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わたなべ りやうじらうのメイ ル・マガジン「頂門の一針」4554号
 2017(平成29)年12月23日(土)天皇誕生日

(見出し)
8月15日に終わらなかった
加瀬 英明
(私のコメント)

現在のインドネシアは侵略をした暴虐な日本から独立した、というような歴史観を持っているようだ。
これは欧米やシナには都合が良い歴史観だから、この宣伝は強力だ。
「歴史の真実」なんて言っているのは日本人だけなのだ。
世界の人々ははこういう歴史観の中に居るのだ、ということを日本人はわきまえて行動すべきだろう。


(私のコメント終)

(引用開始)
大東亜戦争は昭和20年8月15日に終わらなかった

年の8月17日は晴れたので、主催者の1人としてほっとした。

私たちは午後2時前に、市ヶ谷台にひろがる防衛省の構内の一画に建立さ れた、スディルマン将軍の像の前に集合した。

インドネシアのアリフィン・タスリフ駐日大使一行も、到着された。

この日は、インドネシア共和国の独立を記念する72周年のよき日だった。

定刻に、インドネシア独立戦争の英雄であるスディルマン将軍の銅像への 第2回目の献花式が始まった。

会衆は五十数人だった。はじめに藤井厳喜代表が像の前に進んで献詞を述 べ、つぎにタスリフ大使が挨拶文を読まれた。

インドネシア タスリフ駐日大使の挨拶

大使は、先の大戦中に日本軍政下で、インドネシア独立へ向けてインドネ シア壮丁を募って、郷土防衛隊(ペタ)が結成され、1944年にスディルマ ン将軍が総隊長となったが、日本が大戦に敗れた2日後に、インドネシア が独立を宣言すると、オランダ軍がインドネシアを再び植民地にしよう と、イギリス軍とともに侵攻してきた時に、スディルマン将軍が総司令官 としてペタを中心とした独立軍を率いて戦い、オランダもついに1949年に インドネシアが独立国であることを承認することを強いられたと、日本へ の感謝を滲ませながら、述べられた。

 偉大な国民はその国の英雄を称えます

大使が冒頭で、「偉大な国民は、その国の英雄を称えます」と前置きをさ れたので、私たちは全員が愕然として、深く恥じた。私たちは今日の日本 で、日本の英雄を賞讃することがあるだろうか。日本は二流の国民に落魄 (おちぶ)れてしまったのだ。

そのうえで、藤井代表とタスリフ大使が並んで用意された、上が赤、下が 白の花輪を持って、将軍像に捧げた。

献花がすむと、山本ともひろ防衛副大臣、 内閣総理大臣補佐官の柴山昌 彦参議院議員山田宏参議院議員が挨拶された。

小野寺五典防衛大臣が参列される予定だったが、ワシントンで2+2が催 されたのに出席されたために、山本副大臣が出席された。

私は献花式の呼び掛け人として挨拶したが、インドネシアの首都ジャカル タの軍事博物館に、日本の2枚翼の九五式初級練習機が展示されているこ とに、触れた。

胴体の日の丸の下の部分が、新生インドネシアが国旗として定めたメラプ ティ(紅白旗)として、白く塗り替えられているが、大戦中に日本の航空 兵の訓練が、石油資源が豊かなインドネシアで行われた時に、インドネシ アの青年にも飛行訓練を施したことから、オランダ軍の上空から、手掴み で爆弾を投下した。

私は「メラプティ旗を仰ぐたびに、日の丸が二重映しになります」と、述 べた。

旧陸軍の九五式練習機は、“赤トンボ”の愛称によって国民に親しまれた が、ジャカルタに展示されている“赤トンボ”が、今日、唯一つ現存する機 体である。

昭和20年8月2000人の日本人の志

日本が昭和20年8月に大戦に敗れると、2000人の日本軍将兵が帰国するこ とを拒んで、日本国民が幕末からいだいてきたアジア解放の一途の願い を果そうとして、インドネシアに残留して、独立軍に身を投じて戦った。 このなかで1000人が、アジア解放のために戦死され、インドネシア国立英 雄墓地に葬られている。

大東亜戦争は昭和20年8月15日に、終わらなかった。インドネシア国民が 戦い続けたのだった。

献花したばかりの赤と白の花が輝いて、両民族の生命(いのち)をあらわす ように、目に沁みた。

市ヶ谷台はアメリカの占領下で、不法な東京裁判が行われて、東條首相以 下7人が「アジアを侵略した罪」によって裁かれた場所である。あの無法 な裁判が進められていたあいだに、裁判を行ったアメリカ、イギリス、フ ランス、オランダ諸国が、何をしていたのか。

オランダはイギリス軍の援けをかりてインドネシアを、フランスもベトナ ムを再侵略して独立軍と戦い、イギリスはインパール作戦によって覚醒し たインド国民が、独立を求めて全土にわたって蜂起したのを、空から機銃 掃射を加えるなど、鎮圧をはかっていた。アメリカは白人による支配を復 活させようとして、これらの諸国に武器弾薬を供給していた。

スディルマン将軍は病いをおして戦ったが、独立軍が最後の勝利を収める のを眼にすることがなく、その直前に病没した。今日、インドネシア最大 の英雄の1人として、全国各地に銅像が建立され、肖像が紙幣にもあしら われている。

その独立の英雄の銅像が、市ヶ谷台を睥睨(へいげい)していることは、東 京裁判が“偽りの復讐劇”であったことを、雄弁に証している。

私の父俊一(としかず)は、開戦から終戦に至るまで、外務省北米課長をつ とめた。終戦の9月2日にミズリー号艦上で催された降伏調印式に、重光 葵全権の随員として、出席した。

 母の心は日本と共にあり

私は母に連れられて、長野県に疎開していたが、四谷にあった自宅が戦火 によって焼かれたために、父は母のか津とともに、信濃町の借家に移って いた。

か津が調印式に出席する前の晩に、父にあらたまった口調で、「ここにお 座りなさい」と命じた。父が正座すると、「私はあなたを恥しい降伏の使 節として、育てた覚えはありません。明日(あした)は行かないで下さい」 と、いった。父が「この手続きを踏まないと、日本が立ち行きません」 と、理を尽して説明したが、か津は納得しなかった。

か津は隣室へゆくと、父のために翌朝の新しい下着を揃えはじめた。父は 母が泣き伏す大きな声が伝わってきたと、後にこの晩のことを記している。

私は10月に、母とともに東京に戻った。上野駅で降りると、目の届くかぎ り焼け野原だった。父が夜遅く戻ってくるまで、起きていた。私は「こん なに東京がひどく壊されてしまったけど、日本は大丈夫?」と、たずねた。

父は「アメリカは日本全部を壊すことができる。しかし、日本人の魂を壊 すことはできない」といった。

 日本人の魂を壊すことはできない

中学に進んだ時に、私は父に「どのような想いで、ミズリーの甲板を踏 んだのか」と、たずねた。すると、父は「日本は戦闘に敗れたけれど、数 百年も白人の支配のもとに苦しんでいたアジア民族を解放したから、戦争 には勝ったという誇りを胸に秘めて、甲板に立った」「重光も同じ想い だった」といった。

スディルマン将軍の銅像は、鳩山由紀夫内閣の時に、インドネシア国防 省から防衛省に寄贈された。

防衛省が退役したヘリコプターを1機置いている構内の片隅に、設置し た。私は当然、防衛省が年に1度、インドネシア独立記念日か、スディル マン将軍の命日に省内で献花を行っていると思ったが、ただ放置されていた。

そこで、私は一昨年有志男女を集めて、インドネシア独立記念日に献花 することを思い立った。親しい国際政治学者の藤井氏に代表を引き受けて もらい、40人ほどの有志を募って、献花したところ、インドネシアのユ スロン・イザ・マヘンドラ駐日大使(当時)が聞いて、制服武官をはじめ 館員を連れて、参加してくれた。

その日は弱い雨が、私たちを濡らした。マヘンドラ駐日大使が喜んで、 新しい大使に交替しても、代々申し継いで参列することにしたいといわれた。

 献花が公式行事に

昨年7月に、私たち有志が赤坂のレストランを借り切って、翌月の献花 式の打ち合わせを行ったところ、マヘンドラ大使一行も参加された。とこ ろが、防衛省に申し入れると、像があった場所に、PAC3を常時配備す るために、像を梱包して倉庫に納めているということから、延期すること を強いられた。

今年、像がより良い場所に移設され、献花式が防衛省の公式行事とし て、格上げされた。

 


(引用終了)
(要約引用開始)
親子チョコ♥(親子で、ちょこっと。。。)
http://oyakochoco.jp/blog-entry-1155.html
(前略)

『 蘭領東インドといわれたその400年について西尾幹二GHQ焚書図書開封Ⅱ』にファン・デン・ボッシュ総督の強制栽培が引用されている。
オランダは田んぼを潰して輸出作物のコーヒーやサトウキビを植えさせた。ために【飢饉で村々の人口が3分の1になった】と。

(中略)
ダラトで寺内寿一との会見から戻った【スカルノは昭和20年8月17日、インドネシアの独立を宣言】した。独立宣言の日付をオランダ人が使う【西暦ではなく日本の皇紀2605年に因んだ「05年8月17日」とした】のも、そうした背景を踏まえてのことと説明されている。
この通訳によれば問題のアンペラ橋が完成した1964年には日本の大使や政府代表も来たという。当然、橋に刻まれた「アンペラ」の意味も知らされたはずだ。日本がカネを出して、こんな中傷をされて、それでも抗議もしなかったということだろうか。
通訳はこうも付け加えた。

「日本がオランダより悪いことをしたというのはこの国では常識です」。

もし疑うなら

ジャカルタの独立記念塔を見ればいい」。
この塔は例の【皇紀2605年に因んだ独立宣言を出したスカルノジャカルタの中央部に建てた】ものだ。
独立記念塔の地下ホールにはインドネシアの歴史をジオラマで展示していた。
オランダがここを植民地にした17世紀からの展示には、【どこにもオランダの強制栽培も残忍なオランダ人農園主も出てこない】。
そして日本軍が来る。その説明文が凄い。

「オランダ軍が降伏すると、日本軍はインドネシアの資源や労働力を搾取した」。

次のコーナーは日本の降伏。

 史実は単純だ。日本が負けた後、【オランダは戦前同様にインドネシアの植民地領有を主張】する。ところがあの温順な現地民に抵抗する動きがある。その中心に【日本が指導して立ち上げた彼らの軍隊「ペタ」】があった。

