1901-23-1431-1/31メルマガブログ転送ジョージソロス中国打倒

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【RPE】【重要】★ソロスは、中国打倒を決意した
ロシア政治経済ジャーナルNo.1936


                     2019/1/29

(見出し)
★ソロスは、中国打倒を決意した


全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!

北野です。


(私のコメント)
この記事は「重要」とメルマガの書き手が言ってますが、その通りです。
歴史が転換点で動くような大きな出来事になる、と思われます。
ジョージソロスという人は、ユダヤ人だ。
金融で大儲けした人で、ポンドを売ってイギリス中央銀行であるイングランド銀行と戦い、勝ったような大物だ。
そのユダヤ金融資本の親玉みたいな人が、習近平の中国に反旗を翻したのだ。
これが重要なのは、世界史でユダヤ人の帰趨が一国の興亡を左右したからだ。
簡単に経過を言うと、そもそもスペインが繁栄し、南米などの植民地支配が出来たのは、ユダヤ金融資本の力が大きい。
但し、繁栄にはそれ以外の複雑な要素もあるから、それだけで繁栄した、というわけでない。
このスペインのユダヤ人は宗教的に排斥されてオランダに移り、今度はオランダが世界を制覇するほど繁栄した。
そして、そのユダヤ人が王様とともにイギリスに渡り、今度はイギリスが繁栄してオランダは没落した。
それから、イギリスのユダヤ人はアメリカに渡り、繁栄を築いた。
そのアメリカのウォール街の金融資本が中国にカネを貸し付け工場を作り、製品をアメリカに売るビジネスモデルで大儲けした。
だが、ユダヤ人は中国に移住することは無く、アメリカから植民地的に中国を管理しようとした。
その為、中国は自力で発展したと勘違いして、本来持っている膨張思考を発揮し始めた。
習近平は世界情勢を見誤ったようで、ユダヤ人のトラの尾を踏んでしまった。
というのは、一帯一路構想とそれを裏打ちするAIIB世界銀行を立ち上げたのだが、これがもろにユダヤ人の逆鱗に触れたのだ。
この二つの政策はユダヤ人の金融による世界制覇ともろにぶつかるのだ。
ユダヤ人のお株を奪って、その事業を乗っ取ろうとするような計画で、ユダヤ人からすれば敵対行為になる。
ユダヤ人からすれば、中国は植民地で収奪の対象だったが、それが独立して刃向かおうとするように見える。
このニュースは、長い歴史の流れから見ると、覇権争いが動いていることを示している。
なお、これからどうなるか、というと、ジョージソロスは「習近平は良くない」といっていることに注意だ。
つまり、ユダヤ人にとって中国植民地支配に都合の良い人間なら良いのだ。
そこで、習近平が失脚するか、習近平が気が付いてユダヤ人に気に入るようにべた降りするか、によって変わるだろう。

 


(私のコメント終)
(引用開始)
久しぶりに【重要】表示がでました。

(前回は、トランプが「シリアから撤退する!」と宣言し
たときだった。)

いったいなんでしょう。


皆さん、ジョージ・ソロスのことをご存知でしょう。

世界的に有名な投資家。

(バフェット、ジム・ロジャーズと並んで、「世界3大投
資家」と呼ばれることがある。)


その一方で、「国際政治に深く絡んでいる」ことでも知ら
れています。

彼は、「オープンソサエティ財団」(開かれた社会財団)
の創設者。

この財団は、世界に民主主義とか自由を普及している。

いいことに思えますが、独裁国の支配層は、「革命を後押
しする団体」として、この財団とソロスを恐れている。


ここまでで、「北野さんてやっぱり陰謀論者????」
モードになっている新規読者さんも多いでしょう。

一つ証拠をお見せしましょう。

もう忘れていると思いますが、03年にジョージア(旧グル
ジア)で革命が起こった。

この時、追放された大統領のシェワルナゼさんはなんとい
っていたか?

03年12月1日の時事通信をごらんください。

 

グルジア政変の陰にソロス氏?=シェワルナゼ前大統領
が主張

【モスクワ1日時事】グルジアのシェワルナゼ前大統領は、
一一月三〇日放映のロシア公共テレビの討論番組に参加し、
グルジアの政変が米国の著名な投資家、ジョージ・ソロス
氏によって仕組まれたと名指しで非難した。

ソロス氏は、旧ソ連諸国各地に民主化支援の財団を設置、
シェワルナゼ前政権に対しても批判を繰り返していた。>

 

ソロスさんは、こんなことをしているのですね。

そして、この方は、「予言者」としても知られています。

過去の発言を振り返ってみると、ホントにすごい。

たとえば、04年にアメリカの没落を予言しています。

どういう話?

