分をざっと見て思ったのは「大統領の発言が相当踏み込んでいる」という点です。
2016年の大統領選前後にヒラリーその他民主党系統の悪者達が何を企んで…


どんな手順でそれを実行に移したか、という事は保守人の間では公然と語られてきました。
でも去年のラリーまではトランプの口からそれがナマで語られる事は無かったと記憶してます。
それが今回は大統領自身がその話をしています。相当踏み込んでます。やはりモラー・レポートで「共謀の事実無し」と…


決定的な報告がされたからでしょうね。
トランプ大統領もこの件に関してはジュリアーニ弁護士らから「その話を中間選挙で持ち出すのはまだ早い。
モラー・レポートで潔白が証明されるまで待て」とか言われてたんじゃないでしょうか。トランプ大統領もよく我慢したものです。…


以下、面白かった部分を粗訳します。見直し無しで投稿。

(訳始まり)========

(4’03”)
そして3年間にわたる嘘と中傷と悪口の末、あの「ロシアの捏造話」はついに死んだ!あの共謀の妄想話は終わったんだ。
特別検察官は報告書をまとめた。共謀は無し、司法妨害も無しだとね」…


私はその事を2年半前にみんなに伝える事だって出来たんだ。簡単にね。全面的に潔白であり、完全に私は正しいという事をだ。

(注:モラー・レポートが出るまでそれを我慢してきたんだ、という意味ではないでしょうか)

みんなも知っての通り、特別検察官ロバート・モラーはデモクラッツ…


(民主党の人々)にとっては神様だった。彼が「共謀は全く無かった」と言うまではあちらにとっての神様だったんだ。ところが今現在デモクラッツはモラーの事がそこまで好きじゃなくなってる。面白いよな。

(5’16”)
民主党とほら、あそこにいるフェイクニュースメディア、(観客ブーイング)そして…


ディープ・ステートの奴等による、2016年の大統領選挙の結果をひっくり返そうというあの気違いじみた企ては失敗に終わったんだ!
2016年のあの選挙。長い歴史の中で、多分建国以来(right from the beginning)アメリカが行った選挙の中で最も偉大な選挙をだよ。…

(6’04”)
これは我々の歴史的な選挙戦大勝利を無き物にしようとする、そしてアメリカ国民の意思を妨害しようとする邪悪な行い以外の何ものでもない。我々がなんちゃらかんちゃら、我々がムニャムニャ!(何言ってるのかよう判らんですが観衆は喜んでいるのでいい事言ったと思われます)…

(6’29”)
我々はアメリカ全国から投票をする為にやって来た。奴らは我々の票を奪うことは決して出来ない。決してだ。我々の運動は既存の政治勢力と腐ったメディアに挑戦したんだ。こんにちほどメディアが腐りきっていた事はない。沢山の既得権益(many special interests)さ。奴等がやれる事は何でも…

我々に仕掛けてくる理由はそれなんだよ。我々を排除したいのさ。だが我々は排除するにはとてもタフだぜ。(観衆の歓声)

(7’08”)
ロシアの魔女狩りは2016年の大統領選に負けた人々が計画したものだ。権力を不法に取り戻すために複雑なウソ話を作って無実のアメリカ人の罪をでっち上げた。彼らは今も…

苦しんでいるんだ(例:フリン将軍)。

(略)

(8’03”)
我々は腐りきったエスタブリッシュメントを打ち負かした。そして我々はアメリカ国民に対しての公約を守り続けている。そしてそれが奴等を発狂させるのさ。(大歓声)

こんにち我々の活動はそして我が国は繁栄を謳歌している。…
奴等のペテンは満天下にさらされてしまった。このロシアの捏造話を押し進めた奴等に対する信頼は永遠に破壊されてしまった。そして奴等は今非常に大きな困難に直面しているという訳さ。(大歓声)

(8’52”)
そしてこの国に対して与えられた痛手。奴等が何をしたかを考えてほしい。それによって失われた…

時間を考えてほしい。これだけひどい雲に邪魔されたのに、こんなにインチキで腐った唾棄すべき雲に覆われていたのに我々は力を合わせて最初の2年でこの国の歴史の中のどの政権よりも多くを成し遂げたんだ。(大歓声)

(9’24”)
そしてこの負け組のグループは私を、私の家族を、そして奴等のウソに疑問…

を呈した全ての人々を情け容赦無く攻撃したんだがそれだけでは無かった。奴等はこの国を分断しようとしたんだ。
国家的議論を妨げようとしたんだ。そして我々の民主主義をズタズタに引き裂こうとしたんだ。世界のどこよりも偉大なこの国の民主主義をだ。…

(9’54”)
奴等がそうした理由、それは奴等が多分歴史上最高の大統領選挙の結果を受け入れるのを拒絶したからだ。実に沢山の人々がこの詐欺によってひどく傷つけられた。だがもっと重要な事は我々の国が傷つけられたという事だ。我々の国は傷つけられた。…

(10’30”)
だが奴等は今、人工呼吸器を取り付けられてる。(笑い) 奴等は今マウス・ツー・マウスの蘇生術を受けているのさ。ちっちゃい弱い男、アダム・シフ。あんな弱っちい男は見たことが無い。ヤツは長距離打者じゃないな。オレは今日あいつが喋ってるの見たぞ。(以下モノマネ)…

「えーと我々はまだいくらかロシア共謀疑惑が残ってるのかどうか本当はよく分からないんですよ」ヤツは異常だ。異常な男なんだ。

(この後、ジェリー・ナドラーという民主党の意地悪おじさん議員の話。何と、トランプは実業家時代にナドラー議員とビル建設を巡ってさんざんマンハッタンで喧嘩した…

そうです。知らなかった。奇縁ですね。「それなのに大統領になってまたアイツと喧嘩だ。信じられるか?あら探しばっかりしやがって、あいつらビョーキだぜ」みたいな事を言ってます)

(12’31”)
全ての民主党の政治家、メディアのボスたち、悪い奴等なんだ。(ブーイング) 心の曲ったジャーナリスト達、

徹頭徹尾不正直なテレビの評論家達、ところでだな、奴等はすごい視聴率を誇ってたんだが(モラーが調査結果を発表した)昨晩な、視聴率は地べたを這うがごとき、って奴さ。みんな見ただろ?(大歓声) 我々の友人、(Foxの)タッカー・カールソン、ショーン・ハニティ、ローラ・イングラムは(天を指さして)…

無慈悲なまでに視聴率アップさ。

我々の国のこの歴史の中で突出した巨大な捏造話を押し進め、長続きさせるのに金を貰った人々。現役であるか否かを問わず、彼らは「ごめんなさい」と詫びるべきだ。そして説明責任がある。(大歓声。Lock them up/奴等をブタ箱にブチ込め、って言ってるのかな?)…

(14’10”)
ちょっとここで考えてほしい。あの偽ものの薄汚れたドシエ(書類)、あれには莫大な金が支払われた。支払ったのは心のネジ曲がったヒラリー・クリントン民主党全国委員会と民主党だ。この事を考えてほしい。(大ブーイング)