 で、【オランダは降伏した日本軍に再武装させペタを潰せと命じた】。明らかな国際法違反だが、そんなことを白人は気にしない。日本が潰れた今、誰が文句をいうか。
一方、ペタはオランダ支配はまっぴらだ。日本軍から銃を奪って帰ってくる宗主国をやっつけると心を決めていた。

 彼らもまた【自分たちのエゴで動き、自分たちのためになるなら恩義など糞喰らえと日本軍も襲った】。日本はインドネシアパレンバン、メナドを含め840人が戦死した。そして【敗戦後、日本が育てたペタによってそれを上回る1200人余が殺された】。
【日本軍兵士はそれでも彼らとの友情を信じ2000人が帰ってきた宗主国オランダとの戦いに協力して、その半分が死んだ】。

この抵抗は4年に及び、最後は米国がオランダに戦後復興支援を打ち切ると脅して植民地支配の放棄を促し、インドネシアの独立を認めさせた。

 不承不承の【オランダは植民地支配の償いは一切なし、逆にパレンバンの石油精製所やその他の植民地時代に残した社会資本の代償として60億ドルを要求し、スカルノはそれにサインした】。
これが大まかな史実だが、独立記念塔のジオラマの戦後はまずスカルノの独立宣言の場面から始まる。

 そして次に来るのが帰ってきたオランダとの戦いではなく、スマトラ北部のアチェで【降伏した日本軍を襲撃して全員を虐殺した場面】になる。その次は【バンドンの憲兵本部襲撃、中部マランの日本軍飛行場の襲撃場面が並ぶ】。

まるで悪い日本軍を倒してインドネシアは独立したのだと主張しているように見える。アンペラ橋の文句と全く同じなのだ。もちろん【オランダが要求した植民地放棄料60億ドルの話は一語も言及されていない】。
その一方で、【スカルノは日本に戦時賠償を要求し、1958年藤山外相とスパンドリオが総額6億3000万ドルの賠償プラス経済借款で合意、調印している】。

ちなみに…【アンペラ橋はその戦時賠償の一環になる】。
彼らは弱い存在だ。独立した今でも旧宗主国オランダに文句も言えない。それはもっと酷い目に遭ったインドがいまだに英国に尻尾を振っているのを見ても分かる。【独立記念館に事実を書いたら、つまりオランダの植民地政策を書いたら、白人国家から総スカンを食う】。現に東ティモールだって簡単に奪われている。

(中略)

東アジアにやってきたキリスト教白人たち、その目的は、二つありました♥ 

一つはキリスト教の布教、二つ目が交易による利益です。

「 天文十二(1543)年、ポルトガル人を乗せた船が種子島に漂着しました。西洋人が日本にやってきたのです。
 当時、西洋は大航海時代に入っていました。これは西洋人から見れば大航海でしょうが、アジアから見れば西洋人による侵略の時代です。
 西洋ではイベリア半島からイスラム勢力を追い出し、スペインとポルトガルは競争して東洋に向かっていました。その目的は二つです。一つは東洋にキリスト教を布教し、それを足がかりに植民地にすることであり、もう一つは東洋から香辛料などの産物をもってくることです。」
その後、植民地において現地人の生命を無視した「強制栽培」等横暴なことを始めます。

いまでも、石油に次ぐ貿易規模を誇る一次産品が、「コーヒー」です。
「 フランスも、ドイツも、ポルトガルも、イギリスも、アフリカの植民地で同じような強制労働を課している。ヨーロッパの植民地当局は現金による納税を要求したから、アフリカの人々は否応なく賃金労働に従事することになった。これらアフリカ人の多くは、実際には、宗主国または民間投資家が管理する奴隷であった。
 例えばフランスの場合、マダガスカルでコーヒーを栽培・収穫するために発足した組織的な強制労働システムは、第二次大戦後まで続いていた。
 また、ポルトガルの強制労働システムの下では、アンゴラで三十万人以上の現地人が命を落としている。」
で、オランダがインドネシアやってきたことが、こんな感じです♥

「 1830年から1870年の間に、オランダ人はオランダ領インド諸島(現在のインドネシア)で、コーヒー、タバコ、インディゴ、砂糖等の換金作物を徴収する目的で強制労働制度を設けているが、この制度の一部は1917年になっても依然として続いていた。
 強制栽培制度として知られるこのシステムの下で、オランダの植民地当局は、ジャワ島の島民が「保有する土地の五分の一、あるいは一年に66日を、政府のための換金作物の栽培に当てる」ことを義務づけた税法を導入した。だが、実際には、…収穫の半分を巻き上げたのである。…換金作物の栽培のために多くの土地と労働力が転用され…そのため、ジャワでは食料の生産が激減し、あげくの果てに、定期的な飢饉に見舞われたのだった。
 1850年には、これによってほぼ30万人ものジャワ島民が命を落としている。」

(後略)

 

(要約引用終了)

 

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グローバル株主資本主義と「滅びの道」
2017-12-12 08:11:35
(私のコメント)
大企業が国家の枠組みを超えてしまったのが現在の社会の現状だ。
これは良くないことで、あくまで国家の元に、国家を構成する組織としてあるべきものだろう。
だが、これから大企業を国家の枠組みの中に引き戻す事はもう出来ないだろうと思われる。
アメリカを始め、既に世界はそれを前提に動いている。
それでは我々個人はそういう社会にどう適応して生きて行けば良いのだろうか。
私の考えでは、大企業の株式を持つしかないだろう、ということだ。
つまり、皆それぞれ資産を持ち、それを運用することがこれからの生きる道になるだろう。
今までは職業を持って働くことが生きる道だったが、それが企業のグローバル化で難しくなった。
企業のグロ-バル化とは生産手段が海外に出てしまうことで、企業はコストや需要などの要素で工場を動かす。
そうすると、そこに勤める労働者からすると、就職先が無くなるわけで、彼らは生活できなくなる。
但し、企業はそれによって利益が出て、発展する。
そういう儲かっている大企業の株式は誰でも簡単に買えるから、株式を買えばグローバル化の恩恵を個人でも得ることが出来る。
つまり、自分の資産に稼がせて、自分の労働による稼ぎを補う方法でこのグローバル化社会を乗り切るしかないと思う。
株式投資の重要性が増し、勉強しておくべきだろう。

日本の社会はどうなるか、というと、貧富の差は益々広がって、社会は不安定になり、地域や階級で隔てられた世の中になるだろう。
こういう社会は長続きしないで、アメリカのように毛色の変わった大統領が出てきたり、変革の混乱が起きるのが歴史の教訓だ。
中国の歴史を見ると、こういう社会が混乱した時は新興宗教が起きて不平不満の階層を取り込んで大きくなり、それが社会をひっくり返す。
ローマ帝国キリスト教が盛んになり、変質してしまった。
東ローマ帝国はその後も長く存続したから滅びたわけではないが、当初のローマ帝国からすれば、全く変わってしまった。
日本も宗教的な動きが出てくるのではないか。
ここで言う宗教とは、共産主義社会主義などのリベラルの思想を含む。
そういうイデオロギーのせめぎあいになるのではないか。

 

(私のコメント終)
(引用開始)

グローバル株主資本主義と「滅びの道」
2017-12-12 08:11:35

(前略)

さて、昨日、日本の給与が上がらない現象に関連し、黒田総裁の講演から、
正規雇用の給料が抑制される反対側で、パートタイム・アルバイトの給料は上昇している。
 つまりは、企業が解雇が容易なパートタイム・アルバイトは給料を引き上げても確保する。反対側で、正規雇用の給料は抑制するという「怯え」がある行動をとっていることを分析しましたが、もう一つ問題があるわけです。


 すなわち、グローバル株主資本主義です。


 企業の損益計算書は、売上から売上原価を引き、粗利益。

 粗利益から人件費、減価償却費(投資のコスト)等を引き、税引き前総利益。

 税引き前総利益から法人税を引き、純利益という形で流れていきます。


 問題になっているのは、企業の純利益の処分方法です。 


 何しろ、「史上最高益!」などと言われているにも関わらず、内部留保としての現預金がひたすら積みあがっていっているわけでございます。


 プラス、やはり「配当金」も増えているのです。


『配当、最高の12.8兆円 配分比率3割横並び 余る資金活用課題
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO24381210X01C17A2MM8000/
 好業績を裏づけに上場企業の配当が増えている。2017年度の配当総額は前年度比7%増の12兆8000億円と最高を更新する見通しだ。だが純利益に対する配当の比率を示す配当性向(総合2面きょうのことば)は3割強と過去5年はほぼ横ばいで推移し、欧米企業に見劣りする。個々の企業の配当性向も3割前後に集中し、それぞれの個性が見えづらい。投資か分配か。日本企業はどっちつかずの横並びの配当を脱し、余る資金の最適な使い道を探る局面に来ている。(後略)』


 日本経済新聞の書き方では、まるで配当性向が相対的に低いことが悪いことであるかのように書かれていますが、それ以前に配当を対前年比7%も増やしているにも関わらず、給与水準を横ばいでとどめていることを批判するべきでしょう。

 


 別に、配当を増やすなとか、配当性向を引き下げろと言いたいわけではありません。


 給与水準を横ばいにとどめ、反対側で配当を増やすのは、「日本国」のインフラや労働に依存している企業としていかがなものか。まずは人件費や投資の割合を高めるのが先なのではないか、と言いたいだけです。


 トマ・ピケティが「21世紀の資本」で、資本主義は放置しておくと必ず「r>g」の状況、つまりは資本収益が労働による所得を上回り続けることを証明しましたが、日本はそのまんまやっているわけです。


 結局、株主の影響力が増すグローバル株主資本主義の世界では、政府が何らかの規制をかけない限り、人件費や投資が抑制され、さらには政治力で法人税も引き下げられ、配当金や自社株買いを最大化する方向に進まざるを得ないという話です。


 企業が人材や投資におカネを使わないわけですから、長期的には「滅びの道」だと思います。グローバル市場における価格競争力は高まる(人件費抑制で)かも知れませんが、それだけです。少なくとも、製品やサービスの生産能力は着実に落ちていくでしょう。


 特に、若者が正しく仕事の経験を重ね、キャリアを向上する、分かりやすく書くと「モノやサービスの生産能力を身に着ける」ことが妨害されるわけですから、企業のみならず「国家」にも致命的な影響を与えることになります。


 というわけで、日本政府は原丈人氏の「公益資本主義」の精神で、企業の経営に対する関与を強めなければならないのです。


参考:原丈人「公益資本主義」
 「会社は株主のもの」という英米流株主資本主義の「短期利益」重視と「中長期投資」軽視で、株主だけが潤い、会社は資金と研究開発力を奪われ、従業員の賃金は下げられる。米国で米国流ビジネスの限界を学んだ最強のベンチャー事業投資家が、「会社は社会の公器」という日本発の21世紀型資本主義を提唱する!