彼は、ブッシュ(子)のイラク戦争に大反対だったので
す。

彼は、イラク戦争がはじまった翌04年、「ブッシュへの
宣戦布告」という本を出版しています。

この本の中で、ソロスは、「アメリカの没落」を明確に
予測していました。

 

<先制軍事行動を唱えるブッシュ・ドクトリンを私は有害
だと思っている。>(1p)


アメリカの単独覇権というブッシュの夢は、達成不可能
であるばかりか、アメリカがその伝統として唱えてきた理
念と矛盾するものである。>(同上2p)


アメリカは今日の世界で、他のどの国家も、またどの国
家連合も、当分は対抗できそうもない支配的な地位を占め
ている。

アメリカがその地位を失うとすれば、それは唯一、自らの
誤りによってだろう。

ところが、アメリカは今まさに、そうした誤りを犯してい
るのである。>(同上)

 

どうですか、これ?

アメリカがその地位を失うとすれば、それは唯一、自ら
の誤りによってだろう。」

アメリカは今まさに、そうした誤りを犯している」


つまりソロスは、「イラク戦争は誤りで、それによってア
メリカは、自らの地位(=覇権国家の地位)を失う」とい
っている。 

これは、まさに起こったことですね。

では、なぜアメリカは、大きな間違いを犯してしまったの
でしょうか?


<それは、この国が、「確実なものが存在する」という間
違った考えと強い使命感を持つ過激派グループに牛耳られ
ているためだ。>(同上)

 

ソロスは、なんとブッシュ政権のことを、「過激派グルー
プ」と呼んでいます。

 

▼親中だったソロス

 

この方、予言は当たりますが、「自由、民主主主義の原
理にとても忠実」というわけではありません。

ソロスさん、なんと独裁国家中国を支持していたのです。


彼は、06年に出版された本「世界秩序の崩壊〜「自分さ
えよければ社会」への警鐘」の中で、アメリカと中国に
ついての考えを明らかにしています。

 

<ところが、ここに、皮肉にも愚かな事態が起きた。

近隣の大国・中国が基本的に多極主義を受け入れ始めた
矢先、アメリカ合衆国が正反対な方向へと動き、国際的
な諸制度への疑念を強め、最近の国家安全保障面での難
題に対して大幅に一極主義的な治療策を遂行したのであ
る。

日本は、この両国の板挟みになった。

かたや最大のパトロンかつ保護国ながら、昨今益々世界
の多くの国々との折り合いが悪くなってきたアメリカ。

かたやその経済的繁栄を持続させ確保すべく国際的シス
テムにおいて安定と現状維持を志向しつつある中国。>
(9p)

 

ソロスによると06年当時のアメリカは、「昨今益々世界
の多くの国々との折り合いが悪くなってきた」国である。


一方、中国については、「経済的繁栄を持続させ確保す
べく国際的システムにおいて安定と現状維持を志向しつ
つある」国。

06年時点のソロスの、「米中観」は明確です。


つまり、彼は、「アメリカ=悪」「中国=善」と考えて
いた。

この評価は、2010年時点でも変わっていません。

彼は2010年11月16日の「フォーリン・ポリシー」で、

 

アメリカから中国への、パワーと影響力の本当に驚くべ
き、急速な遷移があり、それはちょうど第二次世界大戦
の英国の衰退とアメリカへの覇権の移行に喩えられる>


<今日、中国は活発な経済のみならず、実際に、アメリ
よりもより機能的な政府を持っている」という議論を呼ぶ
であろう>


と語りました。

つまり、彼は当時、「イギリスからアメリカに覇権が移っ
たように、今は、アメリカから中国に覇権が移動している」
と考えていた。

さらに、中国は「アメリカよりも機能的な政府を持ってい
る」と。


本当に驚きです。

というのは、ソロスは、「オープン・ソサイエティ」、つ
まり「開かれた社会」をつくりたいのでしょう?

