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高橋浩子の日本一“お気楽”なパソコンマガジン(Vol.623)
  2014 年 04 月 24 日

(見出し)
「自分の斧を磨こう」

(引用開始)

(前略)

 ある木こりが新しい斧を手に入れ、一日目は10本の木を切り倒すことが
  ができ、満足していました。よし、次の日はもっと木を切ろう!と、
  ハリキッて早起きし、一生懸命励んだのですが、8本しか切り倒すことが
  できませんでした。昨日以上にがんばったのに、なんで少なくなったんだ?
  と、不本意ながらも、明日はもっとがんばろうと、さらに早起きして一生
  懸命とりくんだのですが、6本しか切れませんでした。
  「こんなにがんばっているのに、なぜなんだ?」と思いながらも、もっと
  がんばろうと、翌日はさらに早起きして一生懸命作業に励んだのですが、
  3本しか切り倒すことができませんでした。
  そんなある日、通りがかった旅人が、彼の作業を見てこう言いました。
  「なぜ斧の刃を研がないのですか? そんなボロボロの斧では時間がかる
  でしょう?」
  すると働き者の木こりは、こう答えました。
  「木を切るのに忙しくて、そんなことをしている暇がないんだ。」

  一字一句は覚えていませんが、たぶんこんな話だったと思います。
  よーこちゃんが大好きなゴスペルの偉い人がFacebookに投稿した記事
  に、この木こりの話が書いてあったのですが、いたく共感したので、
  この場をかりてシェアしてみました。ネットで検索すると、結構この話
  って有名だったのですね。でも、数ある記事を読んでみたのですが、
  他の誰よりもゴスペルの偉い人の言葉が胸に沁みました。
  
  便利になった現代社会、私たちはいろんな道具を使っていますが、
  私たち人間が持つもっとも大切な「道具」は、自分の感性です。
  でも、その感性を磨くことを、すっかり忘れているか、磨くことを
  「遊んでいる=罪悪」と考える人も、意外と少なくはありません。
  
  でも、根本となる感性が、この斧のようにぼろぼろになってしまったら、
  いろんな物が切れなくなる、切れても時間がかかる、切れ味が悪い、
  無駄な体力を使う、結果がでないから自分も凹む、疲れも倍増する…
  というように、いいことがまるでありません。
  
  毎日コツコツと続けることと、道具を磨くことは、まったくの別次元の
  問題です。でも、それを混同する人がいかに多いことか。皆さんの目には
  自由に見える(かもしれない)私でさえ、そう思うことはしばしば。
  ま、信じるか、信じないかはあなた次第です! って、都市伝説か!
  
  忙しくしていることも結構。求められていることに、一生懸命応えること
  も大いに結構。でも、自分の「道具」が明らかなに鈍ってきたら
  「ちょっと待っててね」というのも、ひとつの勇気です。ほんの一瞬、
  作業を中断し、斧を磨くのに時間を使ったからといって、体制影響なし。
  むしろ、道具を磨いた方が、そのあとの効率が抜群によくなったりも
  するものです。
  
  奇しくも世の中はまもなくゴールデンウィークに突入します。
  まさに「自分の斧を磨く」に、最高のときではありませんか。
  
  といっても、GWが最も稼ぎ時の方もいれば、普段と変わらない日々を
  迎える方、のっぴきならない状況で、GWになっちゃった♪(←私ね♪)
  と、人それぞれだと思いますが、のんびりするだけが「磨く」ことには
  なりませぬ。
  
  それよりも、「自分の斧ってなんだろう」「切れ味がいいと、何ができる
  かな」「斧をピカピカにするには、何をすればいいだろう?」と、考える
  ことこそが大切だと思うんです。
  
  10人いたら、10個の斧があり、それぞれ得意技が違うはず。
  そして、ピカピカにする方法もまた、十人十色なのだと思います。
  まずは、皆さんご自身が「斧を持っている」ことを思い出し、それぞれの
  斧がピカピカに輝き出す方法を、シミュレーションしてみてください。

 

 

(引用終了)

 

 

 


(私のコメント)

社会人になると毎日の仕事に流されてしまいがちだ。
プロの仕事は繰り返しだから上記の木こりのような空回りに落ち込むことがある。
タマには仕事を全くやらないで生活そのものから全体を見直すことが必要だ。
道具を磨く、というのは勉強することだが、
その前に自分がやっていることを分析して見る必要があるのではないか。
それと、読書がやはり大切でその習慣を身につけたほうがいいだろう。
こういう喩え話はいろいろ示唆に富んでいてものを考えるヒントになり、
各人の人生を豊かにしてくれる。

(私のコメント終)