(14’30”)
だが奴等は失敗した。ある意味奴等は失敗したんだ。…

信じられるかな、私はツイてたんだ、多分。なぜならフェイクニュースの奴等な、あいつらでさえそれを信じなくってな、あいつらは記事を掲載しようとしなかったんだ。

考えてみてくれ、奴等(民主党側)は何百万ドルも払った。そして取引内容は今じゃ全てウソだとバレてしまったこの酷いウソを記事に…

させるというものだった。奴等はそれを選挙の直前に印刷させようとしていたんだ。だが奴等はどのメディアにもそれを印刷させる事が出来なかったのさ。(フェイクニュース軍団を手で指し示して)いやあ有難う。この事には感謝しか無いな。(観衆を振り返って)判らないもんだろ?…(略)

(15’24”)
それ(ドシエ)は選挙の後で出てきた。そしてみんなその長ったらしい作り話を読んだのさ。(観衆笑う) 私はロシアについて耳にした。人がロシアについて何か言うのを聞いた。私は言ったよ。

「ロシア?それが何の関係があるんだ?」

これは最初はそうでもなかったがある日突然…

「あなたはロシアに関与したんですか?」

と聞かれた。

「ロシア?ロシアがオレの選挙チームと一体何の関係があるんだ?ロシア?」
(大歓声)
(粗訳終わり)===============

明日の朝早いのでここまでにします。最後のところでトランプは人に聞かれるまでマジでロシアの事なんか全然知らなかった…

らしい事が解ります。今回の演説見てて「これは超絶大スキャンダルになる可能性があるな、アチラ側の」と思いました。
本当にアメリカの恥としか言えないような出来事ですからね。

余談。途中で"Drain the swamp!"の掛け声合唱があったのが目新しい感じがしました。最後の"Make America Great Again"

の息の合い方は今ひとつだったかなw
以上とりとめもなく終わります。

会話の終了

 

 

 

(引用終了)

 

1903-15-1467-3/30メルマガブログ転送マルクス主義は魅力的

(優秀メルマガブログ紹介)
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1578.html
短足おじさんの一言

(見出し)
2018-10-25 13:29
https://togetter.com/li/1280519
ジョーダン・ピーターソンの「なぜマルクス主義は魅力的なのか」
なぜマルクス主義は魅力的なのか

(私のコメント)
共産主義は19世紀から20世紀にかけて世界に蔓延した思想で、この為に一億円以上の人が死んだ。
今でも姿かたちを変えて生き残っている。
なぜこのように邪悪な思想として答えが出たにも関わらず、未だに人々を魅了し信奉する人が多いのか。
この記事はそれに答えて、共産主義の元は人間の「嫉妬や憤り」だ、と言っている。
この世のユートピアを嫉妬や怒りを元に作ろうとしている思想なのだ。
(引用)
「持てる者はすべて汚いやり方で手に入れた」という考え方により、嫉妬はもちろん、それを取り返すための行為が正当化されます
それは美徳にすら見えます。これは恐るべき憤りの哲学です。
(引用終)
これが共産主義の本質だ、とこの記事では言っている。
また、現在でも形を変えて共産主義の思想は残っていて、弁護士の団体や教育関係などの社会の中位の支配階層を押さえようとしている。
これは注意しないといけない、と警告しているが、本当にその通りで、日本は教員組合とマスゴミが隠れ共産主義者に乗っ取られて歪んでしまった。
今の韓国人は日本に対して色々な言いがかりをつけてカネを取ろうとしているが、これは嫉妬と憤りから来ている。
成功して金持ちの日本人は、我々から汚いやり方で搾取した、という被害者意識を持つが、これは嫉妬と憤りなのだ。
共産主義の類似の思想は、妬みが本質であるがゆえに、このように色々なところで生き続けるだろう。
仏教では妬み、嫉み、羨みの三つの悪い感情を抑えることでユートピアを目指す。
共産主義は二世紀で終わり、仏教は紀元前から今も続いている。
これは、仏教の方が正しいからだろう。

(私のコメント終)

 

(引用開始)
***
tarafuku10 さんという方がジョーダン・ピーターソンの「なぜマルクス主義は魅力的なのか」を訳してツイッターにアップされている。
大変いい話なので引用します。
特に『マルクス主義は嫉妬に強く訴えかける』『マルクス主義はポスト・モダニズムアイデンティティ・ポリティクスに姿を変えた』『マルクス主義は消えてない。新しい戦術をとろうとしている』
こんな所がとても重要な指摘だと思います。

尚原文はツィッターなのでバラバラになっているが、適当につなぎました。


<以下引用>
https://twitter.com/tarafuku10/status/1055042433640206336
又は
https://togetter.com/li/1280519

tarafuku10 @tarafuku10
ジョーダン・ピーターソンの「なぜマルクス主義は魅力的なのか」を訳してみた。
2017年10月に開かれた公開トークショーからの抜粋です。質問しているのは観客のひとりです。
tarafuku10 @tarafuku10
質問者: マルクス主義はなぜ、古典的自由主義などに比べて根強いイデオロギーのでしょうか。
マルクス主義は19世紀半ば頃から存在し、大学キャンパスなどほとんどすべてのものを支配しようとしています。

ピーターソン: いい質問です。
最初の共産主義者 ‐ ここではとりあえずロシアということにしておきましょう ‐彼らは今日のマルクス主義者に比べれば、
哲学的にそれほど非難されるようなものではありませんでした。理由としては、彼らはユートピア構想を持っていました。

これは必ずしも良いことではありませんが、彼らはこれが必ずしも良いことではないことを知りませんでした。
欧州の古い貴族体制は崩壊しかけ、ひどい戦争を体験し、帝政ロシアといえば、まあ共産主義に比べれば地上の楽園かもしれませんが、
問題があったことは間違いありません。

ニーチェですらこう言っています。「共産主義は実験の価値はあるかもしれない」。しかし著書『力への意思』の中でこうも言っています。
「結果として何億もの人が死ぬことになるだろう」。これは歴史上最も注目に値する予言の1つと言っていいでしょう。
(引用者注:1997年刊行の共産主義黒書で、共産主義による死者は少なくとも1億人と言われている)
(以下エントリー参照ください)
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1270.html

だからマルクス主義が魅力的というのはわかります。ユートピア的です。しかし、暗い側面もあります。
「あなたより持てる者はすべて、それをあなたから盗むことで手に入れた」。
これは、人間の精神に潜むカインケイン(「カインとアベル」のカイン、旧約聖書『創世記』に登場する兄弟。
アダムとイヴの息子たちで兄がカイン、弟がアベル
人類最初の殺人の加害者・被害者とされている) 的要素(訳注: 平たく言えば嫉妬)に強く訴えかけます。

「持てる者はすべて汚いやり方で手に入れた」という考え方により、嫉妬はもちろん、それを取り返すための行為が正当化されます。
それは美徳にすら見えます。これは恐るべき憤りの哲学です。また、病的な反人間的エートスも一役買っています。
多くの環境運動の基礎にあるのがこれです。
(引用者注:エートス: 一般に、ある社会集団・民族を支配する倫理的な心的態度をいう)

もちろん、私たちが地球に対してひどいことをまったくしてないと言いたいわけではありません。
たとえば、海に対して理解不能なほどひどいことをしています。
しかし、環境保護の運動家が「人類はこの惑星の癌である」と身も蓋もない言い方をするのを聞いたことがあります。

もし誰かがこのようなことを言ったら、一目散で逃げてください。(聴衆一同、笑)。
なぜなら、これは、精神の根源的な部分でジェノサイド的だからです。
したがって、まだ調査されていないさまざまな動機がマルクス主義の復活を後押ししているのだと私は思います。

これは、子供たちが受けている質の悪い偏った教育の結果でもあります。
子供たちは第二次世界大戦やナチについてある程度知っています。
しかし、ソ連と中国で何が起きたのかはまったく知りません。
私は人格について大学で教えていますが、1930年代にウクライナで300万人が餓死したことについて...