 残念ながら、日本の企業(少なくとも大企業)は原氏が指摘する、
「「短期利益」重視と「中長期投資」軽視で、株主だけが潤い、会社は資金と研究開発力を奪われ、従業員の賃金は下げられる」
 英米流資本主義に完全に染まってしまっています。


 この状況から、「長期利益重視」「中長期投資重視」の公益資本主義に転換できるのか。


 日本に構造改革が必要だとすれば、それは「市場原理」「規制緩和」「民営化」「自由化」ではなく、その逆、企業が公益資本主義を重視せざるを得ない環境を作ることであると確信しているのです。

 

 

(引用終了)
(要約引用開始)
http://totb.hatenablog.com/
Think outside the box
MAKE JAPAN GREAT AGAIN
2017-12-05
グローバル企業の成長によって干からびる日本
日本の名目GDPは消費税率引き上げ+アジア通貨危機金融危機があった1997年度から長期停滞を続けています。
人件費もほぼ同じ推移をしています。*1
しかし、企業の拡大はペースダウンしたものの継続しています。

 

日本は人口減少のために需要の増加率が海外よりも低くなるざるを得ません。この条件下で企業がグローバル経営を本格化すれば、
必然的に国内市場のネグレクト(→国内支出の最小化)が促進されます。

(要約引用終了)

 

 

 

 

 

1712-2-1145-12/2メルマガブログ転送北朝鮮暴力は暴力で対応

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 『三橋貴明の「新」経世済民新聞』

     2017/11/29


(見出し)
「「米国に逆らうと日本のようになるぞ!」」
From 佐藤健志

(私のコメント)
人間が作る社会というのは、暴力が裏打ちしている、ということを何時も知っていないといけない。
早い話、女が夜外を一人で歩けるのも警察という暴力組織があるからだ。
学校でいじめが無くならないのは、先生が「暴力」を封じられているからだ。
歴史を見ても暴力の変遷がそのダイナミックな動きの大半を説明している。
勿論国際社会もそのルールが適用される。
アメリカはそれを良く知っているから、北朝鮮に対してもその方向で解決しようとするだろう。
ただ、暴力をふるうには「正義」という口実が絶対に必要で、その点「真珠湾攻撃」はアメリカにとって素晴らしいことだった。
これを主導した山本五十六は、ルーズベルト大統領のスパイだとすると、全くぴったりするのだ。
スパイとして命令通り動いてルーズベルト大統領の希望通り奇襲攻撃して、正義の口実を与え、日本を滅亡に導いた。
山本五十六だけでなく海軍はその後も馬鹿げた作戦でアメリカを助けたのだから、彼一人の責任でないかも知れない。
お陰で東京裁判でも海軍はおとがめなしで、大日本帝国の組織としては唯一生き残った。
長くなるから、これだけにするが、アメリカは今北朝鮮を締め上げて暴発を待っているのだ。
北朝鮮もそれを知っているから、今回のICBMロフテッド軌道で打ち上げたのだ。
暴力にはより強い暴力しか効果がない、これは暴力ルールの基本の基本だ。
そして、暴力には正義(主観的でも嘘でもよい)口実が必要というのもルールの内だ。

この記事では北に対して日本のようになるぞ、と脅かす、とあるが、それが日本に対するアメリカの本音だろう。
絶滅したアメリカインディアンの延長線上に日本はあるのだ。
日本人は忘れているが、大東亜戦争敗戦の歴史の中に生きているという事実は暴力世界では当たり前ことだ。
こういう現実から日本人は考えないといけない時期に来ているようだ。

(私のコメント終)

(引用開始)
アメリカで人気の高い深夜トーク・バラエティ番組に、『ザ・レイト・ショー』があります。

20年以上にわたってデイヴィッド・レターマンが司会をやってきたものの、2015年、コメディアンのスティーブン・コルベアが引き継ぐことに。
現在は
『ザ・レイト・ショー・ウィズ・スティーブン・コルベア』
が正式名称。

で、コルベアが毎回披露する時事風刺のトークが、YouTubeでも配信されているのですが・・・

11月7日に配信されたトークはこちら。
TRUMP CALLS JAPAN ‘A COUNTRY OF SAMURAI WARRIORS
(トランプ、日本を「サムライの国」と呼ぶ)

題名からも分かるとおり、大統領の訪日がネタ。
ところがここに、なかなか痛烈なギャグが盛り込まれていました。
コルベアいわく。

(ハワイを出たトランプは)東京の近くにある米空軍基地に到着、アメリカの敵どもに断固たるメッセージを送った。

あくまで「米空軍基地に到着」であって、「日本に到着」ではないのがミソですね。
画面は横田基地でのトランプ演説(本物)に切り替わり、発言が紹介されます。
いわく。

ハッキリさせようじゃないか。
いかなる独裁者も、いかなる政治権力も、いかなる国家も、アメリカの意志を見くびるような真似をすべきじゃない。
歴史を振り返れば、そういう連中が時々出てきたこともある。
だが、結果は無残だったよな。
無残なものだったぜ。
(会場の一部から歓声)

なんか大統領というより、マフィアの親分に近い感じですが、ここでコルベアが再登場、トランプの口調を真似てこう言うのです。

オレたちに喧嘩を売ってくるような奴らは、痛い目にあうってことよ。
日本がいい例だろうが。
え? 何?
オレって今、どこにいるんだっけ?
あちゃ、やっちまった。ゴメンな。
https://www.youtube.com/watch?v=oFMQ-5s0f30&index=2&list=PLiZxWe0ejyv8DxlX0JnK11hmWXJ-BXGDL

・・・そうです。
トランプの論理にしたがえば、
〈日本はアメリカに逆らわないかぎりにおいて価値がある国にすぎない〉
のであります。
これぞアメリカ・ファースト

わが国には昨今、アメリカが北朝鮮をつぶすことを期待し、「金正恩、ザマみれ」などと思っている方々がおられる模様。

しかしトランプがこのような発想でいる以上、それらの人々は
原爆投下も、
東京大空襲も、
降伏後の占領政策も、
すべて肯定しなければなりません。
アメリカを見くびった国が、痛い目にあうのは当然の報いなんですから。

だ・か・ら、
「右の売国、左の亡国」と言うのですよ!!

『右の売国、左の亡国 2020年、日本は世界の中心で消滅する』(アスペクト
https://www.amazon.co.jp/dp/475722463X(紙版)
https://www.amazon.co.jp/dp/B06WLQ9JPX(電子版)

実際、太平洋戦争で日本は(主として)どの国と戦ったか、キレイさっぱり忘れているというのでもないかぎり、
金正恩、ザマみれ」系の人々は、こう主張しているにひとしい。

アメリカは、かつて日本を叩きつぶしたように、北朝鮮のことも叩きつぶしてくれるだろう。
やった、万歳! トランプさまさま! 日米同盟をもっと強化しよう!

もはや「自滅史観」としか呼びようがない。
いわゆる「自虐史観」など、これに比べればカワイイもの。
ついでにこの発想、『対論「炎上」日本のメカニズム』(文春新書)で指摘した「知性のめまい」の見本のごとき例です。

だ・か・ら、日本は炎上すると言うのですよ!!
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総理との共同記者会見でも、トランプは見事にやってくれました。
ブルームバーグの記事をどうぞ。

トランプ米大統領は6日、都内で共同記者会見に臨んだ安倍晋三首相に、
日本経済は米経済ほど強くはないと述べた。

トランプ大統領は日本経済の好調をたたえた後、
「米経済ほど良い状態かどうかは分からない。違うと思う。この状態を維持するつもりだ。日本は2番目だ」
と安倍首相に語り掛けた。
安倍首相はややほほ笑んだが、両首脳が互いの友好と両国の強い同盟関係を強調した後だけに、やや気まずい空気となった。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-11-06/OYZIWR6JIJUR01

ただしこの記事では、発言のニュアンスが十分に出ていない。
英語版に基づいて忠実に訳せばこうなります。

こっちの経済ほど状態が良いかどうかは知らないね。そんなことはないだろう。
違うか?
で、オレたちは今後も、アメリカがトップの状態を維持してゆこうと決めたのさ。
あんたらは2番にしてやるよ。
https://www.bloomberg.com/news/articles/2017-11-06/trump-boasts-about-u-s-economy-tells-abe-japan-can-be-no-2

「オレたち」にご注目。
アメリカ経済が世界最強の状態を維持することに、安倍総理も協力するはずだと、トランプは決めてかかっているのです!
続く記述も、忠実に訳せばこう。

安倍総理はかすかに微笑んだが、それは気まずい瞬間だった。
今回の訪日の間、安倍とトランプは、ことさら相手を友人と呼び合い、日米同盟の絆を強調していたのだ。
絆の強さはかつてないものだと、二人はそろって言明した。
その後に「日本は2番」発言が飛び出したのである。

いやあ、日米の絆は揺るぎないものだなあ!!

ちなみにこの発言、アドリブの可能性が高いとのこと。
トランプは土壇場になって、安倍総理、ないし日本を見下さずにはいられなくなったようです。

のみならず。
記者会見でトランプは、「日本はさまざまな兵器をアメリカから買うことになるだろう」という旨を発言、総理もこれを肯定しました。
ところが同発言、ニューヨーク・タイムズの記者が、安倍総理に行った質問にたいして、返事を横取りする形でなされたものらしいのです!
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171122-00000005-withnews-n_ame

「彼らの受けたパシリ扱いは、かつて誰も受けたことがないものと言わざるをえない」
──エドマンド・バーク

『新訳 フランス革命省察 「保守主義の父」かく語りき』(PHP研究所)
http://amzn.to/1jLBOcj (紙版)
http://amzn.to/19bYio8 (電子版)
(※)引用した語句は242ページに登場します。

話を『ザ・レイト・ショー』に戻せば、
安倍総理がトランプへのお世辞を並べ立てたことについて、コルベアはこうコメント。

All right Shinzo, leave a few of the strokes on the golf course.

直訳すれば
分かった分かった、だがゴルフコースでも少しはストロークを決めてくれ。

英語の「stroke」には「(相手を)くすぐる、おだてる、なだめる、あやす」という意味があるので、
それをゴルフのストローク(=ボールを正しく打とうとしてクラブを振ること)とかけているのですが、
日本語にすると洒落が成立しなくなる。
正しく訳せばこうでしょうね。

失礼ながら、イバンカとバンカーの区別をつける方が先では?