だから、彼の財団は、世界各地で独裁国の民主化勢力を支
援している。

ところが、共産党一党独裁国家、基本的人権の存在しな
い、「開かれていない社会」である中国だけは、完全に例
外扱い。

それどころか、大絶賛している。

 

▼ソロス、中国打倒を決意する

 

2010年時点、ソロスは、「中国をアメリカの次の覇権国家
にしてしまおう」と考えていた。

しかし、その考えは徐々に変わっていきました。

理由は、2012年に誕生した習近平政権が独裁化をすすめて
いる。

それで、中国は、ソロスをはじめとする「国際金融資本」
のいうことを聞かなくなったのでしょう。


2016年1月、彼は中国に関する爆弾発言で、世界を仰天さ
せました。

 

<ソロス氏:中国のハードランディングは不可避、株投資
は時期尚早(2)

Bloomberg 2016年1月22日(金)9時54分配信

ブルームバーグ):著名投資家ジョージ・ソロス氏は21
日、中国経済がハードランディングに直面しており、こう
した状況は世界的なデフレ圧力の一因になるだろうと述べ
た。

同氏はまた、中国情勢を考慮して、自分は米株の下落を見
込んだ取引をしていると説明した。

ソロス氏はスイス・ダボスでのブルームバーグテレビジョ
ンとのインタビューで、


「ハードランディングは事実上不可避だ」と指摘。

「私は予想しているのではなく、実際に目にしている」


と語った。>

 

以前にも書いたことがあります。

アメリカの対中国観は、2015年3月の「AIIB事件」で決定
的に変わりました。

「中国こそが、アメリカ最大の脅威だ!」と認識される
ようになった。

これはソロスも同じで、以後反中の姿勢がはっきりして
きた。

それと共に、中国の経済成長は、著しく鈍化するように
なった。

ところが、2017年ソロスは、中国に優しくなりました。

なぜ?

ソロスは、「アメリカ・ファースト」のトランプが大嫌
いなのです。

それで、「習近平の方が、トランプよりマシ」と思った。

そのせいか、中国経済、2017年には回復しました。


しかし、今、ソロスは「中国打倒」を決意したようです。

BUSSINESS INSIDER JAPAN 1月28日を見てみましょう。

 

世界経済フォーラムの年次会合(ダボス会議)で、ビリ
オネアの投資家、ジョージ・ソロス氏がスピーチを行った。

1月24日の夜(現地時間)に行われたこのスピーチは、ソ
ロス氏が中国に対して間違いなく批判的であることを示し
た。

「今夜、わたしはこの時間を、開かれた社会の存続を脅か
すこれまでにない危険について、世界に警告するために使
いたいと思う」 >

 

中国=「開かれた社会の存続を脅かすこれまでにない危険」
だそうです。


9年前まで、「中国がアメリカにかわる覇権国家になるよね
〜〜」

と絶賛していた人が、えらいかわりようです。

 

<こう切り出したソロス氏は、言葉を続けた。

「抑圧的な政府の手によって機械学習人工知能といった
統制の手段がもたらし得る、開かれた社会が直面する致命
的な危険に注意を呼び掛けたい。

絶大な権力を維持するため、習近平が一党支配する中国に
わたしは注目し続ける」


ソロス氏の反中国の議論の中心は、個人情報を一元管理す
るデータベース「社会信用システム」のコンセプトだ。>

 

ソロスが恐れているのは、AIなどの最新技術が、中国で
「独裁強化」のために使われることである。

わかります。

ロシアでもしばしば、「中国の監視システム、管理シス
テムはすごい!」とテレビで報じられています。

 

<「わたしが言いたいのは、抑圧的な政権とITの独占企
業が組み合わさることで、こうした政権に開かれた社会
をしのぐアドバンテージを与えることになるということ
だ」

ソロス氏は言う。

独裁政権にとって、統制の手段は有用なツールだ。

だが、こうした手段は致命的な脅威を突き付ける」>

(同上)


独裁政権がITの独占企業(たとえばGAFA)と協力すること
で、

「開かれた社会」(=自由民主主義社会)より強くなって
しまう可能性がある。

そして、ソロスは、「決定的発言」をします。

 

<「中国は、世界で唯一の独裁政権ではない。

だが間違いなく、最も経済的に豊かで、最も強く、機械学
習や人工知能が最も発展した国だ。

これが開かれた社会というコンセプトを信じる人々にとっ
て、習近平を最も危険な敵にしている」>(同上)

 

習近平は、最も危険な敵」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

だそうです。

私たちが忘れてはいけないこと。

それは、ソロスさんは、「ただの個人ではない」というこ
と。

彼は、「国際金融資本」全体の考えを代弁している。

つまり、国際金融資本が、「習近平はもっとも危険な敵」
と認定した。

 

▼ソロス、大戦略を語る

 

では、ソロスは、「アメリカはどう動くべきだ」と考えて
いるのでしょうか?