...ほとんどの学生はまったく聞いたことがないと言います。なんということでしょう。
私たちは長い冷戦を闘い、地球を滅ぼしかねない事態だったというのに。
ところが、スターリン毛沢東の政治体制がありえないほど残虐だったことを認めるのは、新マルクス主義者にとって不都合です。

だから、彼らはこれについて話さないと決めたのです。このように、さまざまな腐敗がマルクス主義を推進しています。
しかし、その最大のものは「憤り」でしょう。私が考える最悪の感情、最悪の行為は、憤り、欺(あざむ)き、傲慢さです。

これら 3 つが合わさるとき、気を付けなければならない力が生まれます。

質問者: マルクス主義はこの世から消えてなくなることはあるのでしょうか? それとももっと勢力を強めるのでしょうか?

JP: マルクス主義はポスト・モダニズムアイデンティティ・ポリティクスに姿を変えたのだと私は考えています。非常に巧妙なやり方です。
これはフランスの学者、主にデリダフーコーがもたらした結果です。マルクス主義は消えようとはしていません。
新しい戦術をとろうとしているのです。

誰も想像していなかったことですが、彼らはいたるところで中位レベルの統治組織を支配しようとしています。
したがって、脅威は高いレベルの政治組織に存在するのではありません。
個人を支配する権力は必ずしもそこにあるのではないのです。こうした権力は小さな政治構造、サブ政治構造にあります。

たとえば、教育委員会。たとえば、カナダ・オンタリオ州弁護士会は、弁護士に原則声明の提出を求めようとしています。
テンプレートまで用意して、原則声明に何を含めるべきかご丁寧に指示までしようとしています。
これは基本的に、平等、多様性、包摂についての声明です。

その原則声明に同意して提出しなければ、それは基本的に自分が差別主義者と認めることになり、弁護士資格を取得できません。
オンタリオではこれについて現在大きな論争が起きています。私たちはこの論争に勝てるかもしれませんが、油断はできません。
また、一般の人々が、中位レベルの...

...統治組織の支配に油断しすぎていることも理由のひとつです。
こうした比較的小さな権力を持つ地位を乗っ取ることが得意な集団に、それを簡単に許しています。
これには気を付けなければなりません。なぜなら、これは本当に良くないことだから。
そして、反撃するのが非常に難しいことだから。(了)
2018-10-24 19:30:16

tarafuku10 @tarafuku10
ジョーダン・ピーターソンはカナダ・アルバータ州出身の臨床心理学者。1962年生まれの56歳。バーバード大学で教鞭を執った後、現在はトロント大学の教授。今年初めに出版した「12 Rules of Life」が200万部を超えるベストセラーに。左派による大学教育現場の支配を強く批判。 pic.twitter.com/WVQPsrtmoR
2018-10-24 20:33:54

<引用ここまで>


マルクス主義は嫉妬に強く訴えかける』『マルクス主義はポスト・モダニズムアイデンティティ・ポリティクスに姿を変えた』『マルクス主義は消えてない。新しい戦術をとろうとしている』、素晴らしい意見ですね。
こんなことを踏まえ、ではどうしたらいいか、それを考えていきたいと思います。

 


(引用終了)

1903-14-1466-3/24メルマガブログ転送ハノイシンガポール

(優秀メルマガブログ紹介)

http://tameike.net/comments.htm#new
●かんべえの不規則発言

(見出し)

(私のコメント)

簡単なベトナムシンガポール旅行記だ。
日本が進出して高級品としてブランドを確立しているようだ。
これから日本が活躍できるのは、中国でなく東南アジアだろう。

(私のコメント終)

 

(引用開始)

ベトナムハノイに来ております。たぶん20年ぶりのことではないかと思います。初めてきたのは1999年11月で、ちょうどこの溜池通信を始めたばかりの頃でした。

○その時は社会主義国を訪れるのが初めてだったので、イミグレで軍人のような係員が威張っていることにびっくりしたものです。それが今ではすっかり様変わり。何しろこの国は、今では入国カードもなければ、イミグレで写真を撮られることさえありません。

○そして、街は夜になると真っ暗になり、まことに寂しく見えたものですが、今ではこうこうと明かりがついている。何しろ今、これを書いているのが地上55階なのですから、推して知るべしであります。

○ひとつ発見したことは、この街の中心部は大統領府があって、大きな広場があって、ホーチミン廟がある。この作りはモスクワと全く一緒ですな。すなわち赤の広場の隣にレーニン廟とクレムリンがある。その昔、社会主義国は揃ってモスクワをまねようとしたのでありましょう。

○おそらくは北朝鮮もそういう国のひとつであって、先の米朝首脳会談にこのハノイが選ばれたことは、そういう意図があったのかと納得します。逆にアメリカから見ると、ベトナムは戦争を戦った後に仲良くなった国であって、最恵国待遇を与える過程では、POW・MIA問題などで随分やりあった相手でもある。でも、「アメリカと仲良くなると、こういういいことがある」と教えてくれる実例でもあったわけです。

○旧市街を訪れると、ここは昔ながらの様子が残っている。でも、やや観光客モードになっているのは、浅草みたいなものですかな。街中を走るクルマの量が増えましたが、オートバイも相変わらず元気に走っています。これぞベトナム。経済成長率7%は伊達じゃありません。いや、それにしても20年間には大きな変化があったものだと感心しております。アッパレなり、ハノイ


<3月22日>(金)

○暑い、あつい、アヅイ。昨日、今日のハノイはとっても暑いのだ。今週末になると雨が降って寒くなるという噂もあるのだが、気温が30度超えたらもう夏到来だよね。空気はあまりキレイではないのだけれども、市内にあるホアンキエム湖のそばを歩いていて、ほんのり風が吹いたときなどはホッとする瞬間である。

○出発の前夜に慌てて夏物のブレザーを取り出したのだが、これだって着ちゃいられない。半袖シャツで歩いていると、道端で何かを売っている人が居たり、何をするでもなくお茶を飲んでいる人たちが居たり、所在無げにスマホを見ている人が居たり、そうかと思えば縁台将棋(というか、中国式の将棋らしい。いくら目を凝らしても、どれが王様なのかが分からない)をやっている人たちが居る。この人たちはいったい何をしているのだろう。