ではでは♪


(引用終了)

 

1711-23-1143-11/30メルマガブログ転送セクハラリベラルの魔女狩り

(優秀メルマガブログ紹介)
宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)11月22日(水曜日)弐
        通巻第5517号 

(私のコメント)
最初の記事によれば、アメリカはセクハラが吹き荒れているようだ。
これはまさに「魔女狩り」だ。
魔女狩り」とは中世から18世紀にかけてヨーロッパで起きたキリスト教の異端審問による虐殺だ。
詳しくはググってもらえば分かるので、ここでは触れないが、つまり社会不安から来る集団ヒステリーのことだ。
当時のヨーロッパは宗教戦争に明け暮れ、飢餓も蔓延し社会不安もひどかったから、そういうことが起きたのだろう。
セクハラはリベラル左翼の教義で「女性蔑視」というが、二番目の記事の通り、その基準はあいまいだ。
記事の通り、男がカネと魅力があればセクハラでないのだ。
女の都合でセクハラになったりならなかったりする。
男が女にセクハラするのは、遺伝子的な性行動に由来するから、それをするなということは、人間を否定することと同じになる。
勿論、男が女を何らかの力で強制するのは、悪いことだからセクハラを弁護できない、という立派な錦の御旗がある。
そこに付け込んで逆にリベラルの教義である「平等」を推し進めていくのだが、それは人間破壊の魔女狩りになるのだ。
丁度従軍慰安婦の問題が「売春は悪」という道徳的正しさを含んでいて反対しにくい要素があるのと同じだ。
リベラルは男女が平等であることを推し進めると皆が幸せになるという理屈だが、具体的な現象を見るとそうは思えない。
丁度共産主義が平等ユートピアを目指して一億人の人間を虐殺したのと同じだ。
つまり、これは正に宗教、それも邪教なのだ。
彼らリベラルは自分たちが宗教信者だということを言われたら、思いもよらない、と思うだろう。
リベラルは宗教から一番離れた、そういうものの対極にある、合理的な精神に基づくと考える。
だから自分たちが宗教信者で魔女狩りだ、と言われたらびっくりするだろう。
言い掛かりも極まれり、というかもしれないが、実際はリベラルというのは宗教信者の集団なのだ。
その宗教は二番目の記事の通り、「普遍主義」つまり具体的に言えば、男女という区別を否定して「人間」という普遍に還元することを教義としている。
これは個性というものを否定するのだが、それが人間の幸せにつながるとは思えない。
これを推し進めると、社会は破壊されるだろうから「暴力的」なものにならざる負えない。
この考え方の特徴は、個人的、個別的、時間的、部分的なことを否定することだ。
例えば、セクハラで言えば、女の誘惑や思惑、結婚未婚の別、若いころの酒が入った時間の出来事などの事情、こういったものを全否定するのだ。
そんなことはすっ飛ばして兎に角セクハラは悪いのだ。
そうすると、皆嫌がるから、「性別無し」という普遍の教義を暴力的に貫徹するために皆が反対しにくい「強制的性行為は悪」を持ち出すのだ。
なぜそうまでしてリベラルは魔女狩りをするのか。
それは、リベラルがフランス革命などで、宗教に代わるものとして登場したからだ。
つまり、人間の理性で考えることで宗教の役割を代替しようとしたのだ。
近代合理主義は理屈や理論で神に代わる普遍的な存在を把握しうるもので、確実な真理に到達できるものと考えた。
この世の中は不確実、不安定なものだが、それを確実安定したものとしてとらえようとした。
リベラル即ち西欧近代合理主義はそのために個別的、具体的、時間的、部分的な評価は無視し、抽象的、無時間的、一般的、普遍的な理論を重視した。
そしてそういう抽象的、無時間的、一般的、普遍的な理論に世の中を従わしめようとした。
そういう理屈は神の代わるものだったから結局「抽象普遍のお経」がご神体になって、その結果は今までのお経、例えば、般若心経などと同じになってしまったのだ。
リベラルのやっていることは般若心経で世の中を変えようとするのと同じで、そうなったら多分世の中めちゃくちゃになるだろう。
そういう「抽象普遍のお経」を信じるわけだから、一種の宗教であって、だから結果的にリベラルのやることは普遍の暴力だから魔女狩りになってしまう。
そうでなけりゃ逆に、9条平和教のようにひたすら9条を唱えて集団自殺することになる。
さて、長くなったからここでやめますが、上記の話は中野剛志著「経済と国民」という本に出てくるので詳しくはこの本を読んで下さい。

(私のコメント終)
(引用開始)
アンディチャンのコラム
セクハラは大きな問題、女性蔑視である。民主主義だ、男女平等だと言いながら21世紀になった今でもセクハラは後を絶たない

アメリカはセクハラで大騒ぎしている。二か月ほど前に起きたハーヴェイ・ワインシュタイン映画監督のセクハラで50人ぐらいの女性が名乗り出た。
これが契機となっていろいろな有名人、俳優、テレビ解説者、教師、牧師、スポーツ監督などがメディアで告発されるようになった。
ニューヨークやロスアンジェルスなどの大都市ではMe Tooと名付けた女性団体が連日のように街頭でデモ行進している。
これに続いて政治家のセクハラ問題が起きたので政治そっちのけで大騒ぎとなった。野次馬は政治よりセクハラに興味がある。

毎日のメディアのトップニュースがセクハラ問題である。ある女性がセクハラされたと告発すると、すぐに別の女性も名乗りでる。告発された男性はたいてい謝罪と辞職を要求される。昨日のニュースではCBSテレビのホストを務めるチャーリー・ローズのセクハラが数人の女性に糾弾され、CBSは慌ててローズ氏を降板させた。

アラバマ州の選挙

アラバマ州では、トランプ大統領がセッション上院議員を司法長官に任命したため空席になった上院議員補欠選挙が12月12日に行われる。二週間ほど前にNYTimesの出した記事で、当時14歳だった女性が共和党の候補者ロイ・モーア氏にセクハラされたと名乗りでた。
これは30数年前のことで、モーア氏は当時32歳だったと言う。すると彼女に続いてモーア氏にセクハラされたと言う女性が5人も名乗りでた。モーア候補は彼女らの告発をぜんぶ否認し、民主党側の政治的陰謀、でっち上げだと反論した。

しかし、マッコーネル上院議長をはじめとする多くの共和党議員はモーアよりも女性側の言い分を信じると発表し、モーア氏に候補取り下げを要求したが、モーア氏は名誉に関わる大事だとして候補取り下げを拒否した。
上院では共和党議員が52名で2票の過半数を保っている。モーア氏が落選すれば51票となり、半数の50票に一票だけ多い状況となる。つまりアラバマ州の選挙は共和党にとって大切な選挙である。

だが共和党上院議員のうち42名がモーア氏のセクハラを重大視し、たとえ過半数優勢を失ってもセクハラ議員を受け入れることは出来ない、モーア氏が当選しても共和党から追放すると言う。国会では議員の政党追放が起きたのは只一度しかない。政党として立派な態度である。
 つまり共和党はモーア氏を完全に見放したのである。このような状態で彼が選挙活動を続けることは難しい。しかし彼が辞めたら共和党側はいますぐ別の候補者を立てることになる。投票まであと三週間しかない。つまりモーア氏が選挙に出ても出なくても民主党候補の当選はほぼ確実である。

民主党側のセクハラ醜聞

 共和党側がモーア氏のセクハラ問題で頭を痛めているうちに民主党側にもスキャンダルが起きた。民主党のアル・フランケン上院議員が20年ほど前にラジオ解説者の女性対するセクハラ写真が公開されたのである。写真と言う確証があるのでフランケン議員は直ちに謝罪発表をしたが、さらに二人目の女性が名乗り出ていよいよ窮地に陥り、辞任を要求する声が出てきた。しかしフランケン議員は辞職するとは言わないし、民主党議員や民主党党首も辞職を要求していない。
 フランケン議員のセクハラ写真が出たあと、更にジョー・バイデン元副大統領
のセクハラ写真も公開された。続いてカリフォルニアのラウル・ボカネガ州議員がセクハラ問題で年末に辞職すると発表した。セクハラは民主党の政治家にも多かったのだ。

クリントン大統領はセクハラの元祖

民主党にとって共和党のようにセクハラ問題に断固たる態度がとれない。
その最大の理由はビル・クリントン大統領の25年前のルーインスキー事件である。
クリントンはテレビで二回も嘘を吐き、検察に精液の付いたドレスを示されてもオーラルセックスはセックスではないとウソを吐きとおした。
それなのに、下院のクリントン弾劾案を民主党優勢の上院が却下したのだ。
クリントンは弾劾を免れたが嘘を吐きとおした廉で弁護士資格を永久に失った。

あれから25年経ってセクハラが社会の大問題となると民主、共和両党でビル・クリントンがセクハラ元祖だと言う議員がでてきて、
クリントン大統領を弾劾できなかったことは正義ではなかったと言う民主党議員もいる。後悔しても遅いかもしれないが過ちを認める新しい風紀は歓迎すべきだろう。但しヒラリーにとっては政治生命を失う大事だ。

ヒラリーは15日のNBCのテレビ対談で、ルーインスキー問題は既に何度も議論されたことだと発表した。
あたかも夫のビル・クリントンが無罪だったような発言で顰蹙を買った。ヒラリーは女性の代表で女性の保護者を気取っていたが、夫の醜聞を弁護する態度で女性の反撥を買った。

●セクハラのない明るい社会

この二か月で多くの権力者が糾弾されたがこれは氷山の一角に過ぎない。数日前に発表されたニュースでは、国会内で過去10数年の間にセクハラ問題を解決するために15,000,000ドルを払ったと言う。毎年百万ドル以上の税金で国会議員と職員の間に起きたセクハラが公開されることを未然に防いだのである。国民の血税を使ってセクハラを隠蔽する権利が国会にあるのかと疑問を呈した人も居る。
 セクハラは大きな問題、女性蔑視である。民主主義だ、男女平等だと言いながら21世紀になった今でもセクハラは後を絶たない。ワインシュタインのセクハラが契機となって被害を受けた女性が名乗り出たのは喜ばしいことだ。
政治家だろうと権力者だろうとセクハラは許されない。クリントンやその他、セクハラをした悪人を摘発し、セクハラのない男女平等の明るい社会になることを期待したい。

 

 

 

(引用終了)
(要約引用開始)
http://totb.hatenablog.com/entry/2017/11/23/094050
2017-11-23
リベラルが目指す社会とは

(前略)