 

アメリカのトランプ大統領が中国との貿易戦争の乗り出
したとき、ソロス氏は満足していた。

手遅れになる前に中国には戦いを挑まれる必要があり、ト
ランプ大統領は正しい方向に一歩進んだと受け止めたから
だ。

しかし、ソロス氏は大統領のその後の行動に失望したとい
う。

もっと強硬な姿勢を取るべきだったのに、自身の政治的な
欲望がトランプ大統領を譲歩により応じやすくしたと同氏
は述べた。>(同上)

 

意外ですね。

私たちは、「トランプさんかなり過激」と思っていますが、

ソロスさんは、「まだまだ生ぬるい!!!もっとガンガン
叩け!」と主張している。

では、アメリカは、どう動くべきなのでしょうか?

 

<では、アメリカはどう強硬手段を取り、習国家主席が進
めるこの閉ざされた社会のひどい計画の実現を阻止できる
のだろうか? ソロス氏は自身のアイデアを示した。>


(同上)


ソロスさんは、「大戦略」を語ります。


<まず第一に、ソロス氏は目下の貿易戦争を対中国のみに
しぼるべきだと言う。

今はいろいろな国を公平にターゲットとしているように見
えるが、ソロス氏は、トランプ大統領は他の国については
全て忘れるべきだと主張する。>(同上)

 

「中国のみにしぼれ!」


嗚呼、戦略的言葉。

昔からの読者さんは、「RPEと同じことをいっているな」
と気づかれたことでしょう。

RPEでは、「トランプさんは戦略的な人物ではない」と書
きつづけてきました。

なぜ?

彼は、中国と覇権戦争を開始した。

その一方で、味方である欧州を「NATO問題」などでいじめ
た。

結果、欧州は、ロシア、中国側に接近している。


イラン合意から離脱したことで、イギリス、フランス、ド
イツ、中国、ロシア、イランを一体化させてしまった。

ロシアとは「ロシアゲート」で和解できず、最重要の同盟

国日本とも「貿易戦争開始」をネタに脅迫する。

とにかく彼が動くたび敵が増えていく。

本来なら、アメリカは全世界を味方につけ、中国を叩きつ
ぶさなければならない。

ソロスさんも、同じように、トランプさんの戦略のなさを
嘆いています。


<第二に、知的財産の盗用などで最近非難を浴びている中
国企業のZTEやファーウェイには、アメリカは断固とした
対応を取るべきだとソロス氏は言う。

同氏はアメリカ政府に、これらの企業を厳しく取り締まっ
てほしいと考えている。>(同上)

 

これって、安保の話ではありますが。

その一方で、「中国をハイテク市場から追放してしまえ」

それで「中国経済を破壊してしまえ」ということですね。

 

▼ソロス発言からわかること

 

ソロスは、「アメリカ一極主義者」のブッシュ(子)が嫌
いでした。

そして、「アメリカファースト」のトランプも嫌いだった。


彼は、「多極主義者」で「グローバリスト」で「中国支持
者」だった。

習近平国家主席になる前、国際金融資本と中国支配層の
関係は良好だった。

しかし、習近平は、国際金融資本のいうことを聞かなくな
ってきた。


2018年、トランプが大嫌いだったソロスも、「中国を打倒
せよ!」と主張します。

このことは、アメリカでは、トランプのような「民族主義
者」も、ソロスのような「グローバリスト」も、

「一つになって中国と戦おう!」という機運になっている

ことを示しています。


こんな情勢下で日本政府は、「中国との関係改善をしっか
りやっていく」

などといっている。


「80年前、日本はナチスドイツの同盟国になって負けまし
た。

今、日本は中国共産党に接近してまた負けました」


とならないよう、安倍総理には覚醒していただく必要があ
ります。

間違った道に進んで、日本を滅ぼさないでください。

お願いします。

 

 

 

(引用終了)