○市内を歩いていて、ちょっと感動したのがホアロー収容所である。フランス植民地時代のもので、それはそれは残酷なつくりになっている。フランス人はひどいことしますなあ。場所は違うけど、スティーブ・マックイーン主演の『パピヨン』という映画を思い出す。ホアロー収容所は後にベトナム戦争時に、アメリカ人捕虜を収容する施設に転じた。いわゆる「ハノイヒルトン」である。その中には若き日のジョン・マッケイン三世もいたのであった。

○そうかと思えば、ベトナム軍事歴史博物館(本日は休館)には、中国人観光客が何十台ものバスを連ねてやってきている。察するに陸路をたどってここまで来ているのであろう。ミグ21なんぞが飾ってあるが、およそオモチャのような戦闘機であって、こんなものでよく戦争したわなあ、と感心してしまう。2015年に「国宝」に指定されたそうですが。

○こんな中で、昔と変わらぬ仕事を続けているのが商社駐在員の皆様方である。世の中が移り変わるにつれて、欧米ではどんどん事務所を縮小しているのだが、それでも東南アジアでは今も変わらず商社らしいフィールドが残っている。おそらく世界経済に占める日本のシェアは、これからもどんどん低下が続くのだろうが、「ここで負けたらアキマセン」というのが東南アジアであろう。

○ここハノイは「米中貿易戦争」の論理的帰結として、今は中国に代わる製造業の拠点として脚光を浴び、どんどん外から投資がやってきている。果たしてこの繁忙、どこまで続くのか。とにかく若くて、暑くて、元気な国なのである。ベトナムは。


<3月23日>(土)

ハノイの空港では、ベトナムエアーのゲートは超満員なのである。大きな荷物を抱えた善男善女が並んでいる中で、思わず溺れてしまいそうになるのですが、ともあれ何とか便には間に合う。そこから3時間余りで到着するのがシンガポールである。

○どうしてハノイシンガポールになるのかというと、別段、トランプ=金正恩会談の後を追っているわけではなくて、たまたまそういうことになっただけである。ともあれ、元気のいいASEAN新興国から、元気のいいASEANお金持ち国へ。チャンギ空港に機体が着陸して、ホテルの部屋に入るまでは1時間以内。何なんだ、この手際の良さは。

○現地では佐藤夫妻にご案内いただく。それにしても、当地における「ドンキ」の盛況ぶりにはあっけにとられました。繁華街のど真ん中のビルが、ユニクロ東急ハンズZoffなどの日本資本に占領されていて、地下街はドンキなのである(ドンキホーテ、という名前は既にスペイン資本によって登録済みであったとのこと)。

○すごいんですよ。ワンパック1500円もする「あまおう」が売れています。鮮魚コーナーでは、Buri Kirimiとか、GINDARAとかを売ってます。北海道産干しアワビ、干しなまこ(バカ高い)を見た時には頭がくらくらしましたな。もちろん和牛も人気です。日本のコメも十種類以上売ってます。

○さらに当地では、"Hokkaido"が絶大なブランド価値を有している。北海道の海産物はもとより、ラーメンから豚丼、さらには余市などのウイスキーまで売ってます。「毎年、北海道に通っている」人もいるのだそうで、なるほどインバウンドのブームというのは、相当に腰の入ったもののようです。

○いかにもドンキらしい点としては、ガチャポンを置いていて、そこにはガンダムやキティちゃん、ピカチュウなど、一通りの日本製アイテムが揃っています。しかもコインは40SDとか30SDとかですから、気分的には500円玉ですね。現地の小学校では「ベイブレード」も人気になっていて、なんとNetflixが英訳して放送しているんだとか。

○日本の感覚から行くと、何より道行く人の若さが感動的です。しかも暑いものだから、皆さん薄着なんですね。さすがは常夏の島。こんな風に若い人が元気な一方で、お店のお掃除をしているのは高齢者だったりする。世界経済の最先端を行く当地の経済は、繁栄もあるけれども矛盾もありそうだ。

○どれ、ちょっと酔い覚ましにカジノにでも行ってくるとするか。今日は土曜日。夜は長いのである。

 


(引用終)

1903-13-1465-3/23メルマガブログ転送個人の意思で法を曲げる天皇

(優秀メルマガブログ紹介)
https://blog.goo.ne.jp/bb-danwa/e/af055cb49e0642e1751cdf15c24234ad
BBの覚醒記録

(見出し)
生前退位」は憲法違反だ!!政府、マスコミ見て見ぬふり


(私のコメント)
今回の天皇の交代は憲法違反だ。
個人が憲法違反を平気でやるのは革命的行為で、GHQによる明治憲法改正「八月革命説」と同じようなものだ。
この天皇は自分の都合で法の上に立つから立憲主義を踏みにじっている。
歴代最悪の天皇なのだが、左翼や創価学会などが背後に居てマスゴミを操っているから始末が悪い。
この天皇は歴代の日本の天皇でなく、アメリカ人によるアメリカ人の頭をした初代天皇だと考えると分かりやすい。
その証拠に、彼らは「皇祖皇宗」のことを決して言わない。
言っても「私の祖先には朝鮮人の血が混じっています」なんて言う位だ。
形式的には伊勢神宮明治天皇陵を拝むが、本心でないのは見え見えだ。
しかし、それでも我々日本人は、戦争に負けて天皇が残っただけでもありがたいと思わないといけない。
これは世界史的に見て奇跡的なことだ。
今の天皇もそういう逆境で、孤立無援で生きてきたのだから、変質するのも仕方がないのではないか。
武家とちがってお公家さんは生き残ること、子孫を残して存続することが根本命題だ。
これは遺伝子学的にも正しい人間の基本だから、その点から言えば正しいのだ。
欲を言えば、高貴な義務も継承してほしい、と願うだけだ。

 

(私のコメント終)
(引用開始)

生前退位」が今上陛下による憲法違反であることは、生前退位が発表された時から拙ブログでは指摘して来ました。
***
3/19(火) 10:21配信

陛下が自らの意思で退位したと解釈されると、天皇の政治関与を禁じた憲法に抵触する恐れがあり、発言の順序に配慮した。

・・・・・・ここまで

「自らの意思で退位したと解釈されると」も何も、公共放送を私物化して「お気持ち表明」、政府を動かしたのは他ならぬ今上陛下ではありませんか!
政府は寝耳に水であたふた、「特措法」という緊急措置でしのいだのですが、天皇陛下は「恒久法にしないと、あたかも私のわがままのようではないか」と周辺にご不満をお漏らしのよし、いえ、わがままなのです。
***
しかも、自らは憲法違反を侵されながら「平和憲法護持」を折りに触れ主張なさる矛盾にもお気づきではない。またGHQ由来の平和憲法を守れという主張自体が、憲法改正を目指す政権へのアンチ発言であり、政治関与に他ならず即ちこれも憲法違反です。
現行の憲法など日本弱体化のための占領軍関与の憲法であり、中でも9条は最悪。だから現憲法を最良のものだなどとは言わないし、改正して然るべきものですが、しかし悪法でも法は法、誰かがそれを冒して容認されたとなると、日本の秩序の一画が壊れ、なし崩しに憲法はその力を喪失します。
他ならぬ天皇陛下がそれをおやりになっているというのに、マスコミも政府も。名だたる保守論壇の人たちも、もの言えずにいます。