人種差別以外にもイスラム差別、性差別、同性愛差別等々の撲滅もリベラルの「信仰」であり、
最も罪深いのが差別や抑圧をされない側の「白人の異性愛の男」になります。

反差別を掲げるリベラリズムの本質は、エリートが大衆(国民の多数派)を支配するために抵抗力を奪う思想だということです。
(中略)

 

人間を決めるのはハードウェア(肉体)ではなくソフトウェア(精神)⇒ハードウェアの差異は無視できる*5*6
教育の目的の一つは「完璧な市民に形作る」ためにソフトウェア(教義)をインストールすること*7
となります。*8

現代リベラリズムは「死んだ」キリスト教マルクス主義が融合して"born again"したものだと考えられます。
三つの共通点は「『普遍主義』という暴力に支えられている」ことと、実際に暴力的であることです。

(後略)

http://totb.hatenablog.com/entry/2017/11/21/223352
Think outside the box
2017-11-21
[紹介]セクハラの基準と男の魅力

(前略)

では、魅力的な男の特徴は何かを調べると、やはり「筋肉と金」だということです

 

(後略)

 

(要約引用終了)

1711-22-1142-11/28メルマガブログ転送台湾と西郷菊次郎

(優秀メルマガブログ紹介)

宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)11月28日(火曜日)
        通巻第5525号    <前日発行>

(見出し)

菊次郎は、西郷隆盛の長男として奄美大島で生まれた。
(私のコメント)

台湾には一度行ってみたいと思っている。
下記の記事の通り、日本の植民地支配は仁政を敷いて成功し、いまだに住民に感謝されているようだ。
西郷さんの子孫がこんなところに出てくるのも面白い。
ところで、台湾に勝るカネと仁政を敷いたのが朝鮮だったが、相手が悪かったようだ。
朝鮮人に対し、西郷さん以上の誠意をもって接し、色々なことを教えた民間人は沢山いた。
ところが、長年の恩恵にも拘らず日本が戦争に負けるとすぐに親のように恩恵を与えてくれた日本人を襲った。
これは朝鮮人の歴史を見ればわかるのだが、長い圧政苛政から来る特質なので、仕方ないのだ。
施政者に何百年何千年も散々痛めつけられてきたから、民の幸せを考える施政者が居る、なんて全く知らないのだ。
だから、朝鮮人を非難するために言っているのでなく、(勿論忘恩は非難されるべきだが)日本人もナイーブに「至誠は天に通ず」などと思わないことだ。
世界には日本と全然違った歴史を持っていて、その歴史の結果、日本人とは思いも及ばない思考方法をする人たちがいる、ということを知らないといけない。
今でも日韓友好などと言って、甘やかす日本人がいるが、却ってお互いに非難しあうような、悪い結果になる。

 

(私のコメント終)
(引用開始)
ところで、「日台共栄マガジン」(11月27日)に、下記のような菊次郎に関しても文章が紹介されており、いくばくかのご参考にと以下に引用します。

 (引用開始)
 「宜蘭を救った西郷隆盛の長男・西郷菊次郎  古川 勝三(台湾研究家)
  おそらく西郷菊次郎(さいごう・きくじろう)を日本で最初に紹介した一般書は、今から20年ほど前に出された『台湾と日本・交流秘話』(展転社、1996年)だと思われる。それまで西郷菊次郎の名前はほとんど知られていなかった。西郷隆盛と愛加那の息子として、また京都市長として名前を知られていた程度で、台湾との関係で語られることはなかったと言ってよい。
 『台湾と日本・交流秘話』が出版される少し前に、台北帝大農業土木科出身で、当時、東京農業大学農学部教授だった高須俊行(たかす・としゆき)氏から版元の展転社(てんでんしゃ)に「宜蘭河に『西郷堤防』と呼ばれている堤防があり、そこに西郷菊次郎という方の石碑が建っている」という情報が写真とともに送られてきた。それが、この本に西郷菊次郎の事績が紹介されたきっかけだった。
 本書のグラビアには、高須氏とともに背丈の倍はあろうかと思われる「西郷庁憲徳政碑」と刻んだ石碑の写真が掲載され、本文は「西郷隆盛の子・菊次郎の郡主徳政碑」と題して事績を詳しく紹介し3ページを費やしている。
 本書の出版まで、1994年に旧制台北一中出身の本田布治雄氏が『西郷菊次郎事迹』を私家版で出版していて、『台湾と日本・交流秘話』は参考資料として挙げているが、西郷菊次郎と台湾を結び付けた書籍はそれまでなかったようだ。
 本書出版後、拓殖大学常務理事だった佐野幸夫氏が『西郷菊次郎と台湾』(南日本新聞開発センター、2002年)を出版しているが、いまだに西郷菊次郎の名前も事跡もほとんど知られていないと言っていいのではないだろうか。
 そこに風穴を開けるように、このほど『台湾を愛した日本人─八田與一の生涯』の著者の古川勝三(ふるかわ・かつみ)氏が「宜蘭を救った西郷隆盛の長男・西郷菊次郎」をnippon.comコラム「台湾を変えた日本人シリーズ」で発表された。下記に全文をご紹介したい。なお、「西郷庁憲徳政碑」が発見された経緯は、明石元二郎総督のお墓が発見された経緯とよく似ている。
 古川氏は「戦後の混乱によって顕彰碑の存在が分からなくなっていたが、1990年に発見され宜蘭県文化局により中山橋横の堤防上に移築」とのみ簡単に述べているが、『台湾と日本・交流秘話』では、蒋介石軍とともに台湾に逃げて来た軍人家族によって占拠され、石垣の一部として埋もれてしまったために存在が分からなくなり、水利局が宜蘭河整備のために不法家屋を一掃したところ「西郷庁憲徳政碑」が顕れたと詳しく記している。
 ちなみに、西郷菊次郎3男の隆秀氏は1955年から9年間、拓殖大学の理事長をつとめ、孫(4男隆泰氏の長男)にあたる隆文氏は鹿児島県陶業協同組合初代理事長もつとめた、鹿児島在住の著名な陶芸家だ。
 また、宜蘭では西郷菊次郎の名はつとに有名で、宜蘭出身で、高雄市長をつとめている陳菊氏の菊という名前は西郷菊次郎に由来すると漏れ聞く。

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古川 勝三 宜蘭を救った西郷隆盛の長男・西郷菊次郎
【nippon.comコラム「台湾を変えた日本人シリーズ」:2017年11月26日】
http://www.nippon.com/ja/column/g00462/
 台湾は日本と同じ環太平洋火山帯の上に浮かぶ島国である。したがって、地震もあれば火山も温泉もある。台湾の温泉文化は日本統治時代に日本人が根付かせた文化である。その温泉地として今、台湾人に人気を誇っている宜蘭の町の発展に大きく貢献した日本人がいた。
 明治維新の英雄、西郷隆盛の息子、西郷菊次郎である。
 台湾では、北投、陽明山、関子嶺、四重渓が四大温泉地と言われ、戦前、特に台北からも近い北投は人気があった。温泉文化は戦後に失われた時期があったが、現在は再び温泉ブームが起こり、西海岸に集中していた温泉場が東海岸にも広がりを見せてきた。その中でも特に宜蘭は人気が高い。2006年6月に12.9キロメートルの雪山トンネルが開通したことにより、台北から高速道路で30分で行けるようになった。このため宜蘭の温泉地は東京から90キロメートルあまりの箱根温泉と、台北から60キロメートルあまりの宜蘭温泉と似たようになり、最近はにぎわいを見せ始めている。
 宜蘭(現在の蘭陽)平野の中心に位置する宜蘭市は、東は太平洋に面し、西側郊外には美しい田園風景が広がる。その中央を宜蘭川(現在の宜蘭河)と呼ばれる台湾山脈に源を発する川がゆっくり東へ流れていく。宜蘭川が台湾山脈から運んでくる肥沃(ひよく)な土の堆積によって作られた宜蘭平野からは豊かな農作物が採れ、「竹風蘭雨」という言葉があるように水豊かにして昔からユートピアと呼ばれていた。
 しかし、風光明媚(めいび)なその景色も、夏、台風の直撃によって大暴風雨となると一変する。宜蘭川の濁流は堤を乗り越え、あるいは堤を寸断して田畑や家を押し流し、伝染病がまん延し住民は連年洪水に苦しめられていた。この宜蘭川の氾濫から街を守ることが住民の長年の悲願であった。この悲願を解決したのが、西郷菊次郎だった。

◆米国留学から台湾へ

 菊次郎は、西郷隆盛の長男として奄美大島で生まれた。隆盛が奄美大島に潜居した折、愛加那との間にもうけた子供である。1869年8歳のときに西郷本家に引き取られ、12歳の時、2年6か月の米国留学を果たして74年7月に帰国した。17歳のとき西南戦争が勃発し、薩軍の一員として参戦するが、高瀬(熊本県玉名市)の戦いで一生義足を装着することになる銃創を右足に受け、膝下を切断した。田原坂が政府軍の手に落ちると、以後、菊次郎は隆盛の老僕であった永田熊吉に背負われて、人吉そして宮崎へ困難な山岳地帯の敗走行を重ねる。和田越(宮崎県延岡市)の戦闘で多数の死傷者を出した薩軍は俵野に陣を移し、今後の動向について軍議を重ねた結果、可愛嶽を越えて三田井に抜けることを決意。戦闘で重傷を負っていた菊次郎は、桐野利秋の計らいで他の負傷兵や熊吉と共に俵野に残された。熊吉は負傷した菊次郎を背負い、隆盛の弟である西郷従道の下へ投降した。西郷従道はおいの投降を喜び、熊吉に礼を言ったという。以後、菊次郎は西郷従道の支援を得ながら留学経験を生かす場として外務省に入り、米国公使館や本省で�
PL3$7$F$$$?!#
 1895年4月に台湾が下関条約によって日本に割譲されると、菊次郎は台湾総督府参事官心得を命じられ台湾に赴任する。この時奄美大島に寄り母に再会するが、これが母と会う最後となる。菊次郎34歳のときである。その翌年には台北県支庁長に任じられ、さらにその1年後、1897年台湾の北東部の現在の県知事に相当する宜蘭の初代庁長を拝命する。菊次郎は妻子と共に宜蘭の庁長官舎に引っ越す。当時の庁長官舎は800坪(2640平方メートル)の敷地に74坪(244平方メートル)の平屋建てで幹部職員や校長の住宅と共に残っており、修復されて内部を見学することができる。
 菊次郎が渡台した頃の台湾は、風土病、アヘン吸引、原住民族、土匪(どひ)の襲撃という四重苦と戦っており、初代樺山資紀台湾総督以来、2年9か月の間に、2代桂太郎、3代乃木希典と3人が交代し、その間の台湾に対する軍人による統治政策は、治安行政の域を出ず、いたずらに莫大(ばくだい)な国費を消耗するのみで、完全に行き詰まっていた。台湾統治の問題は世論の非難攻撃の的となり、台湾を1億円でフランスに売却せよという議論まで起こるありさまであった。

