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NPO法人百人の会
(見出し)
台湾映画「KANO」映画評
村田春樹
(引用開始)
> 昨日映画KANOを見てきました。
> 最終日の最終回に駆け込みでした。
> 行って良かった!面白かった。泣けました。
> この映画は一口で言うと「大日本帝國賛歌」だと思います。
> 日本領台時代は良かったあ!という頌歌です。
> この映画の感想はあちこちで語られているのでこれ以上は述べません。
> 私はこの映画を見ながら頻りに甲子園に出場した朝鮮人だけのチームの事を思い出していました。
> KANOにも京城商業・大連商業(共に日本人中心だが現地人選手も含む)
> が登場していたように当時は外地からも甲子園に出場していました。
> KANO(昭和6年7回大会)より遡ること10年、
> 大正10年第7回大会にはじめて朝鮮から釜山商業(日鮮混合)が参加しました。
> 翌年は京城中学(全員日本人)その翌年大正12年第9回大会に向けて
> 8校(釜山商業・京城中学・龍山中学・釜山中学・仁川商業・善隣商業・大田中学・徽文高等普通)
> で戦われた朝鮮予選を勝ち抜いた徽文高等普通学校は在校生徒も野球部員も全員朝鮮人でした。
> ちなみにこの年にはじめて台湾から出場(台北一中)。
> 徽文は鳴尾球場(甲子園球場の完成はその2年後)
> での初戦相手の大連商業を下して二回戦に出場したものの立命館中学に敗れます。
> この徽文高等普通は日本で大人気となりました。
> 昭和4年(1929年)編纂の「全国中等学校野球大会史」に次のような一文がありました。
>
> 「悍馬の如き徽文高普  風変わりなチームは朝鮮を代表して来た徽文高等普通学校であった。
> ナインの全部が鮮人諸君であることが既に異彩を放っている上に、
> そのプレーの勇猛果敢なることはあたら広野に踊る悍馬の如きものがあり、
> 荒削りなどという形容を通り越した元気なチームであった。
> 殊に人々を面食らわせたのはその走塁で一たび塁に出るや盗塁また盗塁、
> 時の委員石川氏であったと思うが
> 『兎に角目の前にボールが見えさえしなければ突っ走るのだから堪らない。』
> と評していたほどであった。
> そのため折角の走者が犬死にしてチャンスを台無しにしたことも多かったが、
> あまり勝手が違っているために相手になった大連商業や立命館はかなり狼狽もさせられていた。
> 個人としては誰かがプロフェッショナルのようだと評した捕手金貞植君の凄い打撃、
> 投手金鐘世君の速球と見事なフィールディング等が記憶に残っている。」
> 前述の8校の内、中学は生徒ほぼ全員日本人でしたが商業学校は日鮮混合でした。
> 朝鮮の中等学校野球部でもKANOで描かれたと全く同じように日本人も現地人も仲良く切磋琢磨していたのです。
> 日本時代朝鮮人は奴隷状態だったのでしょうか。
> 日本の「植民地」統治は人類史上稀に見る苛酷なものだったのでしょうか。
> 私は声を大にして叫びたくなります。
> 「日本は朝鮮を台湾と同じ、いやそれ以上に大切に慈しみ育ててきたんだ!」
> KANOのような映画「KIMON徽文」が製作上映されることは未来永劫あり得ません。
> しかし日本時代の朝鮮は台湾と同じように平和で良い時代だったということを
> 私は語り継ぎたいと思います。なお上記朝鮮の中等学校野球について
> 詳しく知りたい方は私の書いたA4数枚の小論を送りますのでメルアドをお知らせ下さい。
> 長々とお読みいただきありがとうございました。 以上

(引用終了)

(私のコメント)
この映画はニコ動などでダイジェストを何度も見て、映画館に行きたいと思っていたが出来なかった。
こういうものはじわりと効いてくるからだいぶ経ってからあそこが歴史の転換点だった、と云われるだろう。
http://kano1931.com/公式サイト
http://matome.naver.jp/odai/2142202973102188001

1929年、日本統治下にあった台湾で、近藤(永瀬正敏)は弱小チーム嘉義農林野球部の新監督に就任する。日本人、台湾育ちの漢人、台湾原住民の混成チームは新監督の導きでそれぞれの能力をフルに発揮し、猛特訓にも必死で食らいついていく。それまで連敗続きだったチームは少しずつ成長を遂げ、部員たちは甲子園を夢見るようになる。

台湾では公開より10日足らずで興行収入1億2000万台湾ドル(約4億1000万円)を突破。この時点で台湾における歴代台湾映画興行収入トップ10に入る勢いと、かなり好調な出だしである。また、大阪アジアン映画祭でもチケットは瞬殺。上映終了後にはスタンディングオベーションが起こり、いつまでも拍手が鳴り止まなかった。

(引用終)
(私のコメント終)