かつて、これほど絶大な権力を持った天皇はいなかったのではないでしょうか。「お気持ち」一つでやりたい放題、言いたい放題でそこにかつての、諌める忠臣もまた皇族への罰則もなく、従ってストッパーになる機能は皆無なのです。

危険です。皇室典範がこうもいとも簡単に無視されるなら、今後も時の天皇の「お気持ち」のまま、やりたい放題が可能です。

愛子さま天皇擁立論も一見、あり得ないのですが皇室典範を無視、ということは憲法無視がこうも、大っぴらに無批判で通ったのだから、もはや何でもありの世界に突入します。

上皇上皇后が政府の頭越しにNHKに持ちかけ、上皇のお気持ちとして「皇統はやはり現天皇の血統から」として愛子さま天皇擁立を訴えれば、どうなるのでしょう。

繰り返しますが「生前退位」は今上陛下による憲法違反です。
したがって退位も、新天王即位も憲法違反の上で行われるのだと、私達国民は自覚して迎えるべきでしょう。無邪気に日の丸の小旗を打ち振って「バンザイ、バンザイ」では、国家のトップにマンセーを叫ぶ北朝鮮人とどこが違うでしょうか。

 

 

***

すべては、天皇憲法違反と伝統の掟破りが発端の怖ろしい愚かしい茶番です。
天皇三種の神器のうちの剣と璽を継承する資格がおありでしょうか。

両陛下による剣璽御動座の伊勢神宮参拝の折、皇太子殿下は雅子さま愛子さまを連れてスキー旅行。両陛下がお留守の皇居をお守りしたのは秋篠宮殿下です。

皇太子殿下はホテルのテラスから、お好きなカメラを手に撮影を楽しんだりなどなさっていました。そして公務もなさらぬ雅子さま、学校を遅刻、早退、欠席の愛子さまと雪山を滑ってはしゃいでいらしたのでした。

天皇の象徴である、剣璽(剣と勾玉)御動座の伊勢神宮参拝をおさぼりなさってのスキーでした。むちゃくちゃです、即位以前からこのていたらくなのです。剣と勾玉など、どうでもいいのでしょう。小和田系GHQ史観に染まった東宮ご夫妻には。

 

(引用終了)

 

1903-12-1464-3/23メルマガブログ転送現代貨幣理論

(優秀メルマガブログ紹介)
https://ameblo.jp/reisaiouen/
働く人のためのケインズ革命
建物固定資産税と消費税を廃止し、法人税と所得累進課税を強化すれば、賃金の上昇を伴う良いインフレが起こり、格差が是正され日本経済は回復する。
通貨発行権を持ち生産大国である日本に、デフォルトまたはハイパーインフレの到来という意味における財政危機は存在しない。

(見出し)
①おまけ・MMT(新貨幣理論)批判・愚か者の落とし穴


(私のコメント)
この記事は、MMT(モダン マネー セオリー)についての解説で一番納得できる内容だ。
前にもこの理論については解説してきているが、これから社会的にも政治的にも学問的な戦場になるだろう。
特にアメリカではトランプ大統領に反対する民主党社会主義者の間で、このMMT理論は注目されている。
左派の社会主義バラマキ派、すなわち、社会保障国債で賄え、と主張する人々はその財源をどうするか、で困っていた。
だが、MMTは国家というものは打ち出の小槌を持っている、という話だから、彼らにとって都合が良いのだ。
但し、MMTを解説する学者評論家は沢山いるし、まだ議論の余地が沢山あるので、この理論ははっきりしていないことを前提にしよう。
この記事も一番真実に近いようにおもえる、ということで、決定ではない、と考えた方が良い。
保守主義では常にどこかに「懐疑」を持っていることが重要だ。
ましてや、理論を信奉したり、論者を崇拝したりするのは、止めておくか、やっても良いが程々にした方が良い。
経済学というのは、一種の宗教のようなものだから、実際はどうなのか、事実はどうなっているか、という視点を常に持つ必要がある。
間違っても東大教授の言うことだから、というような権威を信用してはいけない。
このことは、身近のことにも言えるので、株式投資をしていると非常に大切な心構えだ。
MMTなどというものは天下国家のことだから身近なことでなく、個人は考える必要がない、と考えがちだがそれも間違っている。
こういう理屈は、知っておかないと身近の問題の本質が見えてこなくなるのだ。
株式投資をすると、逆にこういう経済学の知識が必要になるから、世間が広くなる効用がある。
さて、この記事だが、貨幣というものは何か、という問題に答えようとしているのだ。
貨幣というのは、Wikipediaによれば

「物やサービスとの交換に用いられる「お金」を、経済用語では貨幣、または通貨と呼ぶ[3]。
貨幣とは、経済学上は、価値の尺度、交換の媒介、価値の蓄蔵の機能を持ったものの事である。」

つまり、「価値」「流通」「貯蔵」の三つの機能を持ったものだ。
逆にこの機能を持つなら貨幣になる。
現在仮想通貨のビットコインはこの三つの機能を持つがゆえに貨幣の仲間入りして問題になっている。
子供がクレヨンで書いた紙幣の絵は流通しないが、親子の間では「肩たたき券」は立派な貨幣だ。
つまり、貨幣は上記に加えてそれが貨幣だ、という社会の信用が重要だ、という話だ。
この記事は理論に対する批判を主にしているから、上記のような基礎知識がないと分かりずらいかもしれない。

この記事で私が考えるのは、経済学理論は世の中の現象の一部を切り取って、それを典型的一般的な動きとして、それを理論付けることをやる学問だ、ということだ。
理論は数学などを使って、それ自体は正しいのだが、前提になる世の中の現象を切り取る過程で問題が生じる。
演繹的には正しいのだが、演繹の前提になる条件が正しくなければ幾ら精密に演繹的理屈を重ねても意味がない。
マルクス主義なんかも、それで間違う。
この記事に出てくる「税金を支払うから皆貨幣を貨幣として信用する」という理屈もおなじだ。
そういう現象は確かにあるが、それが全てではないから、その現状だけを切り取ってそこから理論構築すると間違う。
だが、一見すると分かりやすく納得がゆく話になっている。
経済学ではこういう類いの理論が非常に多い。
だから上記で言ったように、経済学理論は実際はどうなのか、事実はどうなのか、原点に戻って考えた方が良い。
さて、この記事の肝は次の通りです。

「すなわち、アルフレッド・ミッチェル・イネスは、そのとき、金本位制と古典派経済学の金属主義に反対するためには、
表券貨幣論(「価値を記録した書面」を信じることで成立する貨幣論)を展開すれば良かったわけで、
政府が税金で回収出来ることを強調する必要は無かったし、貨幣とは債権であると言う必要もなかったはずで、
これは、余計な議論にしかならなかったと思うからです。
事実、ケインズもラーナーも租税貨幣論も貨幣借金論も採用していません。」