◆常に持ち続けた父・西郷隆盛の教え

 菊次郎が宜蘭庁長に就任して9か月後、1898年第4代総督に児玉源太郎が就任し、後藤新平を民政長官に抜てきして共に台湾にやって来た。児玉総督は後藤に絶大なる信頼を寄せ、後藤もその信頼に応えるべく、台湾近代化の青写真を作り実行に移す。ドイツで医学を学んだ後藤は、日本国内の法制をそのまま文化・風俗・慣習の異なる台湾に持ち込むことは、生物学の観点から困難であると考え、台湾の社会風俗などの調査を行った上で政策を立案し、漸次同化の方法を模索するという統治方針を採用した。
 以前から、どうしたら固い島民感情を融和させることができるか昼夜悩んでいた菊次郎は、後藤新平の統治方針を理解し受け入れた。さらに父隆盛がよく口にしていた「天を敬い、人を愛する」という仁愛の無私無欲こそが難局を解決できる道だとも考えていた。原住民や台湾人に対する差別意識を持つ日本人が多い中で、菊次郎は違った。幼少期に苦労して育ち、西南の役で多くの優秀な若者の死を目の当たりにし自らも障害者になった菊次郎は、弱い者に対する優しさと誠実な心を自然と身につけていた。時間をかけて島民の心の中に、こちらの誠実な思いを溶け込ませる努力以外に方法がないという結論に達し、民衆のためになる治政こそが住民の心を開かせ、協力を引き出すことができると考え実行に移した。
 そのため宜蘭の住民の社会基盤整備に力を注いだ。河川工事、農地の拡大、道路の整備、樟脳(しょうのう)産業の発展、農産物の増収政策を実施すると共に教育の普及にも力を入れたため、治安が良くなり住民の生活を安定させることに成功した。
 その中で一番力を入れたのが、宜蘭の住民の悲願である宜蘭川の氾濫をなくすことである。台湾総督府と粘り強い交渉の末、巨額の補助金を引き出すことに成功し、第1期工事が1900年4月に着工された。1年5か月の歳月と巨費をかけた13.7キロメートルの宜蘭川堤防は01年9月に完成した。この工事を見守っていた宜蘭の住民は堤防の威力に半信半疑だったが、この時以降、宜蘭川の洪水は二度と起きなくなり、暴れ川の汚名を返上した。堤防の威力を体感した住民は歓喜し、菊次郎に対する称賛の声があふれた。住民のための善政を行った菊次郎は、宜蘭川一期工事の完成を見届け二期工事の完成に確信を持つと、依願退職して5年半に及ぶ宜蘭庁長の生活に終止符を打ち、02年台湾を後にした。

◆戦後も地元住民に愛されている

 完成した堤防によって、その恩恵の大きさに感激した宜蘭の住民有志は、1905年に『西郷庁憲徳政碑』と刻んだ石碑を堤防の近くの民家の庭に設置して菊次郎を顕彰した。1923年に、菊次郎の名前を取って「西郷堤防」と命名されると、宜蘭の人士により巨大な石碑が造られ、この上に原碑を載せて中山橋の西側に設置をした。3年後には第2期工事が完成し、宜蘭の街は強固な堤防に守られ、安心して生活できる環境が整った。

 しかし1945年日本の敗戦によって日本人はことごとく台湾から去り、その後に国共内乱で敗れた国民党軍とその家族200万人が台湾にやって来た。この戦後の混乱によって顕彰碑の存在が分からなくなっていたが、1990年に発見され宜蘭県文化局により中山橋横の堤防上に移築され、現在も菊次郎の徳政を後世に伝え続けている。
 長い碑文の最後には「西郷公をしのぶに糸を買って像を刺しゅうする事なかれ、家々に線香を立て供える事もしてはいけない。最もふさわしい事は晋人が羊祐を記念して彫った『落涙碑』のようにすることである。西郷公の栄光を永々に伝えるべく、ここに碑を建立し、公の徳をたたえるものである」と記し、「宜蘭廳全各界士人健立」と彫り込んでいる。今日、多くの日本人が台湾を訪れるが、このことを知る日本人は少ない。恩ある人を決して忘れてはいけないという宜蘭人の誠意には頭が下がる。

 帰国して2年後の1904年10月12日、第2代京都市長に就任し7年余りを勤めたが、その間にも宜蘭と同じくインフラ整備に力を注いだ。第二琵琶湖疎水掘削工事、上水道工事、道路拡張工事の「京都三大事業」を提案し、実施して京都都市整備の推進に大きな足跡を残した。菊次郎は宜蘭でも京都でも常にそこに住む民衆のために活動した政治家であったと言っても過言ではない。
その後、鹿児島に帰り、永野金山(山ヶ野金山)の島津家鉱山館長を命じられ、8年余り在任した。就任すると菊次郎は、鉱業所で働く多くの炭鉱作業員の子供の健全な心身を養う場として、自費で武道館の建設や夜学校の開設、テニスコートを作って、山の中の住民にテニスを広めたり、アメリカ社会から学んだ発想で職員クラブを作ったりした。
 菊次郎は1928年、鹿児島市の自宅において急死した。享年68、心臓まひだった。
さつま町では、文武両道の人材育成に当たった氏の功績をたたえ、現在でも毎年11月、『西郷菊次郎顕彰剣道大会』が開催されている。
              ◇     ◇     ◇
古川 勝三 FURUKAWA Katsumi 1944年、愛媛県宇和島市生まれ。中学校教諭として教職の道をあゆみ、1980年、文部省海外派遣教師として、台湾高雄日本人学校で3年間勤務。『台湾の歩んだ道─歴史と原住民族』『台湾を愛した日本人─八田與一の生涯』『日本人に知ってほしい「台湾の歴史」』『台湾を愛した日本人2─KANO野球部名監督近藤兵太郎の生涯』などの著書がある。
現在、日台友好のために全国で講演活動をするかたわら『台湾を愛した日本人3』で磯永吉について執筆している。

 

 

(引用終了)

1711-17-1397-11/21メルマガブログ転送朝日ねつ造新聞

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https://darkness-tiga.blogspot.jp/

ダークネス

(見出し)
2017-11-20
日本が戦争に引きずり込まれたのは朝日新聞捏造報道が原因
(私のコメント)

このブログは面白いのだが、コピペ禁止転送禁止だ。
そこで要約して転送します。
詳しくは元ブログを読んで下さい。
東条英機は戦後悪の権化のようにいわれるが、彼は昭和天皇の和平の意向を受けて苦悩していた。
しかし、彼が少しでも米英と交渉しようとする気配が新聞に載ると、何百通もの抗議の手紙が来たのだ。
いずれも好戦的な新聞からしか情報を得られない一般人が新聞にあおられて正義感から手紙を書いたのだ。
こうして、軍部が日本国民の期待の大きさに圧倒されて真珠湾攻撃という愚挙で開戦してしまった、という見方もある。
それでも山本五十六など海軍の責任は重いと思うけど、当時の人々が必死に考えて行ったことだから仕方がない面もあるだろう。
だが、朝日新聞の犯罪的報道は絶対に忘れてはいけない。
なぜなら、現代にまで害悪を流しているからだ。
今も日本を少しでも悪い方向、滅亡する方向に報道している。
「ニホンシネ」という話は嬉しそうに報道し、「朝日死ね」は怒り狂う。
テレ朝のねずみ男に似たコメンテータは「ニホンシネ」は一般人が日本という全体に向かっていうのだからよいが、
朝日新聞死ね」は権力者である議員が私企業である朝日新聞に言うのだから悪いという。
だが、これはまさにマルクス主義の教義そのものだ。
社会構造を横に二つに分けて上下が対立抗争する、という考え方はサヨクの基本思想だ。
これはユダヤ教善悪二元論、又は奴隷の救世主待望思想から来ているのだが、サヨクはそういう宗教の信者なのだ。
「ニホンシネ」は今まで散々日本から恩恵を得ているにもかかわらず、少しでも不満があればたちまち文句を言う。
感謝や報恩とは程遠い思想だ。
もう一つの朝日新聞死ね、は朝日の方が権力者で散々日本人を悪い方向に引っ張りまわしてきたのだから、今更私企業だの被害者だの言うのがおかしい。
ネットでは「死ね」という言葉は使うべきでなく両方悪い、と喧嘩両成敗の意見が強いが、それもおかしい。
言葉が悪い、というのは九条平和教と同じで9条を唱えていれば平和だ、という考えと同じで「死ね」と言わなければ平和だ、と逆だが本質は同じだ。
世の中はある意味全て戦いなのだから「日本死ね」は悪い、「朝日死ね」は正しい、と言わなければいけない。
なお、、公平を期するうえで先日読んだ本では、別の視点が書かれていたので紹介しよう。
当時の新聞はなぜ戦争を煽るような記事を書いたのか、というとそういう記事を書くと良く売れたから、なのだそうだ。
何かプロ野球の巨人びいきの新聞が売れるのと同じような現象ではないか。
あるいは、当時の日本人はアメリカの挑発に怒りを募らせていたのかもしれない。
朝日新聞だけを切り離して考えず、良く全体を見まわして考えるようにしないとサヨクと同じになってしまう。
但し、現在朝日新聞はどんどん売れ行きが落ちているようだ。
売れ行きが落ちても平気で報道しない自由や印象操作で「日本貶め」つまり「ニホンシネ」報道をしているから売れても売れなくても体質なのだろう。
こういう体質が嫌われて、今後は一般から遊離し、サヨク界隈の業界紙として生き残ってゆくのではないか。
下記のブログは日米戦争時代の朝日のことを言っているが、完全に現在に当てはまり、現在も同じ事をやっている。
朝日の言うことを聞いていたら、必然的に日米戦争の敗戦と同じ憂き目をみるだろう。
日本に原爆が投下され、焼け野が原になって朝日も自分の首も絞めてしまうのだが、お構いなしだ。
焦土から敗戦革命、共産主義革命が起きてユートピアが生まれる、という宗教信仰を頑なに信じているのだろう。
そんなのに付き合っていられないが、朝日左翼は日本人を属国奴隷にしたい外国人勢力を導入してでもそれをやりたいらしい。
(私のコメント終)

