メルマガブログ転送ビットコイン

メルマガ「ビジネス知識源プレミアム」

2014年1月1日:随想的論考

(見出し)

【目次】
1.2013年の株価の上昇
2.米ドルベースで見るべき日本の株価
3.原因
4.株価上昇の経済効果
5.懸念

6.高騰して、暴落している電子マネー:ビット・コイン
7.ビット・コインの高騰が始まった
8.ビット・コインの価値と、シーニョレッジの帰属
9.政府は、警戒して制限するか
10.ビット・コインはデジタルの暗号

 

(私の要約コメント)
***株価の上昇
1. 2013年の世界の株価は概ね先進国が上昇し、後進国が下げた。
ただし、ヘッジファンドによる変動なのでドルベースで考えなければならない。
ドルベースでは米国のfrbによる量的緩和マネーが引き起こしたバブルであることがわかる。

2.今回frbは量的緩和の縮小を決定したが、この影響はどう出るか。
現在のところその影響は出ていない。
下がっても大暴落にはなりにくい。

3.懸念があるのは、日銀が行っている量的緩和は2年くらいのタイムラグで
資産インフレから物価インフレに移行する。
現在のアベノミクスはなにか手を打たないと早晩失速するだろう。
特に消費税増税は失速方向の政策だから、今年の夏以降景気は落ち込むだろう。
***ビットコイン
1.ビットコインはユーロ危機から注目されるようになった。
通貨を発行する各国の中央銀行は重大な関心を持っている。

2.まだ使えるお店は少ない。
しかし、これから使える店が増えれば、ビットコインの価格もあがるだろう。
アマゾン等で使えるようになると、一気に普及するだろう。
手数料負担が少ないのが特徴。
特に、外国との商取引に便利だ。
通常の輸出入では信用状などの発行が必要だが、
ビットコイン決済なら一瞬で終わる。

3.一番肝心なのはシニョーレッジと言われる、通貨発行益の帰属だ。
通常は中央銀行が独占しているものだが、
ビットコインは、それを持っている人に帰属する。
そこで、各国中央銀行は警戒して見ている。

4.政府や日銀の公式見解ではシニョーレッジ(通貨発行益)はないといっている。
が、暗黙の会計処理で隠しているだけ、ということがビットコインで分かる。
だから、どこの国の中央銀行も警戒している。
中国とインドはビットコインを禁止した。
通貨というものが、どういうものか、これで分かってくる。

5.ビットコインは暗号で出来ていて、暗号技術の塊のようなものだ。
だから、簡単には普及しない性質があって無制限に増加するようなものでない。

だが、毎日相場が立って売買されていて、現在は1ビット8万円になっている。
何を売買するかというと、暗号の塊を売買しているのだ。

通貨というものは、それが人から人へ動くと、反対に必ず何かが動く。
ビットコインは暗号が人から人へ動き、その反対方向にモノ又はカネが動く。

ネットはバーチャル世界だが、そこで生まれたものがリアル世界に革命を起こしている。
ビットコインだけでなく、今後もネットから色々なものが出てくるだろう。
今後の動きは注目だ。

(私の要約コメント終)