私の考えでは、貨幣が「借用証書」だ、という考えは今一つ納得できなかったから、この記事は正しいと思う。
貨幣というものは信用で流通している、というだけでよいので、経済学は時々余計な理屈を重ねるのだ。
マルクス主義マルクスという人が妄想気味の理屈を重ねて一大楼閣を築いたが、砂上の楼閣みたいなものだった。
蜃気楼でも、あると信じればある、というもので、それを後年エンゲルスという人が国家社会をぶち壊す道具に利用しものだ。
このように経済学者は余計な理論を構築して一般人をけむに巻いて、自分たちは如何に頭が良いか、争うようなところがある。
我々は有効な経済学理論かどうか、検証する必要があります。

この記事の筆者はケインズ経済学を信奉する人で、何時も読んでいるのだが、大変勉強になる。
是非、読んでもらうと大学の授業の数倍も知識が得られる。
大学に通って勉強しているつもりで読むと良いと思います。
まだ、色々書きたいが長くなるのでこれまでにします。

(私のコメント終)

 

(引用開始)
①おまけ・MMT(新貨幣理論)批判・愚か者の落とし穴

 

MMTを批判することは同志討ちのような印象があるかも知れませんが、同志討ちはどこの革命にもあることなので、気にしないで読んで戴きたいと思います。

 MMT(Modern Mometary Theory)は、新貨幣理論、新表券主義、現代金融理論とかいろいろな日本語に訳されています。

 MMTは、貨幣負債論「貨幣は借用証書である」、租税貨幣論「貨幣の最終需要は納税であり、租税貨幣であることで初めて貨幣として流通する」という二つの命題を持っていて、それから、いろいろな政策が導かれると言っています。

 ウィキペディアの「チャクラ論」で、『アルフレッド・ミッチェル・イネスは、1914年に書いたように、金銭の交換は媒体ではなく、繰り延べ支払いの基準として存在し、政府の資金は政府が税金で回収できる借金であると主張した。・・・クナップとチャートアリズムは、1930年のThe Treatise on Mondayのオープニングページでジョン・メイナード・ケインズによって参照され、経済における国家の役割に関するケインズの考えに影響を受けたように見える。・・・アバ・ラーナーが1947年に「国家の生き物としての金」という記事を書いたとき、経済学者はお金の価値が金と密接に関連しているという考えを大部分放棄した。ラーナー氏は、インフレと不況を回避する責任は、資金を創出するか課税する能力があるため、州にあると主張した。』とあります。

 現代の支持者として、ウォーレン・モスラー、L・ランダル・レイ、スティファニーケルトン、ビル・ミッチェルの名が挙げられています。

 しかし、私の感想としては、これらの立論はアルフレッド・ミッチェル・イネスの勇み足ではなかったのかと思われてなりません。

 すなわち、アルフレッド・ミッチェル・イネスは、そのとき、金本位制と古典派経済学の金属主義に反対するためには、表券貨幣論(「価値を記録した書面」を信じることで成立する貨幣論)を展開すれば良かったわけで、政府が税金で回収出来ることを強調する必要は無かったし、貨幣とは債権であると言う必要もなかったはずで、これは、余計な議論にしかならなかったと思うからです。事実、ケインズもラーナーも租税貨幣論も貨幣借金論も採用していません。

 ケインズは、書評で、『しかしながら、単に債務であるにすぎなかったものが本来の貨幣になったときには、 それはその性質を変えてしまっており、そしてもはや債務とみなされるべきではないのであって、その理由は、 それ自身以外の他の何かあるものをもって支払いを強制されるということが、債務の基本的性質であるからである』と言っています。

 もし、ケインズが租税貨幣論や貨幣借金論が貨幣の本質を表すものであると考えたのなら、いや、それどころか、無限の貨幣発行権や財政赤字の意味を説明するのに便利なヒントにすぎなかったとしても、ケインズはその考えを自分の理論の一部に採用したはずです。しかし、ケインズはそうしませんでした。ケインズがそうしなかったのは、ケインズにとって、租税貨幣論や貨幣借金論は貨幣の本質を表すものでもなかったし、説明に便利なヒントでもなかったからです。

 また、アバ・ラーナーは熱心なケインズの支持者ですから、経済学者に「お金の価値が金と密接に関連しているという考えを大部分放棄」させ得たのは、金本位制からの離脱を説くケインズ経済学の「価値を記録した書面を信用する表券主義」によって成されたのであり、貨幣負債論と租税貨幣論によってではありません。

 (新表券主義者は、表券とはそれ自体すでに負債を意味すると主張していますが、表券の意味は「価値を記録した書面」という意味でしかなく、他の性質は付加されていません。あくまで、新表券という言葉で初めて負債という性質を付加されているのです。)

 「インフレと不況を回避する責任は、資金を創出するか課税する能力があるため、州にあると主張した」のは、これはケインズ経済学そのものであり、表券主義だけで成立します。MMTが介在する必要はありません。

 そもそも、MMTは、金本位制の頃に唱えられた理論で、当時の金属主義を批判しています。金本位制を批判する側の苦労は大変だったわけで、MMTのその闘いへの貢献は理解出来ます。だから、MMTを批判することは、同志討ちのような印象になるのです。しかし、アルフレッド・ミッチェル・イネスは、貨幣負債論および租税貨幣論以外の解釈は間違いであると言っているので、表券貨幣論の中で同志討ちを引き起こそうとしているのは、アルフレッド・ミッチェル・イネス自身なのです。

 ゆえに、単なる一つの理論としての貨幣負債論および租税貨幣論という可能性の問題提起だけなら容認も出来たものの、それ以外の解釈は間違いであると断言するのは行き過ぎであり、MMTは単なる理論に留まらない、いわゆる原理主義運動と見ることが出来ます。こうした、教条的な整風運動は再びマルクスのような間違いを犯すであろうと警戒せざるを得ません。

 現在の世界経済はようやく金本位制から離脱して、表券貨幣(価値を記録した書面)のみで経済政策を行えるようになりました。そして、表券貨幣というだけで、全ての政策を正しい方向に導くことは可能です。

 にも関わらず、そこにMMTを、他の理論を排除してまで付け加えることには、裏にもう一つ別の思惑が潜んでいるのではないかと疑われます。その別の思惑とは、「マクロ経済は会計的な処理で解決できる」という発見を経済学会に受け入れさせればノーベル賞に匹敵する功績になるという功名心であろうと思われます。なぜなら、MMTをどう丹念に読んでも、思い込みを押し付けるだけの繰り返しだけが伝わって来るだけだからです。

 MMTは「神代の昔から、貨幣は債権に過ぎなかった」という証明に全力を注いでいますが、それは、これが崩れれば、MMTは成立の基盤を失うからです。表券貨幣が商品貨幣の進化形であって、貨幣に債権の性質は存在しなかったことになれば、貨幣は必ずしも債権の性質が無くても成立し得ることになり、貨幣負債論は崩壊します。

 しかし、古典派であろうと、ケインズであろうと、貨幣の発展は、物々交換から商品貨幣へ、商品貨幣から表券貨幣へと発展して来たことに異議を持っていません。異議を持たない理由の一つは、それを知ることは重要ではないからです。ケインズは、貨幣の機能を研究することが重要なのであり、貨幣の起源を論じることが重要とは思われないと言っています。