(引用開始)
1.朝日新聞は足立衆議院議員に「ねつ造新聞」と言われて反発しているが、戦前からねつ造新聞だった。
2.当時の新聞が正しく報道していれば、日米戦争は起きなかった。
(米英と戦うことに反対する人は石原寛治など当時も沢山いたが、それらは今と同じ「報道しない自由」で新聞に載らなかった)
3.「一億玉砕」「神風が吹く」などと書いて日本人を好戦的にさせたのは朝日新聞だ。
1945(昭和20年)8月14日終戦の前日「一億火の玉」という言葉を新聞に載せたのも朝日新聞だ。
(朝日は陸軍の検閲があったので仕方がなかった、といい訳するが、実情は厳しいものでなく朝日の方が陸軍より過激だった)
「敵来たらば一億特攻で追い落とそう」などとも言っていた。
4.当時の日本人が判断を誤ったのは朝日新聞を読んでいたからだ。過激なまでに戦争を煽りたて反対するものは「非国民」とレッテル張りをして言論を封じた。
5.東条英機は1940年戦争継続で悩んでいたが、朝日に洗脳された国民に引きずられて、戦争継続を選択した。
6.朝日新聞は自分たちの世論操作が日本人を誤らせた、という事実に気付かせないため、全てを軍の大本営発表に責任を押しつけた。
7.先日朝日のコラムを書いている記者が安倍支持者はナチスと同じだ、という記事を英語やフランス語でツイッター発信した。
このようなねつ造を平気でやるのが朝日記者の体質だ。
8.北朝鮮に対する認識もずれている。
北朝鮮を地上の楽園のように喧伝した。
これに騙されて北朝鮮に渡ったものは、地獄に収監されたのと同じような悲惨な目にあった。
9.さらに自国民を100万人も大虐殺したカンボジアポルポトも好意的に報道したが、それは全てうそだった。
10.朝日は自分でサンゴに落書きをして、「落書きにかけては今や世界に観たる民族かもしれない」と日本人を嘲笑した。
11.吉田清治という詐欺師の話を垂れ流し、「済州島慰安婦狩りをした」という今でも続く「従軍慰安婦」ねつ造問題を起こした。
12.日本が重大な岐路に立った時、常に誤った方向に導くのが朝日新聞だ。
(ようやく国民は朝日新聞の逆が正しい、と分かるようになった)

 

 


(引用終了)

 

(要約引用開始)
eliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-6877.html
正しい歴史認識国益重視の外交、核武装の実現
足立康史朝日新聞、死ね。」
大谷昭宏ねずみ男「言論の府の国会議員が民主国家の最大の柱である言論機関に『死ね』と言うのは、浅はかに尽きる」
11月12日に足立康史‏がつぶやいた「朝日新聞、死ね。」について、多数の批判や応援の声が上がった。(ネットの調査では約8割が応援)

「死ね」と言われた張本人の朝日新聞は、11月15日付で、マジキチ反日コメンテーターの青木理を使って「政治家は言葉が命。『朝日新聞、死ね』と言論の元を断つような物言いは適切ではない」と足立康史‏を批判させるなどした。
朝日新聞と並ぶ反日捏造新聞の毎日新聞も、足立康史‏を批判した。

毎日新聞は、足立康史‏への批判記事の中で、大谷昭宏の「言論の府の国会議員が民主国家の最大の柱である言論機関に『死ね』と言うのは、浅はかに尽きる」との批判を掲載した。
何度も何度も嘘を吐いて日本を貶め、日本の足を引っ張り続ける朝日新聞毎日新聞は死ね!

11月15日に足立康史‏が国会でも説明したとおり、今回の「朝日新聞、死ね。」についても、朝日新聞が悪質な捏造記事を書いて国会を何か月間も空転させたからこその呟きだった!

足立康史が述べたとおり、加計学園問題は平成29年5月17日付朝日新聞の『総理の意向』という捏造報道から始まった!

以後、国会では、災害対策も経済対策も北朝鮮対策も二の次三の次の蔑ろにされて、中身の空っぽな加計問題ばかりをやってきた。
それと、朝日新聞毎日新聞青木理大谷昭宏などは、「朝日新聞、死ね。」を批判するが、日本そのものに「日本、死ね」と言った奴についてはどうなのか?

大谷昭宏は「保育園に落ちた一人のお母さんのつらい立場の発言をまねしたのだろうが、根本的に違う。言論の府の国会議員が民主国家の最大の柱である言論機関に『死ね』と言うのは、浅はかに尽きる」と述べたが、「日本死ね」と言った母親やそれを国会で悪用して「2016ユーキャン新語・流行語大賞」のトップ10に選ばれ表彰式で誇らしげで嬉しそうにしていた山尾志桜里や選んだ審査員などについては批判しないのか?


30: 名無しさん@涙目です。(アメリカ合衆国) [CN] 2017/11/14(火) 08:32:45.34 id:UCcwVzjK0
韓国死ね!→ヘイトスピーチは許されない

日本死ね!→素晴らしい

アベ死ね!→ホントそれ!アベ死ね!早よ死ね!

朝日死ね!→言論機関に死ねとは浅はかに尽きる

新聞やテレビばかり見ていると、足立康史が悪くて朝日新聞が被害者のようにされているが、真実は捏造記事を書いた朝日新聞が悪くて足立康史は正義だ。

実際に11月14日までのネットのアンケート調査でも、約8割が足立康史議員を応援していたことも分かっている。

今なら、足立康史議員を応援する割合は、9割くらいに上昇しているのではないだろうか?

 

 

 

(要約引用終了)

 

1711-15-1395-11/19メルマガブログ転送スウェーデン難民性犯罪

優秀で面白い備忘メルマガブログ紹介
https://blogs.yahoo.co.jp/tfjtoday_nanminwatch
ナンミンウォッチ


(見出し)

難民受入先進国があまりにもデタラメ過ぎる件(3)
2017/11/15(水)
(私のコメント)
結論を先に言えば、西欧の近代合理主義思想はようやく行き詰まり段階で、だから下記メルマガのように必死に現実を見ないふりをしているのだ。
女性が移民に強姦されるとき、フェミニストなのにどうして難民の肩を持つのか。
この奇妙な現象は西洋の思想的歴史を追ってみないと分からない。
そもそも、西洋の近代というのは、17世紀の西欧の宗教的混乱と戦争から始まったという。
この時代の特徴は各国の宗教対立で、どの国も内戦に明け暮れていたのだ。
フランスは宗教的な内戦だし、ドイツも有名な30年戦争、イギリスも内戦で混乱していた。
こういう中から人間の理性を中心とする啓蒙思想などが出てきたのだが、これがまた混乱に拍車をかけた。
例えば、ルネサンス16世紀のコペルニクスは地動説を唱えたが問題がなかったが、17世紀のガリレオは宗教裁判にかかってしまった。
こういった大混乱の、宗教同士の戦いから逃れる為に17世紀のデカルトのような思想が現れた。
人間が考えることが全ての始まりだ、というような人間理性を中心に立てた思想だ。
「われ思う、ゆえにわれあり」と言って、神も自然も皆人の理性の外側においてしまった。
実は人間は自然の内にあって神とともにあるのだが、外側に置いたのでそれ以降の西欧思想はマルクス主義のように歪んでしまった。
ところが、今になって考えると、これも理性神という一つの宗教だったわけで、人間の理性を信じるのも宗教だったのだ。
余談だが、リベラルサヨク朝日新聞などがやたら上から目線なのはデカルトのように自分を外側においているからだ。
左翼の信奉する人権とかフェミニズム、平等思想は宗教に代わる宗教だったのだ。
そこで、彼らの信奉する人権経、平等経などお経の文句の方を優先させ、現実を捻じ曲げるような理屈がまかり通るようになったのだ。

また余談だが、近代合理主義の特徴は、
「各人の話し合い合議より形式論理優先」
「個別的なものより普遍的なもの優先」
「部分的なものより一般的なもの優先」
「タイミングなどの時間重視から無時間的なものを重視」
17世紀が混乱した時代だったから、確実安定したものを求めた結果、うまれたのが西洋近代思想だった。
そこで、話し合い無視(例えばエリート頭の良い人まかせ)や、個別の事情無視(例えば善悪の判断は個別の案件で違うがそれを無視)、
部分的なもの無視(例えば各民族の相違を考えずグローバリズム)、
時間的なものを考えない(例えば手術は行うタイミングが大事)というような考え方をする。
こういう考えで戦乱で大混乱のなかに宗教に頼らず、一般原則、根本原則を立てて宗教に対抗しようとしたのだ。
こういう教条的な思想が特に現在のリベラルと言われる人々に受け継がれている。
だから、こういう人たちは絶対に現実を認めず理念優先で個別の善悪は興味なく、自分がエリートであるがゆえに正しく、民族の差も考えず、ということになる。

日本の9条平和教なども西欧思想を学んだエリートがリベラルサヨクとなって主導しているから、同じ傾向だ。
なお、上記の話は中野剛志さんの本からの受け売りです。
ぜひ中野剛志さんの本を読むことをお勧めします。
面白くて分かりやすいです。

 

(私のコメント終)

(引用開始)
さて「難民受入先進国があまりにもデタラメ過ぎる件」三本シリーズの1部、2部に続くトリは、やはりあの国、

スウェーデンです。
ドイツより先駆けてシリア難民を人数無制限で受け入れてきたほか(その結果、内戦などなくただ貧困を逃れて豊かになりたいがためにやってきた幅広い第三世界ムスリム移民をも受入れましたが)

年齢確認もろくすっぽしないで「ミセイネンでーす」という申告だけを頼りに、「身寄りのない未成年」たちを大量にかくまいました。

その結果・・・・その未成年(たとえば15歳)がミョーにごつい体格で、難民施設勤務の若い女性を刺し殺してしまったり、(↓の写真が容疑者)
子供たちと混じって(父兄にしか見えない)「国内で一番俊足の14歳」に輝いてみたり、
(画像あり)
・・・・・・・・・・やりたい放題。

いっぽう、年齢詐称だけならまだしも、地方によっては路上でのいきなりの襲撃・強姦事件の数もハンパじゃなく、必死になって「移民による」犯罪と報じないで隠そうとしていますが、その多くは隠しきれていません。
加えて、移民の若者による野外フェスでの集団痴漢とか、吐き気がするような性犯罪は絶え間なく発生し、子供たちも犠牲になっているというのに、

奇妙なことに、ドイツやオーストリアで見られたような「移民反対政党の躍進」といった事象はいまだ見られません。

その謎は今回解くことはできませんでしたが、とりあえずスウェーデンという国の大矛盾をひとつご紹介します。

それは、移民犯罪とフェミニズムのビミョーな関係です。

フェミニズムの国なのに・・・・(泣)