 そもそも、この証明は不可能です。なぜなら、当時の人はみんな死んでいますから、大多数の者がどんな気持ちで取引をしていたかの証明は出来ないからです。もし、当時の人が金銀などの貨幣の商品価値を信じていたということになれば、実は、負債関係を信じていたのであると言ったところで、本人たちは納得するとは思われません。

 また、租税として納付できる法定貨幣についても、租税を納付する利便性から信用性を高めたにすぎないとする説と、租税貨幣であることで初めて法定貨幣が流通しているという説のどちらが正しいかは、今でも、金(gold)と商品を交換する人はたくさん居て、しかも、その交換において金(gold)が貨幣の役割を果たしていると認識している人が居る限り、法定貨幣は数多くある貨幣の一種にすぎないことになり、租税貨幣論も否定されます。現在において租税貨幣と金(gold)が関連付けられているとしても、それは、この世の全ての財が価値的に関連付けられていることの一つであるにすぎないかも知れません。

 「価値を記録した書面」が金銀との交換が約束されなくても貨幣として流通し得るという理論が表券貨幣論です。そして、事実、紙幣がしばしば戦争などで金との兌換は停止されても、表券貨幣であるというだけで流通することは経験済みでした。しかし、言えることはそこまでです。

 それが、貨幣負債主義であったとか、租税貨幣主義であったとかは誰にも断言出来ません。また、断言する必要もありません。MMTの主張の全ては、貨幣を使っている人が何を信じているかにあります。しかし、何を信じていようと、今、表券主義だけで貨幣が流通していることが、必要かつ十分な事実なのです。

 むしろ、当時の議論においても、通貨は表券によるだけで通用するといったことに大きな比重が置かれていたように思えます。MMTはそこに割り込んで来ただけではないかと思います。

 1971年金本位制から脱出し、管理通貨制度の時代になり、純粋な表券貨幣、不換貨幣となった今、その目的は全て達成されており、そこに、MMTが介入する理由は無くなっています。

 貨幣負債論と租税貨幣論という捉え方そのものについては、そういう考え方がることをあえて否定する気はありません。なぜなら、その人が貨幣負債論と租税貨幣論というイメージを持つことで、通貨発行の自由を実感できるのなら、そう考えるのも良いだろうと思うからです。しかし、それはその人の個人的な思考の癖にすぎないのであって、私には関係の無いことです。そして、おそらく、大勢の人たちにとっても関係ないことであろうと思います。

 なぜなら、そう思わなくても、私だけでなく、大勢の人たちも、国家の貨幣の発行行為は、インフレ以外に何らの制約を受けるべきものはないと信じることが出来るであろうからです。

 今、新古典派経済学との闘争のテーマに、貨幣負債論や租税貨幣論を付け加える必要があるかというと、あるとは思われません。

 現在は、「価値を記録した書面」という意味の表券貨幣の発行でどんな影響があり、どういう発行ルールが決められるべきかの議論が残されているだけと思われます。

 その局面において、私は、MMTの復活に大きな不快感を持っています。確かに、MMTは新古典派経済学財政赤字に反対する勢力と闘っていると言っていますから、むしろ、金本位制から離脱出来ることが最優先であった時代においては、MMTもまた好感をもって受け入れる余地はあったと思います。

 では、現在において、私たちがケインズ主義者としての立場を確立したときに、MMT論者と共闘できるかと言うと、それは難しいのではないかと思います。なぜなら、ケインズ主義とMMTとは見過ごしに出来ない重大な問題意識のズレがあるからです。

 それは、MMT論者のほとんどが、

(1)財政支出に関する政策以外は眼中にない

(2)インフレを起こす政策に対して消極的である

であるという二つの特徴を持つからです。

 (1)つまり、MMT論者のほとんどは、緊縮財政を批判しているだけで、それ以外のものは批判していません。MMT論者のほとんどが、政府は無限に貨幣を発行出来るのだから、政府支出においてそれを使えば良いというところで議論が止まっていて、既存の税制および金融制度に関する議論はおざなりにしています。このサボタージュは、ケインズ主義との共闘において容認できないことです。

 具体的に言うとMMTの眼中にないのは、①税制、②社会保障制度、③金融制度、④雇用制度の4つです。これに、⑤自由貿易主義者であることも含めて良いかも知れません。

 しかし、彼らが「雇用・利子および貨幣の一般理論」をどのように読み解いたのか知りませんが、①②③④の変化による消費・貯蓄行動の変化というテーマはケインズ経済学の最も重要な基盤であったはずです。古典派経済学との分岐点もそこにあります。

 MMTが①②③④に対して、どうでも良いことなので放置しろと主張するのであれば、国民を貧困化させる制度が維持されたまま、手当て的な支出に関する裁量だけが政策のテーマとなります。

 つまり、これは、ベーシックインカムの発想と同じもので、社会保障の給付はできるだけ少なくし、自己の救済は基本的に自己責任としながら、また、解雇の自由化や移民受け入れを推進しながら、そして、それは大した問題ではないと言いながら、国民に手当て的な支出を行えば事足りるというものです。

 もちろん、MMTがとりあえず積極財政を行わせるのが目的で、①②③④は次の時に考える別の問題だと言うのなら、ある程度は納得しても良いかも知れません。しかし、MMTはそうではなく、むしろ、それは重要な問題ではないと、①②③④の議論を排除するスタンスを持っているのです。

 つまり、MMTを受け入れてくれるなら、そして、財政政策の自由を少し認めてくれるのなら、その他の政策は手をつけないと、新自由主義者と取引しているようにも見えます。そこが薄気味悪いのです。

 ③金融制度について、MMT論者のほとんどが金融制度を眼中に置いていません。それは、MMTが中央銀行の金融政策および金融機関の信用創造を否定しているからです。つまり、金融政策は効果がないから、中小企業金融を見捨てて、財政政策だけでやろうと言っています。しかし、それでは、中小企業は、自分では投資出来ない政府機関の日雇いの下請けになってしまいます。あとに残るのは大企業の独占的投資だけです。金融政策の効果が停止した状況を放置するスタンスは新古典派新自由主義と同じものです。

 金融政策に効果がないのなら、制度的な障害を点検して、再び、金融政策に効果が出るように変革すべきです。あくまで、中小企業が自立的に投資できるようにしなければ、民間の活力や地方の活力は生まれません。すなわち、金融制度としっかり向き合い、間接金融を国民の手に取り戻すべきなのです。

 また、MMTは、日銀の通貨発行に関係なく、負債を記録するだけで貨幣を作り出すことが出来ると言っていますが、負債を記録するときは必ず自分の保有貨幣または日銀からの調達の可能性を根拠としていなければならないので、この論は明らかに間違っています。これは、MMTにとって致命的な間違いであると思われます。