スウェーデンといえば男女同権で有名。国をあげて、「生活の全ての面において男女の機会均等、同権、等しい義務を保障」するべく努力しており、各政党や企業の自主的なクオータ制(割り当て)その他の努力によって、国会議員や企業重役の約半数近くが女性、という目覚しい「成果」を挙げています。

(まあ、筆者個人的には、こういった政策が実際に経済その他でプラスの効果を生むかは疑わしいと思っていますが、とにかくスウェーデンは女性の権利保護に敏感だということで・・・)

ところが、そのスウェーデンで、(まあ、今までも信じられないような事件が沢山おこっていますが)首を傾げざるをえないようなニュースがありました。
スウェーデンのマルメ(いわゆる移民の町・・・)で、移民の男子生徒たちが14歳の少女たち3人に対する性的虐待を働き、アラブ系のAhmedという男が起訴されました。

その結果、判決として50時間の奉仕と 47,400クローナの罰金の支払いを命じられたあと、学校に戻ることを許可されました。(この時点でもうおかしいと思いますが・・・)そして、その後2週間もたたないうちに、今度は15歳未満の少女を強姦したかどで再び嫌疑を受けています。

ともあれこの事件のうち最初の、3人の少女たちが被害をうけた事件にまつわる不思議な話があります。

被害者たちが学校の校長に被害を訴えたところ、話を聞いてもらえなかったどころか、なんと校長は事件が起きた理由として

「少女たちの服装が性欲を掻き立てるようなもので、身体を十分覆っていなかったからだ」

と主張したというのです。

あの~・・・痴漢事件で被害者に対して「そんな格好をしているからそんな目に遭うんだ」と言うのって、

俗に言うセカンドレイプ

ですよね?もろミソジニー(男尊女卑)丸出し、先進国どころか、いったいどこの発展途上国のオッサンだ?って話。

でも、この校長はスウェーデン人男性なのです。え?男女同権はどこにいったの?

この校長ひとりだけ、たまたまスウェーデンのお国柄に似合わず時代遅れのミソジニストなんでしょうか?

いや、どうやら、ここだけの話、スウェーデンでは、移民様に限っては、女性の権利を侵害しても非難されないらしいのです。
(中略)
ウェーデンはドイツと同様、移民性犯罪、特にアフガン、エリトリアソマリアからの難民・移民による犯罪の急激な増加に悩まされており、特に野外フェスティバルで発生する「タハルッシュ・ガーミア」が問題となり、ドイツ同様水泳プールでの性犯罪も激発しています。
(引用)
「強姦をするスウェーデン人男性は、性的平等の中で育ったにも関わらずそれをするのです。彼らは能動的に選択をしています。これは[移民による強姦事件]より悪いものです。」

「全ての人が平等なものとして育てられる平等社会としてのスウェーデンの姿を思い描きなさい。そして、あなたがその中で育てられたと言うなら、平等でない社会で育てられた場合と比べ、あなたは平等でなくなるという能動的な選択をしているということです。」
この方のスウェーデン男性に対する常日頃からの憤懣は相当なものがあるようです。

しかしそれでも疑問が残ります。結局、これらの犯罪が起きるたびにドイツ(あるいはスウェーデン)男性を厳しく非難するのはいいとして、被害を防ぐための行動はどのようなものがとられるのでしょうか?

例えばスウェーデンでは「痴漢しないで」と書いたリストバンドを配布しました。

ところが、実際には当の痴漢がこのリストバンドをしていた、という笑うに笑えない事件が発生しています。

結局、効果的な対策は一切とられることはなく、女性たちは被害に遭い続けるのです。

ーーーーーーーーー(転載おわり)

・・・・・・・・・つまり、この女性政治家にとって、前代未聞のレベルでスウェーデン女性に集団で痴漢する移民男性に対する怒りよりも、スウェーデン男性による性犯罪(まあ件数自体は少ないにせよあるのでしょう)への怒りのほうが、よほど強いのです。

「移民様」は、スウェーデン男性とちがって性的平等の教えを受けていないが、スウェーデン男性はその教えを受けながらなお痴漢するので(・・・・って全体で何件だよ・・・)よりいっそう罪が重い。

でも、これっておかしくないですか?

だって、野外フェスで被害にあった女性たちの視点が完全に抜け落ちてますよね?

いままでフェスに行っても、数人の男に取り囲まれて痴漢されるなんてこと滅多になかったのに、2015年夏難民大量流入以後、バンバンそんな事件が起きるようになりました。

どうすればいいでしょう?

一つの方法は、ある特定の背景を持つ人たち、要するに移民・難民を入場禁止にすることです。

でも、それは絶対ダメ。「差別」という、人権原理主義国のドグマにとって、もっとも冒涜的、背教的、地獄行き確実の行為にあたるから。

とにかく移民を責めちゃダメ。わかった?

で、どうするか。

結局、イベントそのものをキャンセルするのが一番手っ取り早いということになります。

(中略)

とにかく、とにかく、とにかく、とにかく、とにかく、とにかく、

移民様を責めちゃダメなんです。

移民様を責めるくらいなら、皆が楽しみにしてるフェス自体を中止するほうがまだマシ!

移民様は、なにしろ、男女平等を教わっておらず、ミソジニーな文化で育っているのだから。

その反面、スウェーデン男性は、男女平等を教わっているのにもかかわらず、痴漢をすることがあるから、絶対許せない。

じゃあこうすれば?

「今後、移民様たちに対して、強制的かつ徹底的なジェンダー教育を施す。」

「テストの点数が悪いやつは問答無用で強制送還だぁ!」

・・・・いえ、そんなこともできません。だって「人権侵害」になるもの。

だから、いつまでたっても問題は解決しません。それに、解決するつもりもどうやらなさそうなのです。

つまり、この「人権原理主義」「フェミニスト」社会では、力関係があきらかに、

移民 > 女性 > スウェーデン男性

なんですね。

筆者は、昔からフェミニズムジェンダー平等はマルクス主義みたいなアヤシイ思想なのではないか、と疑っていましたが、

やはり、スウェーデンフェミニズムの本当のキモは、女性の権利を保護することではなく、

移民様をひたすら持ち上げ、スウェーデンネイティブ男性をひたすら貶めるところにあるという確信を強く持ちました。

デタラメすぎる人権原理主義国!

本当は、たくさんたくさん例を挙げたいのですが時間がないためこの辺で区切ります。

イギリスも、ドイツも、スウェーデンも、本当にやっていることがムチャクチャ、支離滅裂です。

凶悪犯の人権はあらゆる手段を使って保護する傍ら、ネイティブの障害者への手当ては減額・打ち切りし、挙句ネイティブを「強制送還」しようとする。

人道だ人道だ、といって何万人ものナンミン志願者を面接もなしで受け入れ滞在資格を与える。

第三世界移民による性暴力が激増している状況で、ネイティブ男性をひたすら責め、貶める。

国家の運営というものがこんなにデタラメになりうるのか、と、筆者自身もあらためて驚いています。

なぜなのかといえば色々な要因があって難しいですが、

ひとつには「人権原理主義者」(=よくアムネスティFacebook広告投稿に賛成コメントしているような、 「人権人権」と喚いて他人にマウンティングする人たち)の声があまりにも大きくなりすぎたというのがあるように見受けられます。

このような人たちは、あくまでマウンティングが至上目的なので、どちらがより「人権に配慮」しているかで互いに偉さを競い合うことになり、その結果どんどん提案する政策が過激になります。

よくあるところで、「不法入国・滞在者の人権」に始まり、「テロリストの人権」「犯罪者の人権」などと言いだすわけです。

(ちょっと関係ないのですが、筆者は「犯罪の重さに呼応した刑罰を望むのは一種の「復讐」であって、間違っている。われわれはむしろ犯罪者を「赦す」べきだ!」と主張するトンデモ牧師をイギリスの記事で見かけたことがあります。

これも、「人権原理主義」を追求している人たちは、誰も思いつかないようなラディカルな「人権」政策を言い出し、他人に押し付けようとするご仁ほど「エライ」のだという、一種独特の精神構造にだんだん変質してくるからだ、という仮説をあてはめると、すんなりと納得のいく現象です。)

でも、こんなのは、もともと、多数の人の人権を真に考えているのではなく、自分がエラク見られたいだけですから、すぐに別のところで破綻が出てきてしまうのです。

しかも、「人権原理主義」に取り憑かれた人たちは、これは致命的欠点なのですが、「自分が提唱してきた人権原理主義政策はもしかして間違っていたのではないか」と立ち止まって反省することがなかなかできません。

なので、移民による性犯罪激増に際して、なぜかネイティブ男性に対する怒りを募らせたり、なにかうまく行かないことがあると「右翼」のせいにしたり、対症療法にさえならないような頓珍漢な対応しかできないのです。

決して後戻りはしないので、このような人たちが権力の中枢に座ると、本当に大変なことになります。(まあ、権力目当てに人権原理主義を追求してきたのだから当然といえば当然です。)

もう、スウェーデンみたいな国は、「他山の石」としてその推移を見守ることしかできませんが、日本では「人権原理主義」がのさばらないように気をつけましょう。

そのどんな主張も、他者への「マウンティング欲」に駆動されているに過ぎないというところを見透かすことができれば、その議論に惑わされることも少なくなるのでは、と私見します。

 

 

(引用終了)


(要約引用開始)
http://totb.hatenablog.com/entry/2017/09/17/192516
2017-09-17
[グラフ]フェミニズム国家・スウェーデンの性犯罪
世界初の"feminist government"を誇るイデオロギー国家・スウェーデンですが、性犯罪のために来年の音楽祭が中止される予定になったり、代わりに男を排除した女だけのイベントを開催しようとする運動が始まったりと、国是のジェンダー平等とは矛盾した事態が生じています。
性犯罪に遭った女の割合は3年間で倍増しています。

このタイミングで増えているのが難民・移民です。
https://togetter.com/li/1148009
【痴漢無罪】電車内でキス!女性の手をつかんで下半身を触らせたブラジル男性に無罪判決!!
田辺裁判官は判決理由で「すぐ近くにはほかの乗客もおり、被告は女性に自分の名前も名乗っていた」とし、「隙を見て体を触る痴漢などの行為とは違い、被告は女性の同意があったと考えていたと認められる」と結論づけた。
 また、女性の対応について「羞恥心などから、はっきり断れなかったことは不自然ではない」と言及。そのうえで、同意があったと男性が誤解したのは、女性が明確な抵抗を示しておらず、外国人の被告が遠回しな態度を理解できなかったためだと述べた。

 


(要約引用終了)