 また、MMT論者は、政府の計画したインフレ率に達してない場合は、現状の①②③④に関する制度を放置したまま、その計画したインフレ率まで財政赤字を拡大して、政府支出さえ行えば良いと言っています。この言い回しが気持ち悪く感じるのは私だけでしょうか。①②③④こそが最重要課題なのに、単純な財政赤字とインフレ率の問題に摩り替えられているのです。まるで、新古典派の言い分を聞いているようです。

 (2)MMTには、貨幣発行の基準を財政収支ではなくインフレ率に求めようという提案があります。それは正しいのです。だから、おそらく、積極財政派はMMTを受け入れているのだろうと思います。

 しかし、積極財政政策の主張をするには、管理通貨制度による表券主義だけで十分であり、必ずしもMMTに頼らなくても良いはずです。そうであれば、貨幣負債論と租税貨幣論を主張するMMTはノイズにすぎません。

 つまり、積極財政派とMMTの一致するところは「貨幣発行の基準を財政収支ではなくインフレ率に求めよう」という部分しか無いのであって、①②③④に関する制度の設計については、全く異なったスタンスを持っているのです。

 しかも、MMT論者はインフレについて何と言っているかというと、好ましいとは言っていません。つまり、MMTはインフレに対するスタンスにおいても新古典派新自由主義と高い親和性があり、共存しようとする姿勢すら見受けられます。新古典派と共存しようとすれば、国民の行きつく先にあるのは固定された格差と貧困です。

 むしろ、MMTからは、まだ、インフレによる平等経済成長の達成という発想は出て来ていません。インフレが起こらないように財政赤字をコントロールすれば良いと言っているだけです。

 インフレに対する積極性がないのに、積極財政派やリフレ派がどうしてMMTを信用できるのか不思議です。

 富裕層のための政党である自民党は建前においてはリフレ派、本音においてはデフレ推進派ですから、MMTが自民党にはややこしい理論であっても、結果がデフレ容認なら自民党に受け入れられるかも知れません。

 おそらく、富裕層および自民党の最も恐れるものがインフレです。だから、インフレを起こさないと約束してくれるのなら、どのような理論でも、そして、MMTであろうとも、連中に受け入れられるでしょう。

 しかし、インフレによってのみ、債務者は持続的に債務から救済されます。よって、低所得者貧困層は未来に向けて債務を拡大することが可能となり、中間層に成り上がる道が切り開かれて来たのです。インフレこそが、低所得者貧困層に残された最後の切り札なのです。

 


(引用終了)

 

1903-11-1463-3/21メルマガブログ転送長期投資は有利か

(優秀メルマガブログ紹介)
http://www.thutmosev.com/archives/79341682.html

世界のニュース トトメス5世
経済・投資・流行・歴史ほか
2019年03月19日11:00


(見出し)
株価は長期で上がるか? 配当金を含めて計算

(私のコメント)
アメリカ人は平均的に自分の資産の半分近くを株式で保有している。
だから、アメリカ大統領は株の値段を下げられない。
下げると当選できなくなる。
これがアメリカ社会の活力になってきた。
この記事の趣旨は株は長期投資で儲かるか、というテーマで配当を加味すれば例え株価が下がっても儲かる、という結論だ。
また、株価が下がることを前提に財産を全て株にするのでなく現金や債権に分散しておけ、とも言っている。
私の考えでは、株式投資で儲けるのなら長期投資が一番で、短期投資は難しい。
短期投資も遣り方次第で面白いのだが、長期投資に話を絞って、ここでは触れない。
長期投資はこの記事にもある通り、日本では三十年に及ぶデフレで株価が下がり、持っているだけでは損だった。
そこで、株価下落に備えて色々な工夫をしておく必要がある。
この記事では、分散投資を対策として挙げているが、私は全部株にしても良いと思う。
前にも書いたから、簡単に言うが、優良株のこれ以上下がらない底値を買っておけば良いのだ。
それと、もう一つ売り玉を建てる練習をしておいて、持ち株が下がったら保険つなぎの空売りをすることだ。
これはなれないと難しいが、株式投資をする以上は身に付けておいた方が良い。
カラ売りに馴れるには短期投資を研究してみると良いだろう。
短期投資は博打の要素が高いから、損切をしっかりしないと命取りになる。
命取り、というのは大げさな言葉を使っているのでなく、文字通り命取りだから怖いのだ。
損切りとは、損することだから必ずここまで、という限界を設けて損を限定しないといけない。
何時のまにか短期投資の話になってしまったが、長期投資でも損する場合があるからそれに対する備えは必要だ。

 

(私のコメント終)

 

(引用開始)
配当金を含めた株価は2012年と比べて3倍になっている


株価は一貫して上がるとは限らない

投資の大きな命題として、短期投資がいいか長期投資が良いかという比較があります。

短期投資は株価が変動を繰り返すのを前提にしていて、長期投資は株価は必ず上がるのを前提にしています。

言い換えると株価は長期的に必ず上がるのか、それとも必ずあがる訳ではないのかの論争です。

長期投資派の最大の根拠は米株価で、過去100年に渡って上昇を続けてきました。

100年続いたのだから今後も上昇するだろうというもので、Wバフェットなどもそう言っています。

一方で短期派が引き合いに出すのは日本株で、1990年にピークを付けた後2012年まで下落を続け、2013年から現在までは上昇しています。


1989年の日経平均最高値は約3万8900円だったのに対し、2013年以降の最高値は2018年10月2日の2万4270円でした。

アメリカ以外の株式市場では上海総合は2007年に5500だったが、2014年に2000まで下がり、現在も3000前後となっています。

株価は一貫して上昇し続けるという法則が当てはまるのはアメリカだけで、他の国はこの通りになっていません。


成長著しい中国でも当てはまらないのは、株価上昇が法則というほどではないのを示しています。

 

配当金は毎年蓄積されていく

だがそれでも投資手法として短期売買より保有したままの方が良いという根拠があります。

株式には配当というものがあり、例え株価が10%下落しても、10%に相当する配当を受け取れたら株主は損失を受けません。

その後株価が回復したら受け取った配当は丸儲けなので、株価が下がっても利益が出る場合があるのです。


先ほど書いたように日経平均1989年の約3万8900円から2009年には約7000円まで下落し、現在は2万1000円台です。

ところが株価に加えて配当金を加味すると様相が一変し「日経平均トータルリターン・インデックス」によると2018年10月に3万8400円に達しています。

1989年を100として計算しても、日経株価2万4000円でほぼ1989年の最高値約3万8900円を回復しています。


株価が上がらなくても配当は増え続けるので、やがて日経平均2万円以下でも、1989年に買った投資家は利益が出るようになります。

まあ買った株に利益が出るのにかかった30年という期間は長すぎますが、配当込みでは「いつか利益が出る」のは本当です。

自分が1989年の最高値で買った投資家にならないためには、投資を分散して株以外の債券や現金などに分けておく必要があります。


土地運用は一見良さそうなのだが、株価が下落すると土地も下落するので、分散する意味がなくなる事があります。

株や土地が下落する時に価値が上がるのは、それまで地味だった国債や預金で、デフレになるほど価値が上がる特性があります。

株を買うにしても一度に全額投資せず、コスト平均法を活用して期間を分散する必要があります。

 

 

(引用終了)